*【冥界軸最上級多用】[#e31afb59]
 [[《冥界の宝札》]]を使い[[最上級モンスター]]の[[召喚]]による損失を補いながら殴る[[ビートダウン]]。~
 [[【帝コントロール】]]のように、即座に[[アドバンテージ]]を取り返すことで安心して戦える。~
 殴り合いになった時に強力な[[モンスター]]で押していける豪快な[[デッキ]]である。~

 《冥界の宝札/Precious Cards from Beyond》
 永続魔法
 2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、
 デッキからカードを2枚ドローする。

 《神獣王バルバロス》
 効果モンスター
 星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
 このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
 その場合、このカードの元々の攻撃力は1900になる。
 3体の生け贄を捧げてこのカードを生け贄召喚した場合、
 相手フィールド上のカードを全て破壊する。

 《トレード・イン》
 通常魔法
 手札からレベル8のモンスターカードを1枚捨てる。
 自分のデッキからカードを2枚ドローする。 

**[[デッキ]]構築に際して [#mc79de68]

 とにかく[[最上級モンスター]]という[[手札事故]]率の高いカードを複数積まなければならない為、[[デッキ]]に入れる[[モンスター]]は[[《トレード・イン》]]の対象になる[[レベル]]8で統一する。~
 尚且つ[[妥協召喚]]も出来る[[《神獣王バルバロス》]]は三枚積み必須。~
 また、[[生け贄召喚]]に役立つ[[《黄泉ガエル》]]も入れたいが、[[永続魔法]]である[[《冥界の宝札》]]と相性が悪い為、この[[デッキ]]では必ずしも必須ではない。~

**[[モンスター]]について [#bb16a970]
 [[デッキ]]に入れる[[最上級モンスター]]の候補として[[《神獣王バルバロス》]]は勿論の事、以下の[[モンスター]]が候補に挙がる。~

-[[特殊召喚]]可能
--3体[[生け贄召喚]]で[[全体除去]]する事ができる[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]
--[[召喚]]・[[特殊召喚]]時に[[魔法カード]]を[[サルベージ]]できる[[《混沌の黒魔術師》]]
--[[生け贄召喚]]に使った[[モンスター]]を[[蘇生]]する[[《モザイク・マンティコア》]]
--[[魔法・罠カード]][[耐性]]を持つ[[《青氷の白夜龍》]][[《古代の機械巨竜》]]
--[[妥協召喚]]と[[貫通]]能力を持つ[[《光神機−轟龍》]]
--[[蘇生]]能力を持つ[[《創世神》]]

-[[特殊召喚]]不可
--[[魔法・罠カード]][[耐性]]と[[貫通]]能力持つ[[《古代の機械巨人》]]
--強力な[[手札破壊]]効果を持つ[[スピリット]][[《火之迦具土》]]

 [[レベル]]8の[[モンスター]]ならある程度個人の趣味で選べる為、それによっても採用[[モンスター]]は変わるだろう。~
 ただし[[スピリット]]である[[《火之迦具土》]]は、場持ちが悪く、ダメージを与えられなければ[[アドバンテージ]]を失いかねない。
 なお、[[《混沌の黒魔術師》]]を[[生け贄召喚]]した場合、自身の[[魔法カード]][[サルベージ]]と[[《冥界の宝札》]]の[[ドロー]]は両方使うことができる。~
 [[同時に複数のカードが発動した場合]]に該当するため、[[タイミングを逃す]]事にはならないのだ。
 [[下級モンスター]]は、場持ちの良い[[《マシュマロン》]]、[[《魂を削る死霊》]]、[[《ジェルエンデュオ》]]等が上げられる。~
 特に[[《ジェルエンデュオ》]]は、最上級に[[《光神機−轟龍》]]や[[《The splendid VENUS》]]を採用する場合、事故率を下げる要因になるので多めに投入するのも良いだろう。~
 ただし、[[《ジェルエンデュオ》]]の[[効果]]を使って[[召喚]]した場合は[[《冥界の宝札》]]の[[効果]]は得られないので注意。~
 [[《ダンディライオン》]]や[[《マジック・ストライカー》]]等の定番[[生け贄]]確保[[モンスター]]も入れたいが、安定性を求めて[[スタンダード]]よりにするなら定番の[[下級]][[アタッカー]][[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]等の採用も良い。~
 また[[デッキ圧縮]]と[[モンスター]]維持の為、[[リクルーター]]の採用も考えられる。~
 その場合、[[《マシュマロン》]]や[[《ダンディライオン》]]に繋げられる様にその[[属性]]の[[リクルーター]]か、[[《ジャイアントウィルス》]]または[[《素早いモモンガ》]]等の複数体を[[特殊召喚]]してくれる[[モンスター]]が候補に挙がる。~
 他に[[《サイバー・ドラゴン》]]は戦線維持と共に[[生け贄]]要因になるので入れる。~
 [[《冥府の使者ゴーズ》]]は、[[《冥界の宝札》]]と相性が悪いが[[生け贄]]として、また純粋に優秀な為、必須。~

**[[魔法・罠カード]]について [#v3a260a6]
 [[《冥界の宝札》]]と[[《トレード・イン》]]は三枚積み、他に[[《トレード・イン》]]と[[生け贄召喚]]の所為で墓地が肥え易いので[[《貪欲な壺》]]が上げられる。~
 [[生け贄]]用の[[魔法>魔法カード]]として[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]と[[《迷える仔羊》]]が挙げられる。~
 [[《デビルズ・サンクチュアリ》]]はトークンをすぐ[[生け贄]]に使用する。~
 [[《迷える仔羊》]]は、他のカードで守って次のターン[[生け贄]]に使うか、[[最上級モンスター]]を[[セット]]で出してしまおう。[[セット]]でも[[《冥界の宝札》]]の効果は発動するのである。~
 または、既に[[最上級>最上級モンスター]]を出している状況で次のターン後続の[[最上級]]の[[生け贄]]に捧げられる様に出す。~
 この場合、[[相手]]が[[戦闘]]で[[トークン]]を[[除去]]するようなら[[最上級モンスター]]で殴ってやればかなりのダメージとなる。~
 [[《洗脳−ブレインコントロール》]]や[[《クロス・ソウル》]]等のコントロール系のカードも必須。~
 「[[帝]]」[[モンスター]]と違い、[[召喚]]時に[[アドバンテージ]]を得られないので、[[《クロス・ソウル》]]時は[[《青氷の白夜龍》]]等の多少なりとも[[耐性]]のあるカードや、[[《創世神》]]で場に[[最上級モンスター]]を複数呼べればその後の展開を有利に進められる。~
 [[アドバンテージ]]的には損にはなるが[[《死者転生》]]で[[手札]]に[[腐った>腐る]][[最上級モンスター]]を[[墓地]]にある[[下級モンスター]]と交換する事も考えられる。~
 また[[デッキ]]の性質上[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]][[《氷帝メビウス》]]等の[[モンスター]]が入れられない為、[[ロック]]カードに弱い。~
 スペースがあれば[[魔法・罠カード]]を[[除去]]できるカードを多く入れる。~
 また[[《生贄封じの仮面》]]等のこの[[デッキ]]のコンセプトを致命的に無力化するカードを考慮し、[[《王宮のお触れ》]]を2枚積みし罠を控え目にすると言う手段もある。~
 その場合、[[罠モンスター]]の採用が見送られるが、罠を気にせず[[最上級モンスター]]が[[攻撃]]出来るようになる為、攻め出した時の爆発力は凄まじいモノとなる。~

**プレイング・動かし方について [#pb899831]
 序盤は[[耐性]]のある[[モンスター]]で耐え、ある程度必要なカードが来るのを待つ。~
 例え[[相手]]の場に強い[[モンスター]]が出ようと、それ以上の[[モンスター]]を[[召喚]]してしまえば[[ビートダウン]]に置いて負けは無いからだ。~
 確かに[[《冥界の宝札》]]を持ってくる手段が無いが、[[《トレード・イン》]]による[[デッキ圧縮]]がある為、そこまで気にならない。~
 ただそれでも絶対に来る訳ではない為、来ない時はある程度割り切ったプレイングも必要となる。~
 その為、[[《トレード・イン》]]で捨てた[[最上級モンスター]]を[[蘇生]]し場を繋ぐ等その場その場で状況判断が必要となってくる。~
 また[[《冥界の宝札》]]の[[効果]]は重複する為、三枚[[発動]]できれば一回の[[最上級モンスター]]の[[召喚]]で六枚の[[ドロー]]となるが、この[[効果]]は任意ではなく強制の為、[[《トレード・イン》]]による[[デッキ圧縮]]をした場合、デッキ枚数を確認して「手札に溜めておく」ことも考慮したい。~
 ある程度手札が溜まったら[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]等の速攻性のある[[生け贄]]を三体用意し、[[《神獣王バルバロス》]]の効果で場を一掃する。~
 その後、手札にモノを言わせ[[最上級モンスター]]で攻めると言うのが分かり易い勝ちパターンの一つ。

**[[《冥界の宝札》]]の使用 [#z875020e]
 このカードの利点であり欠点でもある所に[[永続魔法]]と言う事が挙げられる。~
 考えも無く[[発動]]すれば優秀な[[生け贄]]となる[[《冥府の使者ゴーズ》]]と[[《黄泉ガエル》]]が、利用出来ないのが痛い。~
 しかし、だからこそこのカードの使用タイミングはその時の[[手札]]を見てからの発動が必要となる。~
 例えば[[手札]]に[[最上級]]のモンスター、ゴーズ、[[《冥界の宝札》]]がある場合、相手の攻撃を受けてゴーズを出し生け贄を揃えてから冥界の宝札を発動させる。~
 [[《黄泉ガエル》]]も、一度[[墓地]]へ送ってから利用する。~
 [[《黄泉ガエル》]]の場合、冥界の宝札が確りと場に残り続けている場合は[[アドバンテージ]]も[[ビートダウン]]等で稼ぐので出なくても問題無く、また[[《冥界の宝札》]]が[[破壊]]された場合は、また[[生け贄]]要因として使えるのである。~
 またその様に使う為、このカードの扱いは通常魔法の様な1ターンで取るべき行動を全て終わらせる。~
 発動前にある程度の[[手札]]を溜めておき、この[[カード]]の[[発動]]を気転として状況を優勢に持っていくのだ。~
 [[デッキ]]内容は、一見して[[《冥界の宝札》]]を発動させ最上級で殴るだけの[[デッキ]]だが、上記の様にある程度カードが揃うのを待ったりする為、序盤でのプレイングが勝負を分ける事となる。~
 また、速度の遅さもこのプレイングの所為であり、序盤での[[ライフ・アドバンテージ]]を失う結果となってしまう。~
 だからこそ中盤以降で一度優勢に立つと中々止まらない強力な[[デッキ]]でもある。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#z875020e]
 [[生け贄]]を封じられると辛い。特に能力の高い状態で[[《霧の王》]]が出て来た場合、かなり苦戦を強いられる。~
 また[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を喰らった場合、大半の[[モンスター]]が[[破壊]]される為、立て直しが中々難しくなる。~
 [[バーン]]を相手にした場合は速度の遅さと手札増強が悪い方に作用する事もある。~
 早めに3000クラスの[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]を[[召喚]]出来れば瞬殺する事も可能だが、[[ロック]]を掛けられるとそれも難しい。~

**このデッキの派生 [#q0006839]
***[[獣族]]軸 [#g02094cd]
 [[《巨大ネズミ》]]や[[《素早いモモンガ》]]等の[[獣族]]を投入することで[[《森の番人グリーン・バブーン》]]や[[《百獣王 ベヒーモス》]]を生かせる。~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]は[[特殊召喚]]だけでなく、[[生け贄召喚]]を狙うことができるようになる。~
 また、[[《百獣王 ベヒーモス》]]は[[《冥界の宝札》]]がある時に[[生け贄召喚]]できれば[[ハンド・アドバンテージ]]を大量にとれるようになる。~
 また、他の[[獣族]]との関連はないが、[[《モザイク・マンティコア》]]も[[生け贄召喚]]で[[効果]]を発動することができる。~

***[[地属性]]軸 [#eca939c3]
 採用モンスターに[[《神獣王バルバロス》]][[《マジック・ストライカー》]][[《ダンディライオン》]]等[[地属性]]が多いことに目を付けたタイプ。~
 [[特殊召喚]][[モンスター]]の[[《ギガンテス》]]や[[《岩の精霊 タイタン》]]を採用することで、足りなくなりがちな[[特殊召喚]]カードを補う。~
 [[《ギガンテス》]]は[[《冥界の宝札》]]と相性が悪いものの、[[生け贄]]要因としては十分であり、単純な[[アタッカー]]として使える。~
 [[《岩の精霊 タイタン》]]は[[《ギガンテス》]]より基本[[攻撃力]]は劣るが[[相手]][[ターン]]は[[攻撃表示]]の[[壁]]にもなり、[[《冥界の宝札》]]を[[破壊]]することもない。~
 また、[[地属性]]の[[特殊召喚]]カードが欲しいなら[[《俊足のギラザウルス》]]の採用もいい。~

**代表的なカード [#bd917b02]
-[[《冥界の宝札》]]

-[[《神獣王バルバロス》]]

-[[《トレード・イン》]]

**関連リンク [#lb9c177e]
-[[【帝コントロール】]]

-[[【生け贄召喚】]]

-[[デッキ集]]