*《&ruby(にじ){虹};の&ruby(こだいとし){古代都市};−レインボー・ルイン/Ancient City - Rainbow Ruins》 [#top]
 フィールド魔法
 (1):自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」カードの数によって以下の効果を得る。
 ●1枚以上:このカードは効果では破壊されない。
 ●2枚以上:1ターンに1度、自分への戦闘ダメージを半分にできる。
 ●3枚以上:魔法・罠カードの発動時、自分フィールドの表側表示の「宝玉獣」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
 その発動を無効にし破壊する。
 ●4枚以上:1ターンに1度、発動できる。
 自分は1枚ドローする。
 ●5枚:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」カード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを特殊召喚する。

 [[FORCE OF THE BREAKER]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]にある[[宝玉獣]]の枚数に応じて追加される、最大5種類の[[効果]]を持つ。~
 「〜以上」とあるため、この[[カードの効果]]は重複していく。~
 [[自分]]にのみ[[効果]]があり[[相手]][[プレイヤー]]はこの[[カードの効果]]を使えない。~

 ●1枚以上の[[効果]]は[[破壊]][[耐性]]。~
 [[バウンス]]や[[除外]]には対応できないものの、[[魔法・罠除去]]の手段は[[破壊]]が中心であるため場持ちが向上する。~
 ただし、[[耐性]]の[[適用]]は[[効果処理時]]以降であり、[[発動]]に対して[[チェーン]]で[[《サイクロン》]]などを[[発動]]されると[[破壊]]されてしまう。~
 [[《メタバース》]]を介して[[発動]]することでこの点は克服できるが、[[破壊]]以外の[[除去]]手段も増えている点には注意が必要である。~

 ●2枚以上の[[効果]]は、[[1ターンに1度]]の[[戦闘ダメージ]]半減。~
 [[任意効果]]、かつ[[直接攻撃]]を含む[[宝玉獣]]が関与しない[[戦闘]]でも[[適用]]でき、[[ダメージ]]を減らせる機会は多い。~
 [[自分]]の[[ターン]]でも使えるので、[[宝玉獣]]を[[自爆特攻]]させ自主的に[[永続魔法]]化させる戦術をとれる。~
 もっとも、[[効果]]自体が[[カード・アドバンテージ]]に直結するものではないのであくまでおまけとして捉えたい。~

 ●3枚以上の[[効果]]は、[[モンスター]]としての[[宝玉獣]]を[[コスト]]に[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にして[[破壊]]する[[効果]]。~
 [[コスト]]は必要だが、[[魔法・罠カード]]を幅広く[[カウンター]]できる意義は大きい。~
 こちらが[[カウンター]]可能かどうかは[[相手]]に見えているので、可能な限り常に[[宝玉獣]]を[[フィールド]]に残して牽制しておきたい。~
 [[スペルスピード]]の関係で[[カウンター罠]]を止められない点、[[魔法・罠カード]]の[[効果の発動]]は[[無効]]にできない点、[[ダメージステップ]]では[[発動]]できないという弱点もあるので注意。~

 ●4枚以上の[[効果]]は、[[1ターンに1度]]の[[ドロー]][[効果]]。~
 [[ハンド・アドバンテージ]]を稼げ、維持する程総合的な[[アドバンテージ]]は増える。~
 ただ、[[宝玉獣]]4枚は[[《宝玉の氾濫》]]の[[発動条件]]でもあるので、悠長に[[ドロー]]せず時期が来たら攻勢に回ることも考えた方がいい。~
 ただ、[[宝玉獣]]4枚は[[《宝玉の氾濫》]]の[[発動条件]]であり、それ以外の構築でも大量展開からの勝利を狙える状況であることが多いので、悠長に[[ドロー]]を続けず早めに攻勢に回りたい。~
 [[バウンス]]したり、[[同名カード]]を[[サーチ]]して再[[発動]]することでもう一度[[ドロー]]することが可能。~

 ●5枚の[[効果]]は、[[魔法&罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 この[[効果]]で、[[宝玉獣]]で埋まってしまった[[魔法&罠ゾーン]]に空きを作ることができる。~
 この[[効果]]で、[[宝玉獣]]で埋まってしまった[[魔法&罠ゾーン]]に空きを作れる。~
 [[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]を[[特殊召喚]]することで大量展開も可能である。~

 「●1枚以上」の[[耐性]]を軸に[[適用]]される[[効果]]を増やすことで、複合的な[[効果]]を得られるのがこの[[カード]]の強みである。~
 「●3枚以上」からの[[効果]]が特に重要なので、できるだけ早くこれらの[[効果]]を[[適用]]できるようにしたい。~
 [[フィールド魔法]]なので[[サーチ]]手段も複数ある。~
 ただ、[[効果]]を最大限発揮するまではやや時間がかかるのが難点であり、早期決着を目指すタイプの[[【宝玉獣】]]では採用されない事も多い。~
 ただ、全体的に長期戦向きの[[効果]]が中心で展開に寄与する[[効果]]を備えていないため、早期決着を目指すタイプの[[【宝玉獣】]]では採用されない事も多い。~

-[[効果]]について―

--「●1枚以上」の[[効果]]は[[破壊]]「されない」だけなので[[破壊]][[効果]]の[[対象]]にすることはできる。~
これを利用すれば、[[《ダブル・サイクロン》]]や[[《スクラップ・ドラゴン》]]との[[コンボ]]で[[アドバンテージ]]を得られる。~

--「●3枚以上」は[[相手]][[ターン]]でも[[スペルスピード]]2で[[効果の発動]]ができるという、[[誘発即時効果]]のような珍しい[[効果]]である。~
[[永続魔法]]になっている[[宝玉獣]]は[[コスト]]に使えないので注意。~
また、同一[[チェーン]]中に複数回[[発動]]できる。~
ただ、[[《マクロコスモス》]]や[[《閃光の追放者》]]が存在する場合は[[コスト]]が払えなくなるため使えなくなる。~
---2019年2月現在で、「[[発動]]を[[無効]]にする」[[効果]]を持つ[[カウンター罠]]以外の[[魔法・罠カード]]で唯一[[ダメージステップ]]に[[発動]]できない[[裁定]]が下されている。~
([[効果]]の都合上、[[ダメージステップ]]に[[発動]]しようが無い[[《エンペラー・オーダー》]]は除く。)~

---[[《我が身を盾に》]]が[[裁定変更]]されたことからも、公式でも基本ルールを統一しようという動きは見られるのだが、この[[カード]]に関しては放置されたままである。~
何故か再録時にも[[裁定]]が読み取れるように[[エラッタ]]されておらず、第11期の[[ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−]]でも[[テキスト]]不備を引きずったままである。~

--「●3枚以上」「●4枚以上」「●5枚」の[[効果]]は[[チェーンブロック]]を作る[[効果]]である。~
なお、''[[効果の発動]]に[[チェーン]]され[[永続魔法]]の[[宝玉獣]]が[[発動条件]]の枚数未満になった場合でもその[[効果]]は[[適用]]される''。~
---このケースの場合、長らく[[不発]]になる[[裁定]]だったのだが、2023年2月に公式データベースで[[裁定変更]]が確認された。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=6642&keyword=&tag=-1&request_locale=ja

-[[地縛神]]との相性もよく「●1枚以上」の[[効果]]で[[破壊]][[耐性]]がつくので、[[魔法&罠ゾーン]]に「[[宝玉獣]]」を1枚でも維持しておけば、[[地縛神]]の[[デメリット]][[効果]]での[[自壊]]をある程度無視できる。~

-[[マスタールール2]]以前では「2枚目の[[フィールド魔法]]が[[発動]]された場合古い方を[[破壊]]する」というルールにより、[[相手]]が[[フィールド魔法]]を[[発動]]することで[[破壊]]されてしまうことがあった。~
しかし、[[マスタールール3]]においては、[[お互い]]の[[フィールド]]に1枚ずつの[[発動]]が可能となったため実質強化された。~

-[[FORCE OF THE BREAKER]]での初出時の[[テキスト]]は301字と、[[魔法・罠カード]]の中では最長の[[テキスト]]であった。~
後に[[DUELIST EDITION Volume 1]]で再録された際に一部省略され280字となったため、[[《クリアー・ワールド》]]の290字に抜かれることとなった。~
--とはいえ280字でも2番目に長いことには変わりなかったが、[[トーナメントパック2017 Vol.4]]に再録された際に更に[[テキスト]]が短縮された結果250字となり、他の[[カード]]と比べても特別長いものではなくなった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代vsヨハン」戦にてヨハンが使用。~
[[《ラスト・リゾート》]]によって[[発動]]し、2体以上の[[戦闘ダメージ]]を半減する[[効果]]を2回適用して敗北を回避した。~
「ヨハンvs無表情の仮面」戦では3体以上の[[効果]]を使用し、[[通常魔法]]《沈黙の虚空》の[[効果]]を[[無効]]にした。~
この時は[[魔法&罠カードゾーン]]の[[宝玉獣]]を[[コスト]]に使用していた。~
「十代vsミスターT(ヨハン)」戦では、ミスターT(ヨハン)の[[通常罠]]《鉱山爆破》によって[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]。~

--アニメでは[[レアリティ]]が[[ノーマル>Normal]]で、3体以上の[[効果]]は[[宝玉獣]]1体を[[対象]]にする[[魔法・罠カード]]を[[無効]]にする[[効果]]だった。~
また、[[イラスト]]は全体的に濃く、アニメ調の背景の描き方となっている。~

**関連カード [#card]
-[[《ラスト・リゾート》]]

-[[宝玉獣]]

―《虹の古代都市−レインボー・ルイン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《虹の架け橋》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【宝玉獣】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[FORCE OF THE BREAKER]] FOTB-JP045 &size(10){[[Rare]]};
-[[デュエリストパック−ヨハン編−]] DP07-JP021
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP150
-[[トーナメントパック2017 Vol.4]] 17TP-JP409
-[[ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−]] SD44-JP018

**FAQ [#faq]
Q:《虹の古代都市−レインボー・ルイン》の「[[1ターンに1度]]」の[[効果]]を[[発動]]させた後、改めて《虹の古代都市−レインボー・ルイン》を[[手札]]から出した場合、また[[効果]]を[[適用]]・[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。

Q:[[カード]]自体の[[発動]]と同時に「●4枚以上」、「●5枚」のそれぞれの[[効果]]を使用することはできますか?~
A:いいえ、使用できません。(10/07/04)

Q:この[[カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して、この[[カード]]を[[対象]]に[[《サイクロン》]]などが[[発動]]されました。~
  [[魔法&罠ゾーン]]に[[宝玉獣]]が存在する場合、この[[カード]]は「●1枚以上」の[[効果]]で[[破壊]]されませんか?~
A:いいえ、この[[カード]]の[[適用]]より先に[[《サイクロン》]]の[[効果]]が[[適用]]されますので、この[[カード]]は[[破壊]]されます。(14/01/05)

Q:この[[カード]]の『●3枚以上』『●4枚以上』『●5枚』の[[効果処理時]]に、[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に存在する[[宝玉獣]][[カード]]の数がその条件以下の枚数になっている場合、処理はどうなりますか?~
A:その場合でも[[発動]]した『●3枚以上』『●4枚以上』『●5枚』の[[効果]]の処理は行われます。(23/02/25)~

Q:「●1枚以上」の[[効果]][[適用]]中に[[《大嵐》]]・[[《魔法効果の矢》]]・[[《邪神の大災害》]]等の、[[全体除去]][[カード]]を使われるとどうなりますか?~
A:[[永続魔法]]となった[[宝玉獣]][[カード]]と同時に[[破壊]][[効果]]を受けた場合もこの[[カード]]は[[破壊]]されません。

Q:「●2枚以上」のこの[[効果]]は[[ダメージステップ]]に[[適用]]できますか?~
A:はい、[[戦闘ダメージ]]を受けるタイミングで[[適用]]できます。

Q:「●2枚以上」の[[効果]]と[[《ダメージ・コンデンサー》]]を同時に使用する場合どうなりますか?~
A:この[[戦闘ダメージ]]半減[[効果]]は[[ダメージ]][[適用]]時に[[適用]]できる「[[チェーンブロック]]を作らない」[[効果]]です。~
  よって、[[ダメージ]]を受けるときにこの[[効果]]を[[適用]]する/しないを選択し、[[ダメージ]]を受け、その後で[[《ダメージ・コンデンサー》]]を[[発動]]する形となります。

Q:「●2枚以上」の[[効果]]で[[攻撃力]]1225の[[直接攻撃]]を半分にした場合、受ける[[ダメージ]]は幾つになりますか?~
A:[[ダメージ]]が小数点以下になった場合、小数点以下第1位を四捨五入します。~
  よって613の[[ダメージ]]を受けます。

Q:[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃]]で[[相手]][[プレイヤー]]が受ける[[ダメージ]]に対し「●2枚以上」の[[効果]]を[[適用]]できますか?~
A:いいえ、[[適用]]できません。~
  [[自分]]が受ける[[ダメージ]]にのみ[[適用]]できます。~
  なお、[[自分]]の[[モンスター]]が[[相手]]の高[[守備力]][[モンスター]]に[[攻撃]]し受ける[[ダメージ]]にはこの[[効果]]を[[適用]]できます。

Q:「●3枚以上」のこの[[効果]]は[[ダメージステップ]]に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[ダメージステップ]]では使えません。

Q:「●3枚以上」のこの[[効果]]は[[カウンター罠]]に対し[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[スペルスピード]]が2であるため使えません。

Q:「●3枚以上」の[[効果]]に[[魔法カード]]を[[破壊]]する[[効果]]がありますが、この[[カードの発動]]を[[《アヌビスの裁き》]]で[[無効]]にできますか?~
A:[[《アヌビスの裁き》]]は[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[発動]]する[[カード]]です。~
  よってこの[[カード]]の「●3枚以上」の[[効果の発動]]に[[チェーン]]することはできません。~
  また、この[[カードの発動]]時には[[カードの効果]]に[[チェーン]]して[[無効]]にしていないため、この[[カードの発動]]自体に[[チェーン]]することはできません。(08/03/23)

Q:[[《大寒波》]]の[[効果の適用]]中、この[[カードの効果]]は使えますか?~
A:「●1枚以上」「●2枚以上」の[[効果]]は[[適用]]するものであるため有効ですが、「●3枚以上」「●4枚以上」「●5枚」の[[効果]]は[[発動]]するものであるため使えません。(08/03/04)

//Q:「●4枚以上」の[[効果の発動]]に[[チェーン]]され、[[魔法&罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]の枚数を3枚以下にされました。~
//  [[効果処理時]]に4枚以上の[[宝玉獣]]が存在しない場合、[[不発]]になりますか?~
//A:その場合、[[効果]]は[[不発]]となり[[ドロー]]する[[効果]]は[[適用]]されません。(09/06/30)
//裁定変更

Q:この[[カード]] のそれぞれの[[効果]]を、[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]によって[[無効]]にし[[破壊]]する事はできますか?~
  また、[[発動]]できる場合、「●1枚以上」の「[[カードの効果]]によっては[[破壊されない]]」[[効果]]が[[適用]]されていますが、[[効果]]を[[無効]]にする事はできますか?~
A:この[[カード]]を[[手札]]から[[発動]]した時や、「●3枚以上」「●4枚以上」の[[効果の発動]]に[[チェーン]]をして[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]を[[発動]]する事はできません。~
  なお、「●5枚」の[[永続魔法]][[カード]]扱いの[[宝玉獣]][[カード]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]に[[チェーン]]をして、[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]を[[発動]]する事ができます。~
  また、この[[カード]] の「●5枚」の[[効果]]に[[チェーン]]をして[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]を[[発動]]した場合、この[[カード]]は[[破壊]]されませんが、[[永続魔法]][[カード]]扱いの[[宝玉獣]][[カード]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[無効]]化されます。(10/04/11)

Q:[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]が[[表側表示]]で存在する場合、この[[カード]]を[[手札]]から[[発動]]することはできますか?~
A:[[発動]]できます。~
  なお、[[発動]]後この[[カード]]の「●5枚」の[[効果]]は[[発動]]できませんが、それ以外の[[効果]]は[[適用]]・[[発動]]可能です。(10/04/11)

Q:この[[カード]]が、[[《封魔の呪印》]]の[[効果]]で[[発動]]不可にされています。~
  [[《ラスト・リゾート》]]でこの[[カード]]を[[フィールド]]に出せますか?~
A:[[《ラスト・リゾート》]]の[[発動]]自体ができません。(12/02/29)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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