*《&ruby(はおうりゅう){覇王龍};ズァーク/Supreme King Z-ARC》 [#top]
 融合・ペンデュラム・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
 【Pスケール:青1/赤1】
 (1):このカードがPゾーンに存在する限り、相手はフィールドの融合・S・Xモンスターの効果を発動できない。
 (2):1ターンに1度、ドローフェイズ以外でデッキから相手の手札にカードが加わった時に発動できる。
 そのカードを破壊する。
 【モンスター効果】
 ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 (1):このカードが特殊召喚した場合に発動する。
 相手フィールドのカードを全て破壊する。
 (2):このカードは相手の効果では破壊されず、相手はこのカードを効果の対象にできない。
 (3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
 デッキ・EXデッキから「覇王眷竜」モンスター1体を特殊召喚する。
 (4):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 このカードを自分のPゾーンに置く。

 [[マキシマム・クライシス]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合>融合モンスター]]・[[ペンデュラムモンスター]]。~
 [[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない[[召喚制限]]と、以下の2つの[[ペンデュラム効果]]と4つの[[モンスター効果]]を持つ。~
-[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[モンスター効果の発動]]を封じる[[ペンデュラム効果]]
-[[ドローフェイズ]]以外で[[デッキ]]から[[加えた>加える]][[カード]]を[[破壊]]する[[ペンデュラム効果]]
-[[特殊召喚に成功した]]場合に[[全体除去]]を行う[[誘発効果]]
-[[相手]]の[[効果の対象]]にならず[[相手]]の[[効果]]で[[破壊されない]][[永続効果]]
-[[戦闘破壊]]した時に[[覇王眷竜]]を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]
-[[モンスターゾーン]]で[[破壊された]]場合に[[ペンデュラムゾーン]]に移動する[[誘発効果]]

 この[[カード]](並びに[[《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》]])の展開方法は概ね3つに分かれる。~

 1つ目の方法は正規の[[融合召喚]]であり、その[[融合素材]]の[[重さ>重い]]から[[墓地]]・[[デッキ]]・[[エクストラデッキ]]から[[融合素材]]を調達したい。~
 最も消費を抑えて[[融合召喚]]できるのは[[《覇王天龍の魂》]]であり、[[除外]]状態と[[魔法&罠ゾーン]]以外の全ての場所から[[融合素材]]を調達できる。~
 [[《覇王門の魔術師》]]で[[サーチ]]すれば返しの[[ターン]]に[[《覇王門の魔術師》]]を[[コスト]]に即[[発動]]でき、[[エクストラデッキ]]のみでの[[融合召喚]]も可能。~
 ただし、あちらの[[効果]][[無効]][[デメリット]]を[[適用]]させないためには[[融合素材]]の内1体は[[メインデッキ]]の[[ペンデュラム・ドラゴン]]で賄いたい。~
 [[フリーチェーン]]の[[罠カード]]であるため、(1)の[[モンスター効果]]による[[全体除去]]を妨害・[[制圧]]に使用することもできる。~
 その他、[[《轟雷帝ザボルグ》]]等で[[エクストラデッキ]]から直接[[融合素材]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《龍の鏡》]]・[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]・[[《死魂融合》]]等で[[墓地融合]]といった手段もある。~
 この際[[《捕食植物キメラフレシア》]]や[[《深淵竜アルバ・レナトゥス》]]も同時に[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ば、次の[[ターン]]に[[サーチ]]した[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]による[[墓地融合]]が可能となる。~
 [[《オッドアイズ・フュージョン》]]で[[オッドアイズ]]の[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]を[[融合素材]]にすれば、[[エクストラデッキ]]から1度に最大3枚の[[融合素材]]を抜き出せるため、素早く下準備を整えられる。~
 [[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]に関しては[[汎用性]]の高いものも多く、[[《超融合》]]で[[相手]]のそれらを[[融合素材]]にできれば理想的だが、安定性の面では現実性はやや薄いか。~
 全ての[[融合素材]]を展開しやすい[[【オッドアイズ】]]や[[【竜剣士】]]で、隠し玉として上記の[[墓地融合]]を行える[[カード]]と共に採用するというのも考えられる。~

 2つ目の方法は「[[融合召喚]]扱いでの[[特殊召喚]]」であり、これは[[《アストログラフ・マジシャン》]]と[[《クロノグラフ・マジシャン》]]の[[モンスター効果]]が該当する。~
 上記の[[《覇王天龍の魂》]]に比べ[[デッキ]]・[[エクストラデッキ]]から調達できないため下準備は必要だが、[[効果]][[無効]]の[[デメリット]]がなく、[[効果外テキスト]]で該当[[カテゴリ]]に属する[[魔術師]]も使用できる利点がある。~
 [[【魔術師】]]においては、[[魔術師]][[サポートカード]]を駆使して[[サーチ]]・[[リクルート]]・[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を速やかに済ませるのが理想。~
 枚数を稼げる[[ランダム]][[墓地肥やし>墓地を肥やす]]で[[除外]]する[[カード]]と共に上記[[モンスター]]らを[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、その後[[サルベージ]]または[[蘇生]]するのも良いだろう。~
 [[《轟雷帝ザボルグ》]]を用いた場合、上記[[モンスター]]らを組み合わせることで1[[ターン]]での展開も可能(詳細は[[こちら>《アストログラフ・マジシャン》#ZARC]]参照)。~

 3つ目の方法は「[[召喚条件]]無視での[[特殊召喚]]」であり、これは[[《覇王龍の魂》]]が該当する([[闇属性]]なので[[《覇王龍の奇跡》]]は該当せず)。~
 この場合は期限付きの攻守4000の[[モンスター]]でしかないが、[[破壊]]されれば[[ペンデュラム効果]]へ移行できるため一時的な[[壁]]としては頼もしい。~
 あちらの(2)により[[相手]]の[[魔法カード]]の使用も牽制できるため、[[相手]]としては時間稼ぎとわかっててもやり過ごさざるを得ない状況もあるだろう。~
 また、こちらから能動的に[[破壊]]する事で[[ペンデュラム効果]]を狙う運用も考えられる。~
 その他、「[[フィールド]]に《覇王龍ズァーク》を必要する[[カード]]」のサポートや、こちらを[[リリース]]して[[特殊召喚]]できる[[《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》]]のサポートにも適する。~

 (1)の[[モンスター効果]]は[[相手]][[フィールド]]の[[全体除去]]。~
 (2)の[[耐性]]のため、[[チェーン]][[発動]]されにくく、[[破壊されない]][[耐性]]を持つものも自身の高い[[攻撃力]]で突破しやすい為、[[フィニッシャー]]としては申し分ない性能といえる。~
 [[《大革命返し》]]はこの[[効果]]を[[無効]]にするだけでなく[[除外]]するため(2)の[[耐性]]が通用しないことからこの[[カード]]の天敵となるため注意が必要である。~

 (2)の[[モンスター効果]]は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]および[[効果]]による[[破壊]]への[[耐性]]。~
 [[《神縛りの塚》]]等と同様の[[耐性]]を[[内蔵]]しており、[[《強制脱出装置》]]等の[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]で[[除去]]される恐れはない。~
 一方、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]や[[壊獣]]、[[《N・グラン・モール》]]や[[《強制転移》]]のような[[破壊]]以外の[[除去]]手段には無防備なので対処手段が必須となる。~
 特に[[壊獣]]などで[[リリース]]されると、[[自分]]の[[カード]]で[[破壊]]して[[ペンデュラムゾーン]]に[[置く]]といった手も使えなくなる。~
 [[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]に[[戦闘破壊]]される場合も[[ペンデュラムゾーン]]に置けない。~
 その為、状況次第では[[相手]]の[[ターン]]に回す前に[[《サンダー・ブレイク》]]等を用いて自主的に[[破壊]]し(4)の[[効果]]並びに自身の[[ペンデュラム効果]]の[[発動]]に繋げることも考慮する必要がある。~

 (3)の[[モンスター効果]]は[[覇王眷竜]]の[[リクルート]]。~
 [[攻撃力]]と[[耐性]]で[[戦闘破壊]]は難しくないが、(1)の[[効果]]で[[トリガー]]となる[[モンスター]]まで[[破壊]]する可能性がある。~
 [[破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]や[[破壊された]]時の[[リクルーター]]などがいれば、この[[効果]]をその[[ターン]]中に活かせる。~
 [[《覇王眷竜ダークヴルム》]]を[[リクルート]]すれば[[覇王門]]を[[サーチ]]し、それらの[[効果]]を利用できる。~
 ただ、[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]自体は[[ペンデュラムスケール]]の確保や[[リンク素材]]として序盤に必要とされる上に[[準制限カード]]である為、この[[モンスター]]が居る終盤で[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]が[[リクルート]]できる可能性自体が低い。~
 [[《覇王眷竜オッドアイズ》]]の[[戦闘ダメージ]]倍化[[効果]]はこの[[カード]]の高[[攻撃力]]と相性が良く、[[ステータス]]も[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]より高いので追撃には申し分ない。~
 [[エクストラデッキ]]から[[破壊]]・[[バーン]][[効果]]を持つ[[《覇王眷竜クリアウィング》]]を[[特殊召喚]]することもできる。~
 また、[[リンク]]先を含めて2体の[[ペンデュラムモンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]できるなら、[[《覇王眷竜ダーク・リベリオン》]]から[[《覇王眷竜ライトヴルム》]]と[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]を[[特殊召喚]]し、[[《覇王眷竜クリアウィング》]]を[[シンクロ召喚]]する事も可能。~
 この場合、[[《覇王眷竜ダーク・リベリオン》]]で[[攻撃]]した後に[[《覇王眷竜クリアウィング》]]を出しての追撃もでき、更なる[[ダメージ]]を与えることが狙える。~

 (4)の[[モンスター効果]]は[[破壊された]]場合における[[ペンデュラムゾーン]]への移動。~
 高い[[ステータス]]と(2)による[[耐性]]を持つので普通に使用した場合は[[発動]]機会が少なく、[[特殊召喚]]までの手間を踏まえると能動的に[[破壊]]するのも割に合わない。~
 ただし、[[自壊]][[デメリット]]且つ[[効果]][[無効]]となる[[《覇王龍の魂》]]で出した場合ならば[[破壊]]しても惜しくないため、狙ってみるのも良いだろう。~
 [[相手]]の[[全体除去]]に[[チェーン]]する形であちらを[[発動]]するのも良い。~

 (1)の[[ペンデュラム効果]]は[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[効果の発動]]を封じる[[効果]]。~
 [[アドバンテージ]]を稼ぐ手段をこれらの[[起動効果]]・[[誘発効果]]に頼る[[デッキ]]は多く、それを1枚で防げる。~

 (2)の[[ペンデュラム効果]]は[[サーチ]]した[[カード]]の[[破壊]]。~
 (1)の[[ペンデュラム効果]]、[[全体除去]]の[[モンスター効果]]と相まって[[相手]]の逆転手段の多くを封じられる。~
 なお、同時に[[手札]]に加えられた[[カード]]ならば何枚でも[[破壊]]できるので、[[《トリックスター・リンカーネイション》]]との[[コンボ]]で[[手札]]を全て[[ハンデス]]することが可能。~
 [[《トラップトラック》]]と[[《覇王龍の魂》]]の2枚があればこの[[コンボ]]が成立させられる。(詳しくは[[《トラップトラック》]]を参照)~

-[[コンボ]]としての難易度は高いものの、[[覇王門]]2種類を2体ずつ[[ペンデュラム召喚]]すれば[[融合召喚]]に加え[[覇王門]]の[[効果]]まで狙える。~
>
+[[《覇王門零》]]A、[[《覇王門無限》]]Aの[[効果]]を使い、[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]と自身を[[破壊]]し、[[融合モンスター]]と[[エクシーズモンスター]]を[[特殊召喚]]しつつ[[ペンデュラムゾーン]]へ移動する。~
+[[ペンデュラムゾーン]]の[[《覇王門零》]]Aの[[ペンデュラム効果]]で[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]を[[サーチ]]。~
+[[《覇王門零》]]B、[[《覇王門無限》]]Bの[[効果]]を使い、[[融合モンスター]]と[[エクシーズモンスター]]を[[破壊]]して、[[シンクロモンスター]]と[[ペンデュラムモンスター]]を[[特殊召喚]]しつつ[[ペンデュラムゾーン]]へ移動する。~
+[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]で[[フィールド]]・[[墓地]]の[[モンスター]]で[[融合召喚]]する。~
<
//ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムやアストログラフマジシャンなどのサーチを駆使すればリンク先2カ所を準備して手札から出すことも十分狙える


-[[ストラクチャーデッキ−ペンデュラム・エボリューション−]]にはこの[[カード]]の収録に先行して、この[[カード]]を[[特殊召喚]]できる[[《アストログラフ・マジシャン》]]と[[《クロノグラフ・マジシャン》]]が収録されている。~
[[ペンデュラム・ドラゴン]]、[[エクシーズ・ドラゴン]]、[[シンクロ・ドラゴン]]、[[フュージョン・ドラゴン]]が[[コスト]]に必要であり、それぞれの[[カテゴリ]]の[[カード]]として扱える[[魔術師]]も収録された。~

-初の[[融合モンスター]]の[[ペンデュラムモンスター]]であり、[[《智天の神星龍》]]と共に(どこから行うかに関係なく)[[ペンデュラム召喚]]できない初の[[ペンデュラムモンスター]]でもある。~
([[エクストラデッキ]]からのみ[[ペンデュラム召喚]]できない[[ペンデュラムモンスター]]は既に[[《調弦の魔術師》]]がいる。)~
ただし、情報が公開されたのはこちらが先である。~

--自身の[[ペンデュラム召喚]]はできないが、[[ペンデュラムモンスター]]の中では[[攻撃力]]・[[守備力]]ともに最高の値を持つ。~

--[[表側表示]]で[[エクストラデッキ]]に存在する[[モンスター]]を[[裏側表示]]にして[[エクストラデッキ]]の中に[[戻す]]ことができる[[カード]]は、現在まで存在しない。~
なので、再利用するには[[《轟雷帝ザボルグ》]]等の[[効果]]を使って一度[[エクストラデッキ]]から[[墓地へ送る]]か、[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]するか、[[《聖菓使クーベル》]]で直接[[ペンデュラムゾーン]]に[[置く]]かしかない。~
現在、この[[カード]]を[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]できる[[効果]]は[[《覇王龍の魂》]]か、[[相手]]が[[発動]]した[[《超量必殺アルファンボール》]]しかない。~
[[《覇王龍の魂》]]で[[特殊召喚]]したこの[[カード]]は次の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[裏側表示]]で[[エクストラデッキ]]に戻るので、再度[[融合召喚]]できるようになる。~

--ちなみに、[[OCG]]では初の[[融合>融合モンスター]]・[[ペンデュラムモンスター]]だが、アニメでは《&ruby(マスター・スピリット・テック・フォース){大精霊機巧軍};−ペンデュラム・ルーラー》が先に登場している。~

-英語名を訳すと「至高の王」であり、「[[龍>ドラゴン族]]」の要素がなくなっている。~

-2019年8月2日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第9期投票では見事第1位に輝いた。~
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1158297841556574210
2020年9月に公式データベース行われた「デュエリストカードプロテクター」のデザインを決定する投票企画で2位を獲得し、プロテクターの商品化が決定した。~

//-「ズァーク」の綴りは英語名では「Z-ARC」となっている。~
//意図したのか偶然かは不明だが、アニメARC-Vと同じ人物が監督を務めたアニメ5D'sのラスボスは「&ruby(ゾーン){Z-ONE};」という似た名前の人物が担っている。~
//Z-で始まってるだけじゃ特筆するほど似てるとは言えない

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-Vにおいてズァークが所持する[[モンスター]]。~
多次元に分かれる前の世界のデュエリスト「ズァーク」と4体のドラゴン([[《オッドアイズ・ドラゴン》]]参照)が[[《アストログラフ・マジシャン》]]の能力で統合することで誕生した。~
世界を破滅の瀬戸際まで追い込んだが、自然界のエネルギー(花鳥風月)を利用した4枚の[[カード]]を使用したレイによって世界が4つの次元に分かれると共に分断され、各次元でそれぞれのドラゴンを所持する4人の人間([[《トークン》(榊遊矢)]]参照)となった。~
だが「ユートvsユーゴ」(2戦目)・「ユーゴvsユーリ」(2戦目)・「遊矢vsユーリ」戦を経て、遊矢をベースに復活したズァークと共にこの[[モンスター]]も復活した。~
[[デュエル]]としては「vsエド&素良」から「vs零羅(レイ)」まで続く一連の[[デュエル]]でズァークが使用。~
//連戦のため細かい内容まで書くとキリがないから必要最低限に留める
まず、「vsエド&素良」戦で[[《アストログラフ・マジシャン》]]の[[モンスター効果]]で[[特殊召喚]]され、(1)の[[効果]]で2人を倒す。~
その後「vs黒咲&カイト」戦で(3)と(5)の[[効果]]が、「vs権現坂&ジャック」戦で(4)の[[効果]]が、「vs沢渡&クロウ」戦で(2)の[[効果]]が劇中内で明らかになる形で活躍しており、その圧倒的な力を見せつけている。~
しかし、レイの意志を継いだ零羅の使用した[[永続魔法]]《エン・バーズ》、《エン・ウィンズ》、《エン・ムーン》の[[効果]]で[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]の特性を失い[[通常>通常モンスター]][[ペンデュラムモンスター]]と化し、《エン・フラワーズ》の[[効果]]で[[破壊]]された。~
最後は、ズァークから意識を取り戻した遊矢が[[発動]]した[[《スマイル・ユニバース》]]によって[[《覇王眷竜オッドアイズ》]]と共に[[効果]]を[[無効]]にし、[[ペンデュラム>ペンデュラムモンスター]]の特性も失った[[通常モンスター]]扱いで[[特殊召喚]]される。~
そして、再び《エン・フラワーズ》の[[効果]]で[[破壊]]され、ズァークの[[ライフ]]は0となり長い[[デュエル]]に終止符が打たれた。~
なお、一連の[[デュエル]]では[[ペンデュラム効果]]のみ最後まで使用されなかった。~

--のちにこの[[モンスター]]が生まれた真の理由は、「激しい[[デュエル]]を強要し続ける観客達に、ズァークと4体のドラゴン達が辟易していたため」だと遊矢が「vsジャック」(3戦目)・「vs零児」(3戦目)を通じてズァークの記憶を断片的に取り戻したことで気付いている。~
ズァーク自身も「俺に戦う事を強要し、高みの見物を決め込んでた奴らに本当の恐怖を味わせる」という発言をしている。~
また、分裂した後の4体のドラゴンはレイの力を恐れており、それに対抗するための力を欲していたことが、この[[モンスター]]の復活に繋がっていた。~

--劇中で[[特殊召喚]]された際には巨大な翼を広げて黒雲を吹き払っているが、その後この[[モンスター]]の全景が映る際にはシーンごとに有無が異なる。~
このためか[[OCG]]でも[[イラスト]]全景にはこの翼はない(構図の関係上、あったとしても完全に画面外になる)。~

--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
 【Pスケール:青1/赤1】
 (1):自分フィールドの「覇王」モンスター1体をリリースして発動できる。
 Pゾーンのこのカードを召喚条件を無視して特殊召喚する。
 【モンスター効果】
 ルール上、このカードは融合・S・Xモンスターとしても扱う。
 その際、このカードのランクはそのレベルと同じとする。
 このカードは「アストログラフ・マジシャン」の(3)の効果でしか特殊召喚できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
 その後、この効果でモンスターを破壊されたプレイヤーに、
 破壊した全てのモンスターの攻撃力の合計分のダメージを与える。
 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
 (2):融合・S・Xモンスターが自分・相手の墓地に存在する限り、または除外されている限り、
 このカードは破壊されず、フィールドから離れる効果を受けない。
 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分フィールドのモンスターは相手の融合・S・Xモンスターの効果を受けない。
 (4):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
 エクストラデッキから「覇王眷竜」モンスターを2体まで守備表示で特殊召喚する。
 (5):相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
 そのカードを破壊する。
[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]・[[ペンデュラム>ペンデュラムモンスター]]の全てに属するという前代未聞の[[モンスター]]となっている。~
枠の色は、上半分は放射状に左から[[効果モンスター]]のオレンジ・[[融合モンスター]]の紫・[[シンクロモンスター]]の白・[[エクシーズモンスター]]の黒が並び、下半分は[[魔法カード]]の緑色となっている。~
なお、[[効果外テキスト]]で「[[融合>融合モンスター]]・[[S>シンクロモンスター]]・[[Xモンスター>エクシーズモンスター]]としても扱う」とあるが、元々それらに属しているので、この記述は特に意味がない。~
(3)と(5)の[[効果]]は[[OCG]]では[[ペンデュラム効果]]の方へ移された。~

//アニメ版カードの歴史において
---総[[テキスト]]量は実に533文字であり、アニメ内で[[テキスト]]が確認できる[[モンスターカード]]としては最多となる。~
//P効果、モンスター効果、効果外テキストの合計

---アニメでは初の「[[シンクロ素材]]が[[テキスト]]に示されていない[[シンクロモンスター]]」でもある。~
また、同時に[[レベル]]を持つ初の[[エクシーズモンスター]]でもある。~
//ランクを持たないのは未来皇ホープ(アニメ版)が存在

//アニメ効果それぞれについて
---(2)の[[効果]]が明らかになった際には、それまでズァークが[[破壊]]してきた多数の[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]らの幻影がこの[[モンスター]]の盾となる形で現れる演出であった。~

---(5)の[[効果]]は、[[相手]]の[[アクションマジック>魔法カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]する形で[[発動]]され、「[[無効]]にして[[破壊]]」とズァークは発言しているが、[[テキスト]]に従えば[[無効]]にする[[効果]]は無い。~
正確な処理では[[アクションマジック>魔法カード]]を手に入れた直後に[[発動]]していると思われるのだが、その場合この[[効果]]の[[発動]]に[[アクションマジック>魔法カード]]を[[チェーン]][[発動]]できるので劇中描写と矛盾している。~
//熱血デュエル塾によるテキストミスだと思われる~
//テキストミスって言いだせば何でも言えちゃうんじゃ…あとリンクや改行をちゃんとする

---[[テキスト]]に従えば、[[《アストログラフ・マジシャン》]]の(3)の[[効果]]と自身の[[ペンデュラム効果]]でのみ[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]である。~
だが、劇中では[[召喚条件]]を無視できないはずの[[《スマイル・ユニバース》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]されている。~
//↑ エン・バーズ、エン・ウィンズ、エン・ムーンによって覇王龍ズァークはフィールドだけでなく墓地や除外されている状態でも通常モンスター扱いで効果は無効された状態、アニメの演出でズァークのモンスター効果のテキストには何も書かれてない状態になったので召喚条件もなくなったと思われる。
//OCG視点なら番号が振られてないテキスト(効果外テキスト)は無効にできないが
//↑エンシリーズの効果はたしかにその通りであるがズァークはEXから特殊召喚されている、またスマイルユニバースの効果も特殊召喚した後に通常モンスターとして扱うため召喚条件の無視は出来ないはず
//エンシリーズのテキストには「フィールドのモンスター」と書かれているからEXデッキ内のモンスターには干渉できない。ついでに言えばスマユニは「特殊召喚したモンスター」に関与するから特殊召喚前のEXデッキ内には干渉できない。あと改行とリンク

//アニメ版とOCG版の差異について
---アニメでは[[エクシーズモンスター]]でもあるが、自身は[[エクシーズ素材]]を必要とする[[効果]]を持たないため、何らかの[[カードの効果]]で[[エクシーズ素材]]を持たせても単体では意味はない。~

---普通の[[融合モンスター]]など[[手札]]に持てない[[モンスター]]と異なり、[[手札]]に持てる[[効果モンスター]]の要素であるオレンジの枠の色を持っている。~
[[バウンス]]された場合にどこに戻されるのか、そして[[手札]]に戻った場合[[通常召喚]]を行えるのかどうかは描写がないため不明である。~

---[[ペンデュラム効果]]を持ってはいるものの、[[OCG]]と異なり自身を[[ペンデュラムゾーン]]に移動する[[効果]]を持ち合わせていない。~
ただ、もし上記のように[[バウンス]]で[[手札]]に戻せるのなら、[[手札]]から[[ペンデュラムゾーン]]における可能性はある。~

--[[特殊召喚]]時の口上は「四天の龍を統べ、第5の次元に君臨する究極龍よ!今こそこの我と一つとなるのだ!統合召喚!出でよ、《覇王龍ズァーク》!」。~
上記の様に非常に特殊な分類の[[カード]]に加え特定の[[モンスター効果]]でのみ[[特殊召喚]]できるためか、[[特殊召喚]]の方法を「統合召喚」というオリジナルの言葉で称している。~

--アニメARC-Vでズァークが使用した[[装備魔法]]《覇王烈気》、[[通常罠]]《覇王無礼》、[[永続罠]]《覇王乱舞》の[[イラスト]]に描かれている。~

--アニメで登場した[[覇王眷竜]]は[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]以外は全てこの[[カード]]に関連した[[効果]]を持っていた。~

--[[《ラーの翼神竜》]]・[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]・[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]のように、[[デュエル]]使用時には使用者の半身を取り込み、一人称も「我」となっていた。~
ただ、「vs沢渡&クロウ」戦からは「自分を偽るな」という言葉に反応し、一人称が「俺」となる等それまでの尊大な態度が一変している。~

---なお、ズァーク消滅時の演出は原作・アニメDMの「闇遊戯vs闇マリク」戦の終盤での闇マリクと似たような演出であったため、[[《ラーの翼神竜》]]を意識したオマージュの可能性がある。~

--アニメ・漫画で人間が生きたまま[[モンスター]]化した現在唯一の例である。~
それまでにも死後に[[モンスター]]となった[[マハード>《守護神官マハード》]]の[[《ブラック・マジシャン》]]や[[《ラーの翼神竜》]]と一体化したマリクや[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]と一体化したパラドックスなどの例はあった。~

--零王の回想および「遊矢vsユーリ」戦直後に復活を果たした際には体が黒い霧で覆われていた。~

--ズァークは統合された自身を「神にも等しい力を得た」と称している。~
//[[神>神属性]]の[[カード]]である[[《オベリスクの巨神兵》]]と同じ[[攻撃力]]と[[守備力]]に加えてより上位の[[全体除去]][[効果]]と[[耐性]]を持っているので納得の台詞である。~
//「神にも等しい」は実際に発言してるから記述はアリだと思うけど別にARC−Vに神属性は関係ないし登場してもいない。漫画5D’sやZEXALに登場した神と称されるカードだって関係ないのと同じ

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[覇王眷竜]]

-[[デュエル開始時にエクストラデッキに入るペンデュラムモンスター>ペンデュラムモンスター#list_extra]]

―[[カード名]]を《覇王龍ズァーク》として扱う[[カード]]
-[[《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》]](ルール上完全に[[同名カード]])

-[[《覇王龍ズァーク−シンクロ・ユニバース》]]([[フィールド]]のみの[[永続効果]])

―[[融合素材]]に指定されている[[モンスター]]については[[ドラゴン族]]を参照。~

―類似した[[モンスター効果]]

-(1)の[[効果]]と同様の全体[[破壊]][[効果]]を持つ[[カード]]
--[[《おジャマ・デルタハリケーン!!》参照>《おジャマ・デルタハリケーン!!》#card]]

-(2)の[[効果]]と同様の[[耐性]]を持つ[[カード]]
--[[「効果の対象」参照>効果の対象#card1]]
--[[「破壊されない」参照>破壊されない#effect]]

-(3)の[[効果]]と同様の[[リクルート]][[効果]]を持つ[[モンスター]]
--[[《ハイドロゲドン》参照>《ハイドロゲドン》#list]]

―《覇王龍ズァーク》の姿が見られる[[カード]]
-[[《覇王龍ズァーク−シンクロ・ユニバース》]]

-[[《覇王の逆鱗》]]
-[[《覇王龍の奇跡》]]
-[[《覇王龍の魂》]]

***《覇王龍ズァーク》の[[カード名がテキストに記されたメインデッキのカード>カード名が記されたカード]][#list]
//EXデッキのカードを指定するカードが登場したらリストに加えて名称変更
 ※は「《覇王龍ズァーク》の[[カード名]]が[[テキスト]]に[[記されたカード>カード名が記されたカード]]」に関係する[[効果]]を持つ[[カード]]~

-[[魔法使い族]]([[《覇王門の魔術師》]]の[[サーチ]]に対応しない)
--[[《クロノグラフ・マジシャン》]]

--[[《アストログラフ・マジシャン》]]
--※[[《覇王門の魔術師》]]

-それ以外
--[[効果モンスター]]
---[[《覇王眷竜ライトヴルム》]]

---[[《覇王門零》]]
---[[《覇王門無限》]]

//--[[融合モンスター]]
//---[[《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》]]
//メインデッキのカードのリスト

--[[魔法カード]]
---[[《光翼の竜》]]
---[[《ペンデュラム・エボリューション》]]

--[[罠カード]]
---[[《覇王の逆鱗》]]
---[[《覇王天龍の魂》]]
---[[《覇王龍の奇跡》]]
---[[《覇王龍の魂》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【魔術師】(ズァーク採用軸)>【魔術師】#Z-ARC]]
-[[【帝王】(轟雷帝ザボルグ軸)>【帝王】#MGZBRG]]
-[[【ダイノルフィア】(ズァーク採用軸)>【ダイノルフィア】#Z-ARC]]
-[[【覇王龍ズァーク】]]
--[[【魔術師】(ズァーク採用軸)>【魔術師】#Z-ARC]]
--[[【帝王】(轟雷帝ザボルグ軸)>【帝王】#MGZBRG]]
--[[【ダイノルフィア】(ズァーク採用軸)>【ダイノルフィア】#Z-ARC]]

**収録パック等 [#pack]
-[[マキシマム・クライシス]] MACR-JP039 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Holographic]]};
-[[10000種突破記念 SPECIAL PACK>プロモカード#specialpack20thCPM]] 20CP-JPT09 &size(10){[[Secret]],[[20th Secret>Secret#SE20th]]};
-[[HISTORY ARCHIVE COLLECTION]] HC01-JP038 &size(10){[[N-Parallel]],[[Ultimate]],[[Secret]]};
-[[AGE OF OVERLORD]] AGOV-JPS01 &size(10){[[Quarter Century Secret>Secret#QCSE]]};

**FAQ [#faq]
***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[エクストラデッキ]]の[[表側表示]]のこの[[カード]]を、以下の方法で[[特殊召喚]]できますか?~
  (1)[[融合召喚]]~
  (2)[[《アストログラフ・マジシャン》]]の(2)の[[効果]]~
  (3)[[《超量必殺アルファンボール》]]~
A:[[融合召喚]]や[[《アストログラフ・マジシャン》]]の[[効果]]では[[特殊召喚]]できません。~
  [[《超量必殺アルファンボール》]]の場合、一度[[融合召喚]]した後、[[エクストラデッキ]]に表側で置かれているこの[[カード]]であれば[[特殊召喚]]できますが、それ以外の方法で[[エクストラデッキ]]に表側で置かれているなら[[特殊召喚]]できません。(16/01/23)
//日付がない
//ご指摘ありがとうございます。本日編集した他の裁定と同じ日付です。

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

----
&tag(《覇王龍ズァーク》,モンスター,融合モンスター,ペンデュラムモンスター,効果モンスター,星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000,スケール1,正規の方法以外での特殊召喚不可);
//正規の方法以外での特殊召喚不可の中にペンデュラム召喚不可も含まれる