*【デッキ破壊1キル】 [#top] //議論板での議論に基づき、大幅な改訂を行いました。詳しくは議論用BBS内の「【メタモルポット1キル】作成提案」を参照。(10/05/02) #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] 1[[ターン]]の内に何度も[[《メタモルポット》]]を[[リバース]]させ、高速で[[デッキ破壊]]を行う事を目的とした[[1ターンキル]][[デッキ]]。~ [[相手]]の[[デッキ]]枚数が残り僅かとなったところを、[[《ニードルワーム》]]や[[《手札抹殺》]]の[[効果]]で0枚にして引導を渡す。~ 《メタモルポット/Morphing Jar》 リバース・効果モンスター(制限カード) 星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600 (1):このカードがリバースした場合に発動する。 お互いの手札を全て捨てる。 その後、お互いはデッキから5枚ドローする。 《ADチェンジャー/A/D Changer》 効果モンスター 星1/光属性/戦士族/攻 100/守 100 自分のメインフェイズ時に、 墓地のこのカードをゲームから除外し、 フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターの表示形式を変更する。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] -[[《メタモルポット》]]~ コンセプトとなる[[カード]]。~ 双方の[[プレイヤー]]の[[ドロー]]を加速し、[[デッキ]]を高速で削ることができる。~ その[[《メタモルポット》]]を[[サーチ]]する手段だが、[[手札]]に呼び込んでしまえば[[《ADチェンジャー》]]以外の[[モンスター]]は不要になること、[[《魔法再生》]]の[[コスト]]確保を考えると混ぜるのは推奨できない。~ --[[《裏風の精霊》]]~ [[召喚に成功した]]場合に[[リバースモンスター]]1体を[[サーチ]]できる。~ この[[カード]]に[[召喚権]]を使うことになるのでワンテンポ遅れるが、能動的に[[《メタモルポット》]]を[[手札]]に[[加えられる>加える]]。~ --[[《クリッター》]]~ [[《メタモルポット》]]の[[サーチ]]要員だが[[《裏風の精霊》]]よりも更に遅めの[[サーチ]]となるので、4枚目以降の採用となる。~ --[[《怒気土器》]]~ [[手札]]の[[《怒気土器》]]を[[コスト]]に[[デッキ]]から直接[[《メタモルポット》]]を[[セット]]できる。 --[[《巨大ネズミ》]]~ [[戦闘]]を介して[[《メタモルポット》]]を[[フィールド]]上に[[特殊召喚]]できる。~ しかし[[相手]]の[[ターン]]で[[《メタモルポット》]]を[[特殊召喚]]しても非常に[[除去]]されやすい。~ [[自分]]の[[ターン]]における[[自爆特攻]]が基本となるだろう。~ //--[[《ディープ・ダイバー》]]~ //[[《巨大ネズミ》]]に比べれば[[デッキの一番上]]という性質上、比較的安全に[[《メタモルポット》]]を[[サーチ]]できる。~ //タイムラグがあるので、こちらは[[《巨大ネズミ》]]とは異なり[[相手]][[ターン]]中の[[発動]]が基本となる。~ --[[《魔救の探索者》]]・[[《魔救の追求者》]]~ [[デッキトップ]]から5枚の中に[[《メタモルポット》]]があればそれを[[特殊召喚]]できる。~ とはいえ[[制限カード]]の[[《メタモルポット》]]を探し当てるのは厳しいため、[[《怒気土器》]]から[[《メタモルポット》]]を[[特殊召喚]]するために必要な[[レベル]]2・[[地属性]]・[[岩石族]]を水増しする側面が大きい。 -[[《ADチェンジャー》]]~ [[墓地]]から自身を[[除外]]することで、[[フィールド]]上の[[モンスター]]1体の[[表示形式]]を変更する。~ [[効果]]で[[裏側守備表示]][[モンスター]]を選択すると[[表側攻撃表示]]になり、その際[[リバース効果]]も[[発動]]する。~ つまりは、[[墓地]]に置いておける[[《太陽の書》]]である。~ [[《メタモルポット》]]・[[《魔法石の採掘》]]・[[《手札断殺》]]など[[墓地へ送る]]手段はいくらでもあるので[[発動]]は容易い。~ 3枚投入して問題はない。~ -[[《若い忍者》]]~ [[表側表示]]で[[《メタモルポット》]]を[[特殊召喚]]した場合に、[[手札]]から自己[[特殊召喚]]しながら[[セット]]させられる。~ 自身が[[手札]]・[[フィールド]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[《メタモルポット》]]を[[リバース]]・[[セット]]できる。~ [[同名カード]]で[[1ターンに1度]]のため[[ピン挿し]]で問題ない。~ -[[《タイム・リワインダー》]]~ [[メインフェイズ]]に[[モンスター]]が[[リバースした]]場合に、自己[[特殊召喚]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ また、[[メインフェイズ]]に自身が[[リバースした]]場合に、任意の[[モンスター]]を[[蘇生]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ -[[《生きる偲びのシルキィ》]]~ [[手札]]・[[墓地]]に存在する場合に[[お互い]]の[[表側表示]][[モンスター]]を[[セット]]できる。~ -[[《ニードルワーム》]]~ 最終的に決め手となる[[カード]]。~ 後から[[《浅すぎた墓穴》]]で[[蘇生]]すれば良いので、1〜2枚投入すれば十分だろう。~ -[[《聖なる魔術師》]]~ [[魔法カード]]を[[サルベージ]]できる[[リバースモンスター]]。~ [[《手札抹殺》]]等を再利用できれば効果的だろう。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] -[[《御影志士》]]~ [[《メタモルポット》]]を[[サーチ]]または[[手札]]から[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]できる[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]。~ -[[《マスター・オブ・HAM》]]~ [[《簡易融合》]]から[[特殊召喚]]でき、[[《メタモルポット》]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]できる。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] -[[《月の書》]]・[[《皆既日蝕の書》]]~ [[《メタモルポット》]]を[[裏側表示]]にする[[キーカード]]。~ [[速攻魔法]]なので、[[セット]]した[[ターン]]に[[発動]]できないが[[《メタモルポット》]]の[[効果]]に[[チェーン]][[発動]]することができる。~ [[キーカード]]ではあるがフル投入すると[[手札事故]]に繋がるので採用枚数は吟味すべし。~ -[[《闇の訪れ》]]・[[《皆既月蝕の書》]]・[[《サン・アンド・ムーン》]]~ 7枚目以降の[[《月の書》]]。~ [[《闇の訪れ》]]・[[《皆既月蝕の書》]]は[[手札コスト]]は[[重い]]が、どのみち後から5枚[[ドロー]]するので問題はない。~ むしろ[[《ADチェンジャー》]]を能動的に[[捨てられる>捨てる]]点で好都合。~ また[[《闇の訪れ》]]は[[通常魔法]]なので[[セット]]した[[ターン]]でも[[発動]]でき、[[《月の書》]]とは違い[[フィールド]]上への温存が可能という利点がある。~ [[《皆既月蝕の書》]]・[[《サン・アンド・ムーン》]]は[[モンスター]]が2体必要となるため、[[《浅すぎた墓穴》]]等との併用が前提となる。~ [[《サン・アンド・ムーン》]]は[[同名カード]]で[[1ターンに1度]]のため[[ピン挿し]]で問題ない。~ -[[《太陽の書》]]~ [[《メタモルポット》]]を[[表側表示]]にする[[キーカード]]。~ [[《月の書》]]と違い[[通常魔法]]であり、[[セット]]した[[ターン]]でも[[発動]]できるので小回りが利く。~ 3枚投入して何ら問題はない。~ -[[《成金ゴブリン》]]・[[《無の煉獄》]]~ [[《メタモルポット》]][[発動]]までは[[デッキ圧縮]][[カード]]として、その後は擬似的に[[フィールド]]上へ[[手札]]を温存する意図で使われる。~ これらも3枚ずつ投入して良いだろう。~ -[[《強欲で謙虚な壺》]]・[[《命削りの宝札》]]~ 上記の2枚よりも多く[[デッキ]]を掘り進めるが[[《浅すぎた墓穴》]]が使えなくなる[[デメリット]]が意外と大きいので[[発動]]タイミングには注意したい。~ -[[《一時休戦》]]~ [[デッキ圧縮]]と防御を同時に行える[[カード]]。~ [[相手]]にも[[ドロー]]させる[[デメリット]]があるが、この[[デッキ]]では些細なことであり、場合によっては詰めの一手になる可能性もある。~ 上記の[[カード]]より優先して投入したい。~ -[[《手札断殺》]]・[[《手札抹殺》]]・[[《暗黒界の取引》]]~ 通常は[[手札交換]][[カード]]として使用していくが、最終的には[[デッキ破壊]][[カード]]としても十分に機能する。~ [[《ADチェンジャー》]]を[[捨てられる>捨てる]]のも有用である。~ -[[《魔法石の採掘》]]・[[《魔法再生》]]~ [[《メタモルポット》]]を使い回すために必要な[[カード]]を[[墓地]]から回収できる。~ 最終的には[[《浅すぎた墓穴》]]も回収対象になるだろう。~ -[[《浅すぎた墓穴》]]~ [[墓地]]に落ちてしまった[[《メタモルポット》]]の回収を行える。~ 最終的には[[《ニードルワーム》]]を場に呼び寄せる[[キーカード]]となる。~ -[[《おろかな埋葬》]]~ [[《ADチェンジャー》]]を[[墓地へ送る]]ことができ、擬似的な[[《太陽の書》]]としての運用が可能。~ また[[《メタモルポット》]]を[[墓地]]に落とすことで[[《浅すぎた墓穴》]]からの[[特殊召喚]]を狙える。~ [[《巨大ネズミ》]]や[[《ディープ・ダイバー》]]だけでは[[サーチ]]方法が足りないと感じた場合は、[[サーチ]]要員としても活用しよう。~ [[《D.D.クロウ》]]には注意。~ -[[《鳳凰神の羽根》]]~ [[墓地]]から[[デッキの一番上]]に[[キーカード]]を戻す[[通常魔法]]。~ [[《魔法石の採掘》]]に比べ[[手札コスト]]は少ないが、[[デッキ]]に戻した[[カード]]を使用できるのは次の[[ドロー]]以降になる。~ 「[[手札]]に[[《皆既日蝕の書》]]が2枚来てしまった」という時には[[《皆既日蝕の書》]]を[[捨てて>捨てる]][[《皆既日蝕の書》]]を[[デッキの一番上]]に[[戻す]]という使い方もできる。~ -[[《連続魔法》]]~ [[《手札抹殺》]]の[[発動]]に[[チェーン]]することで、2枚併せて[[相手]]の[[デッキ]]を10枚も削る[[デッキ破壊]][[カード]]となる。~ それ以外にも[[手札]]の状況次第で幅広い使い方ができるが、一度に2枚以上[[手札]]に来てもらうと困るので採用枚数は2枚が良い。~ 以下に使い方の一例を付す。~ --[[《ADチェンジャー》]]を[[捨て>捨てる]]つつ[[《鳳凰神の羽根》]]の[[効果]]をコピーし[[《太陽の書》]][[《月の書》]]を[[デッキの一番上]]に置く~ --[[《おろかな埋葬》]]をコピーして[[《ADチェンジャー》]]を2枚[[墓地]]に置く~ --[[《強欲で謙虚な壺》]]をコピーし[[デッキ]]を6枚探索する~ -[[《異次元からの埋葬》]]~ [[《ADチェンジャー》]]の再利用に用いる。~ また、万一[[《メタモルポット》]]が[[除外]]されてしまった場合の回収手段ともなる。~ -[[《一点買い》]]~ 条件は[[重い]]が、指定した[[モンスター]]を確実に[[サーチ]]することができる。~ [[デッキ]]が極端に[[魔法カード]]に偏っているので、条件を満たすのは容易。~ -[[《簡易融合》]]~ [[《召喚獣ライディーン》]]を[[特殊召喚]]することで[[《月の書》]]の代わりにできる。~ [[《マスター・オブ・HAM》]]で[[《メタモルポット》]]を[[リクルート]]できる。~ [[速攻魔法]]ではないため、[[《メタモルポット》]]や[[《手札抹殺》]]等を[[使用]]する場合も場に伏せて温存し、直後に[[発動]]する事ができる。~ [[制限カード]]かつ1[[ターン]]に1枚しか[[発動]]できない点には注意。~ -[[《トリックスター・リンカーネイション》]]~ [[相手]]の[[手札]]を全て[[除外]]し、その数だけ[[相手]]に[[ドロー]]させる[[通常罠]]。~ [[相手]]のみ[[ドロー]]させるためこちらの[[デッキ切れ]]のリスクを多少はカバーでき、詰めの一手として有用である。~ -[[《影光の聖選士》]]~ [[《シャドール・リザード》]]が[[効果]]で[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]ことで[[墓地へ送る]]ことができ、(2)が[[《ADチェンジャー》]]・[[《月の書》]]として利用できる。~ **戦術 [#strategy] [[《メタモルポット》]]を[[発動]]し、その[[モンスター効果]]で[[ドロー]]した[[《月の書》]]や[[《太陽の書》]]、[[《魔法石の採掘》]]等を用い、再び[[《メタモルポット》]]の[[効果]]を[[発動]]させる。~ これを1[[ターン]]の内に何度も繰り返し、双方の[[プレイヤー]]の[[デッキ]]が残り僅かとなったところで、[[《ニードルワーム》]]や[[《手札抹殺》]]の[[効果]]により[[相手]]の[[デッキ]]のみを一方的に削り去って勝負を決める。~ これがこの[[デッキ]]の大まかな動きとなる。~ 上記のような流れを作るため、いかに早く[[《メタモルポット》]]を[[発動]]できるかが第一のポイントとなる。~ 初手に[[《メタモルポット》]]があれば何の問題もないが、何しろ[[制限カード]]なのでアテにはできない。~ そのため、[[リクルーター]]や[[手札交換]][[カード]]の利用が基本となる。~ また、どれだけ早く[[《メタモルポット》]]を持ってくることができたとしても、場に出した[[ターン]]の内に[[効果]]を[[発動]]させ、[[1ターンキル]]を開始しなければ、次の[[ターン]]に[[除去]]されてしまう可能性が高い。~ [[戦闘破壊]]などにより[[墓地]]へ送られるのであればまだ[[《浅すぎた墓穴》]]等による回収が可能だが、[[《邪帝ガイウス》]]等の[[効果]]を受けてしまっては、どうしようもない。~ そのため場に出した[[《メタモルポット》]]は、[[《太陽の書》]]や[[《ADチェンジャー》]]により即座に[[リバース]]し、[[効果]]を[[発動]]させることが基本となる。~ また[[召喚]]反応系の[[罠カード]]を防ぐため、可能な限り生き残った[[《メタモルポット》]]の[[反転召喚]]は避けること。~ 第二に、[[《メタモルポット》]]をいかに使い回すかがポイントとなる。~ [[リバース]]した後の[[《メタモルポット》]]の[[効果]]を再び[[発動]]させるためには、[[《月の書》]]・[[《皆既日蝕の書》]]等の「[[裏側表示]]にする[[カード]]」と、[[《太陽の書》]]・[[《ADチェンジャー》]]等の「[[表側表示]]にする[[カード]]」がそれぞれ最低1枚ずつ必要となる。~ [[《メタモルポット》]]により[[ドロー]]した[[カード]]の中にそれら一組が揃っていれば問題はないが、そう都合良く揃うものではない。~ そのため、足りない[[カード]]を[[《魔法石の採掘》]]等で回収したり、[[《手札断殺》]]等による[[手札交換]]を行っていく。~ また[[《メタモルポット》]]を[[発動]]するということは、それまで持っていた[[カード]]を捨てなければならないということである。~ 後で必要になりそうな[[カード]]は[[《メタモルポット》]]を[[発動]]する前に場に[[セット]]しておくと良いだろう。~ ただし[[速攻魔法]][[カード]]や[[罠カード]]の場合、[[セット]]した[[ターン]]には[[発動]]できないため、[[セット]]したところであまり意味はない。~ 加えて、たとえ[[セット]]した[[ターン]]に[[発動]]できる[[通常魔法]]等の[[カード]]でも、あまり[[セット]]し過ぎると場を圧迫する。~ 何を捨て、何を残すのかは良く考えなくてはならないだろう。~ この段階では特に[[《成金ゴブリン》]]や[[《無の煉獄》]]が良い働きをする。~ 必要な[[カード]]が揃っている時はこれらを場に[[セット]]しておき、足りなくなった時に使うことで、[[手札]]の擬似的な温存が可能となる。~ 最後に、いかにして勝負を決めるかがポイントとなる。~ [[《メタモルポット》]]を使い回していれば当然[[自分]]の[[デッキ]]も減るので[[《メタモルポット》]]だけで勝利を得ることはできない。~ 双方の[[デッキ]]が残り僅かとなった後は、一方的な[[デッキ破壊]]が必要となる。~ 最も確実なのは[[《ニードルワーム》]]によるものだろう。~ [[《浅すぎた墓穴》]]等により場に出した[[《ニードルワーム》]]を[[《月の書》]]や[[《太陽の書》]]で使い回す。~ もともと[[《浅すぎた墓穴》]]は[[《メタモルポット》]]の回収にも役立つ[[カード]]なので、無理なく採用できるだろう。~ 他に[[《手札抹殺》]]や[[《皆既日蝕の書》]]の[[ドロー]][[効果]]を用いての勝利も十分に考えられる。~ //***ルール改定に伴う問題 [#rulepoint] // [[公認大会規定]]の改定に伴い「1[[ターン]]に3分以上のプレイ」がジャッジにより厳しく規制されるようになった。~ // そのためほぼ上記のようなループ[[コンボ]](一人回し)を長時間行う事が事実上不可能となった。~ // 3分以内に全てを終わらせる自信があるならそれでも良いが、反則負けとなっては元も子もない。~ // このように[[公認大会]]で使うには厳しい[[デッキ]]だが、1[[ターン]]の制限時間が緩いフリープレイ等では活躍の場もあるだろう。~ // ただ[[遊戯王オンライン]]等のゲームでは[[カード]]の処理中は残り時間を消費しないので比較的簡単に1[[ターン]]でループ[[コンボ]]により勝利することができる。~ //大会規定には「1ターンに3分以上の考察時間」が制限されているだけであって「1プレイに費やす時間を指すものではない」と明記されています。この項目は必要ないのでは?もし「1ターンに3分以上のプレイ」が規制されるのであれば、その根拠を示して下さい。一定期間示されないのであれば、この項目は一旦コメントアウトとします。 //特に根拠が提示されていませんので、この項目はコメントアウトとさせていただきます。一定期間後、項目を削除し、大会規定の変更があった場合、新規に項目を設定し直します。 **[[デッキ]]の種類 [#decktype] ***[[《強制転移》]]軸 [#SWAP] まず[[《強制転移》]]や[[《死のマジック・ボックス》]]、[[《シエンの間者》]]により[[《メタモルポット》]]の[[コントロール]]を[[相手]]に移し、次に[[《太陽の書》]]や[[《月の書》]]に加えて[[《闇をかき消す光》]]や[[《闇の護封剣》]]を併用することで、より確実に[[《メタモルポット》]]を使い回していくタイプ。~ 単純に[[《メタモルポット》]]を使い回す[[カード]]の種類が多いので、一度回り始めた際の[[1ターンキル]]率は尋常ではないが、安定性に欠けるのが特徴。~ [[《サイバーポッド》]]の[[禁止カード]]化から[[《ADチェンジャー》]]登場までは、[[《メタモルポット》]]の使い回しをコンセプトとする[[1ターンキル]][[デッキ]]はこのタイプが多かった。~ こちらは「[[相手]]の」[[《メタモルポット》]]を使いまわすので、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]、[[《ブレイクスルー・スキル》]]に妨害されないという長所がある。~ ***[[《サイバーポッド》]]軸 [#CJAR] [[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《サイバーポッド》]]が[[禁止カード]]となり実質的に消滅している、この[[デッキ]]の元祖たる型。~ [[【デッキ破壊】]]の遅さを改善するべくインターネット上で開発され、[[【サイエンカタパ】]]が蔓延していた時代に活躍した。~ [[《サイバーポッド》]]を使いまわして[[相手]]の[[手札]]を強制的に増やし、[[《手札抹殺》]]により1[[ターン]]で[[相手]]の[[デッキ]]を葬り去る。~ [[《サイバーポッド》]]を[[発動]]した際、その[[効果]]で自身が[[破壊]]されるため、使い回しには主に[[《浅すぎた墓穴》]]を用いた。~ そのため[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]がいなければ使い回しもままならず、[[モンスター]]の少ない[[【サイエンカタパ】]]とは相性がめっぽう悪かった。~ おまけに[[サイドデッキ]]からの対応でコンセプトが崩壊してしまうため、[[【サイエンカタパ】]]の二番手という印象をぬぐいきれなかった。~ それでも[[《手札抹殺》]]を切り札にした珍しい[[デッキ]]として、一時脚光を浴びることになった。~ また当時は[[《処刑人−マキュラ》]]や[[《王家の神殿》]]([[エラッタ]]前)などが現役で、[[《無謀な欲張り》]]等の[[ドロー]]系[[通常罠]]を[[通常魔法]]のように使うことができたので、現在の形に比べて手詰まりになりにくかった。~ **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***[[【エクゾディア】(メタモルポット軸)>【エクゾディア】#JAR]] [#EXODIA] この[[デッキ]]と同じ要領で[[《メタモルポット》]]を使い回し、最終的に[[《封印されしエクゾディア》]]の[[特殊勝利]]条件で勝利する事を目的とする[[デッキ]]。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] 通常の[[【デッキ破壊】]]と比べて、この[[デッキ]]は[[相手]]の[[デッキ]]を削りきるまでに非常に多くの[[カード]]を使う必要があるため、弱点も数多い。~ 以下、種類別の弱点とその代表的な[[カード]]の例を挙げる。~ ***[[手札誘発]] [#HandTrap] かつては[[【宣告者パーミッション】]]程度であった[[手札誘発]]の妨害[[カード]]であるが、現在の環境では[[《灰流うらら》]]・[[《幽鬼うさぎ》]]・[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を筆頭にほぼ全てのデッキに標準装備されている。~ そして[[《メタモルポット》]]の効果を何度も発動しているうちにほぼ間違いなくこれら[[手札誘発]]のカードが相手の手札に入ることになり、ループを切られてしまう。~ ***[[魔法カード]]封じ [#No_Spell] [[キーカード]]のほとんどが[[魔法カード]]であるため、封じられてしまうとほとんど勝ち目が無くなる。~ [[魔法カード]]の封殺に秀でた[[【お触れホルス】]]や、[[《ナチュル・バンブーシュート》]]などを擁する[[【ナチュル】]]に対しては苦戦を強いられるだろう。~ また採用率は低いが、[[《封魔の呪印》]]で特定の[[魔法カード]]を封じられても非常に苦しい。~ ***全体[[除外]] [#Banish] [[《巨大ネズミ》]]や[[《ディープ・ダイバー》]]などの[[効果]]が使用できなくなり、[[《メタモルポット》]]の[[サーチ]]が非常に難しくなる。~ 多くの[[デッキ]]への[[メタ]]である[[《マクロコスモス》]]・[[《次元の裂け目》]]などは[[サイドデッキ]]での採用率も高いので注意が必要。~ ***[[《メタモルポット》]]の[[モンスター効果]]封じ [#no_Effect] ***[[《メタモルポット》]]の[[モンスター効果]]封じ [#No_Effect] [[《メタモルポット》]]の[[リバース効果]]を[[発動]]するためには一度[[セット]]しなくてはならない。~ 故に、[[セット]]自体を封じる[[《聖なる輝き》]]・[[《ダーク・シムルグ》]]は天敵。~ また、[[《メタモルポット》]]の[[ステータス]]自体は低いため、[[《スキルドレイン》]]・[[《禁じられた聖杯》]]・[[《無限泡影》]]などで[[効果]]を封じられたりしても脆い。~ [[《月の書》]]や[[《皆既日蝕の書》]]を用いて上手く回避したいところ。~ ***[[ハンデス]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ[[デッキ]] [#DiscardAdvantage] [[《メタモルポット》]]を使い回して[[デッキ破壊]]を行うということは、同時に[[相手]]の[[手札破壊]]を行うということである。~ そのため[[【暗黒界】]]・[[【魔轟神】]]・[[【未界域】]]といった、[[手札破壊]]を[[効果]]の[[トリガー]]とする[[デッキ]]に対しては分が悪い。~ 中には[[《メタモルポット》]]を[[破壊]]できる[[効果]]を持つ[[カード]]もあり、[[発動]]された場合は[[《浅すぎた墓穴》]]等による[[サルベージ]]が必要となる。~ ***その他 [#Etc] 通常の[[【デッキ破壊】]]以上に高速で[[デッキ]]を削るという性質上、[[【ジャックポット7】>【モンスター転移】#jackpot7]]との相性は最悪であり、[[デッキ]]を削る行為そのものが[[相手]]の[[特殊勝利]]を手助けする事になってしまう。~ 非常に稀なケースだが、[[相手]]の[[デッキ]]内に[[《ネコマネキング》]]が採用されていた場合、それが[[《メタモルポット》]]によって[[墓地]]へ送られることで、[[自分]]の[[ターン]]を終了させられてしまう。~ [[《サイバーポッド》]]軸の【デッキ破壊1キル】が全盛期であった頃は、その対策[[カード]]として広く知られていた。~ [[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]などが[[フィールド]]上に存在している場合、[[墓地]]の[[カード]]を[[対象]]に取る[[《浅すぎた墓穴》]]、[[《魔法石の採掘》]]等が機能しなくなる。~ 対策として[[《サイクロン》]]などを[[デッキ]]の中に忍ばせておけば、[[《メタモルポット》]]を使い回している内に引き込めるだろう。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] ***第2期〜第3期(2000年〜2004年) [#history2] [[《サイバーポッド》軸 >#CJAR]]の項にも触れられているように元々は[[《サイバーポッド》]]の使い回しを主なコンセプトとして開発された[[デッキ]]であった。~ その結果、[[《メタモルポット》]]等を軸にした従来の[[【デッキ破壊】]]を大幅に上回る[[手札破壊]]・[[デッキ破壊]]が可能となり、文字通りの[[1ターンキル]][[デッキ]]の1つとして[[【サイエンカタパ】]]に次ぐ[[デッキ]]として[[環境]]を席巻した。~ ***第4期〜第6期(2004年〜2010年) [#history4] [[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]に[[《サイバーポッド》]]が[[禁止カード]]になるという重い[[規制>制限強化]]を受けた。~ これによりコンセプトの変更を余儀なくされ、[[デッキ破壊]]による[[1ターンキル]]は大きく衰退した。~ その後は、同じギミックを用いて[[《メタモルポット》]]の使い回しを行う[[デッキ]]が【デッキ破壊1キル】として運用されることになる。~ しかし、これに追い打ちをかけるように[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に[[《処刑人−マキュラ》]]が、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]がそれぞれ[[禁止カード]]に指定された。~ そのため[[《硫酸のたまった落とし穴》]]等の[[罠カード]]を用いて[[リバース効果]]を即座に[[発動]]させることが困難となった。~ 代わりの手段として[[《強制転移》]]や[[《死のマジック・ボックス》]]と[[《闇をかき消す光》]]の[[コンボ]]が多く使われたり、[[1ターンキル]]を諦め、時間をかけてゆっくりと[[《メタモルポット》]]を使い回す[[【デッキ破壊】]]への移行も進んだ。~ ***第7期〜第8期(2010年〜2014年) [#history7] [[DUELIST REVOLUTION]]で登場した[[《ADチェンジャー》]]の登場により、[[リバース効果]]を即座に[[発動]]できる[[カード]]の幅が広がり、[[《強制転移》]]や[[《闇をかき消す光》]]を使わずとも、容易に[[《メタモルポット》]]を1[[ターン]]の内に何度も使い回すことができるようになった。~ その結果、ある程度の安定性を持った[[1ターンキル]][[デッキ]]として確立するようなったが、[[《処刑人−マキュラ》]]が現役であった頃ほど脅威ではなく、実戦では使いづらくなってしまった。~ ***第9期以降(2014年〜) [#history9] [[マキシマム・クライシス]]で登場した[[《灰流うらら》]]により、[[《メタモルポット》]]や[[《ニードルワーム》]]等を[[無力>無効]]化させることが簡単になった。~ また現[[環境]]では[[デッキ破壊]]戦術そのものを[[封殺>ロック]]・妨害する強力な布陣を敷く[[デッキ]]が主流となっていったことで[[対策>メタを張る]]され易くなったので安定して[[1ターンキル]]を行うことが出来なくなった。~ 現[[環境]]においては[[ファンデッキ]]や[[地雷]][[デッキ]]としての運用が基本となるだろう。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《メタモルポット》]] -[[《ADチェンジャー》]] -[[《手札抹殺》]] **関連リンク [#link] -[[【デッキ破壊】]] -[[【三原式】]] -[[【現世と冥界の逆転】]] -[[デッキ集]] -[[デッキ集/その他]]