*《&ruby(サラマングレイト){転生炎獣};アルミラージ/Salamangreat Almiraj》 [#top]
 リンク・効果モンスター
 リンク1/炎属性/サイバース族/攻   0
 【リンクマーカー:右下】
 通常召喚された攻撃力1000以下のモンスター1体
 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードをリリースし、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
 (1):自分・相手ターンに、このカードをリリースし、
 自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
 このターン、そのモンスターは相手の効果では破壊されない。
 この効果は相手ターンでも発動できる。
 (2):このカードが墓地に存在し、通常召喚された自分のモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
 (2):このカードが墓地に存在する状態で、通常召喚された自分のモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
 このカードを特殊召喚する。

 [[PREMIUM PACK 2019>PREMIUM PACK#PP2019]]で登場した[[炎属性]]・[[サイバース族]]の[[リンクモンスター]]。~
 自身を[[リリース]]して[[自分]]の[[モンスター]]に[[効果破壊]][[耐性]]を与える[[誘発即時効果]]、[[通常召喚]]された[[自分]]の[[モンスター]]が[[戦闘破壊]]された場合に[[自己再生]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[サラマングレイト]]に属してはいるものの[[効果]]や[[リンク素材]]の[[縛り]]はあちらとの関係性は薄く、[[【サラマングレイト】]]での実用性もイマイチ。~
 [[カテゴリ]]を意識せず汎用的な[[モンスター]]として見た方が良い。~

 最大の特徴は「[[通常召喚]]された[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]」1体だけで[[リンク召喚]]できるという[[召喚条件]]の軽さにある。~
 この[[召喚条件]]の活用法は非常に広く、「[[墓地]]に置きたい[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]」「棒立ちの低[[攻撃力]][[モンスター]]をどかす」「任意の[[モンスター]]の[[属性]]・[[種族]]を変える」などの仕事が可能。~
 例えば[[墓地へ送られた]]場合に[[サーチ]]ができる[[《クリッター》]]を[[召喚]]して即座にこの[[カード]]の素材にすれば、[[《クリッター》]]の[[効果]]を[[ディスアドバンテージ]]なしに[[先攻]]1[[ターン]]目から能動的に[[発動]]できる。~
 活用方法については後述する。~

 (1)は自身を[[コスト]]にした[[効果破壊]][[耐性]]の付与。~
 [[攻撃力]]0のこの[[カード]]を任意のタイミングで[[フィールド]]からどかせるので、[[攻撃]]された際に[[発動]]すれば[[サンドバッグ]]にされる事を防げる。~
 [[攻撃]]により[[発動]]を強いられてしまう事が多い[[効果]]だが、[[モンスター効果]]への[[制圧]]能力を持つ[[モンスター]]を[[《サンダー・ボルト》]]から守るなど、地味ながら役立つ場面は少なくない。~

 (2)は[[通常召喚]]された[[モンスター]]の[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とした[[自己再生]]。~
 [[相手]][[ターン]]に[[発動]]すると[[攻撃力]]0のこの[[カード]]が格好の的となってしまい、(1)の[[効果]]を[[発動]]しても[[バトルフェイズ]]が続いた場合はあまり意味がない。~
 この[[カード]]が[[墓地]]に存在する状況下で[[相手]]が[[通常召喚]]された[[モンスター]]を最後に[[戦闘破壊]]するという事は考えにくく、生き残らせるのも難しい。~
 [[サーチャー]]や[[リクルーター]]などの[[自爆特攻]]から能動的に[[発動]]し、[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]に[[リンク素材]]や[[コスト]]として利用するのが基本となるだろう。~

-この[[カード]]の活用方法の例。

--[[墓地へ送られた]]場合に[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]、[[墓地]]で[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]などを[[墓地へ送る]]。
---先述の[[《クリッター》]]はこの用途の代表的な[[カード]]で、[[召喚権]]を任意の[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]と交換する[[カード]]として扱える。~
[[【エクゾディア】]]など、[[キーカード]]が低[[攻撃力]]の[[デッキ]]では[[サーチ]]手段として有効。~
また[[分類されない効果]]で[[特殊召喚]]できる[[パラディオン]]・[[《EM:Pグレニャード》]]・[[《ジェスター・コンフィ》]]等であれば即座に展開して連続[[リンク召喚]]ということが可能。~
特に[[下級]][[サイバース族]]の[[《EM:Pグレニャード》]]等は[[サイバース族]][[縛り]]がついてよいなら[[《スプラッシュ・メイジ》を経由する展開>《スプラッシュ・メイジ》#tenkai]]によって最大[[リンク]]6まで伸びる。~
---[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]の現役時代は[[チューナー]]でかつこの動きを行える[[《神樹のパラディオン》]]をこの[[カード]]の[[リンク先]]に[[特殊召喚]]することで展開の初動を狙う[[デッキ]]も存在した。~

--[[効果]]を使い終わった後に[[攻撃表示]]で残った低[[攻撃力]][[モンスター]]を処理し、[[サンドバッグ]]にされるのを回避する。~

---主に[[《デビル・フランケン》]]や[[《ゲール・ドグラ》]]などの処理に使われる。~
この[[カード]]自身も[[攻撃力]]0だが、(1)の[[効果]]で[[リリース]]したり、この[[カード]]を[[《セキュア・ガードナー》]]の[[リンク素材]]にする事で[[戦闘ダメージ]]の回避が可能。~

--任意の[[モンスター]]の[[ステータス]]を「[[炎属性]]・[[サイバース族]]の[[リンクモンスター]]の[[サラマングレイト]]」に変換し、各種素材等として活用する。~
---[[リンク素材]]に複数の[[種族]]を要求する[[《ライトロード・ドミニオン キュリオス》]]、[[リンクモンスター]]を要求する[[《星杯戦士ニンギルス》]]等の[[召喚条件]]を満たす。~
---[[【召喚獣】]]では、「[[《召喚師アレイスター》]]を[[召喚]]→[[《召喚魔術》]]を[[サーチ]]→[[《召喚師アレイスター》]]を素材にこの[[カード]]を[[リンク召喚]]→[[《召喚魔術》]]で[[《召喚師アレイスター》]]とこの[[カード]]で[[《召喚獣プルガトリオ》]][[融合召喚]]」という動きができる。~
//この[[カード]]を経由して[[《セキュア・ガードナー》]]を[[リンク召喚]]すれば[[《召喚獣メルカバー》]]に繋げることも可能だが、これは現在では[[《聖魔の乙女アルテミス》]]1枚で可能である。~
---[[効果]]で自身を[[召喚]]できる[[《幸魂》]]は実質無条件でこの[[カード]]に変換できる。~
[[フィールド]]に[[炎属性]]・[[サイバース族]]・[[リンクモンスター]]が欲しい場合、あるいは[[墓地]]に[[光属性]]・[[天使族]]・[[スピリットモンスター>スピリット]]が欲しい場合に使える。~
---[[エクストラデッキ]]の枠をある程度割く事になるが、[[《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》]]を[[【サラマングレイト】]]以外の[[デッキ]]でも[[融合召喚]]可能になる。~
この[[カード]]を[[融合素材]]にしつつ[[《フュージョン・オブ・ファイア》]]や[[《超融合》]]を用いれば、[[相手]]の[[リンクモンスター]]を[[除去]]しつつ[[《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》]]を出せる。~
特に[[《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》]]は[[【サラマングレイト】]][[メタ]]のために[[《超融合》]]と共に採用される事もあるため、その際にこの[[カード]]も採用すれば、最小限の追加で能動的な[[融合召喚]]も可能となる。~
この[[カード]]の[[攻撃力]]は0なので[[《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》]]の[[自己強化]]の数値は低くなるが、元々高いので特に問題とはならないだろう。~
---変わった所では、容易に[[リンク召喚]]できる[[炎属性]]なので、癖の強い[[《炎王炎環》]]の[[発動条件]]の緩和にも使える。~
---[[炎属性]]ではなく[[光属性]]が必要な場合は、この[[カード]]1体で[[《セキュア・ガードナー》]]を[[リンク召喚]]すればよい。~
ただし[[《セキュア・ガードナー》]]は[[リンク素材]]にできないため、活用の幅は[[融合素材]]などに限られる。~

--手軽に[[リンク先]]を作る。~
---[[《パラレルエクシード》]]や[[パラディオン]]等、[[リンク先]]となる[[モンスターゾーン]]の存在が[[効果]]に影響する[[カード]]のサポートとして使える。~

--(1)の[[効果]]を[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]の[[対象]]となった時に[[効果]]を[[発動]]する[[カード]]の[[トリガー]]として使う。~
---「[[自分]][[モンスター]]を[[対象]]に取る[[カード]]」の中でも、この[[カード]]は群を抜いて[[フィールド]]に用意しやすい。~
[[【三幻魔】]]では[[攻撃表示]]で残りがちな[[《暗黒の招来神》]]を処理しつつ、[[《カオス・コア》]]を(1)の[[効果]]の[[対象]]にして[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行える。~

--[[《召喚僧サモンプリースト》]]とは相性がよい。~
[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[《レスキューフェレット》]]を[[リクルート]]した後に、[[《召喚僧サモンプリースト》]]を[[リンク素材]]にこの[[カード]]を[[リンク召喚]]すれば、[[《レスキューフェレット》]]で任意の[[レベル]]6[[モンスター]]を[[リクルート]]できる。~
[[《レスキューフェレット》]]以外では[[《クロノダイバー・レギュレーター》]]や[[《インペリアル・バウアー》]]はこの[[カード]]の[[リリース]]により[[効果]]の[[発動条件]]を満たせるため、[[【クロノダイバー】]]や[[【絵札の三銃士】]]の初動要員にもなる。~
[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[《聖刻龍−ドラゴンヌート》]]を[[リクルート]]し、この[[カード]]の(1)の[[効果の対象]]にして展開を行う事もできる。~

-「幅広い[[モンスター]]1体で[[リンク召喚]]できる」という似たような立場の[[カード]]として、[[レベル]]1[[モンスター]]1体で[[リンク召喚]]できる[[《リンクリボー》]]がある。~
あちらの方が[[効果]]の有用性が高く[[特殊召喚]]した[[モンスター]]も素材にできるので、この[[カード]]と[[《リンクリボー》]]の両方の[[リンク素材]]にできる[[モンスター]]は基本的に[[《リンクリボー》]]が優先される。~

-よく似た[[効果]]を持つ[[《クリッター》]]と[[《黒き森のウィッチ》]]だが、わずか100の[[攻撃力]]の差により前者はこの[[カード]]の[[リンク素材]]にでき、後者はできない。~
これにより両者の使い勝手には差が生じていたが、第11期になると今度は[[《黒き森のウィッチ》]]は[[リンク素材]]にでき、[[《クリッター》]]が[[リンク素材]]にできない[[リンク]]1の[[《聖魔の乙女アルテミス》]]が登場し、その差は縮まった。~

--この[[カード]]の影響力を示すものとして、2019年頃の[[【オルターガイスト】]]の構築が挙げられる。~
[[【オルターガイスト】]]は[[魔法使い族]]中心の[[デッキ]]だが、[[種族]]サポートを共有できる[[《黒き森のウィッチ》]]より、初手に引いても[[召喚]]からこの[[カード]]にする事で[[《オルターガイスト・マルチフェイカー》]]を[[サーチ]]可能な[[《クリッター》]]の方がこの時期は採用率が高かった。~
規制された[[キーカード]]を手早く[[手札]]に[[加える]][[確率]]を少しでも上げられるか否かが、高速化した[[環境]]で重視されている事がよくわかる事例である。~

-この[[カード]]の登場から約10日後の[[19/01/01>リミットレギュレーション/2019年1月1日]]で[[《BF−隠れ蓑のスチーム》]]・[[《ダンディライオン》]]が[[禁止カード]]になっている。~
いずれも[[通常召喚]]からこの[[カード]]に繋げて[[墓地]]で[[効果]]が[[発動]]できるため、[[手札]]に引いた場合の展開ルートになり得た。~
上記[[カード]]が規制された直接の理由は[[環境]]で汎用[[出張]]パーツとして利用されていたからだが、同時にこの[[カード]]の登場も踏まえての規制の可能性もある。~
--[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]が[[禁止カード]]となった現在では[[《BF−隠れ蓑のスチーム》]]に関しては[[制限解除]]されており、この[[カード]]との[[コンボ]]が可能。~

-モチーフは中東の伝説の生物「アルミラージ」だろう。~
インド洋に浮かぶとされる島、ジャジラト・アル=ティニン島に棲息すると言われる角の生えたウサギに似た動物である。~
//--また、「点火」を意味するフランス語「アリュマージュ」とかかっている可能性もある。~
//なぜそこでいきなりフランス語が出てくるのかよくわからない

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[サラマングレイト]]

―モチーフ関連
-[[《イルミラージュ》]]

―《転生炎獣アルミラージ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《転生炎獣の炎軍》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【オルターガイスト】]]
-[[【混沌幻魔アーミタイル】]]
-[[【三幻魔】]]
-[[【召喚獣】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 2019>PREMIUM PACK#PP2019]] 19PP-JP006 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]],[[20th Secret>Secret#SE20th]]};
-[[RARITY COLLECTION−PREMIUM GOLD EDITION−]] RC03-JP030 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};
-[[TACTICAL-TRY DECK 終撃竜サイバー・ドラゴン]] TT01-JPA36

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《転生炎獣アルミラージ》,リンクモンスター,効果モンスター,モンスター,リンク1/炎属性/サイバース族/攻0,サラマングレイト);