*【チャルアイーター】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[《タイム・イーター》]]と[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]の[[効果]]で、毎[[ターン]][[相手]]の[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]と[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]してしまう[[デッキ]]。~ [[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]するため、実質[[メインフェイズ２>メインフェイズ#M2]]も[[スキップ]]する。~ [[相手]]は[[ドローフェイズ]]・[[スタンバイフェイズ]]・[[エンドフェイズ]]しか行えないため、ほとんど何も出来なくなる。~ [[地縛神]]を入れる等、[[ロック]][[デッキ]]としては異質な[[デッキ]]構成と[[戦術>【チャルアイーター】#strategy]]を求められるが、一度[[コンボ]]が決まれば、勝利は近い。~ 《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ/Earthbound Immortal Chacu Challhua》 効果モンスター 星１０/闇属性/魚族/攻2900/守2400 「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に１体しか表側表示で存在できない。 フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。 相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。 また、１ターンに１度、このカードの守備力の半分のダメージを 相手ライフに与える事ができる。 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。 このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、 相手はバトルフェイズを行えない。 《タイム・イーター/Timeater》 効果モンスター 星６/闇属性/機械族/攻1900/守1700 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、 次の相手ターンのメインフェイズ１をスキップする。 《ミラクル・フリッパー/Miracle Flipper》 効果モンスター 星２/光属性/魔法使い族/攻 300/守 500 「ミラクル・フリッパー」が自分フィールド上に存在する場合、 このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚できない。 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 相手は他の表側表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。 このカードが戦闘で破壊された場合、このカードを相手フィールド上に特殊召喚する。 このカードが魔法・罠の効果で破壊された場合、 相手フィールド上のモンスター１体を破壊する。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] ***[[モンスターカード]]について [#monster] [[デッキ]]の中核である[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]・[[《タイム・イーター》]]・[[《ミラクル・フリッパー》]]は各３枚[[積み>積む]]となる。~ //アドバンス召喚を軸にしてるけど守備表示で出したい《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》と相性悪くないですか？ ―その他相性の良い[[モンスター]] -[[《偉大天狗》]]~ [[戦闘ダメージを与える]]ことで[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]出来るため[[積んでも>積む]]良いだろう。~ しかし、[[上級モンスター]]である以上、[[リリース]]確保が更に必要となってしまう点には注意したい。~ -[[《サイバー・ヴァリー》]]・[[《マシュマロン》]]~ これら[[【ロックバーン】]]に採用される[[カード]]は場持ちが良かったり、[[ドロー]][[効果]]を持っているので、[[コンボ]]を決めやすくしてくれる。~ //-[[《幻銃士》]]~ //[[キーカード]]に[[上級モンスター]]が多くなるため、強力な[[トークン]]生成能力を持ったこの[[カード]]も採用したい。~ //アドバンス召喚サポートに使うと召喚権の工面が大変 -[[《シャインエンジェル》]]・[[《見習い魔術師》]]~ [[《ミラクル・フリッパー》]]を[[リクルート]]できるため、複数枚[[積んでも>積む]]いい。~ 前者は[[《サイバー・ヴァリー》]]や[[《マシュマロン》]]も[[リクルート]]してこれるため、相性がいい。~ 後者を採用するなら、[[《執念深き老魔術師》]]や[[《水晶の占い師》]]も入れるといいだろう。~ //-[[《ＥＭディスカバー・ヒッポ》]]~ //自身を[[召喚]]した[[ターン]]に[[最上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]できる[[効果]]を持つ。~ //[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]は[[レベル]]10[[モンスター]]であるために該当しており、下記の[[《帝王の烈旋》]]と組み合わせると効果的である。~ //[[サポートカード]]の[[《超カバーカーニバル》]]と組み合わせればいざという時の[[リリース]][[コスト]]や[[壁]]役になってもらえる点でも[[親和性>シナジー]]が高い。~ -[[《エンジェルＯ１》]]~ [[手札]]の[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を見せて[[特殊召喚]]でき、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[アドバンス召喚]]する分の[[召喚権]]を確保することができる。~ [[《宣告者の神巫》]]と[[《トリアス・ヒエラルキア》]]の[[コンボ]]でこの[[カード]]を[[リクルート]]して[[リリース]]要因を確保する動きも便利。~ -[[《天帝従騎イデア》]]~ [[《冥帝従騎エイドス》]]を[[リクルート]]することで自身を[[召喚]]した[[ターン]]に[[地縛神]]を[[アドバンス召喚]]できる。~ また何らかの手段で[[《真帝王領域》]]を[[除外]]しておけば[[墓地へ送られた]]際にそれを[[手札]]に[[加える]]ことができる。~ -[[《冥帝従騎エイドス》]]~ [[墓地]]に存在する自身を[[除外]]することで、[[墓地]]の[[攻撃力]]800／[[守備力]]1000の[[モンスター]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~ この[[効果]]で[[《天帝従騎イデア》]]を[[蘇生]]すれば、この[[カード]]１枚で[[地縛神]]の[[リリース]]を揃えることができる。~ -[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]・[[《覇王門無限》]]~ 前者を[[ペンデュラムゾーン]]に[[発動]]すれば後者も用意できるので、[[レベル]]６以上の[[モンスター]]を[[ペンデュラム召喚]]する準備が整う。~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]・[[《タイム・イーター》]]は[[闇属性]]なので[[デメリット]]も気にならない。~ -[[《雷帝家臣ミスラ》]]~ [[リリース]]要員と[[攻撃対象]]の確保が同時に行える。~ [[エクストラデッキ]]封じも、この[[デッキ]]では[[重く>重い]]はない。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―[[フィールド魔法]]~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]維持のため、[[フィールド魔法]]が[[必須カード]]となる。~ [[キーカード]]のほとんどが[[上級モンスター]]以上であるため、[[リリース]]が確保できる[[フィールド魔法]]を選択したい。~ -[[《死皇帝の陵墓》]]~ [[ライフコスト]]のみで[[キーカード]]を[[召喚]]出来る。~ -[[《ブラック・ガーデン》]]~ [[自分]][[フィールド]]への[[召喚]]・[[特殊召喚]]に反応して[[相手]][[フィールド]]に[[ローズ・トークン]]を生成する[[フィールド魔法]]。~ [[《タイム・イーター》]]は[[攻撃力]]が半分になっても[[ローズ・トークン]]を[[戦闘破壊]]できるため、[[《ミラクル・フリッパー》]]の代役を担える。~ また、[[相手]][[フィールド]]への[[召喚]]・[[特殊召喚]]に反応して[[自分]][[フィールド]]に[[ローズ・トークン]]を生成するため、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]を確保しやすい。~ 特に、[[《ミラクル・フリッパー》]]と併用すれば[[相手]][[フィールド]]への[[特殊召喚]]を能動的に行え、毎[[ターン]][[ローズ・トークン]]を生成できる。~ //[[トークン]]生成に注目したい。~ //[[《ミラクル・フリッパー》]]の[[効果]]により、常にこちら側の[[フィールド]]に[[ローズ・トークン]]が出てくるため、[[リリース]]要員が簡単に用意できる。~ //更に、[[《ミラクル・フリッパー》]]の代用も用意可能となる。~ //[[《タイム・イーター》]]は[[攻撃力]]が半分になっても、[[ローズ・トークン]]、[[《ミラクル・フリッパー》]]に勝てるからである。~ //[[相手]]の妨害にも使える点を考慮しても、この[[カード]]を[[《死皇帝の陵墓》]]の代わりに採用しても良いだろう。~ -[[《地縛地上絵》]]~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]が存在すれば[[除去]]に対して非常に強い。~ [[ロック]]後の数少ない抜け穴である[[《サイクロン》]]等による[[フィールド魔法]]の[[除去]]に対応でき、逆転される可能性が減る。~ ただし、[[シンクロモンスター]]を要求する(2)(3)は活かしづらく、(3)の[[サーチ]]先もこの[[デッキ]]ではあまり旨味がない。~ ―[[キーカード]]の展開[[サポート>サポートカード]]~ [[《タイム・イーター》]]は[[《サイコ・ショックウェーブ》]]で[[特殊召喚]]できる。~ しかし[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]と[[《タイム・イーター》]]を[[特殊召喚]]できるのは[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《戦線復帰》]]等の汎用[[カード]]ぐらいしかないので、あくまで主軸は[[アドバンス召喚]]に置くべきである。~ [[アドバンス召喚]]の為の[[サポートカード]]だが、上述の[[アドバンス召喚]][[サポートモンスター>サポートカード]]の他にも、前線を任せられる[[罠モンスター]]や[[トークン]]生成能力を持った[[魔法カード]]から選んでいきたい。~ -[[《終焉の焔》]]~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]と[[《タイム・イーター》]]は共に[[闇属性]]なので、[[黒焔トークン]]で[[アドバンス召喚]]できるだけではなく、いざとなったら[[相手]]の[[攻撃]]時に[[発動]]させて[[壁]]としても使える。~ -[[《帝王の烈旋》]]~ 自身の[[モンスター]]の代わりに[[相手]]の[[モンスター]]１体を[[アドバンス召喚]]の際の[[リリース]]に使える優秀な[[魔法カード]]。~ -[[《戦線復帰》]]~ [[相手]][[ターン]]中に[[表側守備表示]]で[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[蘇生]]できる。~ [[相手]]の[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]終了時に[[発動]]すれば、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]の[[守備表示]]時の[[効果]]で[[相手]]は[[バトルフェイズ]]を行えないため、思惑を外すことも可能。~ ―[[魔法・罠カード]]対策~ この[[デッキ]]が他の[[ロック]][[デッキ]]と決定的に違う点は、[[ロック]]を持続するのに[[戦闘]]を介する必要がある点である。~ つまり、[[《次元幽閉》]]、[[《くず鉄のかかし》]]等の[[攻撃宣言]]に反応する[[カード]]に弱い。~ それらを[[除去]]する[[カード]]や[[カウンター]]する[[カード]]を採用したい。~ 特に[[カウンター罠]]などは[[ロック]]後の抜け穴をふさぐ役割も担える。~ この[[デッキ]]特有の[[魔法・罠カード]]対策として[[《地縛旋風》]]・[[《地縛波》]]も利用できる。~ // そのため、それらを[[除去]]する為の[[カード]]が必要になる。~ //-[[《砂塵の大竜巻》]]・[[《サイクロン》]]~ //使いやすい[[魔法・罠除去]][[カード]]。~ //-[[《地縛旋風》]]~ //[[地縛神]]専用[[《ハーピィの羽根帚》]]。~ //-[[《地縛波》]]~ //[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]が[[フィールド]]に存在すれば、[[ノーコスト]]の[[《魔宮の賄賂》]]となるのでこちらの投入も考えられる。~ //-[[《魔宮の賄賂》]]等の[[カウンター罠]][[カード]]~ //上記の[[攻撃宣言]]に反応する[[カード]]を封殺できるので複数入れておきたい。~ ―その他相性の良い[[カード]]~ -[[《覇者の一括》]]・[[《威嚇する咆哮》]]~ １[[ターン]]のみだが[[相手]]の[[バトルフェイズ]]を凌げる。~ 前者は[[《タイム・イーター》]]と組み合わせて１[[ターン]][[相手]]の[[メインフェイズ]]・[[バトルフェイズ]]を確実に[[スキップ]]できる。~ 後者は[[攻撃宣言]]しか封じられないが、[[発動]]タイミングを選ばない。~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[召喚]]するまでの繋ぎとして、上手く活用したい。~ -[[《テラ・フォーミング》]]・[[《メタバース》]]・[[《終焉の地》]]~ [[フィールド魔法]]を素早く呼び込むためにも、複数[[積みたい>積む]]所。~ -[[《強制転移》]]~ [[《ミラクル・フリッパー》]]を[[送りつけ]]るのに役立つほか、その[[《ミラクル・フリッパー》]]が引けない時に[[自分]]の弱小[[モンスター]]を[[相手]]に[[送りつけ]]て[[《タイム・イーター》]]を補助できる。~ //[[《偉大天狗》]] //アドバンス召喚して送りつけるくらいなら[[リリース]]要因を送りつけた方がまし **戦術 [#strategy] この[[デッキ]]の戦術を成立させる為には以下の条件を全て満たす必要がある。~ +[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[相手]][[フィールド]]に[[送りつけ]]る。~ +[[《タイム・イーター》]]と[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]し[[自分]][[フィールド]]に揃える。~ 1．の方は下準備として[[《シャインエンジェル》]]や[[《見習い魔術師》]]で[[リクルート]]し、[[壁]]として[[戦闘破壊]]されたり、[[自爆特攻]]すれば簡単に達成できる。~ ただし、タイミングを考えないと[[リンク素材]]として処理される可能性も高いので注意。~ 2．の方は共に[[召喚制限]]こそないが主軸を[[アドバンス召喚]]に置く都合上[[フィールド]]に揃えにくい。~ 上述の[[アドバンス召喚]]補助[[カード]]を駆使して出していきたい。~ 最初は[[《死皇帝の陵墓》]]、[[《ブラック・ガーデン》]]等で[[リリース]][[コスト]]を調達し[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[召喚]]。~ 高[[攻撃力]]の[[直接攻撃]]を決めた次の[[ターン]]に[[守備表示]]にすれば無駄も少ない。~ そして、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[守備表示]]にした後に[[《タイム・イーター》]]を[[召喚]]し、[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[戦闘破壊]]していけば[[ロック]]の完成となる。~ [[相手]]の妨害を考えても、上記の流れは少ない[[ターン]]で行いたい。~ [[ロック]]が完成した後は、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]の[[バーン]][[効果]]や[[直接攻撃]]で[[相手]]の[[ライフ]]を削り取る。~ ここで[[《神の通告》]]等を[[発動]]されてしまうと全てが水泡に帰す危険があるので、万全を期すなら[[ダメージ]]を与える前に[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を完全に[[除去]]しておきたい。~ **[[デッキ]]の派生 [#decktype] ***【チャルア竹光】 [#BambooSword] [[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]を[[スキップ]]する手段として、[[《タイム・イーター》]]の代わりに[[《燃え竹光》]]を採用した型。~ [[【竹光】]]は[[《魂を吸う竹光》]]によって[[ドローロック]]までできるので、ここまで決まってしまえば[[相手]]に逆転されることはまずない。~ 《燃え竹光/Burning Bamboo Sword》 永続魔法 (1)：このカードが既に魔法＆罠ゾーンに存在する状態で、 自分が「竹光」カードを発動した場合に発動できる。 次の相手メインフェイズ１をスキップする。 [[《タイム・イーター》]]及びその的である[[《ミラクル・フリッパー》]]を展開する必要がないため、従来の【チャルアイーター】より[[コンボ]]を成功させやすい。~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]の展開方法を[[《タイム・イーター》]]と共有させる必要がなくなるので、[[特殊召喚]]による展開を主体にすることができ、[[アドバンス召喚]]の時にあった[[ロック]]までの１[[ターン]]のラグがなくなる。~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]は[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]・[[《揺海魚デッドリーフ》]]で[[墓地へ送る]]ことができ、これらは全て[[レベル]]４なので[[《Ｎｏ.６０ 刻不知のデュガレス》]]に繋げることでそのまま[[蘇生]]できる。~ 次の[[自分]][[ターン]]の[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]が[[スキップ]]される点も、[[ロック]]さえ決まってしまえば[[攻撃]]をしなくても然程問題ないので気にならない。~ [[《燃え竹光》]]の運用については[[【竹光】]]を参考にしてほしい。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[基本的な動き>#strategy]]に繋げる過程で[[サーチ]]が効きにくい[[カード]]を多用する[[コンボ]][[デッキ]]であるため、弱点は多く、以下の[[メタカード]]がほぼ全て[[刺さる]]。~ それら[[メタカード]]が対抗手段が無いまま[[先攻]]で出されると最悪詰みかねない。~ なので如何にバランスを崩さずに[[打開策>メタカード]]を[[サイドデッキ]]から投入出来るかが鍵となる。~ [[環境]]次第では[[《タイフーン》]]や[[《幽鬼うさぎ》]]等[[除去]][[カード]]の採用も検討したい。~ // [[環境]]次第では[[《タイフーン》]]や[[《幽鬼うさぎ》]]等[[除去]][[カード]]の採用も検討したい。~ //要は手札誘発ってことでしょ。幽鬼うさぎは下のメタカードの対策になってないし。 -[[手札事故]]の多さ~ [[サーチ]]が効きにくい[[カード]]を多用する[[コンボ]][[デッキ]]である以上、[[手札事故]]の多さはある程度目を瞑る必要がある。~ [[基本的な動き>#strategy]]に繋げて[[ロック]]が完成するまでが大変なので[[相手]]の妨害を考えても、[[上記の流れ>#strategy]]は少ない[[ターン]]で行いたい。~ -ギミックそのものを成立させない[[カード]]~ この[[デッキ]]のギミックそのものを潰す[[《スキルドレイン》]]のような[[永続カード]]や[[《神の通告》]]等の[[カウンター罠]]を[[発動]]されてしまうと全てが水泡に帰してしまう。~ また[[《タイム・イーター》]]の[[攻撃]]に対して[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]・[[《次元幽閉》]]等の[[除去]]を使われたり、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]を使われるとこちらの挙動が鈍くなり、攻め込まれてしまう。~ -完成した[[ロック]]を崩してくる[[カード]]~ [[ロック]]が完成してからも[[手札]]から[[発動]]できる[[《サイクロン》]]、[[《月の書》]]、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]等によって崩される可能性は考慮する必要がある。~ [[《サイクロン》]]や[[《コズミック・サイクロン》]]等で[[フィールド魔法]]を[[除去]]されると[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]が[[自壊]]してしまう。~ [[《月の書》]]の場合は[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を[[裏側守備表示]]にしてしまう事で[[バトルフェイズ]]を行わせてしまう。~ [[《エフェクト・ヴェーラー》]]の場合は[[《タイム・イーター》]]の[[効果]]を[[無効]]にし[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]を[[スキップ]]できなくなる。~ //[[《無限泡影》]] //《ミラクル・フリッパー》がいるため基本的に発動できず、《ミラクル・フリッパー》がいなくなってから《タイム・イーター》の効果処理まではダメージステップなので発動できない [[《ミラクル・フリッパー》]]の存在から[[《無限泡影》]]に妨害されることはないが、[[《拮抗勝負》]]は[[《ミラクル・フリッパー》]]の[[特殊召喚]]に[[チェーン]]して[[発動]]される恐れがあり、通してしまえば[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を生き残らせることができない。~ これらの[[カード]]はどれも採用率が高いので、対策を考えておきたい。~ [[《サイクロン》]]・[[《月の書》]]に対しては[[《マジック・ディフレクター》]]が有効。~ [[《エフェクト・ヴェーラー》]]については食らった[[ターン]]中に[[ロック]]を復元すればなんとかなるので、再度[[《タイム・イーター》]]を展開するか、[[《月の書》]]や[[《月読命》]]等を利用して[[効果]]を[[リセット]]したい。~ //[[《無限泡影》]] **この[[デッキ]]の歴史 [#history] ***第２期(2000年〜2002年) [#history2] 元々は[[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した[[《偉大天狗》]]で[[戦闘ダメージ]]を与え[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]するというコンセプトで構築・誕生した[[デッキ]]であった。~ [[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]で登場した[[《タイム・イーター》]]により「毎[[ターン]][[相手]]の[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]と[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]してしまう[[デッキ]]」という、この[[デッキ]]の基本コンセプトが完成することとなった。~ しかし、[[《偉大天狗》]]が[[スピリットモンスター>スピリット]]ゆえ[[手札]]に[[戻って>戻す]]しまう為、扱いづらさが目立つ[[デッキ]]であった。~ ***第５期(2006年〜2008年) [#history5] [[LIGHT OF DESTRUCTION]]でこの[[デッキ]]と[[親和性>シナジー]]が高い[[《ミラクル・フリッパー》]]が登場した。~ ***第６期(2008年〜2010年) [#history6] [[ANCIENT PROPHECY]]で[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]が登場。~ [[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を維持するためには[[フィールド魔法]]が[[必須カード]]ではあるものの[[《偉大天狗》]]より扱いやすく、この[[デッキ]]と[[親和性>シナジー]]が高かった為、以降は、こちらの方式にシフトしている。~ ***第７期(2010年〜2012年) [#history7] [[STORM OF RAGNAROK]]で[[召喚権]]を使わずに[[メインフェイズ２>メインフェイズ#M2]]のみを[[スキップ]]させることが出来る[[《端末世界》]]が登場。~ これにより派生として[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]の代わりに[[《端末世界》]]を採用し[[メインフェイズ]]のみを[[スキップ]]させる[[デッキ]]も登場した。~ [[《端末世界》]]は[[フィールド]]に出しやすいので手軽に[[ロック]]をかけられるが、[[サーチ]]しにくく[[バトルフェイズ]]を封印できないため状況次第では[[《タイム・イーター》]]が[[戦闘破壊]]されてしまうという弱点を持つ。~ なお、[[カード]]プールの増加や[[カード]]パワーのインフレにより[[《偉大天狗》]]を[[フィールド]]に維持する事も以前よりは楽になってきている。~ ***第10期(2017年〜) [#history10] [[新マスタールール]]導入に伴い登場した[[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]により、[[相手]][[フィールド]]に[[送りつけ]]た[[《ミラクル・フリッパー》]]が[[リンク素材]]として簡単に処理されるケースが珍しくなくなった。~ そのため、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]がいない状態で[[《タイム・イーター》]]の[[効果]]を[[適用]]できる期間が短くなってしまい、結果として[[ロック]]を完成させることが以前よりも厳しくなっている。~ 代わりに[[《タイム・イーター》]]以外にも[[メインフェイズ１>メインフェイズ#M1]]を[[スキップ]]出来る[[《燃え竹光》]]が登場し、[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]を用いた[[ロック]][[バーン]]には別の形が生まれることとなった。~ こちらについては[[【竹光】]]を参照のこと。~ **代表的な[[カード]] [#keycard] -[[《タイム・イーター》]] -[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]] -[[《ミラクル・フリッパー》]] -[[《死皇帝の陵墓》]] -[[《ブラック・ガーデン》]] -[[《覇者の一括》]] **関連リンク [#link] -[[ロック]] -[[【地縛神】]] -[[【フェンリルハンデス】]] -[[デッキ集]]