*【竹光チック】 [#t238acb9]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#l007e86b]
// [[《黒蠍−逃げ足のチック》]]と[[竹光]]を使用した[[ドローロック]][[デッキ]]。~
// [[《魂を吸う竹光》]]の[[自壊]][[デメリット]]を、[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]の[[バウンス]]で克服、永続的な再利用を目的とする。~
 [[竹光]]を使用した[[ドローロック]][[デッキ]]。~
 [[《魂を吸う竹光》]]の[[自壊]]や[[発動条件]]を[[《妖刀竹光》]]で克服し、永続的な[[ドローロック]]を目的とする。~

// なお、[[《魂を吸う竹光》]]は「2枚」なければ完璧な[[ロック]]はできない。~
// [[戦闘ダメージ]]を与えた後、[[ドロー]][[スキップ]]の処理前に[[《魂を吸う竹光》]]が場を離れると[[効果]]が[[発動]]されないためである。~

 [[ロック]]性能は劣るものの、[[【八汰ロック】]]の[[ドローロック]]を再現できる数少ない[[デッキ]]である。~

 [[デッキ]]名の「チック」は[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]に由来する。~
 [[デッキ]]が考案された当時は[[カードプール>デッキ・カードプールの変遷]]に乏しく、[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]が[[バウンス]]役の[[必須カード]]となっていたからである。~
 現在では、[[発動条件]]の問題や彼以外の[[バウンス]][[カード]]の増加等の事情により彼を採用するのは少々厳しい。

// 《黒蠍−逃げ足のチック/Dark Scorpion - Chick the Yellow》
// 効果モンスター
// 星3/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
// このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、
// 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
// ●フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
// ●相手のデッキの一番上のカードを1枚めくる(相手は確認する事はできない)。
// そのカードをデッキの一番上か一番下かを選択して戻す。

// 《折れ竹光/Broken Bamboo Sword》
// 装備魔法
// 装備モンスターの攻撃力は0ポイントアップする。

 《妖刀竹光/Cursed Bamboo Sword》
 装備魔法
 「妖刀竹光」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):装備モンスターの攻撃力は0アップする。
 (2):このカード以外の自分フィールドの「竹光」カード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを持ち主の手札に戻し、装備モンスターはこのターン相手に直接攻撃できる。
 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
 デッキから「妖刀竹光」以外の「竹光」カード1枚を手札に加える。

 《魂を吸う竹光/Soul Devouring Bamboo Sword》
 永続魔法
 「竹光」と名のついた装備魔法カードを装備したモンスター1体を選択して発動する。
 選択したモンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、
 次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
 2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊する。

**[[デッキ]]構築に際して [#m781f16b]
 [[キーカード]]の[[《魂を吸う竹光》]]とその補助である[[《妖刀竹光》]]を[[手札]]に揃えるため、[[サーチ]]・[[サルベージ]]を極力採用する。~
 また[[ドローロック]]中の[[相手]]の反撃をより効率よく潰すため、他の[[ロック]][[デッキ]]や[[ハンデス]][[デッキ]]も参考にしていただきたい。~

***[[モンスターカード]]について [#v1466fe1]
 基本的に[[《妖刀竹光》]]と[[《魂を吸う竹光》]]が揃えば[[装備させるモンスター>装備モンスター]]は誰でも構わない。~
 そのため[[キーカード]]の[[サーチ]]・[[サルベージ]]ができる[[モンスター]]を優先的に採用したい。~
 ただ[[《アームズ・ホール》]]の[[デメリット]]や[[相手]]の妨害を考えると、自身を[[特殊召喚]]できる[[効果]]、ある程度の[[攻撃力]]や[[耐性]]、[[ハンデス]][[効果]]を持った[[モンスター]]がいると便利だろう。~

//-[[《黒蠍−棘のミーネ》]]・[[《キラー・トマト》]]~
//[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]用の[[サーチャー]]と[[リクルーター]]。~

-[[《名工 虎鉄》]]・[[《ヴァイロン・キューブ》]]・[[《妖精伝姫−シンデレラ》]]~
[[装備魔法]]用の[[サーチ]][[モンスター]]。~
[[サーチ]]としては[[《アームズ・ホール》]]に比べてやや扱いにくいが、[[モンスター]]なので[[装備モンスター]]の役割が持てる。~

-[[《番犬−ウォッチドッグ》]]~
こちらは[[永続魔法]]が[[サーチ]]できる[[モンスター]]。~
[[《魂を吸う竹光》]]を[[サーチ]]しつつ[[手札]]の[[《妖刀竹光》]]を[[手札コスト]]にできるため、[[《魂を吸う竹光》]]の2枚揃えが手軽に行える。~
ただ[[攻撃力]]が一切ないので[[装備モンスター]]役になれず、[[発動条件]]に[[通常召喚]]を求めるため[[《アームズ・ホール》]]との相性は悪い。~

-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《妖刀竹光》]]が[[手札]]にあればそのまま[[手札コスト]]にできる。~
//[[デッキ]]にあれば[[《ラヴァルバル・チェイン》]]になって[[墓地送り>墓地へ送る]]して[[サーチ]][[効果]]を補助できる。~

-[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]・[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《A・O・J サイクロン・クリエイター》]]~
[[バウンス]]が可能な[[モンスター]]で、[[《折れ竹光》]]と同時に使用することで[[《妖刀竹光》]]の代わりとして機能する。~
ただし[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]のような一部の[[モンスター]]は[[《魂を吸う竹光》]]が2枚必要になり[[コンボ]]を決めにくい。~

-[[《首領・ザルーグ》]]・[[《魂を削る死霊》]]~
[[ハンデス]]により、[[相手]]の反撃手段を奪う。~
ただし[[《魂を削る死霊》]]は[[装備カード]]で[[自壊]]することに注意。

//-[[《スカラベの大群》]]・[[《イナゴの軍勢》]]~
//[[除去]]を行える[[サイクル・リバース]][[モンスター]]。~
//こちらは[[除去]]により[[相手]]の反撃の機会を減らす。~

***[[魔法・罠カード]]について [#w529cc3b]
//-[[《増援》]]~
//[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]用の[[サーチ]][[カード]]。~

-[[竹光]][[カード]]~
--[[《妖刀竹光》]]~
[[コンボ]]パーツのみならず[[竹光]]の[[サーチ]]にも利用可能な[[デッキ]]の[[キーカード]]の一枚。~
[[装備魔法]]ゆえに[[手札]]に加えるのは簡単なので、序盤は[[手札コスト]]等にして[[《魂を吸う竹光》]]の[[サーチ]]に使いたい。~

--[[《魂を吸う竹光》]]~
[[キーカード]]の一枚で[[ドローロック]]の主役。~

--[[《折れ竹光》]]~
[[同名カード]]の制約があるため、[[《妖刀竹光》]]から[[サーチ]]できる唯一の[[竹光]][[装備魔法]]。~
ただし単体では役立たずで、[[コンボ]]をするにも[[《魂を吸う竹光》]]の[[バウンス]]に使う別の[[カード]]が必要となる。~

--[[《黄金色の竹光》]]~
[[竹光]]を必要とする擬似[[《強欲な壺》]]。~
[[ドロー]][[効果]]と各種[[サーチ]][[カード]]の[[シナジー]]から採用は検討できるが、[[手札事故]]要因であることに注意。~

-[[《アームズ・ホール》]]・[[《旗鼓堂々》]]~
[[装備魔法]]用の[[サポートカード]]。~
[[《アームズ・ホール》]]は[[サーチ]]・[[サルベージ]]の両方を行えるが魅力で、[[通常召喚]]を阻害する[[デメリット]]も[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]と併用で軽減可能。~
[[《旗鼓堂々》]]は[[墓地]]から[[装備魔法]]を直接装備させることができ、[[自壊]][[デメリット]]は[[《妖刀竹光》]]の[[トリガー]]、または既に別の[[《妖刀竹光》]]が存在すれば[[バウンス]]させる事で回避できる。~

//-[[《封印の黄金櫃》]]~
//汎用[[サーチ]][[カード]]。~
//タイムラグはあるものの、[[《魂を吸う竹光》]]を確実に[[手札]]に[[加える]]数少ない手段である。~

-[[《拘束解放波》]]~
[[《妖刀竹光》]]の[[墓地送り>墓地へ送る]]と安全に[[攻撃]]を通すための[[伏せ除去]]が同時にできる。~

-[[《追い剥ぎゴブリン》]]~
[[戦闘ダメージ]]を[[トリガー]]として[[ハンデス]]を行う。~
[[ドローロック]]中の[[相手]]の反撃を、より確実に封じる。~

//-[[《王宮の弾圧》]]~
//[[特殊召喚]]を必須としない[[デッキ]]なので、これで[[相手]]のみの動きを封じる事が可能。~
//[[《キラー・トマト》]]の効果は無効化されないため相性が良い。~

**戦術 [#t74b0af4]
 まずは[[モンスター]]と[[《妖刀竹光》]]、[[《魂を吸う竹光》]]を一枚ずつ[[手札]]に揃える。~
 そしてそれらを、以下の手順で[[使用]]する。~

+[[モンスター]]を[[召喚]]、[[《妖刀竹光》]]と[[《魂を吸う竹光》]]を[[発動]]、[[バウンス]]し[[直接攻撃]]を可能にさせてから改めて[[《魂を吸う竹光》]]を[[発動]]。~
+[[装備モンスター]]で[[直接攻撃]]して[[戦闘ダメージ]]を与え、[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する。~
+次の[[自分]]の[[ターン]]、[[《魂を吸う竹光》]]を[[バウンス]]し[[自壊]]の帳消しと[[直接攻撃]]の付与を行ってから再度[[発動]]する。~
+2.に戻る~

 また[[《妖刀竹光》]]の代用として[[《折れ竹光》]]と[[バウンス]][[効果]]を持った[[モンスター]]でも[[ドローロック]]ができる。~
 ただし、[[《魂を吸う竹光》]]は選択した[[モンスター]]が[[戦闘ダメージ]]を与えて
[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]するまでに[[フィールド]]を離れると[[効果]]を[[適用]]できない。~
 そのため、[[バトルフェイズ]]に[[バウンス]]を行うような[[カード]]を使用する場合、[[《魂を吸う竹光》]]が2枚必要になる。~

 例:[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]と[[《折れ竹光》]]、[[《魂を吸う竹光》]]2枚を使う場合の[[使用]]手順。~

+[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]に[[《折れ竹光》]]を装備し、[[《魂を吸う竹光》]]を2枚[[発動]]する。~
+[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]で[[相手]]に[[ダメージ]]を与え[[《魂を吸う竹光》]]の片方を[[バウンス]]、残ったもう一方で[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する。~
+次の[[自分]]の[[ターン]]、[[バウンス]]した[[《魂を吸う竹光》]]を[[発動]]する。~
+2.に戻る~

 これを繰り返し、[[ビートダウン]]で勝利を狙う。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#ge0a6770]
 [[キーカード]]が明確でかつ[[耐性]]の低いものが揃っている。~
 [[ビートダウン]]や[[魔法・罠除去]]で押し切られてしまう事も多い。~

 また[[ロック]]が決まるまでのタイムラグがあるので展開力に優れた[[デッキ]]にも弱い。~

**代表的なカード [#o11d6ab1]
//-[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]
-[[《妖刀竹光》]]
-[[《魂を吸う竹光》]]

**関連リンク [#p48e7b53]
-[[【セルフ・バウンス】]]

-[[【八汰ロック】]]
-[[【フェンリルハンデス】]]

-[[デッキ集]]