*【ビースト】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 「[[獣族/BEAST>獣族]]」「[[獣戦士族/BEAST WARRIOR>獣戦士族]]」「[[鳥獣族/WINGED BEAST>鳥獣族]]」の3つの[[種族]]の[[モンスター]]を軸にした3[[種族]]混合型の[[デッキ]]の総称。~
 該当する3[[種族]]、あるいは2[[種族]]をサポートする[[効果]]を持つ[[モンスター]]や[[《烏合の行進》]]などの[[サポートカード]]を軸に、それらと相性のよいものや単体での[[汎用性]]に優れた[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]で[[デッキ]]を構築する。~
 古くは[[《激昂のミノタウルス》]]や[[《暗黒のマンティコア》]]を中心として[[デッキ]]がまとまっていたが、現在ではこれら3[[種族]]に属し、それらを強力にサポートする[[トライブリゲード]]が構築の中心となっている。~
//時代遅れの解説を除去した

 《激昂のミノタウルス/Enraged Battle Ox》
 効果モンスター
 星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1000
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
 その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 《獣王アルファ/Alpha, the Master of Beasts》
 特殊召喚・効果モンスター
 星8/地属性/獣族/攻3000/守2500
 このカードは通常召喚できない。
 相手フィールドのモンスターの攻撃力の合計が、
 自分フィールドのモンスターの攻撃力の合計より高い場合に特殊召喚できる。
 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分フィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
 そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
 その後、手札に戻した数だけ相手フィールドの表側表示モンスターを選んで持ち主の手札に戻す。
 この効果の発動後、ターン終了時まで自分の「獣王アルファ」は直接攻撃できない。

 《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ/Tri-Brigade Shuraig the Ominous Omen》
 リンク・効果モンスター
 リンク4/闇属性/鳥獣族/攻3000
 【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
 獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター2体以上
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
 または自分フィールドにこのカード以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
 フィールドのカード1枚を選んで除外する。
 (2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
 除外されている自分の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターの数以下のレベルを持つ
 獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体をデッキから手札に加える。

 《烏合の行進/The Big Cattle Drive》
 通常魔法
 自分フィールド上に獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかのモンスターが存在する場合、
 その種族1種類につき1枚デッキからカードをドローする。
 このカードを発動するターン、自分は他の魔法・罠カードの効果を発動できない。

 《鉄獣の凶襲/Tri-Brigade Airborne Assault》
 速攻魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分フィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターの攻撃力以下で種族が異なる獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。
 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]の3[[種族]]から選りすぐりの[[モンスター]]を採用していくことになる。~
 また、以下のように3[[種族]]のうち2[[種族]]に対応する[[サポートカード]]も採用できる。~

-[[獣族]]・[[獣戦士族]]の[[サポートカード]]~
//--[[《神聖なる森》]]([[植物族]]にも対応)
//--[[《森》]]([[昆虫族]]・[[植物族]]にも対応)
--[[《野性解放》]]
--[[《幻獣の角》]]
--[[《ビーストライザー》]]
-[[獣族]]・[[鳥獣族]]の[[サポートカード]]~
--[[《ビーストレイジ》]]
--[[《ユニコーンの導き》]]

 上記5枚を据えて[[デッキ]]を構築する場合、[[獣族]]は両方の[[サポートカード]]に対応し[[獣戦士族]]と[[鳥獣族]]のクッション的役割を果たす。~

-[[《エアーズロック・サンライズ》]]は[[蘇生]]は[[獣族]]のみ対応、[[全体弱体化]]は[[獣族]]・[[鳥獣族]]の他[[植物族]]にも対応する。~
上記と異なり[[発動]]には[[獣族]]の存在が不可欠となるため注意。~

***[[モンスターカード]]について [#monster]
―[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]~
 特定の1[[種族]]をサポートするものではなく、この[[デッキ]]の強みとなる、該当3[[種族]]に共通したサポート[[効果]]を持つものを紹介する。~
 勿論、特定の[[種族]]にのみ対応する[[効果]]を持った[[モンスター]]も採用候補にはなるが、その際はある程度投入する[[種族]]のバランスに注意する事。~

-[[トライブリゲード]][[モンスター]]~
最大の特徴は[[下級モンスター]]がいずれも共通[[効果]]により、[[墓地コスト]]を利用して【ビースト】に属する[[種族]]の[[リンクモンスター]]を[[特殊召喚]]できる点。~
これらの[[カード]]を起点に[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]の[[リンクモンスター]]を展開していくのがこの[[デッキ]]の基本戦術の1つとなる。~
[[トライブリゲード]][[リンクモンスター]]も全てが該当[[種族]]に関する[[効果]]を持ち、また状況によってそれら以外の【ビースト】に属する[[種族]]の[[リンクモンスター]]も使い分けられるため、この[[デッキ]]では非常に[[汎用性]]の高い[[モンスター]]群となる。~

--[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]~
どこから[[墓地へ送られた]]場合でも[[発動]]できる、[[トライブリゲード]]の[[サーチ]][[効果]]を持つ[[鳥獣族]]。~
[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]や[[《犬タウルス》]]・[[《鉄獣戦線 キット》]]で[[デッキ]]から直接[[墓地へ送って>墓地へ送る]]しまうのが手っ取り早く、自身を含めて[[墓地]]に[[トライブリゲード]]の[[コスト]]となる該当[[種族]]を溜めながら展開補助が可能。~

--[[《鉄獣戦線 ケラス》]]~
[[手札]]から自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持った[[獣族]]。~
[[手札コスト]]こそ必要とするものの、[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]から[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]を経由して[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[召喚権]]を残したまま[[サーチ]]する事は容易。~

--[[《鉄獣戦線 キット》]]~
どこから[[墓地へ送られた]]場合でも[[発動]]できる、[[トライブリゲード]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[効果]]を持つ[[獣族]]。~
[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を経由して[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]を[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ば、[[トライブリゲード]]の共通[[効果]]に必要な[[墓地コスト]]を多く確保できる。~

--[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]~
[[手札]]・[[フィールド]]から自身を[[墓地へ送る]]事で、[[レベル]]3以下の[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を[[墓地へ送る]]事ができる[[獣戦士族]]。~
[[《炎舞−「天キ」》]]に対応するため[[サーチ]]は容易で、同じく[[対象]]3[[種族]]をサポートする[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]から[[《鉄獣戦線 ケラス》]]の[[サーチ]]に繋げるのが基本的な役割となるだろう。~
[[墓地]]が十分に肥えていたり、[[召喚権]]を使っても問題ないのであれば[[通常召喚]]し、[[トライブリゲード]]共通[[効果]]により[[リンクモンスター]]を並べつつ、[[アタッカー]]としての運用も可能。~

--[[《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》]]~
[[リンク]]2の[[獣族]][[リンクモンスター]]。~
展開力に乏しいこの[[デッキ]]の展開要員となり、[[トライブリゲード]][[下級モンスター]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]する際も必要な[[墓地コスト]]が少なく済む他、[[《レスキューキャット》]]や[[《レスキューラビット》]]等から簡単に正規[[リンク召喚]]も可能。~

--[[《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》]]~
[[リンク]]2の[[獣族]][[リンクモンスター]]。~
[[リンク素材]]の[[縛り]]も、[[効果]][[発動]]後の展開先も[[トライブリゲード]]に限定されている上、[[手札コスト]]2枚という要求もかなり[[重い]]。~
メインとなるのは[[墓地]][[効果]]であり、この[[カード]]を[[リンク素材]]にそのまま高[[リンク]]の[[トライブリゲード]]に繋げるだけで[[サーチ]][[効果]]が[[発動]]する。~
[[サーチ]]先の筆頭は[[《鉄獣の抗戦》]]であり、次の[[ターン]]以降[[フリーチェーン]]で[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]の[[効果]]を使いつつ、[[墓地]]あるいは[[除外]]ゾーンのこの[[カード]]を[[リンク素材]]にして次の[[《鉄獣の抗戦》]]を[[サーチ]]できるため、継続的な[[アドバンテージ]]獲得と妨害・[[制圧]]に繋がる。~
ゆえになるべくこの[[カード]]は[[蘇生制限]]を満たしたいため、[[トライブリゲード]]の共通[[効果]]ではなく正規[[リンク召喚]]での展開が望ましい。~

--[[《鉄獣戦線 銀弾のルガル》]]~
[[リンク]]3の[[獣戦士族]][[リンクモンスター]]。~
[[リンク素材]]の[[重さ>重い]]の割に[[ステータス]]・[[効果]]共に単体ではそこまで強力ではなく、[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]への繋ぎとしての役割が強い。~
ただし、[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]と並べる事ができれば、[[相手]][[ターン]]に[[フリーチェーン]]で【ビースト】に属する[[モンスター]]を[[蘇生]]できる点を活かしあちらの[[除去]][[効果]]に繋がり、強固な布陣となる。~

--[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]~
[[リンク]]4の[[鳥獣族]][[リンクモンスター]]。~
正規[[リンク召喚]]を狙おうとすると難易度は高く見えるが、[[トライブリゲード]][[下級モンスター]]の共通[[効果]]や[[《スケープ・ゴート》]]、[[《鉄獣の抗戦》]]など[[カード]]消費1枚からこの[[カード]]を展開する手段も豊富であり、見た目より簡単に[[特殊召喚]]できる。~
[[対象をとらない>対象をとらない効果]][[除外]]という最高峰の[[除去]][[効果]]に加え高い[[攻撃力]]を持ち、[[破壊された]]時の[[サーチ]][[効果]]もこの[[デッキ]]では[[サーチ]]先に困らず、名実ともに【ビースト】の切り札といえるだろう。~

-[[《激昂のミノタウルス》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]に[[貫通]]を付加できる[[獣戦士族]][[モンスター]]。~
あまり[[攻撃力]]が高くないうえに、展開能力も並なので、[[炎舞]]や[[《一族の結束》]]が扱いにくいこの[[デッキ]]では[[守備力]]への[[メタカード]]という役割が強い。~
[[《幻獣の角》]]や[[《追い剥ぎゴブリン》]]と組み合わせる手もあるが、[[《暗炎星−ユウシ》]]に遅れを取りがちである。~

-[[《犬タウルス》]]~
[[戦闘]]こそ介するが、【ビースト】[[モンスター]]専用の[[《おろかな埋葬》]]といった[[効果]]を持つ[[獣戦士族]][[モンスター]]。~
[[墓地へ送りたい>墓地へ送る]][[モンスター]]が[[レベル]]3以下ならば[[召喚権]]さえ必要としない[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]の方が扱いやすいが、こちらは[[《暗黒のマンティコア》]]や[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]にも対応する他、[[下級]][[アタッカー]]として見ても[[戦闘]]をこなしやすい。~

-[[《エレファン》]]~
[[レベル]]2の[[獣族]][[チューナー]]であり、[[戦闘破壊]]された時に[[除外]]されている[[レベル]]3以下の[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を[[手札]]に回収できる。~
[[トライブリゲード]]の[[効果]]などにより[[墓地]]を[[除外]]する機会は多いため[[効果]]を活かせる場面こそ多いのだが、[[戦闘破壊]]にしか対応しないため受動的で、[[チューナー]]である点とも噛み合いは悪い。~

-[[《武神器−タルタ》]]~
自身以外の[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]に[[戦闘破壊]][[耐性]]を持たせる[[獣族]]。~
[[同名カード]]を並べる事で自身にも[[戦闘破壊]][[耐性]]を付与でき、単体でも[[守備力]]2000の[[壁]]にはなるが、元々この[[デッキ]]は[[攻撃力]]自体は高めな[[モンスター]]が多い[[デッキ]]であり、後ろ向きな[[効果]]のこの[[カード]]は噛み合いが悪い。~
[[《王虎ワンフー》]]の維持を目的とする場合などには採用できなくもないが、[[効果]][[除去]]に対応していないためこの[[カード]]だけに頼り切るのも不安だろう。~
[[《メルフィーのかくれんぼ》]]と合わせれば、[[獣族]]に限られるがそこそこ強固な[[耐性]]となる。~

-[[《炎王獣 ガネーシャ》]]~
[[炎属性]]という[[縛り]]こそあるものの、[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を実質的な[[コスト]]として、[[相手]]の[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる[[獣戦士族]]。~
[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]・[[《犬タウルス》]]・[[《暗黒のマンティコア》]]をはじめ、[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]や[[炎星]]など、意識すれば[[【炎属性】]]寄りの【ビースト】を構築する事は十分に可能で、その際には活躍が見込める。~
特に[[《暗黒のマンティコア》]]は[[手札]]からも[[フィールド]]からもこの[[カード]]の[[破壊]][[コスト]]とするのにお誂え向きの1枚。~

-[[《超重禽属コカトリウム》]]~
該当する[[種族]]の[[モンスター]]を[[リリース]]する事で[[自己再生]]できる[[鳥獣族]][[モンスター]]だが、運用のメインとなるのは[[デッキ]]から任意の[[下級モンスター]]を[[除外]]できる[[効果]]だろう。~
[[《鉄獣の抗戦》]]や[[《ユニコーンの導き》]]、[[《ビーストレイジ》]]等、[[除外]]に関連した【ビースト】用[[カード]]を多めに採用する際のサポートとなる。~

-[[《暗黒のマンティコア》]]~
[[コスト]]により、[[自己再生]]することができる[[獣戦士族]]の[[上級モンスター]]。~
[[上級モンスター]]にしては[[攻撃力]]が低めだが、維持しやすく、2体並べることで[[《陽炎獣 バジリコック》]]の[[エクシーズ召喚]]が可能。~
課題は[[コスト]]の確保であり、【ビースト】に属する[[種族]]には[[手札]]補充に長けた[[モンスター]]は少ない。~
[[《烏合の行進》]]によって補うのが理想的である。~

-[[《獣王アルファ》]]~
緩い[[特殊召喚]]条件と高[[攻撃力]]、該当する3[[種族]]を[[フィールド]]から[[手札]]に[[戻す]]事で[[相手]][[モンスター]]も[[バウンス]]する[[除去]][[効果]]を持つ[[獣族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
[[種族]][[サポートカード]]としても勿論のこと、単体でも十分に機能し得る[[効果]]と[[ステータス]]を持つ優秀な1枚で、特にこの[[デッキ]]では貴重な劣勢からの切り返し札となる。~

-[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]~
[[ランク]]4の[[獣族]][[エクシーズモンスター]]。~
[[自分]][[フィールド]]の[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]と[[相手]]の[[フィールドのカード]]の[[1:1交換]]を狙える。~
[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]等[[破壊された]]際に[[発動]]する[[効果]]を持つものや、[[フリーチェーン]]で回避できる[[《ゼンマイラビット》]]等を[[対象]]にする事で[[アドバンテージ]]が稼げる。~
いざとなれば自身を[[対象]]にもでき、扱いやすい[[カード]]ではあるのだが、[[エクストラデッキ]]の枠は[[リンクモンスター]]が優先されがちであり、明確な[[シナジー]]や[[コンボ]]となる[[カード]]が入っている場合に採用される。~

-[[《小法師ヒダルマー》]]~
[[リンク]]2の[[獣戦士族]][[リンクモンスター]]。~
上記[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]と似た[[効果]]を持ち、こちらは[[自分]][[フィールド]]・[[相手]][[フィールド]]共に[[魔法・罠カード]]しか[[破壊]]できない。~
[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]した際に、[[墓地]]もしくは[[除外]]ゾーンの[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を回収できる[[効果]]もあるが、自身の[[攻撃力]]は[[自己強化]]込みでも控えめ。~
[[デッキ]]の主力とするには少々力不足だが、[[トライブリゲード]]の[[効果]]から[[特殊召喚]]もできるため、[[効果]]が活かせるタイミングを見計らって[[特殊召喚]]・[[リンク召喚]]を狙うとよい。~

―その他主な[[獣戦士族]][[モンスター]]~

-[[《カイザー・ブラッド・ヴォルス》]]・[[《戦華の義−関雲》]]~
[[リンク素材]]に扱いやすい、[[獣戦士族]]の展開要員。~
こうした[[特殊召喚]]の容易な[[モンスター]]は、[[トライブリゲード]]の[[リンク素材]]としても勿論のこと、[[《鉄獣の凶襲》]]の[[発動]]のためにも重要となる。~
[[獣戦士族]]の上記2体は、単体でも[[戦闘]]をこなせる[[攻撃力]]を持ち、[[《鉄獣の凶襲》]]の起点として特に優秀。~

-[[《輪廻天狗》]]~
[[フィールド]]を離れても戦線を維持できる[[モンスター]]。~
[[シンクロ素材]]や[[《烏合の行進》]]の[[トリガー]]としての優秀さもさることながら、何より[[トライブリゲード]]を絡めた連続[[リンク召喚]]と好相性。~
一度でも[[リンク素材]]にすれば、[[同名カード]]の[[リクルート]]から容易く[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]まで繋がる。~

-[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]・[[《不屈闘士レイレイ》]]~
[[獣戦士族]]の[[アタッカー]]。~
後者の方が[[攻撃力]]で勝るものの、[[デメリット]]がなく[[《レスキューラビット》]]からの[[リクルート]]が可能な前者を優先したい。~
どちらも[[《野性解放》]]との相性は悪いが、[[《スキルドレイン》]]とは相性が良い。~

-[[《暗炎星−ユウシ》]]・[[《勇炎星−エンショウ》]]~
準[[アタッカー]]と[[除去]]の二役を担う[[下級モンスター]]。~
[[《炎舞−「天キ」》]]のみで完結した[[効果]]を持つため、[[《黒羽を狩る者》]]や[[《賢者ケイローン》]]よりも扱いやすい。~

-[[《ゼンマイラビット》]]~
[[ステータス]]は他に劣るが、極めて場持ちが良く[[《烏合の行進》]]の[[トリガー]]として最適。~
[[《烏合の行進》]]を多く[[積む]]ならば是非活用したい[[カード]]である。~
[[《不屈闘士レイレイ》]]等とは正反対に、[[《スキルドレイン》]]との相性は悪い。~

-[[《神獣王バルバロス》]]~
[[妥協召喚]]が可能な[[最上級モンスター]]。~
この[[カード]]を採用する場合は[[《スキルドレイン》]]の投入も検討したい。~

―その他主な[[獣族]][[モンスター]]~

-[[《俊足なカバ バリキテリウム》]]・[[《急き兎馬》]]・[[《百獣のパラディオン》]]~
[[リンク素材]]に扱いやすい、[[獣族]]の展開要員。~
[[《俊足なカバ バリキテリウム》]]と[[《急き兎馬》]]は[[攻撃力]]1700以上なので、[[《鉄獣の凶襲》]]から[[獣戦士族]]の[[《輪廻天狗》]]を[[特殊召喚]]でき、連続[[リンク召喚]]に繋げられる。~
[[《百獣のパラディオン》]]は展開の起点にこそならないものの、[[リンクモンスター]]を主力とするこの[[デッキ]]と相性がよい。~

-[[《怒れる類人猿》]]~
[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]と同じく[[攻撃力]]2000の[[下級モンスター]]。~
こちらは[[デメリット]]があるが、[[《野性解放》]]の上昇値がやや高い。~
また[[《森の番人グリーン・バブーン》]]を[[特殊召喚]]する[[トリガー]]に使える。~

-[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]~
[[相手]]の[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]に、[[守備力]]200以下の[[炎属性]][[モンスター]]を[[リクルート]]する。~
元々[[下級]][[アタッカー]]として十分な[[攻撃力]]に加え、[[《幻獣の角》]]との相性が抜群であり、この[[デッキ]]での[[リクルート]]先の候補も[[バトルフェイズ]]中の追撃に向いたものが多い。~
[[戦闘]]を[[トリガー]]として[[効果]]を[[発動]]できる[[《犬タウルス》]]や、そのまま[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]で[[エクシーズ召喚]]が狙える[[獣族]]の[[《焔虎》]]、3000を超える[[攻撃力]]を持つ[[獣戦士族]]の[[《炎の王 ナグルファー》]]、一部[[炎王獣]]や[[陽炎獣]]など。~

-[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]~
攻撃的なこの[[デッキ]]とはややマッチしないが、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と[[除去]]が同時に行える優秀な[[カード]]。~
同じ[[獣族]]でこの[[カード]]を[[リクルート]]できる[[《素早いビッグハムスター》]]を併せて採用するのもいい。~
[[《暗黒のマンティコア》]]を[[墓地]]へ送れればベストだろう。~

-[[《X−セイバー エアベルン》]]・[[《極星獣グルファクシ》]]~
[[獣族]]の有力[[チューナー]]で、どちらもそこそこの[[ステータス]]を持つ。~
前者は[[《ナチュル・ビースト》]]等を、後者は[[《極神皇トール》]]の[[シンクロ召喚]]が狙えるようになる。~

-[[《王虎ワンフー》]]~
[[シンクロ召喚]]等、[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]を主体とする[[デッキ]]の[[メタ]]になる[[カード]]。~
現在では、[[メインデッキ]]に入る[[下級モンスター]]は各種素材としてのみ運用される事も多いため、この[[カード]]が[[刺さる]][[デッキ]]は多い。~
【ビースト】は[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]が多い為、一方的に[[相手]]の行動を制限できる。~

-[[《レスキューラビット》]]~
自身を[[除外]]することで、[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]などの[[バニラ]][[アタッカー]]を2体も展開できる。~
複数の[[種族]]の[[モンスター]]を使い分けることができ、かつ自身も[[獣族]]であることから、[[《烏合の行進》]]で大量[[ドロー]]を狙う際に重宝するだろう。~

―その他主な[[鳥獣族]][[モンスター]]~

-[[《LL−ターコイズ・ワーブラー》]]・[[《こけコッコ》]]~
//[[《流離のグリフォンライダー》]]
[[リンク素材]]に扱いやすい、[[鳥獣族]]の展開要員。~
[[鳥獣族]]には[[獣族]]や[[獣戦士族]]ほど[[特殊召喚]]しやすいものが多くはなく、[[攻撃力]]も低いため[[《鉄獣の凶襲》]]から[[《輪廻天狗》]]には繋げにくいが、[[リンク素材]]として扱う分には問題なく採用できる。~

-[[《D.D.クロウ》]]~
[[効果]]の[[汎用性]]が高く、[[墓地へ送り>墓地へ送る]]やすいので[[トライブリゲード]]の[[墓地コスト]]としても活用しやすい。~

-[[《霞の谷のファルコン》]]~
2000の[[攻撃力]]に加え、[[攻撃]]時に[[バウンス]]を行える[[効果]]を持ち[[永続魔法]]等を使いまわせる。~
この[[デッキ]]においては、[[獣戦士族]][[サポートカード]]の[[《炎舞−「天キ」》]]を使い回せるのが大きい。~
その他[[バウンス]]する利点のある[[カード]]は[[【セルフ・バウンス】]]を参照の事。~

-[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
[[墓地]]から手軽に[[蘇生]]できる[[モンスター]]。~
[[《暗黒のマンティコア》]]の[[コスト]]としても使いやすく、[[《おろかな埋葬》]]を共有することもできる。~
[[《霞の谷のファルコン》]]と併せて[[【セルフ・バウンス】]]寄りにしても良いだろう。~

-[[《霞の谷の戦士》]]・[[《BF−疾風のゲイル》]]~
[[鳥獣族]]の有力[[チューナー]]。~
前者は[[《マシュマロン》]]や[[《魂を削る死霊》]]、後者は[[上級モンスター]]にも強い。~

-[[《神禽王アレクトール》]]~
[[【青眼の白龍】]]・[[【幻影彼岸】>【幻影騎士団】]]・[[【Kozmo】]]・[[【十二獣】]]といった少数[[属性]]に依拠した[[デッキ]]はよく見られる。~
それら以外でも[[光属性]]・[[闇属性]]系[[デッキ]]は質も量も揃っているが故に[[属性]]が偏りがちで、[[特殊召喚]]の条件は比較的満たしやすい。~
[[《神獣王バルバロス》]]・[[《烏合の行進》]]との[[シナジー]]も見込め、採用価値は十分と言える。~
ただ、汎用[[エクシーズモンスター]]等の展開後では盤面上の[[属性]]がバラけている可能性も低くなく、自身の制約も鑑み、[[積む]]枚数は按配するべきだろう。~

-[[《鳥銃士カステル》]]~
[[エクシーズ素材]]に[[縛り]]がない[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]。~
[[効果]]も[[汎用性]]が高く、[[破壊]][[耐性]]を持った[[相手]][[モンスター]]の[[除去]]手段としては最高峰の[[デッキ]][[バウンス]][[効果]]を持つ。~

―[[カテゴリ]]に属する[[モンスター]]~
 一部、あるいは全てが【ビースト】の3[[種族]]からなる[[カテゴリ]]の[[テーマデッキ]]でもこの[[デッキ]]のギミックを活用できる。~
 [[コンボ]]で展開していけるものが多く、[[《烏合の行進》]]の[[ドロー]]枚数を増やしやすくなる。~
 [[カテゴリ]]自体がこの[[デッキ]]の3[[種族]]をサポートする[[カード]]で構成された上記[[トライブリゲード]]をはじめ、[[出張]]に適した[[カテゴリ]]は豊富に存在する。~

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|[[カテゴリ]]|[[獣戦士族]]|[[獣族]]|[[鳥獣族]]|[[デッキ]]ページ|
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|[[トライブリゲード]]|#taglist(獣戦士族^トライブリゲード)|#taglist(獣族^トライブリゲード)|#taglist(鳥獣族^トライブリゲード)|[[【トライブリゲード】]]|
|[[剣闘獣]]|#taglist(獣戦士族^剣闘獣)|#taglist(獣族^剣闘獣)|#taglist(鳥獣族^剣闘獣)|[[【剣闘獣】]]|
|[[TG]]|#taglist(獣戦士族^TG)|#taglist(獣族^TG)|#taglist(鳥獣族^TG)|[[【TG】]]|
|[[スクラップ]]|#taglist(獣戦士族^スクラップ)|#taglist(獣族^スクラップ)|#taglist(鳥獣族^スクラップ)|[[【スクラップ】]]|
|[[炎王]]|#taglist(獣戦士族^炎王)|#taglist(獣族^炎王)|#taglist(鳥獣族^炎王)|[[【炎王】]]|
|[[陽炎獣]]|#taglist(獣戦士族^陽炎獣)|#taglist(獣族^陽炎獣)|#taglist(鳥獣族^陽炎獣)|[[【陽炎獣】]]|
|[[EM]]|#taglist(獣戦士族^EM)|#taglist(獣族^EM)|#taglist(鳥獣族^EM)|[[【EM】]]|
|[[武神]]|#taglist(獣戦士族^武神)|#taglist(獣族^武神)|#taglist(鳥獣族^武神)|[[【武神】]]|
|[[空牙団]]|#taglist(獣戦士族^空牙団)|#taglist(獣族^空牙団)|#taglist(鳥獣族^空牙団)|[[【空牙団】]]|
|[[未界域]]|#taglist(獣戦士族^未界域)|#taglist(獣族^未界域)|#taglist(鳥獣族^未界域)|[[【未界域】]]|

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]

-[[魔法カード]]
--[[《烏合の行進》]]~
この[[デッキ]]を組む大きな意義となる[[カード]]で、大量の[[ドロー]]を狙える。~
[[発動]][[ターン]]には他の[[魔法・罠カード]]を使用できないという[[デメリット]]に注意したい。~

--[[《鉄獣の凶襲》]]~
該当[[種族]]のいずれかが[[自分]][[フィールド]]に存在する時に[[発動]]でき、[[対象]]とした[[モンスター]]と異なる[[種族]]の【ビースト】に属する[[モンスター]]を[[リクルート]]できる。~
[[攻撃力]]が全体的に高くなりがちなこの[[デッキ]]では[[リクルート]]先には困らず、[[効果]]は[[無効]]にされるとはいえ[[ノーコスト]]の[[リクルート]]は優秀であり、[[《烏合の行進》]]以上に[[デッキ]]を3[[種族]]に統一する大きな理由となる一枚。~
他[[種族]]の[[モンスター]]を並べられる点から上記[[《烏合の行進》]]とも[[シナジー]]はあり、[[速攻魔法]]である点を活かして[[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に[[発動]]できれば大量[[ドロー]]に繋げられる。~
[[リンクモンスター]]しか[[特殊召喚]]できなくなる[[縛り]]はあるが、【ビースト】に関した[[効果]]を持つ[[モンスター]]は[[リンクモンスター]]に偏っているため影響は小さい。~

--[[《スケープ・ゴート》]]~
[[獣族]]の[[トークン]]を4体同時に展開できるため、[[リンク召喚]]との相性が抜群によい。~
主に[[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に[[発動]]し、[[自分]]の[[ターン]]で[[リンク素材]]として用いる為に使うが、いざとなれば[[壁]]としても使える[[汎用性]]の高さも併せ持つ。~

--[[《炎王の急襲》]]~
[[炎属性]]限定ながらも【ビースト】に属する[[種族]]をいきなり[[特殊召喚]]できる。~
[[《暗黒のマンティコア》]]も[[特殊召喚]]でき、[[自壊]][[デメリット]]も[[自己再生]]により気にならない。~

--[[《おろかな埋葬》]]~
[[《暗黒のマンティコア》]]や[[《鉄獣戦線 ナーベル》]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~
[[手札]]で[[腐っている>腐る]]時は、[[《賢者ケイローン》]]や[[《小法師ヒダルマー》]]の[[コスト]]にしてしまうのも良いだろう。~

--[[《炎舞−「天キ」》]]~
[[獣戦士族]]を幅広く[[サーチ]]できる[[カード]]。~
[[《霞の谷のファルコン》]]により使い回すのも有効。~
[[獣戦士族]]を複数種類[[積む]]ならほぼ[[必須カード]]となるが、[[《烏合の行進》]]とはやや相性が悪い。~

--[[《野性解放》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]][[モンスター]]専用の[[強化]][[カード]]。~
[[《幻獣の角》]]・[[《ビーストライザー》]]に比べ即効性はあるが、[[自壊]][[効果]]があり安定性に欠ける。~
使用する際はなるべく[[相手]]の[[伏せカード]]を取り除きたい。~
[[守備力]]で[[強化]]値を算出するという点にも注意が必要。~
リスクがあるにもかかわらず、[[汎用性]]の高い[[獣族]]・[[獣戦士族]]のほとんどは、[[《デーモンの斧》]]にも満たない数値しか得られない。~
採用する場合はこの[[カード]]の存在を強く意識した[[モンスター]]の選出を行う必要がある。~

//--[[《神聖なる森》]]~
//[[獣族]]・[[獣戦士族]]の[[モンスター]]に限定的な[[戦闘破壊]][[耐性]]を付加できる。~
//ただし[[強制効果]]である為、使い勝手は悪い。~

--[[《ビーストレイジ》]]~
[[獣族]]・[[鳥獣族]]を[[強化]]できる[[魔法カード]]。~
大量に[[墓地]]を[[除外]]する[[トライブリゲード]]や、[[《ビーストライザー》]]等との[[シナジー]]もある。~
その他[[除外]]ギミックとしては[[《魂を喰らう者 バズー》]]や[[《森の狩人イエロー・バブーン》]]、[[《ダーク・シムルグ》]]等が存在するが、[[全体強化]]を活かすため展開力のある構築でとどめのひと押しに採用したい。~

--[[《エアーズロック・サンライズ》]]~
[[獣族]]専用の[[蘇生]][[カード]]であり、[[攻撃力]]ダウンの追加[[効果]]もある。~
[[蘇生]]はできないが、[[鳥獣族]]を採用していれば[[獣族]]と共に[[攻撃力]]ダウンに貢献できる。~
[[発動条件]]・[[コスト]]・[[デメリット]]などがほぼ一切付随しないために使いやすく、[[獣族]]の採用枚数がある程度あれば十分採用に値する。~

--[[《ガイアパワー》]]~
[[地属性]][[モンスター]]が多い【ビースト】では採用が見込める。~
[[貫通]][[効果]]との相性が良く、[[《激昂のミノタウルス》]]等のサポートにもなる。~
ただし、[[相手]]の[[モンスター]]も[[強化]]してしまう点には注意が必要。~

--[[《オレイカルコスの結界》]]~
全[[属性]]を満遍なく[[強化]]できる[[耐性]]付きの[[フィールド魔法]]。~
[[エクストラデッキ]]が使用できなくなるのは痛いが、【ビースト】に適した[[モンスター]]は単体で役割が完結しているものも多く、もともと[[ピン挿し]]前提になるのであまり気にならない。~
特に「力負けしやすいが維持は容易」という性質を持つ[[《ゼンマイラビット》]]・[[《輪廻天狗》]]・[[《暗黒のマンティコア》]]とは補完性が高い。~

--[[《EMドラマチックシアター》]]~
[[種族]]の種類に応じて[[強化]]される[[フィールド魔法]]。~
[[《オレイカルコスの結界》]]に比べ[[耐性]]はないが、[[エクストラデッキ]]が使用不能になる欠点がなく、3種類以上が並べば[[強化]]値はこちらが勝る。~

-[[罠カード]]
--[[《鉄獣の抗戦》]]~
[[墓地]]もしくは[[除外]]ゾーンの[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を[[コスト]]として、[[トライブリゲード]][[リンクモンスター]]を[[リンク召喚]]できる。~
[[除外]]ゾーンからも展開できるため、[[《墓穴の指名者》]]等で妨害されづらく、[[トライブリゲード]][[リンクモンスター]]はいずれも【ビースト】を構成する3[[種族]]に属しており、[[効果]]もそれらをサポートするものばかり。~
[[罠カード]]である点からさながら[[フリーチェーン]]の[[《龍の鏡》]]のような動きが可能で、特に[[リンク]]4の[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]はこの[[デッキ]]の切り札となる[[効果]]と[[攻撃力]]を備え、[[フリーチェーン]]で[[特殊召喚]]する意味も大きい。~
一度[[フィールド]]を経由する関係で[[《増殖するG》]]を[[発動]]されると[[相手]]に2枚の[[ドロー]]を許す点には留意しておきたい。~

--[[《ビーストライザー》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]]を永続的に[[強化]]する[[罠カード]]。~
[[攻撃力]]を変動させるゆえ[[ダメージステップ]]での[[発動]]はもちろん、[[相手]]の[[ターン]]や[[相手]][[ターン]]の[[ダメージステップ]]でも[[発動]]ができる。~
また[[サクリファイス・エスケープ]]等で[[相手]]の[[除去]]に[[チェーン]]出来れば無駄なく[[攻撃力]]を上げることができる。~

--[[《幻獣の角》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]][[モンスター]]専用の[[強化]][[カード]]。~
[[相手]]を返り討ちにできれば、[[戦闘破壊]]とあわせて1枚分の[[アドバンテージ]]を得られる。~
[[《王虎ワンフー》]]のように[[攻撃]]を受けやすい[[モンスター]]であれば奇襲性を活かしやすい。~

--[[《追い剥ぎゴブリン》]]~
[[貫通]][[効果]]を持った[[モンスター]]との相性が抜群の[[カード]]。~
[[《激昂のミノタウルス》]]の[[効果]]で[[貫通]]能力を備え付けた[[モンスター]]達の総[[攻撃]]が通れば、[[相手]]の[[手札]]は大打撃を受けるだろう。~
ただし、[[【暗黒界】]]や[[【魔轟神】]]の[[デッキ]]を[[相手]]にする際は注意が必要。~

--[[《スキルドレイン》]]~
基本的には[[《暗黒のマンティコア》]]の[[自己再生]][[効果]]を利用する。~
[[《神獣王バルバロス》]]・[[《不屈闘士レイレイ》]]との[[シナジー]]もあるが、[[《激昂のミノタウルス》]]とは相性が悪い。~

--[[《センサー万別》]]~
互いに[[フィールド]]に同じ[[種族]]の[[モンスター]]は1体しか存在できなくなる[[永続罠]]。~
3[[種族]]の[[モンスター]]を使い分けるこの[[デッキ]]では比較的影響が少なく、[[《烏合の行進》]]や[[《鉄獣の凶襲》]]を意識したプレイングをしていれば、自然とこの[[縛り]]を回避しやすい。~
プレイングや構築を多少意識する必要こそあるものの、昨今の[[テーマデッキ]]は[[種族]]が統一されたものが多いため、[[サイドデッキ]]に準備する価値は十分にあるといえる。~

--[[《リビングデッドの呼び声》]]~
汎用[[カード]]だが、この[[デッキ]]においてはこれを使いまわせる[[《霞の谷のファルコン》]]や[[相手]]の[[除去]]に[[チェーン]]して[[蘇生]]することで[[サーチ]][[効果]]の[[発動]]が可能な[[TG]]の存在から特に相性が良い。~
また、[[《神獣王バルバロス》]]を[[攻撃力]]3000の[[アタッカー]]として運用できる。~
[[《烏合の行進》]]の[[ドロー]]枚数を増やすことにも繋がり、[[相手]][[ターン]]中に[[蘇生]]しておけば[[《烏合の行進》]]の[[デメリット]]も気にならない。~

//**戦術 [#strategy]
//プレイング・動かし方について。

**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
***[[【トライブリゲード】]] [#Tri-Brigade]
 [[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]混合[[カテゴリ]]・[[トライブリゲード]]を中心とする[[カテゴリ]][[デッキ]]。~
 [[【トライブリゲード】]]を参照。~ 

***[[レベル]]3軸 [#LV3]
 場持ちの良い[[《ゼンマイラビット》]]を中心に、[[レベル]]3[[モンスター]]で脇を固め、[[魔法・罠カード]]による防御と[[エクシーズ召喚]]先などに一貫性をもたせたタイプ。~
 [[モンスター]]の突破力の低さを[[相手]][[ターン]]の[[罠カード]]による迎撃で補うため、[[《烏合の行進》]]を活用しやすい。~

 [[獣族]]では[[《フォトン・サーベルタイガー》]]・[[《セイクリッド・シェラタン》]]が後続を確保できるため、あわせて[[ランク]]3[[エクシーズ召喚]]、[[《烏合の行進》]]による[[手札]]確保といった面で役立つ。~
 [[ランク]]3の[[エクシーズモンスター]]は特別[[アドバンテージ]]獲得能力に長けているわけではないので、[[除去]]+[[ビートダウン]]を徹底したほうが良い場面もある。~
 それを覆すのが[[《クレーンクレーン》]]の存在であり、実質的に1枚分の消費で、戦略の幅を広げつつ[[《烏合の行進》]]を補助できる。~
 [[《BF−疾風のゲイル》]]・[[《X−セイバー エアベルン》]]・[[《スクラップ・ゴブリン》]]など、単体でも十分に機能する[[チューナー]]も存在するので、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]までを含めた[[シンクロ召喚]]ギミックも利用できる。~
 [[地属性]]が多いため、[[《ラインモンスター Kホース》]]の[[効果]]も利用しやすい。~

 [[デッキ]]としての柔軟性は増す一方、[[《ゼンマイラビット》]]単体に特化した場合と比較して[[フィールド]]に他の[[モンスター]]が残りやすい。~
 そのため[[《強制退出装置》]]がやや扱いにくく、また[[エクシーズ召喚]]・[[シンクロ召喚]]で頭数が減ると[[《つり天井》]]なども使えないなど、[[フリーチェーン]]での防御に難が生まれる。~
 [[《ヴェルズ・サンダーバード》]]に割く[[召喚権]]や[[デッキ]]スペースも確保しにくいので、[[《積み上げる幸福》]]は総じて[[発動]]しにくくなっている。~
 また[[エクシーズモンスター]]・[[シンクロモンスター]]が[[除去]]を受ける割合も多くなる。~
 [[耐性]]や[[カウンター]]能力を持つもの、[[特殊召喚]]時に[[効果]]を[[発動]]できるものなどをうまく活用していきたい。~

//***【(デッキ名)】軸
//特定のカードやデッキを軸とする場合。

//**このデッキの派生 [#variation]

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]

 [[《鉄獣の抗戦》]]である程度のフォローはできるものの、[[《マクロコスモス》]]等の無差別[[除外]][[カード]]は[[トライブリゲード]]の[[効果]]の[[コスト]]が確保できなくなるため厄介。~
 [[《鉄獣戦線 ナーベル》]]や[[《鉄獣戦線 フラクトール》]]の[[効果]]が使えなくなる他、[[《暗黒のマンティコア》]]の[[自己再生]]や[[《輪廻天狗》]]の[[リクルート]]も封じられるため、影響は大きい。~
 また、[[《群雄割拠》]]や[[《アンデットワールド》]]等、[[種族]]を縛ったり変更したりする[[効果]]を持った[[カード]]には3[[種族]]の[[モンスター]]を使い分けるというこの[[デッキ]]の特性を完全に殺されてしまう。~
 [[【種族操作】]]は天敵の一つであり、[[《鉄獣の凶襲》]]や[[《烏合の行進》]]が[[腐る]]のは勿論のこと、各[[種族]]統一[[デッキ]]である[[【獣族】]]や[[【獣戦士族】]]、[[【鳥獣族】]]の劣化に成り下がってしまう。~

 これら[[永続魔法]]・[[永続罠]][[カード]]は[[《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》]]で早々に[[除去]]したいところだが、これらの[[カード]]を[[発動]]されている状態では[[リンクモンスター]]の展開自体が難しい。~
 [[《賢者ケイローン》]]や[[《勇炎星−エンショウ》]]等、[[メインデッキ]]に入る[[モンスター]]でも[[除去]]が可能なものを[[サイドデッキ]]には準備しておきたい。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***[[暗黒の侵略者]]発売 [#history1]
 [[暗黒の侵略者]]で3[[種族]]をサポートする[[《激昂のミノタウルス》]]・[[《暗黒のマンティコア》]]が登場。~
 この[[デッキ]]の構築意義が生まれる。~

***[[ANCIENT PROPHECY]]発売 [#history2]
 [[《一族の結束》]]が登場。~
 [[種族]]混合の意義が薄くなり、各[[種族]]統一構築が増える。~
 以降、各[[種族]]別に[[サポートカード]]が充実していった。~

***[[COSMO BLAZER]]発売 [#history3]
 [[《烏合の行進》]]が登場し、3[[種族]]混合の意義が大きくなった。~
 場持ちや、素早く3[[種族]]を出す構築が増える。~

***[[PHANTOM RAGE]]発売 [#history4]
 [[トライブリゲード]]やその関連[[サポートカード]]、[[《獣王アルファ》]]が登場した事により、飛躍的な進化を遂げる。~
 各[[種族]]がそれぞれ別々の方向で[[種族]][[デッキ]]としての個性を確立し始めていた事もあり、長らく[[デッキ]]を【ビースト】に寄せる意義は薄れていたが、これにより再びこの[[デッキ]]が成立するようになった。~
 現在ではこの[[デッキ]]は実質的に[[【トライブリゲード】]]としての側面が強いが、特定の[[デッキ]]に[[刺さる]][[《王虎ワンフー》]]や[[トライブリゲード]]との[[シナジー]]が強い[[《輪廻天狗》]]等、元々この[[デッキ]]で採用されていた[[モンスター]]にも現役のものは多い。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《激昂のミノタウルス》]]
-[[《暗黒のマンティコア》]]

-[[《烏合の行進》]]

-[[《幻獣の角》]]

**関連リンク [#link]
-[[獣族]]
-[[鳥獣族]]
-[[獣戦士族]]

-[[【獣族】]]
-[[【鳥獣族】]]
-[[【獣戦士族】]]
--[[【トライブリゲード】]]

-[[デッキ集]]