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 カウンター罠
 (1):相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
 その攻撃を無効にする。
 その後、バトルフェイズを終了する。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カード>ゲーム付属カード#DM4]]で登場した[[カウンター罠]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]にし、[[バトルフェイズ]]を終了する[[効果]]を持つ。~

 防御系[[罠カード]]の1つ。~
 [[バトルフェイズ]]を終了させる[[効果]]もあるため、[[モンスター]]を守りつつ次の展開に繋げられる。~
 基本的には[[《和睦の使者》]]や[[《威嚇する咆哮》]]といった[[フリーチェーン]]の方が使いやすい。~
 [[効果の対象にならないモンスター>効果の対象#card1]]の[[攻撃宣言]]時には[[発動]]できない点でも劣っている。~

 しかし、[[カウンター罠]]であるため、[[カウンター罠]]以外から[[チェーン]]される事もなく[[攻撃]]を防げる。~
 また他の[[攻撃宣言]]系の[[カード]]と違い、[[《禁じられた聖槍》]]等を使われてそのまま[[攻撃]]されるといった事態も防げる。~
 それ以外には、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]などが[[カウンター罠]]によって[[無効]]にされる際に[[チェーン]]して[[発動]]できる。~

 [[カウンター罠]]が重要となる[[【パーミッション】]]、とりわけ[[【エンジェル・パーミッション】]]ならば有効に活用できる。~
 [[カウンター罠]]の中では[[発動条件]]が緩く、[[コスト]]もないことから、[[《豊穣のアルテミス》]]や[[《救済のレイヤード》]]などの[[効果]]を[[適用]]しやすいためである。~
 優先はされにくい[[カード]]ではあるが、[[カウンター罠]]である事を活かせる[[デッキ]]ならば、こちらならではの[[メリット]]を最大限に活かせる[[カード]]といえる。~

-[[《E・HERO ワイルドマン》]]や[[《天下人 紫炎》]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]しても、[[攻撃]]は[[無効]]にならず[[バトルフェイズ]]も終了しない。~

-他の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]できる[[罠カード]]と違って[[カウンター罠]]であるため、「[[相手]][[モンスター]]が[[攻撃宣言]]したタイミングで組んだ[[チェーン]]内」であれば[[カウンター罠]]に[[チェーン]]して[[発動]]可能。~
詳しくは[[FAQ>#faq]]参照。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」の「闇遊戯vs死者の腹話術師(アニメでは死の物真似師)」戦において、海馬の[[デッキ]]を使用した腹話術師(物真似師)が使用したのが初登場。~
[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]による反射[[攻撃]]から[[《青眼の白龍》]]を守った。~
その後は[[デッキ]]を取り戻した海馬が「海馬vsペガサス」戦、「海馬vsデュエルロボ」戦で使用している。~

--原作では、あらゆる[[攻撃]]を[[無効]]にする[[魔法カード]]であった。~

--原作版の王国編の「遊戯vs海馬」戦でも海馬の[[手札]]に確認できるが、これで最終[[ターン]]の[[《エルフの剣士》]]の[[攻撃]]を防げば、次の[[ターン]]に[[《青眼の究極竜》]]の[[攻撃]]で普通に勝利できたはずである。~
だが、海馬はこの[[カード]]を使わず、自殺をはかるという行動に出ている。~
疑問を持たれたためか文庫版では[[《逆転の女神》]]に差し替えられている。~
//が、この場合も[[《逆転の女神》]]を[[召喚]]し[[攻撃]]することでやはり普通に勝利できてしまう。~
//遊戯の反応を見るに、増殖したクリボーでエルフの剣士を守れたと思う
しかし海馬はこの時、この[[カード]]は「魔法攻撃は防げるが…」と発言しているので、この時点では[[テキスト]]に反し[[《エルフの剣士》]]のような物理攻撃は防げないという設定だったのかもしれない。~
(「遊戯王R」のデシューツ・ルー戦で[[《ジャックス・ナイト》]]の物理[[攻撃]]を防いでいるが、[[《稲妻の剣》]]の力を得ての電気を纏った[[攻撃]]だっため、完全な物理[[攻撃]]だった場合は不明)。~
//あるいは[[《クリボー》]]と[[《増殖》]]の[[コンボ]]を攻略するには遊戯が攻撃を中断するしかなかったとも取れる。~
//↑原作ではメインステージのエルフの剣士召喚の前段階でクリボー+増殖のコンボが解除されているのと、ソード・ストーカー召喚時に「サブ・ステージのカードは他の魔法とコンボできない」(=エルフの剣士の攻撃とクリボー増殖コンボは併用できない)と語られてるので隠しで

---この他にも、ナポレオンが[[アンティーク・ギア]]対策としてこの[[カード]]を採用したり、「三沢vsレジー・マッケンジー」戦において、三沢が維持しても[[墓地を肥やす]]事が出来たのに[[《牛頭鬼》]]が[[戦闘破壊]]された後に[[発動]]する等、使い方が若干おかしいことも多いがさほど気にはならない。~

---原作およびRでは「すべての攻撃は時空の渦に吸収され無効となる」と[[テキスト]]に記されており、専ら「[[バースト・ストリーム>《滅びの爆裂疾風弾》]]」等の光線系の[[攻撃]]を吸い込んで[[無効]]にしている。~
アニメGXやアニメ5D'sでは物理的な[[攻撃]]に対しても[[発動]]されており、この場合[[攻撃モンスター]]を吹き飛ばしている。~

--原作・アニメ・漫画を通じ、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]に並び恐らく最も多用された防御系[[カード]]。~
アニメDMでは海馬の他にレオンが使用しており、以降アニメ・漫画GX、アニメ5D's・漫画ZEXALでも登場している。~
「[[攻撃]]を無力化する」という単純明快な[[効果]]であり、名前を聞いただけで[[効果]]が理解できるという点で[[《和睦の使者》]]等よりアニメ・漫画向きである。~
それ故に[[効果]]の説明を省略されることが多く、尺を計る上でも都合がいいのだろう。~
また、アニメZEXALの[[《攻撃の無敵化》]]、漫画ZEXALの《攻撃の無効化》など、類似[[カード]]も多い。~

--[[魔法カード]]だったり[[罠カード]]だったりと安定しない[[カード]]。~
原作で[[魔法カード]]だった事を考慮してか、アニメDMのこの[[カード]]は[[速攻魔法]]であった。~
GX以降は実物と同じ[[カウンター罠]]に変更されているが、GXの第1期EDでは[[魔法カード]]版の《攻撃の無力化》が確認できる。~
漫画GXの「十代vs紅葉」戦にて十代の[[手札]]に確認できるこの[[カード]]は実物と同じく[[罠カード]]になっていたが、[[発動]]した時は[[魔法カード]]になっていた。~
英語版アニメでは最初から[[罠カード]]として登場しているが、脚本を日本語版から修正しなかったのか、DMでは「[[魔法カード]]」と言って[[発動]]していた。~

--アニメDMではジークが同じ[[効果]]を持つ[[カウンター罠]]《ヴォーダンの裁き》を使用している。~
こちらはさらに[[手札交換]][[効果]]を備えた[[上位互換]]であった。~

--アニメZEXALでは似た挙動を持つ[[通常罠]]《オフサイド・トラップ》が登場している。~
こちらは[[直接攻撃]]には対応していないが、代わりに[[ターン]]そのものを終了させるものだった。~

--ZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsアストラル」戦でアストラルが使用した[[通常罠]]《アブソリュート・バスター》の[[イラスト]]に描かれている。~

--アニメARC-V第60話において、遊矢たちの牢の仲間の二人に食事を多く食べさせてあげるためにデニスが食事係の囚人に与えた。~

--[[OCG]]で[[規制>制限強化]]されていない[[カード]]にしては珍しく、漫画・アニメでは[[《ヒーローバリア》]]等、この[[カード]]の完全[[下位互換]]である[[罠カード]]が数多く登場している。~
中には[[カウンター罠]]《アモルファス・バリア》のように再利用[[効果]]を持つものや[[通常罠]]《ラスト・エントラスト》のように[[タッグデュエル]]故の扱い方をしたものもあるが、基本的には[[下位互換]]と言って差し支えなく、どちらかといえば使用[[デッキ]]のイメージを優先したものとなっている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のADXでは特殊コマンドとして登場。~
追加効果こそないが、相手の次の通常攻撃を1度だけ必ず防いでくれる。~
主に[[攻撃]]を防ぐ[[モンスター]]に付くが、単に[[守備力]]の高い[[モンスター]]やあまりかかわりのない[[モンスター]]も持つ。~
スピードデュエルでは最初のステージにて海馬とモクバが使用。~
海馬は[[《青眼の白龍》]]を中心とした[[デッキ]]でのみ投入されている。~
モクバの場合はデスティニースキャンでのみ登場し、原作やアニメで使用していないものの専用ボイスが設けられている。~

-その他の商品展開―~
遊戯王[[ラッシュデュエル]]でも実装されているが、「[[レジェンドカード>rushwiki:レジェンドカード]]」として登場している。~
あちらでは[[カウンター罠]]という区分がないため、単なる[[通常罠]]の扱いとなっている。~
[[OCG]]との相違点として、[[バトルフェイズ]]を終了させるのではなくその[[ターン]]の[[攻撃宣言]]をできなくする[[効果]]となっている。~
また、[[サポートカード]]として[[《ニゲイター・ドラゴン》>rushwiki:《ニゲイター・ドラゴン》]]が登場している。~
[[RUSH:《攻撃の無力化》]]を参照。~

**関連カード [#card]
-[[《速攻のかかし》]]
-[[《タスケナイト》]]
-[[《バトルフェーダー》]]

-[[《機甲忍法フリーズ・ロック》]]
-[[《強制終了》]]
-[[《反撃の毒牙》]]

-[[《攻撃の無敵化》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 城之内デッキ 付属カード>ゲーム付属カード#DM4]] G4-12 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-33
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-037
-[[デュエリストパック−十代編−]] DP1-JP027 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP033
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP031
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP031
-[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP050
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP034
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY53 &size(10){([[Millennium>Parallel#MR]])};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY53 &size(10){[[Normal]],[[Millennium>Parallel#MR]]};
-[[デュエリストエントリーデッキVS]] VS15-JPS27	 VS15-JPD28
-[[ストラクチャーデッキ−海馬瀬人−]] SDKS-JP035
-[[遊戯王OCGデュエルモンスターズ 25th ANNIVERSARY ULTIMATE KAIBA SET]] KC01-JP061 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[攻撃宣言]]の直後([[チェーン]]1)でなければ[[発動]]できませんか?~
A:いいえ、他の同類[[カード]]([[《魔法の筒》]]や[[《炸裂装甲》]]等の「[[攻撃宣言]]時に[[発動]]できる[[カード]]」)と同じで「[[攻撃宣言]]のタイミング」であればいつでも[[発動]]できます。~
  「[[チェーン]]1:[[《炸裂装甲》]]」→「[[チェーン]]2:[[《盗賊の七つ道具》]]」→「[[チェーン]]3:《攻撃の無力化》」~
  このような[[チェーン]]を組むことが可能です。

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