*《&ruby(ほうぎょくじゅう){宝玉獣}; エメラルド・タートル/Crystal Beast Emerald Tortoise》 [#top]
 効果モンスター
 星3/水属性/水族/攻 600/守2000
 (1):1ターンに1度、このターン攻撃を行った自分フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その自分のモンスターを守備表示にする。
 (2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
 墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。

 [[FORCE OF THE BREAKER]]で登場した[[水属性]]・[[水族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[宝玉獣]]共通の[[分類されない効果]]、同[[ターン]]に[[攻撃]]した[[自分]][[モンスター]]を[[守備表示]]に変更する[[起動効果]]を持つ。~

 [[宝玉獣]]共通の自身を[[永続魔法]]化する(2)の[[効果]]については[[宝玉獣]]を参照。~

 (1)の固有[[効果]]は[[攻撃]]を行った[[自分]][[モンスター]]を[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]で[[守備表示]]にする[[効果]]。~
 基本的には[[相手]][[ターン]]での反撃[[ダメージ]]を防ぐために使うことになる。~
 類似[[効果]]を持つ[[《暗黒ステゴ》]]と比べて[[攻撃力]]が劣るが、[[自分]][[フィールド]]の他の[[モンスター]]にも[[適用]]でき、[[《ドリーム・ピエロ》]]との[[コンボ]]も可能ではある。~

 しかし、[[守備力]]2000では[[戦闘破壊]]、[[効果破壊]]される可能性は高く、[[守備表示]]にしても[[戦闘ダメージ]]を減らせる程度の意味しかない。~
 この[[モンスター]]も、[[究極宝玉神]]を採用したタイプの[[【宝玉獣】]]にその条件を満たすために採用されている、というケースがほとんどである。~

-変わったところでは、2022年の[[環境]]で活躍した[[【イシズティアラメンツ】>【ティアラメンツ】#Exchange]]でも採用されるケースが見られた。~
[[墓地]][[効果]]で[[フィールド魔法]]を[[サーチ]]できる[[《救いの架け橋》]]を使用する場合の[[宝玉獣]]側の[[サーチ]]先として、[[ティアラメンツ]]の[[融合素材]]となる[[水族]]のこの[[カード]]が選ばれた。~
先にこの[[カード]]を引いてしまっても、[[下級>下級モンスター]][[ティアラメンツ]]の共通[[効果]]で[[デッキに戻せる>デッキに戻す]]ため、[[事故>手札事故]]を起こしにくいのも利点だった。~
ただし、有力な[[融合召喚]]先であった[[《ティアラメンツ・キトカロス》]]が[[禁止カード]]になったこともあり、この構築は廃れていった。

-(1)の[[効果]]は[[対象をとる>対象をとる(指定する)効果]][[起動効果]]。~
あくまで[[モンスター効果]]なので、[[永続魔法]][[カード]]扱いの時には[[発動]]できない。([[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]参照)~

-[[宝玉獣]]は[[宝玉獣]]のみをサポートする場合が多いが、この[[カード]]は[[宝玉獣]]以外もサポートできる。~
[[《D・ボードン》]]や[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を[[守備表示]]にする等の[[コンボ]]が行える。~

-「エメラルド(Emerald)」とは緑色をした宝石の名である。~
日本では「翠玉(すいぎょく)」「緑玉(りょくぎょく)」と呼ばれている。~
5月の誕生石としても知られており、石言葉は「幸運・希望」。~
「緑柱石(ベリル/Beryl)」の一種に分類され、成分は[[アクアマリン>《ジェムナイト・アクアマリナ》]]に近い。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにてヨハン・アンデルセンが使用する精霊の宿る[[カード]]。~
どことなく老人じみており、ヨハンによく助言をする。~
初登場した「vs十代」戦では7体の[[宝玉獣]]の中で最初に登場しており、[[守備表示]]で[[召喚]]され、返しの[[ターン]]で[[《E・HERO ネオス》]]に[[戦闘破壊]]された後、[[魔法&罠カードゾーン]]に置かれた。~
最終的に[[《レア・ヴァリュー》]]の[[効果]]により[[墓地へ送られた]]。~
「vsギース」戦では[[速攻魔法]]《M・フォース》により[[攻撃力]]を[[強化]]しギースに[[攻撃]]後、自身の[[効果]]により[[守備表示]]となった。~
[[攻撃]]名は「エメラルド・カッター」。~

--アニメでは[[イラスト]]が宝玉の甲羅の輝きが強く、背景の意匠も異なっている。~

--同作においてヨハンが使用した[[通常罠]]《宝玉の砦》の[[イラスト]]に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスでは、(1)の固有[[効果]]が[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]のない[[スピードデュエル]]では[[発動]]不可能であるため[[テキスト]]から削除されている。~
なお、同じく[[スピードデュエル]]が採用されていた[[DUEL TERMINAL]]で登場した際には[[効果]]がそのままであった。~

--その後、デュエルリンクスでは同じく[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]でなければ[[発動]]できない[[カード]]がそれ以外のタイミングで[[発動]]できるようにする[[エラッタ]]が見られるが、この[[カード]]はそのままである。~
[[カテゴリ]]に属している事やある程度[[汎用性]]が高いのが原因だろうか。~

**関連カード [#card]
-[[宝玉獣]]

-[[《A宝玉獣 エメラルド・タートル》]]

-[[《サブマリンロイド》]]
-[[《暗黒ステゴ》]]
-[[《リトル・ウィンガード》]]

-[[《エメラルド・ドラゴン》]]
-[[《ジェムナイト・エメラル》]]

―《宝玉獣 エメラルド・タートル》の姿が見られる[[カード]]
-[[《心の架け橋》]]
-[[《宝玉の導き》]]

-[[《宝玉の集結》]]

-[[《ヨハン・アンデルセン−宝玉獣との絆−》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【宝玉獣】]]([[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]軸)

**収録パック等 [#pack]
-[[FORCE OF THE BREAKER]] FOTB-JP003 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};
-[[FORCE OF THE BREAKER]] FOTB-JP003 &size(10){[[Normal]] ([[ベンダー版>カードガチャ]]のみ[[N-Parallel]])};
-[[デュエリストパック−ヨハン編−]] DP07-JP003
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP113
-[[ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−]] SD44-JP003 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[自分]]が[[モンスター]]で[[直接攻撃]]を[[宣言]]したとき、[[相手]]が[[《バトルフェーダー》]]の[[効果]]を[[発動]]したため[[バトルフェイズ]]が終了しました。~
  この場合、次の[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]で(1)の[[効果]]により[[直接攻撃]][[宣言]]をした[[モンスター]]の[[表示形式]]を変更できますか?~
A:その場合、[[自分]]の[[モンスター]]によって[[ダメージ計算]]を行っていないので、この[[カード]]の[[効果]]を[[発動]]する事はできません。(12/04/30)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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