*【アステカ】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[《アステカの石像》]]を主軸に使い、[[反射ダメージ]]で[[相手]]に[[ダメージ]]を与えていく[[デッキ]]。~
 「[[相手]]の[[攻撃]]を受ける」という受け身の戦法を取るが、その爆発力は高い。~

 《アステカの石像/Stone Statue of the Aztecs》
 効果モンスター
 星4/地属性/岩石族/攻 300/守2000
 (1):このカードが攻撃された場合、その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。


 《D2シールド/D2 Shield》
 通常罠
 自分フィールド上に表側守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
 選択したモンスターの守備力は、元々の守備力を倍にした数値になる。

 《仁王立ち/Rise to Full Height》
 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターの守備力は倍になり、ターン終了時にその守備力は0になる。
 (2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
 このターン、相手は対象のモンスターしか攻撃できない。


**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
-[[《アステカの石像》]]~
この[[デッキ]]の[[必須カード]]。~
[[1ターンキル]]を狙う場合は、[[《クリッター》]]や[[《巨大ネズミ》]]等の採用も考えられる。~
[[岩石族]]を展開できる[[アダマシア]]も相性が良く、[[《御影志士》]]を出せれば直接[[サーチ]]が可能。~
ただし、この[[カード]]の存在はできるだけ伏せておきたいので、それらを安易に採用するのは控えるべきである。~

-[[《カードブロッカー》]]~
[[攻撃]]されるごとに、[[墓地]]を肥やしながら自身の[[守備力]]を大幅に上げる[[効果]]を持つ。~
[[おジャマトークン]]3体、または一般的な[[モンスター]]でも4体以上の[[攻撃]]を集中させれば[[1ターンキル]]が狙える。~
基本的に[[表側表示]]なので[[地雷]]にはならないが、単体で[[守備力]]を上げられるのは魅力。~

-[[《ピースリア》]]~
[[《カードブロッカー》]]と同様に[[攻撃]]を集中させる[[カード]]との[[コンボ]]が有用。~
この際[[《牙城のガーディアン》]]を3枚[[手札]]に[[加える]]ことで[[守備力]]を大幅に上げ、[[1ターンキル]]を狙うことも出来る。~
[[《カードブロッカー》]]と比べると、単体でも高めの[[守備力]]と[[戦闘破壊]][[耐性]]を持ち扱いやすい点や、[[裏側表示]]から[[コンボ]]を始動できる点が優位点となる。~

-その他の[[守備力]]が高い[[モンスター]]~
[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]・[[《ディノンの鋼鉄騎兵》]]・[[《ガード・マンティス》]]・[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]等が候補。~
[[《球騎士の三人娘》]]等の[[通常モンスター]]を採用し[[《黙する死者》]]等で展開する手もある。~
[[《守護竜ユスティア》]]等の[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]なら、[[《魔の試着部屋》]]で大量展開できる。~
[[《断層地帯》]]を使うなら[[岩石族]]で固めたいので、[[アダマシア]]や[[《岩石の巨兵》]]等の他、[[《苦紋様の土像》]]等の[[罠モンスター]]が候補となる。~
[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]対策として、[[《ボタニカル・ライオ》]]や[[《白銀の城の召使い アリアンナ》]]を採用する事も考えられる。~

-[[《牙城のガーディアン》]]~
[[守備力]]の[[単体強化]][[効果]]を持ち、[[手札]]から使えるため奇襲性が高い。~
[[戦士族]]の[[ガーディアン]]であるため、[[《増援》]]・[[《戦士の生還》]]・[[《ウェポンサモナー》]]で[[サーチ]]・[[サルベージ]]が容易である。~
ただ、この[[カード]]が[[手札]]にあると分かった段階で[[相手]]は[[攻撃]]を控えるため、[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]等で[[1ターンキル]]を狙った方が良いだろう。~
また、これ1枚では[[強化]]値が足らず[[1ターンキル]]にならないので、[[守備力]]を倍加させる他の[[カード]]群よりも優先度は低い。~

-[[《ワイトプリンセス》]]~
[[全体弱体化]][[効果]]を持ち、[[手札]]から使えるため奇襲性が高い。~
[[自分]][[モンスター]]にも[[効果]]が及ぶが、[[裏側守備表示]]ならば影響を受けない。~

-[[《天獄の王》]]~
[[裏側守備表示]][[モンスター]]及び[[伏せカード]]に、[[破壊]][[耐性]]を付与する事が出来る。~
それにより、[[裏側守備表示]][[モンスター]]が[[戦闘]]前に[[除去]]されるというこの[[デッキ]]の弱点を、[[手札]]からカバーできる。~
また、この[[カード]]自身も[[守備力]]3000の[[モンスター]]であり、緩い条件で[[特殊召喚]]が可能である。~
その為、[[裏側守備表示]][[モンスター]]の代用として、[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]等と組み合わせるなどして[[反射ダメージ]]に利用出来る。~

-[[《妖竜マハーマ》]]~
[[反射ダメージ]]を与えた際に[[手札]]から[[発動]]し、その[[ダメージ]]量と同量の[[バーン]]を行う事で、実質的に[[反射ダメージ]]を倍加する事が出来る。~
[[《アステカの石像》]]等の[[戦闘ダメージが倍になる効果>戦闘ダメージ#double1]]とも併用が可能であり、その場合は実質的に[[反射ダメージ]]を4倍にする事が出来る。~
また、単体でも[[自分]]が[[戦闘ダメージ]]を受けた際に[[バーン]]が行える為、[[反射ダメージ]]で削りきれなかった場合の引導[[火力]]ともなり得る。~
その他、この[[カード]]自身も[[守備力]]2500の[[モンスター]]である為、[[裏側守備表示]][[モンスター]]の代用として、[[反射ダメージ]]に利用出来る。~

-[[《エフェクト・ヴェーラー》]]~
[[フィールド]]で[[発動]]する厄介な[[モンスター効果]]全般を対策できる。~
[[破壊]]はしないので[[攻撃]]してもらう機会を減らす事がなく、相性が良い。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]

―[[リンクモンスター]]~
-[[《リンクリボー》]]~
この[[モンスター]]単体では、実質的に使い切りで[[攻撃]]を1回止めるだけだが、[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]と組み合わせる事で、[[攻撃モンスター]]の[[攻撃力]]を0にして[[反射ダメージ]]を増加出来る。~

-[[《転生炎獣アルミラージ》]]~
[[《クリッター》]]の[[サーチ]][[効果]]を即座に[[発動]]させる事が出来、かつ任意のタイミングで[[フィールド]]からどかせられるので[[反射ダメージ]]の邪魔となりにくい。~
更に、[[フリーチェーン]]で[[モンスター]]に[[効果破壊]][[耐性]]を付与出来る為、[[裏側守備表示]][[モンスター]]を守る事が出来る。~
また、[[相手]]はこの[[効果]]の[[発動]]を強いる目的で、適当な低[[攻撃力]][[モンスター]]などでこの[[モンスター]]を[[攻撃]]する場合がある。~
その為、[[相手]]の[[攻撃]]を必要とする[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]の[[発動]][[トリガー]]となり得るほか、それ以外の[[バトルフェイズ]]に[[発動]]可能な[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]とも相性が良い。

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[《結束 UNITY》]]・[[《D2シールド》]]~
[[壁]][[モンスター]]の[[守備力]]を爆発的に上昇させる事ができる。~
ただし、[[元々の守備力]]を参照するので[[《聖域の歌声》]]等の[[強化]]数値ごと跳ね上げる事はできない。~

-[[《仁王立ち》]]~
現在の[[守備力]]を参照するようになった[[《D2シールド》]]+α。~
[[《D2シールド》]]等で上がった数値を更に倍にでき、脅威的な[[守備力]]となる。~
この[[コンボ]]によって[[《アステカの石像》]]の[[守備力]]が8000に達すると、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]が4000以下なら[[1ターンキル]]となる。~
[[墓地]]から[[除外]]して[[攻撃対象]]を限定する[[効果]]もこの[[デッキ]]と相性が良い。~
[[相手]]の[[攻撃対象]]を1体に限定する[[墓地]][[効果]]も、この[[デッキ]]と相性が良い。~
[[攻撃]]の強制まではできないので、[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]などと[[コンボ]]すると良い。~

-[[《ディメンション・ミラージュ》]]~
[[自分]][[モンスター]]が[[攻撃]]で[[破壊]]されなかった時、再度[[攻撃]]を強要させる。~
単純に[[戦闘ダメージ]]を倍加できるので、[[守備力]]を倍加させる[[カード]]と同等の役割と言える。~
[[墓地コスト]]がある限り何度でも[[発動]]できるので、[[ステータス]]変動[[カード]]と併用しなくとも[[1ターンキル]]を狙う事が可能である。~
[[コスト]]を払えず[[腐る]]危険性があるが、[[発動]]した[[《牙城のガーディアン》]]をそのまま[[除外]][[コスト]]に転用できる。~

-[[《巨神封じの矢》]]・[[《氷結界》]]・[[《モンスターBOX》]]・[[《分断の壁》]]・[[《迷い風》]]・[[《銀幕の鏡壁》]]・[[《禁じられた一滴》]]~
//・[[《恐撃》]]・[[《ハーフ・シャット》]]・[[《収縮》]]・[[《逆さ眼鏡》]]
//数が多すぎたので概ね下位互換になりそうなものをCO
[[攻撃モンスター]]の[[攻撃力]]を下げて[[反射ダメージ]]を増やす。~
特に[[攻撃力]]を0にする[[カード]]は、[[守備力]]を倍加する[[カード]]との[[コンボ]]で[[1ターンキル]]が狙える。~
[[《巨神封じの矢》]]や[[《迷い風》]]や[[《禁じられた一滴》]]は、[[モンスター効果]]を[[無効]]にする[[効果]]も持ち合わせているので、戦術を妨害されにくい点も優秀。~

-[[《バトルマニア》]]~
[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]。~
[[相手]][[モンスター]]に[[攻撃表示]]を強制する[[効果]]も持ち、[[相手]]が[[攻撃]]を躊躇して膠着状態に陥った状況を打破できる。~
しかし、[[相手]][[スタンバイフェイズ]]時にしか[[発動]]出来ず、かつその時点で存在する[[相手]][[モンスター]]にしか強制[[戦闘]][[効果]]が[[適用]]されないという大きな問題がある。~
現[[環境]]は様々な[[特殊召喚]]手段によってこの[[効果]]を容易に回避出来る為、より奇襲性の高い下記の[[カード]]が優先される事もある。~

-[[《立ちはだかる強敵》]]~
[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]。~
[[攻撃表示]]を強制する[[効果]]はないが、代わりに[[攻撃対象]]を限定する[[効果]]を持ち合わせている。~
[[攻撃表示]]を強制する[[効果]]はないが、代わりに[[相手]]の[[攻撃対象]]を1体に限定する[[効果]]を持ち合わせている。~
しかし、[[攻撃]]を受けさせたい[[自分]]の[[モンスター]]が[[表側表示]]でなければならず、かつその状態で[[相手]]が[[攻撃]]してこなければ使えない為、使える状況が限られる。~
この[[カード]]を採用する場合、[[攻撃対象]]を限定する[[効果]]を活かす事を考えたい。~

-[[《竜星の極み》]]~
[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]。~
[[攻撃表示]]を強制する[[効果]]はない為、[[守備表示]]にされると強制[[戦闘]]を回避されてしまう。~
[[相手]]が[[モンスター]]を[[攻撃表示]]で[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]に使ってやると良いだろう。~
[[フリーチェーン]]なので、[[相手]]の[[バトルフェイズ]]に[[発動]]する事で全ての[[攻撃表示]][[モンスター]]に[[攻撃]]を強制出来る。~

-[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]~
[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]。~
[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を[[攻撃表示]]にして[[攻撃]]を強制出来るが、既に[[フィールド]]に存在する[[モンスター]]には干渉しないので、予め[[発動]]しておく必要がある。~
[[相手]]の[[特殊召喚]][[カード]]に[[チェーン]]したり、[[《おジャマトリオ》]]との[[コンボ]]狙いで運用したい。~

-[[《沈黙の邪悪霊》]]~
[[攻撃モンスター]]を変更出来る効果であり、状況によっては前述の[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]と同じ様に使用出来る。~
しかし、[[攻撃モンスター]]とは別に、[[相手]][[フィールド]]に低[[攻撃力]][[モンスター]]が存在する状況でなければ有効でない為、使える状況が限られる。~

-[[《クロスカウンター》]]・[[《断層地帯》]]・[[《アクションマジック−フルターン》]]~
[[反射ダメージ]]を倍加する事が出来る。~
ただし、[[戦闘ダメージが倍になる効果>戦闘ダメージ#double1]]は重複しないので、これらの[[カード]]を複数枚併用したり、[[《アステカの石像》]]への[[攻撃]]時に使用しても、[[反射ダメージ]]を4倍にする事は出来ない点には注意。~

-[[《おジャマトリオ》]]~
[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]と組み合わせる事で大[[ダメージ]]を狙える。~
[[バトルフェイズ]]を生き延びられると[[リンク素材]]を献上する事になるため、可能な限り[[1ターンキル]]を狙いたい。~

-[[《メタル・リフレクト・スライム》]]~
[[《結束 UNITY》]]での[[ダメージ]]を増加させる。~
単体でかなりの[[守備力]]を持つので時間稼ぎにも使える。

-[[《強欲で謙虚な壺》]]~
[[自分]][[ターン]]に[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事は少ないので投入できる。~
ただし、[[デッキ]]コンセプトがバレると奇襲による一撃必殺が困難になる。~
使うのならば、[[《バトルマニア》]]等も必要となってくるだろう。~

-[[《強欲で金満な壺》]]・[[《金満で謙虚な壺》]]~
[[エクストラデッキ]]を使用しないので問題なく投入できる。~
後者は[[《強欲で謙虚な壺》]]と同様に奇襲が難しくなることに注意。~

-[[《月の書》]]~
[[相手]]の展開の妨害や[[除去]]の回避等、使い道は多岐に渡る。~
この[[デッキ]]独自の使用法として、[[自分]]の[[モンスター]]を[[攻撃表示]]で立たせておく事で[[相手]]の[[攻撃]]を誘い、この[[カード]]で[[守備表示]]にするという戦術もある。~

-[[《カイザーコロシアム》]]~
[[自分]]の[[モンスター]]を[[《アステカの石像》]]1体のみにしておけば[[相手]]の動きを大きく制限できる。~
[[デッキ]]によってはかなりの拘束力を持ち、[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ>エクシーズ召喚]]・[[リンク召喚]]を防ぐ事で、[[《バトルマニア》]]の弱点をカバーできる。~

-[[《マグネット・フォース》]]~
その[[ターン]]中、[[《アステカの石像》]]等に対する[[相手]]の[[モンスター効果]]を全て回避できる。~
ただし、[[裏側守備表示]]の場合は[[効果]]が[[適用]]されないので注意。~

//-[[《王宮の勅命》]]~
//厄介な[[魔法カード]]を軒並み[[無効化>無効]]する。~
//投入する[[魔法カード]]を少なめにしておけば不自由なく機能する。~

-[[《反転世界》]]~
高い[[守備力]]を活かして攻めに転じる[[カード]]。~
油断した[[相手]]にこちらから[[攻撃]]を仕掛ける事で能動的に[[戦闘ダメージ]]を与える。~
[[守備力]][[強化]][[カード]]と組み合わせる事で大きな[[ダメージ]]源となり、[[1ターンキル]]も視野に入る。~

-[[《トラップトリック》]]~
[[《D2シールド》]]や[[強制戦闘カード>攻撃宣言#card17]]の代替として適宜運用できるため、相性が良い。~
ただし、[[効果]]処理後[[罠カード]]を1枚しか[[発動]]できないため、予め使いたい[[罠カード]]を先に[[発動]]しておく必要がある。~
そのため、[[裏側守備表示]][[モンスター]]で[[反射ダメージ]]を狙う場合は、[[ダメージステップ]]には[[発動]]できないことも相まって他の[[カード]]と連携がとりにくい。~

-[[《サイクロン》]]・[[《ツインツイスター》]]・[[《砂塵の大嵐》]]・[[《バージェストマ・オレノイデス》]]・[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]・[[《醒めない悪夢》]]・[[《現世離レ》]]~
[[フリーチェーン]]の[[魔法・罠除去]][[カード]]。~
[[戦闘ダメージが0になる効果>戦闘ダメージ#zero]]等の、この[[デッキ]]にとって致命的な[[永続魔法]]・[[フィールド魔法]]・[[永続罠]]を、[[相手]][[バトルフェイズ]]中に[[除去]]出来る。~


**戦術 [#strategy]
 とにかく[[相手]]に[[攻撃]]してもらい、[[《アステカの石像》]]等で多大な[[反射ダメージ]]を与えて自滅させる。~
 何も考えずに[[モンスター]]を並べがちだが、できるだけ速い勝利が大切である事を忘れてはならない。~
 [[相手]]が[[キーカード]]を[[引いて>ドロー]]しまう前に速やかに[[ライフ]]を削りたい。~

 基本として、[[《アステカの石像》]]の[[守備力]]を[[強化]]、あるいは[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で4000以上の[[戦闘ダメージ]]を与えれば[[1ターンキル]]となる。~
 1枚で[[守備力]]を倍加できる[[《D2シールド》]]・[[《仁王立ち》]]は、この[[デッキ]]の[[キーカード]]と言える。~
 [[《結束 UNITY》]]は他の[[モンスター]]が必要となり、[[《アステカの石像》]]以外を並べると更に[[攻撃]]誘導[[カード]]、あるいは[[《クロスカウンター》]]等を併用しなければならない為、かなり手間が掛かる。~

***[[1ターンキル]]のパターン [#oneturnkill]
-[[《D2シールド》]]・[[《仁王立ち》]]を[[使用]]したパターン~
この[[デッキ]]の基本戦術となる[[《アステカの石像》]]と上記2枚による[[1ターンキル]]。~
[[守備力]]8000となった[[《アステカの石像》]]は、[[攻撃力]]4000までの[[モンスター]]との[[戦闘]]で[[相手]][[ライフ]]を0にする。~
どちらも[[ダメージステップ]]で[[使用]]できるので回避する手段は限られ、[[発動]]した時の成功率は高い。~

-[[攻撃力]]変動[[カード]]を併用したパターン~
上記パターンで[[守備力]]倍加[[カード]]が1枚しかない場合も、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で同じ結果となる。~
中でも[[攻撃力]]を0にする[[カード]]は、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]に左右されないため、[[1ターンキル]]を成立させ易い。~
[[《氷結界》]]は特に条件なく[[攻撃力]]を0に出来るため、[[コンボ]]を成立させやすい。~
現[[環境]]の[[エクストラデッキ]]の使用頻度を鑑みると、[[《巨神封じの矢》]]も有力と言える。~
[[《モンスターBOX》]]は手軽に[[発動]]できる反面、どうしても運が絡むので安定性はない。~

-[[《おジャマトリオ》]]を[[使用]]したパターン~
[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]と[[《おジャマトリオ》]]を用意。~
[[《アステカの石像》]]が存在する状態で上記の2枚を[[発動]]すれば12000もの[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~
[[おジャマトークン]]を何らかの方法で2体以上[[除去]]されると成立しなくなる。~
逆に言えば、1体[[除去]]するだけでは[[1ターンキル]]を阻止できないという事である。~
--[[マスタールール3]]までは[[フリーチェーン]]でない[[《バトルマニア》]]でも同様の[[コンボ]]が狙えた。~
現在は[[おジャマトークン]]が[[リンク素材]]として簡単に処理されてしまうため、[[バトルフェイズ]]中に[[《おジャマトリオ》]]を[[発動]]する必要がある。~

-[[《ディメンション・ミラージュ》]]を[[使用]]したパターン~
[[《ディメンション・ミラージュ》]]の[[効果]]と極めて噛み合った[[効果]]を持つ[[《カードブロッカー》]]を利用した[[1ターンキル]]。~
[[《カードブロッカー》]]を[[攻撃]]させることに成功すれば、後はその[[攻撃]]を凌ぎつつ[[《ディメンション・ミラージュ》]]を[[発動]]するだけで[[《カードブロッカー》]]を半永久的に[[攻撃]]させ続けられる。~
[[《カードブロッカー》]]の[[効果]]の内容から[[《アステカの石像》]]と違って目的のカムフラージュがしやすく、知名度の差もあって[[コンボ]]を知らない[[相手]]には決まりやすい。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[《アステカの石像》]]を[[攻撃]]してもらわなければならないので、[[相手]]の[[モンスター除去]]に頭を悩まされる事になる。~
 [[裏側表示]]の状態ならば[[《地砕き》]]等の[[効果を受けない]]が、[[表示形式]]を問わない[[除去]]は何らかの対策を取らなければならない。~
 特に[[マッチ]]2戦目以降は、[[モンスター]]を[[除去]]してから[[攻撃]]されるという事も多くなるため、[[《我が身を盾に》]]等の[[除去]]対策が必要となってくるだろう。~

// [[裏側守備表示]][[モンスター]]を問答無用で[[破壊]]する[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]等や、[[ダメージ計算]]を行わない[[《ドリルロイド》]]・[[《A・O・J カタストル》]]等の[[モンスター]]も天敵である。~
// 遭遇率は低いが[[《アマゾネスの剣士》]]は脅威で、[[《モンスターBOX》]]を[[発動]]した状態で[[攻撃]]されると目も当てられない。~
//採用率が低いのでCO

 ほぼ全ての[[モンスター]]が[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の影響を受け、一度[[効果]]を通してしまうと立て直すのは困難である。~
 高[[ステータス]]の[[モンスター]]や[[罠モンスター]]を多めに採用すれば被害を抑えられる。~

 [[バーン]][[デッキ]]等の[[ビートダウン]]以外の[[デッキ]][[相手]]にも弱い。~
// [[《バトルマニア》]]である程度対策できるとは言え、[[相手]][[フィールド]]に[[表側表示]]の[[モンスター]]がいなければそれも無意味である。~
 一応、[[《おジャマトリオ》]]との[[コンボ]]や[[《反転世界》]]等を組み込めば抵抗は可能。~

 [[《王宮のお触れ》]]を張られると、[[キーカード]]である[[《D2シールド》]]や[[《バトルマニア》]]が[[無効化>無効]]されて苦しくなる。~
 [[《ライトニング・ストーム》]]などの[[魔法・罠除去]]で対抗したい。~
// [[《収縮》]]等の[[魔法カード]]を増やしたり、[[エクストラデッキ]]から出せる[[除去]][[効果]]持ちの[[モンスター]]などで対応できるようにしておきたい。~
//魔法カードを増やしたところで罠が腐るのには変わりがないし、エクストラに頼るのも展開力的に厳しい

 [[【表示変更】]]・[[【カラクリ】]]・[[【ダーク・シムルグ】]]などはかなり相性が悪い。~

**その他 [#etc]
-コナミのゲーム作品において―~
[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]では、ポイント稼ぎのために流行。~
この時にはまさに[[オーバーキル]]が目的であったため、[[壁]]を5体並べて[[《アステカの石像》]]・[[《クロスカウンター》]]・[[《結束 UNITY》]]・[[《収縮》]]の併用が基本だった。~
[[OCG]]では不可能であるが、このゲームでは2倍4倍と[[ダメージ]]が増えたのである。~
ボーナスポイントを稼ぐため[[《友情 YU−JYO》]]を入れたりもした。~
また、[[《断層地帯》]]と[[《守護神エクゾード》]]の戦法は[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]にて[[《守護神エクゾード》]]が使う[[デッキ]]である。~
おまけに[[《結束 UNITY》]]・[[《モンスターBOX》]]・[[《立ちはだかる強敵》]]の[[コンボ]]まで披露してくる、[[一撃死>1ターンキル]]が怖い対戦[[相手]]である。~

**関連リンク [#link]
-[[【ウォールバーン】]]
-[[【岩石族】]]

-[[デッキ集]]