*《&ruby(こびと){小人};のいたずら/Mischief of the Gnomes》 [#top]
 通常罠
 (1):このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。
 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
 このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。

 [[EXTRA PACK 2015]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[フィールド]]と[[墓地]]でそれぞれ[[発動]]する、[[お互い]]の[[手札]]の[[モンスター]]の[[レベル]]を1つ下げる[[効果]]を持つ。~

 [[墓地]]から[[除外]]して[[発動]]する[[効果]]を持つ[[罠カード]]としては珍しく、[[同名カード]]や同一[[ターン]]中の[[発動]]制限がない。~
 このため、[[セット]]している状態から[[発動]]した後、続けて[[墓地]]から[[除外]]して[[効果]]を[[発動]]することで、[[手札]]の[[モンスター]]の[[レベル]]を2つ下げる事ができる。~
 その場合、事実上[[リリース]]を1体減らす[[効果]]として扱え、特に[[《伝説の都 アトランティス》]]と併せれば[[レベル]]7までの[[水属性]]を[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できる。~
 また、[[レベル]]5・7の[[モンスター]]を軸とする[[デッキ]]なら、[[ターン]]を分けて[[発動]]することで2回分の[[リリース]]軽減が可能となる。~
 [[《連鎖解呪》]]を使い、[[同名カード]]を[[墓地]]に置けば[[レベル]]を4つ下げることもできる。~

 なお、[[相手]]にも[[効果]]が及ぶため、[[帝]]などの[[アドバンス召喚に成功した]]時の[[効果]]を妨害することもできる。~
 さらに、[[モンスター]]の[[レベル]]は[[フィールド]]に出ても元に戻らないため、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]の妨害も可能である。~
 [[相手]]にも[[効果]]が及ぶため、[[相手]][[ターン]]に[[発動]]して妨害にも使うことができる。~
 [[モンスター]]の[[レベル]]は[[フィールド]]に出ても元に戻らないため、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]の妨害も可能である。~
 もっとも、[[手札]]の[[レベル]]を下げることは[[相手]]を利することも比較的多いので、[[相手]]の[[デッキ]]を確認しつつ用いるべきだろう。~
 典型的なのが[[上級モンスター]]主体の[[デッキ]]だが、[[レベル]]4以下になることで[[上級]][[帝]]などが[[アドバンス召喚に成功した]]時の[[効果]]が使えなくなって困るという場合もある。~

 総じて[[レベル]]を2つ下げられる[[《コストダウン》]]よりも使いやすい。~
 というよりも、あちらの[[手札コスト]]が[[重すぎる>重い]]のだが。~

-第11期の[[環境]]では[[【電脳堺】]][[メタ]]として[[サイドデッキ]]に投入される事例が見られる。~
あちらの[[レベル]]3未満の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できなくする制約が掛かった場合に、[[手札]]の[[レベル]]3の[[電脳堺]]や[[《サイコトラッカー》]]・[[《サイコウィールダー》]]の[[レベル]]を下げることで[[特殊召喚]]不可にすることができるためである。~
-第11期の[[環境]]では[[【電脳堺】]][[メタ]]として[[サイドデッキ]]に投入される事例が見られた。~
あちらの[[レベル]]3未満の[[モンスター]]が[[特殊召喚]]できなくなる制約が掛かった後で[[手札]]の[[レベル]]3[[モンスター]]の[[レベル]]を下げることで、それらの[[特殊召喚]]を封じることができるためである。~
3の倍数というそれぞれ離れた[[レベル]]で構成される性質上、1つ下がった後の[[レベル]]を利用することも極めて難しいので、妨害として非常に有効である。~

-[[《妖怪のいたずら》]]の[[手札]]バージョンと言える。~
([[英語名]]を含めた)[[カード名]]からしても、意識しているのは間違いないだろう。~
単純に比較はできないが、(1)で下げる[[レベル]]が少ない、(2)の[[効果]]が(1)と全く同じで同一[[ターン]]に[[発動]]できる、と細かい差異は多い。~

-「ノーム/グノーム(Gnome)」とは、中世の錬金術師パラケルススが提唱した四大元素の精霊のうち、土の精の名である。~
元々パラケルススは土の精は正式名「ピグミー(pygmaeus/pygmy:小人)」であり別名として「ノーム」を述べているだけだが、錬金術師モンフォコン・ド・ヴィラールは土の精を「ノーム」と直接的に述べている。~
ギリシャ語の「[[ゲー>《蛇神ゲー》]]ノーム(大地に住むもの)」もしくは「グノーシス(知識)」が由来とされ、女性形は英語では「ノーメス(gnomess)/ノーマイド(gnomide)/ノーミド(gnomid)」、イタリア語で「[[ノーマ/ニョーマ(gnoma)>《占術姫コインノーマ》]]」となる。~
身長は人間より小さく、地中に住んで自在に移動ができる、たくさんの財宝を蓄えている、などとされる。~
近代以降は、[[エルフ>《エルフの剣士》]]・ブラウニーと言った精霊と混同され地上に住む設定があったり、地中・地上に住む精霊の総称として扱われることもある。~

--[[イラスト]]はグリム童話の『白雪姫』をイメージしていると思われる。~
白雪姫は雪のように白い肌と黒檀のように黒い髪を持っているとされており、[[イラスト]]の女性の特徴に合致している。~
女性の周囲にいる七人の小人や、手に持っているリンゴも作中に登場している。~
ちなみに『白雪姫』に登場する小人は作中の設定上は種族はノームではなく[[ドワーフ>《インフェルニティ・ドワーフ》]]である。~
ディズニーの『白雪姫』のアニメーション映画化以降、影響を受けた三角帽のノームが描かれることが多いため、それを意識した可能性もある。~

-元々は、[[TCG]]版[[Secrets of Eternity]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};にはモチーフを同じくする[[効果モンスター]]《Vノーム》が登場している。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《妖怪のいたずら》]]

-[[手札のモンスターのレベルを変更できるカード>《スター・ブラスト》#list]]
-[[墓地の自身を除外して効果を発動できるカード>除外#card11]]~

―[[カード名]]関連
-[[《メトロンノーム》]]

─四精霊~
-[[《サラマンドラ》]]
-[[《ウンディーネ》]]
-[[《占術姫アローシルフ》]]([[《シルフィード》]])

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTRA PACK 2015]] EP15-JP066
-[[ストラクチャーデッキR−機械竜叛乱−]] SR03-JP034

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]の[[効果]]が[[適用]]された後に[[手札]]に加わった[[モンスター]]も[[レベル]]が下がりますか?~
A:はい、下がります。(15/09/19)~

Q:[[お互い]]の[[手札]]が0枚の時に(1)の[[効果]]及び(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]でき、その場合でも後から[[手札]]に加わった[[モンスター]]の[[レベル]]は下がります。(15/09/18)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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