*《&ruby(まほうじょきょ){魔法除去};/De-Spell》 [#top]
 通常魔法
 (1):フィールドの表側表示の魔法カード1枚またはフィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
 その魔法カードを破壊する(そのカードがフィールドにセットされている場合、めくって確認する)。 

 [[Vol.2]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[フィールド]]上の[[魔法カード]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 文字通り[[魔法カード]]を[[除去]]する[[カード]]の最古参であり、[[《サイクロン》]]の登場とともに存在価値をほとんど失った。~
 現在では[[表側表示]]の[[魔法カード]]を[[破壊]]するなら[[《魔法効果の矢》]]、[[裏側表示]]のそれを[[破壊]]するなら[[《ナイト・ショット》]]など、より良い方法はいくらでもある。~

-第1期での[[テキスト]]は以下の通り曖昧なものだった。~
 通常魔法
 フィールド上にある魔法カードを1枚破壊する。
第2期以降現在と同じ旨を記した[[テキスト]]に[[エラッタ]]された。~

--なお、第1期のBoosterシリーズに封入されていた[[エキスパートルール]]を解説したルールカードには、ルールの変更点として《魔法除去》や[[《青い忍者》]]などを現在と同じ[[効果]]で使用する旨が記されている。~
[[エラッタ]]前の第1期の途中から既に[[効果]]を変更したものとして扱われていた事が窺える。~
なお、[[エキスパートルール]]導入以前の[[公式ルール]]しかなかった時期にはどのような処理を行っていたのかは資料がなく不明。

--当時から使い勝手は悪かったが、当時最強の[[ロック]][[カード]]である[[《光の護封剣》]]をすぐに[[破壊]]できる数少ない[[カード]]ではあった。~

-[[EX]]では、遊戯[[デッキ]]と海馬[[デッキ]]に3枚ずつこの[[カード]]が入っており、1箱で6枚もこの[[カード]]が手に入った。~
[[EX-R]]では、枚数が2枚減り4枚となっている。~
//[[絶版]]で入手困難だったが、[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン>プロモカード#da24637e]]にて再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDMの「決闘者の王国編」の「遊戯vs海馬」戦で海馬が[[《光の護封剣》]]を[[破壊]]するために使用したのが初登場。~
それ以降、遊戯、舞、杏子が使用している。~

--なお原作・Rではこの[[カード]]ではなく、同[[イラスト]]の《魔法解除》が何度か使用されている。~
《魔法解除》は[[OCG]]の[[効果]]に置き換えると、[[相手]]の[[魔法カード]]を[[無効]]にして[[破壊]]する[[効果]]になる。~
更に原作ではあらゆる[[魔法カード]]は[[OCG]]の[[速攻魔法]]のように[[相手]][[ターン]]にも[[発動]]できるため、[[ノーコスト]]の[[《マジック・ジャマー》]]としても機能する強力な[[カード]]であった。~
「闇遊戯vsパンドラ」戦では、「すべての魔法効力を打ち消す」[[効果]]となっており、闇遊戯自身の[[《マジカルシルクハット》]](原作では[[魔法カード]])も消滅している。(ただし、[[テキスト]]は「敵から受けたすべての魔法効力を打ち消す」のままであった。)~
Rの「闇遊戯vsマイコ・カトウ」戦では《魔法解除》を《魔法解除》で[[無効]]にする場面も見られる。~
なお、迷宮兄弟・兄が[[《六芒星の呪縛》]]に対して[[発動]]し、その[[ターン]]は[[攻撃]]できなかった。

---アニメDMでは《魔法解除》の出番は「闇遊戯vsパンドラ」戦のみである。~
「遊戯vs城之内(洗脳)」戦、「城之内vsリシド」戦の当該シーンは、アニメDMではそれぞれ《魔法除去》・[[《マジック・ジャマー》]]に置き換えられている。~
前者はアニメでは[[魔法カード]]だった[[《悪魔のサイコロ》]]が、[[《天使のサイコロ》]]と共に[[破壊]]されることを防ぐための改変であるとみられる。~
//また、アニメでの[[イラスト]]はこの[[カード]]の[[色違い]]だった。~

--「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~

-コナミのゲーム作品において―~
よく初期[[デッキ]]に入っている。~
序盤では[[ブラフ]]崩しを含めて割と利用価値がある。~

--DMシリーズでも同[[イラスト]]のものが、《魔法除去》でなく《魔法解除》として登場している。~
その[[効果]]は、レベル([[強化]]・[[弱体化]])が変化している[[モンスター]]全ての能力を元に戻すというものであった。~
真DM2では、[[モンスター]]1体の[[強化]]・[[弱体化]]と呪縛を全て解除するという高い[[汎用性]]を持つ[[効果]]で、[[コスト]]がわずか1という屈指の低[[コスト]]である点も含めて重要な[[カード]]である。~

--デュエルリンクスでは原作で《魔法解除》を使用した縁からか、迷宮兄弟の使用時に専用ボイスが設定されている。~
//解析と思しき記述を削除
---初期のデュエルリンクスでは他の[[除去]][[カード]]が乏しく、上述の[[ブラフ]]崩しの他にも[[装備魔法]]やスキルによる[[フィールド魔法]]、流行の[[《エネミーコントローラー》]]や[[《トゥーン・キングダム》]]を[[除去]]できたためそれなりの需要があった。~
その後は[[汎用性]]に優れる[[《ギャラクシー・サイクロン》]]等の登場で出番は無くなったのだが、[[《サイクロン》]]が実装されておらずまた[[【古代の機械】]]の強化により「[[相手]]・[[自分]][[フィールド]]の状況を問わず[[自分]]の[[《歯車街》]]や[[《古代の機械要塞》]]を[[破壊]]できる」という点でこの[[カード]]は再評価される事となった。~
[[【古代の機械】]]では[[《ダブル・サイクロン》]]等との併用、またはこちらが優先して採用される場合も見られる。~

-その他の商品展開―~
[[ラッシュデュエル]]でも実装されている(詳細は[[RUSH:《魔法除去》]]を参照)。~
対を成す[[《罠はずし》]]が([[永続罠]]などが実装されていないために)[[効果]]が大きく変更されたのに対し、こちらはほぼそのままの[[効果]]で実装されている。~

**関連カード [#card]
-[[《罠はずし》]]

-[[《青い忍者》]]

-[[《おとり人形》]]

-[[《魔法除去細菌兵器》]]

//―《魔法除去》が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.2]]
-[[EX]]
-[[幻の召喚神−PHANTOM GOD−]] PG-57 &size(10){[[Rare]]};
-[[Booster R2]] B2-43 &size(10){[[Rare]]};
-[[EX-R]] EX-29
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-43
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-081
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン ハーフデッキ 光>プロモカード#HD13]] HD13-JPL13
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン ハーフデッキ 闇>プロモカード#HD13]] HD13-JPD13
-[[ハーフデッキ2018 光>プロモカード#HD18]] HD18-JPL13
-[[ハーフデッキ2018 闇>プロモカード#HD18]] HD18-JPD13

**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

Q:この[[カード]]の[[効果]]により、めくって確認され[[破壊]]された[[魔法カード]]は、「[[セット]]された」または「[[表側表示]]」のどちらの状態で[[破壊]]された事になりますか? ~
A:[[セット]]されている[[カード]]を[[破壊]]する場合は、表側にしてから確認した後、[[破壊]]する事になりますが、[[セット]]された[[カード]]が[[破壊]]された扱いとなります。(15/07/18)

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//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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&tag(《魔法除去》,魔法,通常魔法);