*【キャノンバーン】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 あらゆる角度から[[《キャノン・ソルジャー》]]の弾を確保し、[[バーン]]を行う[[デッキ]]。~
 古くは2000年のアジアチャンピオンが使用したこともある由緒正しき[[デッキ]]である。~

 元々は[[《キャノン・ソルジャー》]]軸の[[デッキ]]を指す名称であったが、現在は[[射出]]を行う[[デッキ]]全般を指すようになっている。
 
 《キャノン・ソルジャー/Cannon Soldier》
 効果モンスター(禁止カード)
 星4/闇属性/機械族/攻1400/守1300
 自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースする事で、
 相手ライフに500ポイントダメージを与える。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 【キャノンバーン】という[[デッキ]]名にこそなっているが、[[カード]]プールの増加に伴い、[[《キャノン・ソルジャー》]]に拘る必要はなくなっている。~
 更に、当の[[《キャノン・ソルジャー》]]と[[《トゥーン・キャノン・ソルジャー》]]が[[18/07/01>リミットレギュレーション/2018年7月1日]]において[[禁止カード]]になっており、それらを使用する構築は運用できなくなっている。~
 [[射出]]のページを参考にしながら、[[デッキ]]コンセプトに合わせたものを選択しよう。~
 なお、現在は[[種族]]・[[属性]]などの[[縛り]]と[[1ターンに1度]]の制限の両方がない[[射出]][[カード]]は全て[[禁止カード]]に指定されている。~
 そのため、[[射出]]したい[[モンスター]]に対応する[[射出]][[カード]]が存在しなければ、[[種族]]・[[属性]]を変更する必要がある。~

 最も[[汎用性]]の高かったものは、[[禁止カード]]にまでなった[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]([[エラッタ]]以前)であろう。~
 [[シンクロ召喚]]を組み込んだ[[デッキ]]であれば、[[腐る]]事なく容易に[[1ターンキル]]を狙えたのである。~
 例えば[[【増草剤1キル】>#Fertilizer]]は、[[【植物族】]]に[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]を採用するだけでも成り立っていた。~

 [[《ファイアウォール・ドラゴン》]]を組み込むことで[[《血の代償》]]の様に[[下級モンスター]]を[[特殊召喚]]し続けられ、[[《暗黒プテラ》]]や[[ガジェット]]を用いたものは同じような動きで[[1ターンキル]]が可能だったが、[[《ファイアウォール・ドラゴン》]]が[[19/01/01>リミットレギュレーション/2019年1月1日]]で[[禁止カード]]指定を受け[[21/01/01>リミットレギュレーション/2021年1月1日]]で[[同名カード]]の[[発動]]制限などの[[エラッタ]]で禁止解除されたためこの動きは不可能となった。~

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【アンデットオーム】]] [#Zombie]
 [[《ゾンビ・マスター》]]の[[蘇生]]を初めとした[[アンデット族]]特有の展開力を活かし、[[《プリーステス・オーム》]]で[[射出]]をする[[デッキ]]。~
 詳しくは該当ページ参照。~

***【ギガプラ1キル】 [#Gigaplant]
+[[《超合魔獣ラプテノス》]]、[[《ギガプラント》]]2体(A、Bとする)、[[射出]][[カード]]を並べる。
+[[《ギガプラント》]](B)を[[射出]]。
+[[《ギガプラント》]](A)で[[《ギガプラント》]](B)を[[蘇生]]。
+[[《ギガプラント》]](A)を[[射出]]。
+[[《ギガプラント》]](B)で[[《ギガプラント》]](A)を[[蘇生]]。2.へ戻る。

***[[【テレホン1キル】>【ディフォーマー】#Telefon]] [#Telefon]
+[[《D・テレホン》]]2体(A、Bとする)、[[射出]][[カード]]を並べる。
+[[《D・テレホン》]](B)を[[射出]]。
+[[《D・テレホン》]](A)で[[《D・テレホン》]](B)を[[蘇生]]。
+[[《D・テレホン》]](A)を[[射出]]。
+[[《D・テレホン》]](B)で[[《D・テレホン》]](A)を[[蘇生]]。2.へ戻る。

***[[【フォルトロール・ループ】>【X−セイバー】#decktype1]] [#Faultroll]
 2枚の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]と[[《XX−セイバー レイジグラ》]]による[[無限ループ]]を利用する。~
 詳しくは該当ページ参照。~

***【継承の印1キル】 [#Heritage]
+[[射出]][[カード]]、[[墓地]]に[[《宇宙砦ゴルガー》]]を3枚(いずれかが[[蘇生制限]]を満たしていればよい)、[[手札]]に[[《継承の印》]]を揃える。
+[[《継承の印》]]で[[《宇宙砦ゴルガー》]]を[[蘇生]]し、[[効果]]で[[装備]]している[[《継承の印》]]を[[バウンス]]する。
+[[効果]]を使った[[《宇宙砦ゴルガー》]]を[[射出]]。2.に戻る。~

***【ボルト・ヘッジホッグ1キル】 [#Bolt]
 [[《王宮の鉄壁》]]で[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]が[[除外]]されるのを防ぎつつ、延々とそれを[[射出]]していく[[無限ループ]]を利用した[[デッキ]]。~
 [[チューナー]]は[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]と[[レベル]]2[[サポート>サポートカード]]を共有でき、[[《王宮の鉄壁》]]とも相性がいい[[《ゾンビキャリア》]]がいいだろう。~
 [[《成金ゴブリン》]]や[[スプライト]]等を利用して[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]、[[チューナー]]、[[射出]][[効果]]を持つ[[モンスター]]を素早く並べたい。~

// [[チューナー]]は、[[《増援》]]で[[サーチ]]できる[[戦士族]]の[[チューナー]]がいい。~
// [[《増援》]]を共有でき、[[墓地を肥やす]][[《調律》]]でも[[サーチ]]できる[[《ジャンク・シンクロン》]]を採用すれば、[[シンクロ召喚]]を主力にできる。~
// [[《トゥルース・リインフォース》]]で[[リクルート]]できる[[《X−セイバー パシウル》]]は、[[壁]]としても活躍する。~
// [[戦士族]]である[[《終末の騎士》]]から[[墓地へ送る]]ことができ、[[《王宮の鉄壁》]]とは相性のよい[[《ゾンビキャリア》]]などもよいだろう。~
//増援は制限カードだし戦士族にこだわる必要はないと思う

 [[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を直接[[射出]]できる[[モンスター]]は存在しないため、[[属性]]変更をするか[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を2体用意して[[エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]を絡める必要がある。~
 その場合[[《プリーステス・オーム》]]の[[ダメージ]]効率が良く、自身を除いて9体分の[[リリース]]を確保できれば勝利できる。~
 [[縛り]]のない2体で出せる[[ランク]]2の[[闇属性]][[エクシーズモンスター]]は3種類以上存在し、これらを利用すれば[[《王宮の鉄壁》]]なしで[[1ターンキル]]が成立する。~

 [[射出]][[カード]]にアクセスできない場合の動きとして[[こちら>【ランク2】#bolt]]も参考にしたい。~

// [[射出]][[効果]]を持つ[[カード]]は[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]との[[シナジー]]を考え、[[《キャノン・ソルジャー》]]や[[《トゥーン・キャノン・ソルジャー》]]が適している。~
// [[墓地を肥やす]]のに[[ターン]]はまたぐようになったが、[[【未来オーバー】]]の要素も無理なく組み込みつつ[[1ターンキル]]を狙える。~
// この際、[[《ニトロ・シンクロン》]]等の[[機械族]]の[[チューナー]]も採用すれば、それらも[[墓地]]に落とすことが出来る。~

// そのほか、[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]を多く採用する事で、[[《王宮の鉄壁》]]が引けなかった場合でも戦力の確保や[[射出]][[対象]]を増やす事ができる。~
// [[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]を12体採用した場合、[[フィールド]]に[[《トゥーン・キャノン・ソルジャー》]]と[[チューナー]]、[[墓地]]に[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を2体用意する事で[[《王宮の鉄壁》]]無しで[[1ターンキル]]が達成可能となる。~

//展開のループギミック自体は生きているのでこちらに移動

**現在は構築不可能なデッキ [#Unbuildable]
 [[キーカード]]が[[禁止カード]]となったり[[エラッタ]]を受けたため、構築が不可能・困難となったものを紹介する。

***[[【サイエンカタパ】]] [#Scientist]
 [[《魔導サイエンティスト》]]で7体の[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]し[[《カタパルト・タートル》]]で[[射出]]する事を目標とした[[デッキ]]。~
 世界大会でも流行し、究極の【キャノンバーン】とも言える。~

***[[【混黒1キル】]] [#DarkChaos]
 [[《混沌の黒魔術師》]]の[[魔法カード]]を[[サルベージ]]する[[効果]]を利用して[[無限ループ]]を行う[[デッキ]]。~
 [[《カタパルト・タートル》]]を使った[[無限ループ]]ではないタイプや、[[《王宮の鉄壁》]]を使ったタイプも存在する。~
 詳しくは該当ページ参照。~

***【増草剤1キル】 [#Fertilizer]
 [[《氷結界の龍 ブリューナク》]]・[[《生還の宝札》]]・[[《増草剤》]]、そして[[射出]][[カード]]で決める[[1ターンキル]]。~

+[[《増草剤》]]で適当な[[植物族]]モンスターを[[蘇生]]。[[《生還の宝札》]]で1[[ドロー]]。
+[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]で[[《増草剤》]]を[[手札]]に[[戻す]]。
+[[植物族]][[モンスター]]を[[射出]]。1.に戻る。

***【ゾンビキャリア1キル】 [#Plaguespreader]
+[[《ゾンビキャリア》]]を[[墓地へ送る]]。
+[[《王宮の鉄壁》]]と[[《生還の宝札》]]を[[発動]]。
+[[手札]]1枚を[[デッキトップ]]に戻し、[[《ゾンビキャリア》]]を[[蘇生]]。
+[[《生還の宝札》]]の[[効果]]で1枚[[ドロー]]。
+[[射出]][[カード]]で[[《ゾンビキャリア》]]を[[射出]]。
+[[《王宮の鉄壁》]]が[[フィールド]]にあるため、「[[墓地]]へは送られずゲームから[[除外]]される」という[[効果]]が[[無効]]となり[[墓地]]へ送られる。
+以下、2.に戻る

 [[【ボルト・ヘッジホッグ1キル】>#Bolt]]に絡めることもできる。~
 損失のない[[無限ループ]]であるため、[[《成金ゴブリン》]]も採用圏内である。~
 この場合むやみに[[《王宮の鉄壁》]]を[[発動]]させるのはできるだけ避けよう。~
 下手をすると[[相手]]の[[《ゾンビキャリア》]]を無限に[[蘇生]]させられてしまうからである。~

***【キャノンプテラ1キル】 [#Ptera]
 [[《暗黒プテラ》]]と[[《血の代償》]]との[[コンボ]]による[[無限ループ]]を狙う。~
 詳しくは[[《キャノン・ソルジャー》]]を参照。~
 詳しくは[[《血の代償》]]を参照。~

***【ガジェットバーン】 [#Gadget]
+[[自分]][[フィールド]]に[[射出]][[カード]]と[[《血の代償》]]を、[[手札]]に[[ガジェット]]どれか1体、[[《貪欲な壺》]]3枚を揃える。
+[[手札]]の[[ガジェット]]を[[通常召喚]]する。これにより[[デッキ]]から特定の[[ガジェット]]を[[手札]]に[[加える]]。
+[[射出]][[カード]]で[[ガジェット]]を[[射出]]。
+[[《血の代償》]]の[[効果]]でさっき加えた[[ガジェット]]を[[通常召喚]]。[[効果]]で特定の[[ガジェット]]を[[手札]]に[[加える]]。
+3.に戻って[[墓地]]に[[ガジェット]]が5体以上、[[手札]]に[[ガジェット]]が1枚存在という状態になるまで繰り返した後、[[《貪欲な壺》]]を[[発動]]。
+以下、3.に戻って繰り返し。~
※[[相手]]より[[ライフポイント]]が1以上多くないと[[ライフコスト]]が足りなくなる。~

 また、[[《ダイガスタ・エメラル》]]によって[[墓地]]の[[ガジェット]]と[[《ダイガスタ・エメラル》]]を[[デッキに戻す]]事で、[[デッキ]]内の[[ガジェット]]を切らさずに[[無限ループ]]を達成する事もできる。~
 ただし[[《ダイガスタ・エメラル》]]の[[エクシーズ召喚]]を行う都合上、単純に考えて弾数が半分になるため、何らかの[[ライフ回復]]が必要である。~

***【イレカエル1キル】 [#Substitoad1kill]
 [[【ガエル】]]の一種で[[《イレカエル》]]で大量の[[ガエル]]を[[墓地]]へ送り、[[《粋カエル》]]の[[自己再生]]で[[リリース]]を確保する[[1ターンキル]][[デッキ]]。~
// 世界大会でも好成績を収めたが、[[《イレカエル》]]を[[禁止カード]]へ送り込んだ。~

***[[《ファイアウォール・ドラゴン》]]軸 [#fwd]
 高い展開能力を持ち[[《血の代償》]]と同等あるいはそれ以上となる[[《ファイアウォール・ドラゴン》]]を軸としたタイプ。~
 [[無限ループ]]あるいは大量展開による[[1ターンキル]]が可能なる領域にあり、最終的に4枚もの[[射出]]持ち[[カード]]を[[禁止カード]]へ送り込むことになった。~

-[[【ABC】]]に[[《A−アサルト・コア》]]2枚による[[無限ループ]]。~
[[射出]][[カード]]には[[機械族]]サポートを共有できる[[《キャノン・ソルジャー》]]が使用された。~
[[《キャノン・ソルジャー》]][[禁止カード]]指定後には[[《メガキャノン・ソルジャー》]]を[[《クリフォート・ゲニウス》]]で[[サーチ]]するタイプが登場した。~

***[[《キラー・スネーク》]]+[[《苦渋の選択》]]採用型 [#Serpent]
 第2期[[環境]]中盤で活躍した[[デッキ]]。~
 [[《苦渋の選択》]]によって[[エラッタ]]前の[[《キラー・スネーク》]]を一気に[[墓地]]へと叩き込み、[[射出]]の玉数を稼ぐ。~
 補助には[[《血の代償》]]が採用されており、[[《キラー・スネーク》]]は壁[[モンスター]]としても機能する等臨機応変な戦いが可能。~
 ただし、早期決着する構成ではないので、(当時としては)[[攻撃力]]を上げやすかった[[《ムカムカ》]]や、各種[[魔法カード]]・[[罠カード]]で[[アドバンテージ]]を広げる戦い方を主軸とした。~

**サンプルレシピ [#sample]
-2000年アジアチャンピオン使用[[デッキ]]~
http://www.geocities.jp/delyuerumasuta/newpage31.htm~
[[遊戯王アルティマニア>http://www.geocities.jp/delyuerumasuta/]]~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]
-[[《キャノン・ソルジャー》]]
-[[《トゥーン・キャノン・ソルジャー》]]
-[[《マスドライバー》]]

**関連リンク [#link]
-[[【サイエンカタパ】]]
-[[【マテリアル1キル】]]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]