*コンボ/Combo [#top]
 「コンビネーション(Combination)」の省略語であり、"組み合わせ"を意味する言葉。~
 元々はゲーム用語の一つであり、[[TCG]]の場合は複数の[[カード]]を組み合わせることを指す。~

 元々はゲーム用語の一つであり、[[TCG]]の場合は複数の[[カード]]を組み合わせる戦術を意味する。~
 基本的には、カード同士が相乗効果([[シナジー]])を起こして個々の力の合計以上の威力を発揮するものを指す。~
 複数の[[カード]]を揃えることで単体の[[カード]]以上の力を持たせられるのは、遊戯王[[OCG]]に限らず[[TCG]]の醍醐味の一つである。~
 [[下級モンスター]]に[[装備魔法]]を使うといった単純なものから、カード同士が[[相乗効果>シナジー]]を起こして個々の和以上の威力を持つものまである。~

-コンボの一例
--[[《つまずき》]]+[[《ドリーム・ピエロ》]]
--[[《召喚僧サモンプリースト》]]+[[《聖鳥クレイン》]]
--[[《速攻の黒い忍者》]]+[[《異次元の偵察機》]]
--[[《融合》]]+[[《融合解除》]]+[[《超融合》]]
--[[《つまずき》]]+[[《ドリーム・ピエロ》]]~
[[《つまずき》]]を[[相手]]の攻め手を抑える用途で使いつつ、[[守備表示]]になる事で[[効果]]を[[発動]]する[[《ドリーム・ピエロ》]]の[[トリガー]]としても使う。
--[[《召喚僧サモンプリースト》]]+[[《聖鳥クレイン》]]~
[[レベル]]4[[モンスター]]2体を並べて[[ランク]]4の素材を揃えつつ、[[《聖鳥クレイン》]]の[[特殊召喚]]時に[[ドロー]]する[[効果]]で[[アドバンテージ]]を得る。
--[[《速攻の黒い忍者》]]+[[《異次元の偵察機》]]~
自身を[[一定期間だけ除外]]する[[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]で[[除去]]を回避しつつ、その[[コスト]]で[[《異次元の偵察機》]]を[[除外]]して[[自己再生]]させる。~
--[[《融合》]]+[[《融合解除》]]+[[《超融合》]]~
[[融合モンスター]]→[[融合素材]]→[[融合モンスター]]の順に[[攻撃]]し、1度の[[バトルフェイズ]]中に何度も[[攻撃]]を行う。

-[[シナジー]]とは近い概念だが使われ方が若干異なる。~
[[シナジー]]は[[カード]]同士の「相性が良い関係」を指し、コンボは[[シナジー]]のある[[カード]]同士を使った「戦術」を指す。~
「AとBは[[シナジー]]がある」とは言うが「コンボがある」とは言わないし、「AとBのコンボで[[攻撃]]する」とは言うが「[[シナジー]]で[[攻撃]]する」とは言わない。~

-単体では機能しにくく、他の[[カード]]と組み合わせることで機能する[[カード]]を「コンボ[[カード]]」という。~
コンボを前提にデザインされた[[カード]]も多く、単体で使いにくい[[カード]]でもコンボでは価値を見出せるカードは多い。~

-コンボによって得られるリターンによってゲームを優位に進めるまたは、勝負を決める[[デッキ]]を「コンボ[[デッキ]]」という。~
[[手札事故]]を起こしやすくなるというリスクはあるが、高い爆発力を秘めていることが魅力である。~

-[[召喚]]手順の都合上[[融合召喚]]・[[儀式召喚]]・[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]・[[ペンデュラム召喚]]・[[リンク召喚]]は、コンボの性質を持った[[召喚]]方法である。~
[[アドバンス召喚]]も[[リリース]]を必要とすることから、積極的に狙う場合はコンボ気味になることが多い。~

-[[《コンボファイター》]]や[[《コンボマスター》]]といった[[モンスター]]は、名前通りコンボ(チェーン)が発生するとコンボ[[攻撃]]ができる[[カード]]である。~
--[[英語名]]のみに「Combo」が使われている[[《鬼神の連撃》]]は、[[エクシーズ素材]]を素早く取り除ける性質を活かした、コンボを前提とした[[効果]]である。~

-テレビ東京のアニメZEXAL公式サイトでは「コンボ」について、鉄男が「1枚では使い方がよくわからない、使いづらい[[カード]]があるとしよう。そんな[[カード]]も、別の[[カード]]と一緒に使うとスゴイ威力を発揮することがある。そういう組み合わせを「コンボ」っていうんだ。」と小鳥に説明している。~

-偶然か意図的かにかかわらず、[[相手]]の[[カード]]との組み合わせで利益を得ることを(皮肉を込めて)「友情コンボ」と呼ぶことがある。~
--例:[[自分]]が[[《D.D.ダイナマイト》]]を伏せている時に、[[相手]]が[[《強欲で貪欲な壺》]]を[[発動]]した

-原作・アニメにおいて―~
原作初期には、読者にわかりやすい様に使用した[[カード]]の間に「コンボ!」と記されていた。~
原作やアニメでは視聴者を魅せる必要があるため、実現性やコストパフォーマンスに劣るが派手なコンボを披露することも多い。~
原作初期は、複数の[[カード]]を連携させた場合、使用した[[カード]]の間に「コンボ!」と記されていた。~
当時の「コンボ」は単に[[モンスター]]に[[装備魔法]]をつけて[[強化]]するなど、現代の基準ではあまりコンボとは呼び難いものも多い。~
「決闘者の王国編」の「遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦に至っては、普通に[[融合召喚]]しただけのことを([[融合素材]]2枚と[[《融合》]]の)三連コンボと呼んでいた。~
「バトルシティ編」の「遊戯vs人形(マリク)」戦でマリクは[[《オシリスの天空竜》]]・[[《リバイバルスライム》]]・[[《ディフェンド・スライム》]]・[[《生還の宝札》]]・[[《無限の手札》]]を揃えた「究極のコンボ ゴッド・ファイブ」を完成させた。~
[[《リバイバルスライム》]]の[[自己再生]]を[[《生還の宝札》]]による[[ドロー]]につなげ、[[手札]]を増やして[[《オシリスの天空竜》]]を強化していくこの陣形は、相互に[[シナジー]]を発揮しており文句なしにコンボと言える。~

--原作やアニメでは視聴者を魅せる必要があるため、実現性やコストパフォーマンスに劣るが派手なコンボを披露することも多い。~
そのコンボを成立させるために、非常に強かったり使い道が限定されすぎた[[カード]]が使用される事も頻繁に起こる。~
その影響で、多くのアニメに登場した[[カード]]は[[OCG]]化の際に[[効果]]の変更が行われることが日常茶飯事となっているが、ここで過剰な[[弱体化]]を受け、ファンが憤慨する仕様になってしまった[[カード]]も少なからず存在する。~
また、コンボパーツが非常に多いため、[[ドロー]]加速[[カード]]が多用される。~
特にアニメGXでは、前半は[[《強欲な壺》]]が、後半はそれぞれの[[デッキ]]に合わせた[[手札交換]][[カード]]が大量に登場する事になった。~
アニメでは[[カード]]1枚1枚をつなげてコンボを作るというイメージで描かれる事がある。~

--主人公である武藤遊戯は「『結束の力』を信条とするのでコンボ[[攻撃]]を多用する」と紹介されている。~

--「決闘者の王国編」の「遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦では、普通に[[融合召喚]]しただけのことを([[融合素材]]2枚と[[《融合》]]の)三連コンボと呼んでいた。

--「バトルシティ編」の「遊戯vs人形(マリク)」戦でマリクは[[《オシリスの天空竜》]]を含む5枚の[[カード]]を場に揃え、自らのコンボを「究極のコンボ」「ゴッド・ファイブ」「完全無欠にして無敵」「攻略不可能な神の領域」と称した。~

--アニメ5D'sに登場する鬼柳京介は、[[手札]]を0枚にして[[インフェルニティ]]の[[効果]]を[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]に付与する戦術を、自ら「ハンドレスコンボ」と称していた。~
漫画5D'sの鬼柳も個々の性質こそ異なるものの、「&ruby(ハンドレス・コンボ){無手札必殺};」と呼ばれる同等の戦術を行っており、漫画版で彼と因縁のあるジャックは《終幕の墓標》による[[お互い]]の[[手札]]を0枚にする行為を「これが俺の&ruby(ハンドレス・コンボ){無手札必殺};だ!!」と言っている。~
漫画5D'sの鬼柳も「&ruby(ハンドレス・コンボ){無手札必殺};」と呼ばれる同等の戦術を行っており、漫画版で彼と因縁のあるジャックは《終幕の墓標》による[[お互い]]の[[手札]]を0枚にする行為を「これが俺の&ruby(ハンドレス・コンボ){無手札必殺};だ!!」と言っている。~

--アニメZEXALでは、「遊馬vs凌牙」(1戦目)において凌牙が[[《ビッグ・ジョーズ》]]を[[《アクア・ジェット》]]で[[強化]]した時に凌牙の取り巻きが「出た!シャーク(凌牙)さんのマジックコンボだ!」と発言していた。~
ただ[[単体強化]]しただけの行動に大げさな歓声を上げた取り巻きのこの言動は、ファンの間でよく[[ネタ]]にされている。~
そもそも主人公の遊馬も初心者であり、『ZEXAL』世界の[[デュエル]]・タクティクスの平均的な低さを示すため、意図的な演出であったと考えられる。。
そもそも主人公の遊馬も初心者であり、『ZEXAL』世界の[[デュエル]]・タクティクスの平均的な低さを示すため、意図的な演出であったと考えられる。

--アニメARC-Vでは、沢渡が[[妖仙獣]]と[[《妖仙大旋風》]]と[[《妖仙郷の眩暈風》]]による「沢渡レジェンドコンボ 妖仙ロスト・トルネード」を披露している。~

--アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsボーマン」(4戦目)では、遊作/Playmakerの[[《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》]]が(3)の[[効果]]によってボーマンの《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》の[[効果]]を[[無効]]にし続け、両者に乗っている[[カウンター]]がなくなるまで[[連続攻撃]]を仕掛けるという状況が発生しており、この際にボーマンが「お前は[[《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》]]の力を瞬時に把握し、このコンボを完成させたというのか」と発言していた。~
[[相手]]の[[カード]]との組み合わせを「コンボ」と称しているように取れる珍しい例である。
---現実では、「(偶然か意図的かにかかわらず)[[相手]]の[[カード]]との組み合わせで利益を被ること」を単に「コンボ」と言うことはまれであるが、そのような状況を(皮肉を込めて)「友情コンボ」と呼ぶこともある。~
どちらにせよ、これを「コンボ」と呼ぶのはあながち間違いではないと言える。~
//---現実では、「(偶然か意図的かにかかわらず)[[相手]]の[[カード]]との組み合わせで利益を被ること」を単に「コンボ」と言うことはまれであるが、そのような状況を(皮肉を込めて)「友情コンボ」と呼ぶこともある。~
//どちらにせよ、これを「コンボ」と呼ぶのはあながち間違いではないと言える。~
---上記の発言は、遊作/Playmakerが[[《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》]]を[[リンク召喚]]する際の、[[効果]]を最大限に発揮するために[[儀式召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を経由した一連のプレイングのことを指しているとも解釈できる。~

**関連リンク [#link]
-[[シナジー]]

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