*《&ruby(だてんし){堕天使};アスモディウス/Darklord Asmodeus》 [#top]
 効果モンスター
 星8/闇属性/天使族/攻3000/守2500
 このカードはデッキ・墓地からの特殊召喚はできない。
 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
 デッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。
 (2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
 自分フィールドに「アスモトークン」(天使族・闇・星5・攻1800/守1300)1体と、
 「ディウストークン」(天使族・闇・星3・攻/守1200)1体を特殊召喚する。
 「アスモトークン」は効果では破壊されない。
 「ディウストークン」は戦闘では破壊されない。

 [[Vジャンプ(2009年4月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2009]]で登場した[[闇属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[天使族]]を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]][[起動効果]]、[[破壊]]されて[[墓地へ送られた]]時に[[アスモトークン]]と[[ディウストークン]]を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[デッキ]]と[[墓地]]からの[[特殊召喚]]ができないため、[[《光神化》]]からの[[《地獄の暴走召喚》]]や[[《堕天使の戒壇》]]による展開は封じられている。~
 しかし、[[手札]]と[[除外]]からの[[特殊召喚]]は可能なので、[[天使族]]専用の[[サポートカード]]である[[《神の居城−ヴァルハラ》]]や[[《奇跡の光臨》]]による[[特殊召喚]]は問題なく行える。~
 [[《奇跡の光臨》]]や[[《闇次元の解放》]]で[[帰還]]させる場合は、[[《闇の誘惑》]]等で[[除外]]すると無駄がない。~

 (1)は[[天使族]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[効果]]。~
 [[《イーバ》]]・[[《星杯の妖精リース》]]等を[[墓地へ送る]]手段として使える。~
 ただし、[[《宣告者の神巫》]]でも[[天使族]]を[[墓地へ送る]]ことができ、あちらの方が[[下級モンスター]]であるため扱いやすい。~
 したがって、この[[カード]]の高[[ステータス]]や場持ちの良さを活かした[[コンボ]]に繋げたい。~

 大型[[モンスター]]を並べやすい[[《アテナ》]]・[[《堕天使スペルビア》]]・[[《大天使クリスティア》]]等の補助として使うことができる。~
 [[《大天使クリスティア》]]はこの[[カード]]の(2)の[[効果]]と[[アンチシナジー>シナジー]]であるが、2体の高[[攻撃力]][[モンスター]]に加えて[[特殊召喚]]封じができれば[[相手]]は厳しい展開になるので、あまり気にしなくても良い。~

// [[闇属性]]なので[[闇属性]]・[[天使族]]で固めて、[[《終末の騎士》]]のように運用するのもありだろう。~
// [[墓地へ送る]]候補としては[[《ゼータ・レティキュラント》]]・[[《堕天使スペルビア》]]が筆頭か。~
// その場合、変わった使い方では[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の採用も検討できる。~
// [[《ダーク・パーシアス》]]や[[《ダーク・クリエイター》]]との相性もよく、[[闇属性]]・[[天使族]]で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[墓地]]に落ちたこの[[カード]]は[[除外]][[コスト]]にできる。~
// もちろん[[光属性]]も[[墓地へ送る]]ことができるので[[《カオス・ソーサラー》]]の併用もできる。~
// [[天使族]]を[[墓地へ送る]]という性質上[[《一族の結束》]]とも相性がよく、[[天使族]]を[[墓地]]に用意できるため[[《一族の結束》]]を即座に[[適用]]させることができ、自身と[[トークン]]の[[強化]]に繋がる。~


 (2)は[[フィールド]]で[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]時に2種類の[[トークン]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 [[《奇跡の光臨》]]や[[《闇次元の解放》]]などの[[デメリット]]による[[破壊]]でも[[発動]]するため、そのような[[帰還]][[カード]]とも相性がいい。~
 2種類の[[トークン]]はそれぞれに別の[[破壊]][[耐性]]があるので、[[除去]]の手段を[[破壊]]に依存した[[デッキ]]に対してはそこそこの場持ちを期待できる。~
 ただし、[[破壊]]以外の[[除去]]には無力であるため、[[《ジェネレーション・チェンジ》]]など[[フリーチェーン]]でこの[[カード]]を[[破壊]]できる[[カード]]を採用して後続の[[トークン]]を残す動きも考えたい。~
 その他、[[《光神化》]]で[[相手]][[エンドフェイズ]]に[[特殊召喚]]すれば、返しの[[自分]][[ターン]]に2体の[[トークン]]を残すことが可能。~

 2種類の[[トークン]]には[[リリース]]や[[シンクロ素材]]・[[リンク素材]]への利用に制限がないので、展開に繋げやすい。~
 [[天使族]]の[[トークン]]なので、[[《堕天使ディザイア》]]を1体の[[リリース]]で[[アドバンス召喚]]したり[[《失楽の堕天使》]]・[[《代行者の近衛 ムーン》]]などの[[リンク召喚]]をしたりできる。~
 [[天使族]]・[[闇属性]]であるため、[[《黎明の堕天使ルシフェル》]]の[[融合素材]]として利用することもできる。~
 この[[カード]]はあちらの[[効果]]で[[蘇生]]できないものの、(1)で[[蘇生]]先の[[天使族]]を用意することができる。~

 [[トークン]]の中では場持ちがいい方なので、直接[[トークン]]を活かす使い方も考えられる。~
 [[アスモトークン]]に[[《団結の力》]]を装備させると、[[ディウストークン]]が[[フィールド]]に居れば[[攻撃力]]3400の[[効果破壊]][[耐性]]もち[[アタッカー]]として活躍できる。~
 また、[[《暴走闘君》]]を使うことで[[アスモトークン]]は[[効果破壊]][[耐性]]を持つ[[攻撃力]]2800の[[アタッカー]]として活躍させられる。~


// ただし[[破壊]][[効果]]を持つ[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]相手だとどちらも突破される。~
// 場持ちのよさが災いして、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]の邪魔になることもある。~
// 1体だけ[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]するのであれば、同じ[[闇属性]]・[[天使族]]の[[《堕天使ディザイア》]]・[[《堕天使ゼラート》]]や、[[《光神機−轟龍》]]の[[妥協召喚]]がいいだろう。~


// [[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[《光神化》]]で[[特殊召喚]]すれば、[[トークン]]を2体も[[フィールド]]に残せるので、そこから[[アドバンス召喚]]や[[リンク召喚]]に繋げる事ができる。~
// [[《奇跡の光臨》]]で[[帰還]]させれば、[[《奇跡の光臨》]]が[[破壊]]されても[[トークン]]を[[特殊召喚]]できるので大きな[[アドバンテージ]]を得ることができる。~

// [[トロイメア]][[リンクモンスター]]や、[[リンクマーカー]]が扱いやすくこの[[カード]]の[[サルベージ]]の可能性もある[[《見習い魔嬢》]]が候補になるか。~
//汎用カードでしかなく、特別書くほどのことでもない

// ただし[[元々の攻撃力]]が3000という高い数値のため、[[《光神化》]]で[[特殊召喚]]した場合でも[[《奈落の落とし穴》]]の射程圏内に入ってしまうのが痛い。~
// 幸い、これらの[[カード]]は[[フリーチェーン]]なので[[チェーン]]2以降に[[発動]]して[[相手]]の[[タイミングを逃させる>タイミングを逃す]]こともできる。~
// [[《ジェネレーション・チェンジ》]]を使い、[[《次元幽閉》]]や[[《奈落の落とし穴》]]を回避しつつ確実に[[効果]]を使い、後続を[[サーチ]]することもできる。~

 自身の[[攻撃力]]が高く、(2)は[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]のため[[《スキルドレイン》]]と相性が良い。~
 勘違いしがちだが、[[トークン]]の[[効果]]は[[トークン]]を生成した[[モンスター]]の[[残存効果]]のため2種の[[トークン]]の[[耐性]]は失われず、これらも[[《スキルドレイン》]]と好相性と言える。~
// ただし、[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]はこの[[カード]]の全ての[[効果]]を封じてくるので注意。~

 [[堕天使]][[モンスター]]の中では[[【天使族】]]で汎用的に使える[[効果]]を持つため、[[《失楽の堕天使》]]の[[サーチ]]先として検討できる。~
 あちらは[[リリース]]を[[墓地]]の[[モンスター]]で肩代わりする[[効果]]も持ち、展開手段を制限されているこの[[カード]]との相性もいい。~

//-[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]や[[《終焉の王デミス》]]との相性もいい。~
//[[《終焉の王デミス》]]等の[[効果]]で[[フィールド]]を[[リセット]]してから[[アスモトークン]]と[[ディウストークン]]を[[特殊召喚]]することでほぼ確実に[[ダメージ]]を与えることができる。~
//コンボとして微妙。このカードをリセットに巻き込むのに手間をかけるより、リセットしてから再展開を狙う方がいい。

//その上、次の[[自分]][[ターン]]に再び[[《終焉の王デミス》]]の[[効果]]を[[発動]]しても[[アスモトークン]]は[[破壊]]されない。~
//次のターンまで生き残らなさそう


//[[《終焉の王デミス》]]の[[儀式魔法]]である[[《エンド・オブ・ザ・ワールド》]]で[[儀式召喚]]できる[[《破滅の女神ルイン》]]を[[墓地へ送る]]ことも可能。~
//[[儀式魔法]]がすでに[[デッキ]]内にない場合やすでに[[墓地]]に落ちているときに[[手札事故]]を避けることもできる。~
//メリットが薄すぎる

//もちろん、[[全体除去]]に対する[[メタ]]として使うのもいい。~
//保険程度にしかならない

-[[アスモトークン]]と[[ディウストークン]]の[[レベル]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]の合計は、この[[カード]]と同じである。~
そのため、これらの[[トークン]]を利用すれば[[《極神聖帝オーディン》]]や[[《魔王超龍 ベエルゼウス》]]等の[[シンクロ召喚]]も行いやすくなる。~

-2種類の名前の[[トークン]]を[[特殊召喚]]する[[カード]]はこの[[カード]]が初。~
13年後に[[《カオス・ウィッチ−混沌の魔女−》]]が登場するまでは唯一であった。~

-[[カード名]]の由来は、ユダヤ教とキリスト教の悪魔の1体である「アスモデウス(Asmodeus)」だろう。~
キリスト教では[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》#sevensins]]のひとつ「色欲」を司る大悪魔で、堕天する前は[[智天使>《智天使ハーヴェスト》]]だったとされる。~
中世フランスの魔術書「グリモワール」の一つ「[[ゴエティア>《ゲーテの魔導書》]]」においては、[[ソロモン72柱>《ソロモンの律法書》]]に属する魔神の一柱で、72の軍団を率いる序列32番の大いなる王と記されている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXの「響みどりvsマッケンジー」戦で、響みどりが使用。~
[[罠カード]]《ダーク・ミスト》によって[[デッキ]]から[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]、後に[[《堕天使降臨》]]によって[[《堕天使スペルビア》]]と共に[[墓地]]から[[特殊召喚]]された。~
[[罠カード]]《堕天使の幻惑》の[[効果]]で[[攻撃対象]]を変更させられ、[[攻撃]]を仕掛けた[[《大天使クリスティア》]]を返り討ちにし、更に返しの[[ターン]]で《聖神パーマル》を[[戦闘破壊]]した。~
しかし、マッケンジーの策略によってみどりがとどめを刺すのをためらってしまったため、[[《The splendid VENUS》]]に撃破されてしまった。~
[[攻撃]]名は「ヘル・パレード」。~

--漫画内では[[効果]]を持たない[[モンスター]]であり、上記の通り[[墓地]]からの[[特殊召喚]]も可能だった。~

--犬☆遊☆戯で行こうでは始めから二人組で《堕天使 明日もディウス》だった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[堕天使]]

-[[アスモトークン]]
-[[ディウストークン]]

//-[[《終末の騎士》]]
//-[[《おろかな埋葬》]]

-[[《インフェルノイド・アシュメダイ》]]

―《堕天使アスモディウス》の姿の見られるカード
-[[《堕天使降臨》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【神の居城−ヴァルハラ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2009年4月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2009]] VJMP-JP039 &size(10){[[Ultra]]};
-[[THE RARITY COLLECTION]] TRC1-JP015 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};
-[[ブースターSP−デステニー・ソルジャーズ−]] SPDS-JP038 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[ブースターSP−デステニー・ソルジャーズ−]] SPDS-JP038 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]が[[裏側表示]]のまま[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合でも(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。(09/07/01)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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