*【&ruby(でんせつ){伝説};の&ruby(みやこ){都}; アトランティス】 [#top]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
[[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した、[[《海》]]として扱う[[《伝説の都 アトランティス》]]を軸にした[[【水属性】]]。~
[[フィールド魔法]]を軸とした[[デッキ]]では最も長い歴史を持つ。
この[[デッキ]]が活躍した当初は[[シンクロ召喚]]等が登場するより遥かに前であり、[[アドバンス召喚]]の時代にそれを踏み倒せる[[レベル]]ダウンは画期的であった。~
現在は[[エクストラデッキ]]主流への環境変化や、他にも[[《海》]]扱いの[[フィールド魔法]]が増加したことで、その優位性は当初より大きく損なわれている。~
一方で、現在でも有力な[[水属性]][[上級モンスター]]は[[レベル]]５・７が多く、[[通常召喚]]を狙うならば一定の利点は確保されている。~
[[《海》]]扱いである利点を活用した戦術については、他の[[フィールド魔法]]を採用する場合とあわせて[[【海】]]のページを参照。~
こちらでは他の[[フィールド魔法]]とは異なる、[[レベル]]ダウンを活かした構築を特に記載する。~
《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》
フィールド魔法
このカード名はルール上「海」として扱う。
(1)：フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は２００アップする。
(2)：このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは１つ下がる。
《海竜神−リバイアサン/Ocean Dragon Lord - Kairyu-Shin》
効果モンスター
星５/水属性/海竜族/攻2000/守1700
このカード名の(2)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：フィールドに「海」が存在する限り、
水属性以外の表側表示モンスターはお互いのフィールドにそれぞれ１体しか存在できない
（お互いのプレイヤーは自身のフィールドに水属性以外の表側表示モンスターが２体以上存在する場合には、
１体になるように墓地へ送らなければならない）。
(2)：自分メインフェイズに発動できる。
デッキから以下のカードの内いずれか１枚を手札に加える。
●「海」
●「リバイアサン」魔法・罠カード
●「シー・ステルス」魔法・罠カード
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
[[【海】]]の基本的な構築に加えて、より[[《伝説の都 アトランティス》]]の利点を活かした[[デッキ]]構築を行うことになる。~
+[[《海》]]に関連した[[カード]]を採用できるようになる。~
+[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]が下がる。~
+[[攻撃力]]と[[守備力]]のアップにより、戦闘面で強くなる。~
+専用の[[サーチ]][[カード]]の[[《アトランティスの戦士》]]が存在する。~
[[手札]]込みで[[レベル]]が下がる[[効果]]は珍しく、これにより[[アドバンス召喚]]に必要な[[リリース]]の踏み倒しや、[[レベル]]参照の[[コンボ]]を行うのが主戦術となる。~
一方で、[[《忘却の都 レミューリア》]]・[[《深海の都 マガラニカ》]]と比べ、強制的に[[レベル]]が下がるため[[エクストラデッキ]]の構築には注意が必要となる。~
***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
―[[《海》]]に関係する[[モンスター]]~
詳細については[[【海】]]を参照。~
当然ながらこの[[デッキ]]でも活用でき、特に[[レベル]]５[[モンスター]]はより扱いやすくなる。~
一方で、[[《伝説の都 アトランティス》]]自体の[[効果]]も活用する都合上、[[《海》]]を[[コスト]]とする[[カード]]はタイミングを意識する必要がある。~
-[[《海竜神−リバイアサン》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]で[[レベル]]を下げることで[[通常召喚]]を狙いつつ、強力な[[制圧]][[効果]]を[[適用]]できる。~
[[レベル]]５を中心とした型では[[《暗岩の海竜神》]]を[[サーチ]]することで大量展開を狙うこともできる。~
-[[《電気海月−フィサリア−》]]~
[[レベル]]５を中心とした型では[[《伝説の都 アトランティス》]]が引けない[[事故]]を軽減する手段として用いられる。~
[[《海竜神−リバイアサン》]]と併せて[[制圧]]力を上げることも可能。~
-[[《デス・クラーケン》]]~
[[《海》]]が存在する場合[[除去]]を行ないながらの[[サクリファイス・エスケープ]]や[[バトルフェイズ]]中の追撃が可能。~
―[[レベル]]を下げる[[効果]]と相性が良い[[水属性]][[モンスター]]~
[[レベル]]４・５・７の[[モンスター]]は[[ロック]]のすり抜けや[[リリース]]軽減等の恩恵を受けることができる。~
代表的な[[水属性]][[モンスター]]は[[【水属性】]]を参照。~
//--[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]~
//自身を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~
//[[《伝説の都 アトランティス》]]があれば全ての[[下級モンスター]]が[[レベル]]３以下となり[[効果]]が使いやすく、[[シンクロ召喚]]に繋ぎやすい。~
//[[《伝説の都 アトランティス》]]を常に[[フィールド]]に維持するタイプの[[デッキ]]で真価を発揮する。~
//元の[[レベル]]が低いことが欠点で、ただ[[効果]]を使うだけでは高[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]につながらない。~
//[[《コダロス》]]による[[除去]]は[[レベル]]調整にもなり相性が良いものの、[[《伝説の都 アトランティス》]]を維持することにこだわらないのならば[[《深海のディーヴァ》]]の方が有用。~
-[[レベル]]４の[[モンスター]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]４[[モンスター]]も[[《レベル制限Ｂ地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]等を[[ロック]]をすり抜けて[[攻撃]]が可能となる。~
また、[[《海》]]を[[コスト]]とする[[カード]]で[[《伝説の都 アトランティス》]]を能動的に解除できるため、[[シンクロ召喚]]をする際はこの[[レベル]]帯の重要性が高くなる。~
--[[《メガロスマッシャーＸ》]]~
[[攻撃力]]2000の[[水属性]][[通常モンスター]]。~
[[アタッカー]]としての運用だけでなく、[[《暗岩の海竜神》]]で展開できる[[通常モンスター]]の中では[[《伝説の都 アトランティス》]]下ではない場合でも[[通常召喚]]できるため[[事故]]軽減に繋がる。~
--[[《アトランティスの戦士》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]を[[サーチ]]できる。~
ただし、他の[[《海》]][[サーチ]]や[[デッキ]]の[[《伝説の都 アトランティス》]]を消費する[[《電気海月−フィサリア−》]]の存在もあるため枚数は考えたい。~
[[《伝説の都 アトランティス》]]下では[[攻撃力]]2100となるため[[アタッカー]]としても運用可能。~
//--[[《グリズリーマザー》]]~
//必要な[[モンスター]]の[[リクルート]]・[[リリース]]の確保など構築によって役割は異なるものの、どの構築でも非常に有用で[[必須カード]]と言える。~
//--[[《ペンギン・ナイトメア》]]~
//[[バウンス]]と[[全体強化]]を併せ持つ。~
//代表的なものは【水属性】を参照
--[[《海皇の竜騎隊》]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では自身も含めた[[レベル]]４の[[水属性]]・[[海竜族]]の[[直接攻撃]]が可能になる。~
単体で[[《水陸両用バグロス Ｍｋ−３》]]を上回る[[攻撃力]]2000の[[ダイレクトアタッカー]]として運用できる。~
-[[レベル]]５[[モンスター]]~
[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では高[[攻撃力]][[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できるようになる。~
また、[[《ウォーターハザード》]]による[[特殊召喚]]も可能になり、[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]]は[[《忘却の海底神殿》]]の[[効果]]を使用できるようになる。~
--[[《ギガ・ガガギゴ》]]~
[[メインデッキ]]に入る[[レベル]]５の[[水属性]]の[[通常モンスター]]では最大の[[攻撃力]]を持ち、大抵の[[下級モンスター]]と[[上級モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~
[[《ＢＦ−疾風のゲイル》]]単体であれば[[戦闘破壊]]されない。~
--[[《ジェノサイドキングサーモン》]]~
[[攻撃力]]は[[《ギガ・ガガギゴ》]]に劣るが、こちらには[[《忘却の海底神殿》]]の[[効果]]を使用できる。~
[[《ギガ・ガガギゴ》]]と併せて[[通常モンスター]]であるため、[[《暗岩の海竜神》]]で大量展開を狙う場合は複数枚[[積む]]ことになる。~
--[[《後に亀と呼ばれる神》]]~
[[攻撃力]]1800以下の[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を封じることができ、[[リンク召喚]]や[[エクシーズ召喚]]や[[シンクロ召喚]]を軸とした多くの[[デッキ]]の[[メタ]]となる。~
--[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]~
[[戦闘破壊]]されない[[効果]]と[[表示形式]]を変える[[効果]]を持つ。~
[[相手]]の[[攻撃]]を防ぎ、返しの[[ターン]]で[[戦闘破壊]]を狙える。~
--[[《シャーク・ザ・クルー》]]~
[[相手]]の[[カードの効果]]によって[[破壊された]]時、[[デッキ]]から２体の[[水属性]][[モンスター]]を[[リクルート]]できる。~
[[全体除去]]への抑制として役立つだろう。~
//--[[《カタパルト・タートル》]]~
//[[射出]][[効果]]により引導[[火力]]としても期待できる。~
//[[リクルート]]・[[サルベージ]]が容易である点も[[メリット]]となっている。~
--[[《深海の怒り》]]~
[[墓地]]の[[水族]]・[[魚族]]・[[海竜族]]の数だけ[[攻撃力]]がアップする。~
安定こそしないものの、[[元々の攻撃力]]は０であるため、[[リクルート]]・[[サルベージ]]が容易である。~
--[[《ゲイザー・シャーク》]]~
この[[デッキ]]では[[《伝説の都 アトランティス》]]下では[[ランク]]４、そうでないときは[[ランク]]５の[[エクシーズ召喚]]に使用できる。~
[[発動]]タイミングも任意であるため、狙った[[ランク]]の[[エクシーズモンスター]]を出しやすい。~
-[[レベル]]７[[モンスター]]~
こちらは[[《伝説の都 アトランティス》]]の下で[[リリース]]を１体減らすことができる。~
--[[《大要塞クジラ》]]~
[[《海竜神−リバイアサン》]]・[[《電気海月−フィサリア−》]]で[[制圧]]をしていても展開力には乏しい[[デッキ]]なので[[ライフポイント]]を削るスピードには不安が残る。~
[[相手]]に[[キーカード]]を引かれる前に(1)による[[直接攻撃]]で一気に[[ライフポイント]]を削れるようにしておくと長期戦による逆転負けの可能性を減らせる。~
[[《デス・クラーケン》]]と組み合わせて２体で[[直接攻撃]]すれば、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[強化]]も加味して2750＋1600で4350の[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~
(3)による[[水属性]][[戦士族]]の[[サーチ]]・[[特殊召喚]]は能動的に狙うのが難しいため無理に採用する必要は無いが、[[《伝説のフィッシャーマン》]]系統が該当する。~
--[[《超古深海王シーラカンス》]]~
[[攻撃力]]が3000になり、[[魚族]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[効果]]を活用するには[[デッキ]]に大量の[[魚族]]が必要となるので、必然的に[[【魚族】]]寄りの構築となる。~
//--[[《氷結界の虎将 ガンターラ》]]~
//[[氷結界]][[モンスター]]を[[１ターンに１度]][[蘇生]]できる。~
//[[シンクロモンスター]]の[[蘇生]]も可能なため、[[シンクロ召喚]]のギミックを含んだタイプの[[デッキ]]では大いに役立つ。~
//シンクロ中心で上級に6・8の多い氷結界はアトランティスの恩恵が薄い
--[[《城塞クジラ》]]~
[[水属性]][[モンスター]]を２体[[リリース]]することで[[特殊召喚]]でき、[[《潜海奇襲》]]を[[デッキ]]から[[セット]]できる。~
通常なら[[特殊召喚]]でも[[通常召喚]]でも[[リリース]]は同じだが、この[[デッキ]]では[[通常召喚]]ならば[[リリース]]軽減できる。~
//-それ以外の[[レベル]]~
//--[[《シー・アーチャー》]]~
//[[自分]]の[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[装備]]し、[[攻撃力]]と[[耐性]]を得る[[レベル]]３の[[海竜族]][[モンスター]]。~
//[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]４の[[水属性]][[モンスター]]も[[装備]]できるようになる。~
//[[《深海のディーヴァ》]]から[[リクルート]]した場合、[[装備]][[対象]]の調達ができるため高性能の[[アタッカー]]として運用できる。~
//これと[[《深海のディーヴァ》]]はどちらも[[《精神操作》]]と相性がよい。~
//「レベル4を装備できるようになる」という恩恵にメリットが薄い
―その他の相性の良い[[水属性]][[モンスター]]~
-[[《深海のディーヴァ》]]~
[[リクルート]]能力を持つ[[チューナー]]だが、[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[レベル]]が下がるため、高[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]しづらい。~
むしろ、[[《伝説の都 アトランティス》]]の下では[[リクルート]]した[[モンスター]]の[[効果]]を活用するべきだろう。~
その他[[《伝説の都 アトランティス》]]等が不足している状況で、この[[カード]]を使いまわし戦線を維持する運用も可能。~
総じて状況に応じて様々な運用が可能で、投入することで[[デッキ]]の柔軟性や可能性を大きく広げることが可能。~
また、[[《サルベージ》]]の[[発動条件]]も容易に満たせるためこちらも投入したい。~
-[[《ニードル・ギルマン》]]~
そこそこの[[攻撃力]]と[[全体強化]][[効果]]を持つ[[レベル]]３の[[海竜族]][[モンスター]]。~
[[《深海のディーヴァ》]]から[[リクルート]]した場合、[[全体強化]][[効果]]のおかげで高い[[ダメージ]]を叩きだせる。~
ほとんどの【伝説の都 アトランティス】と相性の良い[[モンスター]]を[[強化]]でき単体でも活用できるため、[[シンクロ素材]]目的ならばこの[[カード]]を優先的に投入すべきだろう。~
***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
基本的に[[《伝説の都 アトランティス》]]が存在している前提で[[エクストラデッキ]]を組む必要がある。~
特に[[エクシーズモンスター]]は[[ランク]]３・[[ランク]]４を中心とし、[[《暗岩の海竜神》]]での展開に合わせて[[ランク]]５も投入しておきたい。~
[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]のギミックをうまく使うことで、幅広い戦術展開が可能になる。~
また、[[融合召喚]]・[[リンク召喚]]は[[レベル]]に関係しないため、ある程度自由に[[エクストラデッキ]]に投入できる。~
-[[《Ｎｏ.４ 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]~
[[相手]]が[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を狙った[[デッキ]]の場合、この[[カード]]で[[相手]][[モンスター]]を[[水属性]]に変更すれば思惑を崩すことができる。~
また、[[《海竜神の激昂》]]から[[サーチ]]できる[[《激流葬》]]とも相性が良い。~
// [[《コダロス》]]等を用いることで、露払いをしつつ[[レベル]]を戻すことができ大きく攻め込むことができる。~
// 一方で、[[レベル]]を戻してしまうと一部の[[コンボ]]は成立しなくなるため、状況に応じた判断が必要になる。~
// [[リリース]]軽減で出した[[上級モンスター]]の[[レベル]]を戻すことで、高い[[レベル]]・[[ランク]]の素材を確保することが可能になる。
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
―[[フィールド魔法]]関連~
-[[《伝説の都 アトランティス》]]~
[[フィールド]]の[[水属性]]を[[全体強化]]する[[効果]]、[[手札]]・[[フィールド]]の[[水属性]]の[[レベル]]を１つ下げる[[効果]]を持つ[[フィールド魔法]]。~
この[[デッキ]]の中核を担う[[必須カード]]であり、原則的に３枚積みとなる。~
//-[[《海》]]・[[《忘却の都 レミューリア》]]・[[《深海の都 マガラニカ》]]~
//他の[[《海》]]扱いの[[フィールド魔法]]。
//[[《海》]]に関する[[カード]]は共有できるが、[[レベル]]に対するアプローチが全く異なるため、混ぜての運用は難しい。~
//これらをメインに据える場合については[[【海】]]を参照。~
//そもそも【海】があるならこのページのこの項目については既に役目を終えている
-[[《テラ・フォーミング》]]・[[《メタバース》]]~
いずれも任意の[[フィールド魔法]]を[[サーチ]]できる[[カード]]。~
同じ役割を担う[[《アトランティスの戦士》]]とは違い、[[《マクロコスモス》]]や[[《次元の裂け目》]]が存在していても[[発動]]できるのが最大の利点である。~
[[《テラ・フォーミング》]]は[[通常魔法]]なので即座に使えるが、[[制限カード]]なので１枚しか投入できない。~
[[《メタバース》]]は[[通常罠]]なので[[発動]]の遅さが難点だが、複数枚[[積める>積む]]上に[[コンバットトリック]]としても使えるという持ち味がある。~
前者は[[必須カード]]と言えるが、後者は[[手札事故]]のリスクも踏まえた上で採用枚数を検討するのが良いだろう。~
-[[《擬似空間》]]~
[[墓地]]に存在する[[フィールド魔法]]を[[コスト]]に、１[[ターン]]だけその[[カード]]の[[効果]]をコピーできる[[フィールド魔法]]。~
[[デッキ]]・[[手札]]の[[《伝説の都 アトランティス》]]や[[《海》]]を温存できる。~
[[フィールド]]に維持する[[メリット]]は薄いものの、[[《コダロス》]]や[[《海竜−ダイダロス》]]の[[コスト]]としては最適。~
[[墓地]]に上記[[フィールド魔法]]があるのならば[[《テラ・フォーミング》]]などで優先的に[[サーチ]]してもよい。~
-[[《おろかな副葬》]]~
[[デッキ]]から[[魔法・罠カード]]１枚を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ[[通常魔法]]。~
[[《氷結界》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[レベル]]５以上の[[水属性]]を疑似[[サーチ]]できる。~
-[[《強欲で金満な壺》]]~
[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を[[ランダム]]に[[裏側表示で除外]]し、その枚数に応じた[[ドロー]]ができる[[通常魔法]]。~
この[[デッキ]]においては[[エクストラデッキ]]への依存度が低いため採用の余地がある。~
─[[《海》]][[サポートカード]]
-[[《魚群探知機》]]~
[[サーチ]]範囲が広く、[[キーカード]]のほとんどにアクセスできる。~
[[《海》]]が存在すれば[[通常モンスター]]の[[リクルート]]もできる。~
-[[《潜海奇襲》]]~
[[《海》]]の[[サポートカード]]の１つ。~
[[《海》]]を[[コスト]]とする[[カード]]で[[墓地へ送った]][[《伝説の都 アトランティス》]]を再び[[発動]]できる。~
また[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]を得られる[[モンスター]]は「元々の[[レベル]]」が５以上の[[モンスター]]なので、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[効果]]で[[レベル]]が下がった[[レベル]]５の[[モンスター]]にも[[適用]]される。~
-[[《忘却の海底神殿》]]~
自身を[[《海》]]として扱い、[[１ターンに１度]]、[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]]の[[下級モンスター]]を[[自分]]の[[エンドフェイズ]]まで[[除外]]できる[[永続罠]]。~
[[《伝説の都 アトランティス》]]下では[[レベル]]５[[モンスター]]も[[除外]]できる。~
[[《潜海奇襲》]]とは[[効果]]の傾向が似通っているが、こちらは[[種族]]であるため若干範囲が狭い。~
そのため、こちらを使用する場合は[[除外]]した[[モンスター]]が[[特殊召喚]]される点を活かしたい。~
─[[リバイアサン]]~
[[《海竜神−リバイアサン》]]で[[サーチ]]できる。~
-[[《海竜神の怒り》]]~
元々の[[レベル]]５以上の[[水属性]][[モンスター]]の数まで[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[速攻魔法]]。~
[[破壊]]した[[モンスター]]がいた[[モンスターゾーン]]は次の[[ターン]]終了時まで使用不能になるので、展開妨害にもなる。~
[[エクストラモンスターゾーン]]を封じてしまえば、[[デッキ]]次第ではほとんど何もさせないこともできる。~
-[[《暗岩の海竜神》]]~
[[レベル]]５中心型は[[通常モンスター]]が無理なく入るため、この[[カード]]を活かしやすい。~
[[発動]]後は[[《伝説の都 アトランティス》]]がなくなるため[[ランク]]５の[[エクシーズ召喚]]ができる他、[[《海竜神−リバイアサン》]]や[[《海神の依代》]]で[[《伝説の都 アトランティス》]]を張り直せば[[ランク]]４も狙うことができる。~
―[[水属性]]のサポートカード~
-[[《ウォーターハザード》]]~
[[水属性]]の[[下級モンスター]]を展開できる[[永続魔法]]。~
この[[デッキ]]では、[[レベル]]５以下の[[水属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
複数の[[モンスター]]を展開するのに便利であり、[[アドバンス召喚]]や[[シンクロ召喚]]などの[[サポートカード]]としても使用できる。~
-[[《海竜神の加護》]]~
[[レベル]]３以下の[[水属性]][[モンスター]]に[[破壊]][[耐性]]を付ける[[通常罠]]。~
[[《伝説の都 アトランティス》]][[適用]]中は、[[レベル]]４の[[水属性]][[モンスター]]にも[[耐性]]を付けることができる。~
[[レベル]]４以下[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]で活用できる。~
**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
//***[[《コダロス》]]による[[コントロール]]型 [#decktype1]
// [[《コダロス》]]による複数[[除去]]を行うタイプ。~
// [[【水属性】]]で採用される[[レベル]]４以下の[[モンスター]]を主力にできることから構築の自由度が高い。~
// 通常より[[《海》]]として扱える[[カード]]が[[フィールド]]から離れやすいが、数を多く投入するため、他の[[《海》]]関連の[[カードの効果]]も十分に生かせる。~
// しかし、[[《伝説の都 アトランティス》]]の維持にはこだわらないため[[レベル]]を下げる[[効果]]は生かしづらい。~
// これは[[シンクロ召喚]]を狙う上では好都合で、[[《深海のディーヴァ》]]との相性は抜群。~
// その他、[[《コダロス》]]であらかじめ[[伏せカード]]を[[除去]]する、[[《ウォーターハザード》]]で展開をサポートするなど、[[シンクロ召喚]]への布石が豊富。~
//【海】の議決より本ページはレベルダウンを中心とした戦術を主とするため
***[[《海竜神−リバイアサン》]]中心の[[コントロール]]型 [#decktype1]
***[[《海竜神−リバイアサン》]]軸 [#Kairyu-Shin]
[[【海】]]と比べて出しやすい[[《海竜神−リバイアサン》]]の[[制圧]][[効果]]を中心とした型。~
[[相手]]が[[【水属性】]]以外であれば[[フィールド]]に１体しか存在できなくなるため、大量展開する[[デッキ]]と相性がいい。~
逆に[[【水属性】]]であれば強力な[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[特殊召喚]]を[[《伝説の都 アトランティス》]]で妨害できる。~
***[[レベル]]５[[モンスター]]軸の[[ビートダウン]]型 [#decktype2]
***[[レベル]]５軸 [#LV5]
[[《ギガ・ガガギゴ》]]・[[《ジェノサイドキングサーモン》]]等で[[ビートダウン]]するタイプ。~
[[《伝説の都 アトランティス》]]を引けない場合のために[[《電気海月−フィサリア−》]]を投入する場合もある。~
[[全体強化]]の[[効果]]も相まって[[下級モンスター]]には簡単に殴り負けない[[ステータス]]となる一方[[除去]]手段に乏しく、[[攻撃力]]が高いだけで戦術が物足りないと感じることが多いだろう。~
***[[《伝説のフィッシャーマン》]]軸の[[ビートダウン]]型 [#k004d65f]
上記の[[レベル]]５軸の派生であり、[[《伝説のフィッシャーマン》]]・[[《伝説のフィッシャーマン二世》]]で戦い、それらを[[リリース]]して[[特殊召喚]]する[[《伝説のフィッシャーマン三世》]]を[[フィニッシャー]]にした軸。~
[[ステータス]]面では劣るが、[[除去]]及びリカバリーや[[耐性]]に関してはこちらの方が優れている。~
***【亀神アトランティス】 [#decktype3]
***【亀神アトランティス】 [#Testudo]
[[《かつて神と呼ばれた亀》]]と[[《後に亀と呼ばれる神》]]の２体による[[特殊召喚]]封殺型[[デッキ]]。~
[[相手]]の[[特殊召喚]]を封じつつ、こちらは[[《二重召喚》]]などで[[モンスター]]を並べて[[フィールド]]を[[制圧]]していく。~
[[特殊召喚]]が当たり前のように行われる[[デッキ]]にはかなりの拘束力を見せる一方、[[キーカード]]となる２体をいかに素早く[[フィールド]]に並べて守りぬくかが課題となる。~
***[[【フィフティ・フィフティ】]]型 [#decktype4]
***[[【フィフティ・フィフティ】]]型 [#Fifty-Fifty]
[[《水陸両用バグロス Ｍｋ−３》]]や[[《マーメイド・ナイト》]]を採用したタイプの[[ビートダウン]]。~
基本的に[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限Ｂ地区》]]等を採用し、[[自分]]のみが[[攻撃]]できるようにする。~
しかし、[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]の[[環境]]において[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]が[[無制限カード]]に[[制限解除]]されたとはいえ、全体的に[[アタッカー]]に対抗できる[[カード]]が少ないためこのタイプは主流ではなくなっている。~
また[[エクシーズモンスター]]の登場により、[[ロック]]の突破が容易になったことも悩ましい。~
//***[[《暗黒大要塞鯱》]]による[[除去]]型 [#decktype5]
// [[《暗黒大要塞鯱》]]や[[《砲弾ヤリ貝》]]・[[《魚雷魚》]]を軸としたタイプ。~
// [[《砲弾ヤリ貝》]]・[[《魚雷魚》]]は通常の[[ビートダウン]]には不向きな[[カード]]であり、[[コントロール]][[デッキ]]の要素が強い。~
// 単体では役に立たないことから、[[《砲弾ヤリ貝》]]と[[《魚雷魚》]]は複数[[積む]]必要は余りない。~
// 複数[[積む]]よりもこれらを[[リクルート]]できる[[《グリズリーマザー》]]を採用した方が[[事故]]を回避しやすい。~
// 理論上[[《伝説の都 アトランティス》]]がなくとも機能するが、その場合別途[[リリース]]要員の確保が必要になり現実的ではない。~
// 現[[環境]]ではかなり強引に狙わないとまともに機能しないことも多く、構築が難しくなっている。~
// しかしそれ以上に[[《コダロス》]]でより簡単に[[除去]]が実現できるようになったことが存在意義を大き脅かしている。~
**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
[[《海》]]として扱う[[《伝説の都 アトランティス》]]に依存した[[デッキ]]構成となるために、[[《伝説の都 アトランティス》]]を[[破壊]]されると戦術が崩壊することになる。~
[[上級モンスター]]を中心にすると[[手札]]に溜まって[[手札事故]]を起こしたり、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限Ｂ地区》]]で[[自分]]の[[モンスター]]が[[攻撃]]できない状態に陥る。~
[[シンクロ召喚]]を中心とした構成であれば、上記のような[[手札事故]]にはなりにくいものの、そもそも[[《海》]]の存在を前提とした[[効果]]の[[モンスター]]が中心となるため、結局[[《海》]]関連の[[カード]]ないと[[カード]]パワーの問題で押し切られやすい。~
また、[[モンスター効果]]が重要なため[[《スキルドレイン》]]や、[[除外]]に弱い[[カード]]が多いため[[《マクロコスモス》]]等も弱点となるだろう。~
[[フィールド魔法]]に比重を置くため、[[除去]][[罠カード]]の採用枚数は少なくなる傾向にある。~
そのため、速攻型の[[デッキ]]も苦手としている。~
**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
[[《伝説の都 アトランティス》]]登場当時は、その[[効果]]を有効に使用できる[[カード]]が少なく、[[レベル]]５は[[《伝説のフィッシャーマン》]]、[[レベル]]７は[[《水魔神−スーガ》]]程度であり、[[《ウォーターワールド》]]と[[下級モンスター]]を主軸にした方が安定していた。~
その後、第３期の[[暗黒の侵略者]]で[[《ギガ・ガガギゴ》]]や[[《海竜−ダイダロス》]]等が登場し[[強化]]された。~
この時期は[[禁止カード]]導入前〜直後の[[環境]]で単体[[パワーカード]]が多く、[[【伝説の都 アトランティス】]]が有効な[[カード]]が少なくとも枠を埋めることが出来た。~
[[ファラオの遺産]]で[[《レベル制限Ｂ地区》]]が登場し、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]と合わせて[[【フィフティ・フィフティ】]]の戦術が確立された。~
当時は、[[《大嵐》]]と[[《サイクロン》]]ぐらいしか[[魔法・罠除去]]がないことも多く、[[04/09/01>禁止・制限カード/2004年9月1日]]に[[《サイクロン》]]が[[制限カード]]になったため突破が難しかった。~
第４期には、この[[デッキ]]をテーマとした[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]が登場している。~
その後は[[FORCE OF THE BREAKER]]で[[《アトランティスの戦士》]]が出るものの[[環境]]に影響するほどの強化はなく、[[《レベル制限Ｂ地区》]]等の[[制限強化]]で間接的に弱体化している。~
第６期の[[シンクロ召喚]]の登場では、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[レベル]]を下げる[[効果]]が[[デメリット]]となることもあった。~
その後、[[ANCIENT PROPHECY]]・[[ABSOLUTE POWERFORCE]]で[[《コダロス》]]等が登場し、[[シンクロ召喚]]の戦術も取り入れやすくなり大幅に強化された。~
[[レベル]]４以下[[【水属性】]][[モンスター]]を軸に、[[《コダロス》]]・[[《伝説の都 アトランティス》]]・[[《忘却の海底神殿》]]とそれらを[[サーチ]]や[[リクルート]]する[[カード]]、[[《深海のディーヴァ》]]による[[シンクロ召喚]]で[[環境]]とも渡り合える[[デッキ]]が登場した。~
その後は[[《レベル制限Ｂ地区》]]等の[[ロック]][[カード]]の[[制限解除]]があったものの、[[マスタールール２]]の[[エクシーズ召喚]]の登場や、[[優先権]]のルール変更による[[《コダロス》]]弱体化もありあまり見られなくなった。~
第８期頃から、[[《海》]]扱いとなる[[フィールド魔法]]が他にも登場し、対応する[[カード]]も大きく増加し再び脚光を浴びる。~
一方で、[[エクストラデッキ]]との兼ね合いや、対応する[[上級モンスター]]を[[特殊召喚]]できる手段自体の増加もあり、現在では他の[[《海》]]との使い分けの状況となりつつある。~
第11期には[[《海》]]に関する新規[[カード]]の登場により強化を受け、少数精鋭の[[モンスター]]で[[【メタビート】]]のように戦う[[デッキ]]として一部大会で結果を残している。~
[[《海竜神−リバイアサン》]]が[[レベル]]５であり[[《アトランティスの戦士》]]による[[サーチ]]もできるため[[《伝説の都 アトランティス》]]が採用されることが多い。~
**代表的なカード [#keycard]
-[[《伝説の都 アトランティス》]]
-[[《アトランティスの戦士》]]
-[[《海竜神−リバイアサン》]]
**サンプルレシピ [#sample]
第97回太陽CS4位 2022.4~
https://twitter.com/duelsalon_taiyo/status/1510230191020580866~
第17回越後YCSチーム戦1位B 2022.5~
https://twitter.com/echgo_ycs/status/1521467044314890240~
**関連リンク [#link]
-[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]
-[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]]
-[[デュエルロワイヤル デッキセットEX ROUND2]]
-[[【水属性】]]
-[[【アドバンス召喚】]]
-[[デッキ集]]