*サイコロ/Dice [#top]
*サイコロ/Die(Dice) [#top]
 [[コイン]]同様、サイコロを使って[[効果]]の判定を行う[[カード]]も存在します。~
 本ゲームで使用するのは、1から6の目がある、6面サイコロです。
 
 (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0より引用)

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-使用可能なサイコロは1〜6の数字が振られた6面の物。~
6面であれば大きさに規定はない。~
なお、英語版の[[カード]][[テキスト]]には「Six-sided dice(6面サイコロ)」と明記されている。
なお、英語版の[[カード]][[テキスト]]には「Six-sided die(6面サイコロ)」と明記されている。~

--英語版[[テキスト]]では「Dice(ダイス)」が「Die」の複数形であるため、専ら「Die」が使用される。~
「複数''回''サイコロ1個を振る」[[カード]]は存在するが、「サイコロ複数''個''を振る」[[カード]]は存在しないため、[[カード名]]以外で「Dice」が使用されているのは[[サポートカード]]・[[メタカード]]の[[テキスト]]のみである。~

-[[サポートカード]]には[[《リバースダイス》]]・[[《出たら目》]]・[[《No.67 パラダイスマッシャー》]]がある。~
また、[[メタカード]]として[[《ダイスインパクト》]]が存在する。~

-公式商品として単独での販売はされていない。~
[[KONAMI]]公式のサイコロとして、以下のものがある。~

--[[STRUCTURE DECK−城之内編−]]同梱のサイコロ。~
赤と紫のいずれか1つがランダムに入っており、1の目が千年パズルなどに見られる目玉([[ウジャト眼>《ウジャト眼を持つ男》]])になっているのが特徴。~

--2018年発売の「デュエリストカードストレージボックスDX ブラックレザー」付属の、1の目にウジャト眼がプリントされたサイコロ。

--2019年発売の「デュエリストカードストレージボックスDX オシリスレッド」付属の、1の目に[[《ハネクリボー》]]がプリントされたサイコロ。

--2020年販売の「デュエリストカードストレージボックスDX 皇の鍵」付属の、アストラル文字([[No.]][[モンスター]]の体についている数字)仕様のサイコロ。~
各面にアストラル文字で[[「01」>《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン−エーカム》]]〜[[「06」>《No.6 先史遺産アトランタル》]]と刻まれている。

--2020年発売の「デュエリストカードストレージボックスDX 竜の紋章」付属の、1の目に[[《ロードランナー》]]がプリントされたサイコロ。

--2022年発売の[[SECRET UTILITY BOX]]同梱のサイコロ。~
6[[属性]]をイメージした紫・白・茶色・赤・青・黄緑の6種類が存在し、うち1つが入っている。~

-[[OCG]]公式アプリ「[[遊戯王ニューロン]]」と、公式[[計算機]]「[[デュエリストデバイス>計算機#device]]」には電子的にサイコロを振れる機能がついており、これらは公式な大会でサイコロとして使用する事が[[公認大会規定]]で認められている。~
ニンテンドーDSのゲーム「WORLD CHAMPIONSHIP」シリーズの「デュエル計算機」にも同様の機能はあったが、こちらは公式大会での使用は認められていない。~
また、その他のサイコロを振るアプリ等の使用も認められていない。~

-財布さえあれば硬貨を流用できる[[コイン]]と違い、サイコロは咄嗟に用意できるものではない。~
大会などであればショップや他の参加者から貸して貰える可能性も高いが、事前に借りられる当てがない限り、サイコロを使う[[カード]]を[[デッキ]]に入れるなら自分のものを持っていくのは忘れないようにしたい。~
最悪の場合、参加権を失ってしまうことになる。~

-複数個所持していれば、目の数を個数として各種[[カウンター]]の代わりにも使える。~
効果処理の都合上[[カウンター]]数が多くなりやすく管理の難しい[[【雲魔物】]]や[[【魔力カウンター】]]などでは、確認しやすく管理も容易なため扱い易い。~
また、[[《エクスチェンジ》]]などで[[手札]]に異なる[[持ち主]]の[[カード]]が混ざっている場合やリモート[[デュエル]]時に[[未界域]][[モンスター]]・[[手札破壊]][[モンスター]]の[[効果]]を処理する場合など、双方同意の上で[[ランダム]]で[[カード]]の効果処理をスムーズに決める手段にも使える。

-長らくの間、[[コイントス]]を行う[[カード]]と比べて[[カード]]枚数は少なく、[[コイントス]]における[[《セカンド・チャンス》]]のような扱いやすい[[サポートカード]]もなかったため、相対的に扱いは良くなかった。~
だが、サイコロを使う[[カード]]も増え、有用な[[サポートカード]]として[[《出たら目》]]も登場したため差はかなり緩和された。~

-[[コイントス]]に比べ、[[イラスト]]にサイコロそれ自体やそれをモチーフにした[[モンスター]]が描かれている[[カード]]が多い。~
[[《出たら目》]]や[[《出目出し》]]から続く一連のシリーズ[[イラスト]]など、サイコロの出目を[[ネタ]]にした[[カード]]も複数あるのも今のところ[[コイントス]]にない傾向である。~

--[[サイコロ]]は1の目のみ黒ではなく赤く塗るのが一般的となっているが、これは日本固有の文化である。~
そのため、一部の[[カード]]は海外では若干の疑問が生じる[[イラスト]]になっているが、大きな違和感ではないこともあってか特に海外での修正はされていない。~

-ちなみに、言わずとしれた『遊☆戯☆王』原作者・高橋和希の主催する法人も「スタジオ・ダイス(STUDIO☆DICE)」である。~
[[OCG]][[カード]]右下にも「高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」と権利者表示されているため、馴染み深いデュエリストも多いだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
原作でサイコロが[[デュエル]]に使用されたのは、[[《天使のサイコロ》]]・[[《悪魔のサイコロ》]]の2枚だけである。~
どちらもソリッドビジョンの天使と悪魔がサイコロを振っていた。~
一方、原作第2話の[[「ダイスの小さい目を出したほうが勝ち」>《出目出し》]]という闇のゲームを皮切りに、M&W以外での登場は多い。~
闇遊戯とバクラの初対決となったTRPG『モンスターワールド』は、サイコロを振ることで攻撃の命中判定などを行うゲームである。~
[[OCG]]では[[《闇の支配者−ゾーク》]]の[[モンスター効果]]として再現されている。~
また、御伽と闇遊戯が対決したゲーム『&ruby(ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ){D.D.D};』(アニメでは[[&ruby(ダンジョン・ダイス・モンスターズ){D.D.M};>《D・D・M》]])はサイコロをメインとしたゲームであり、サイコロを振ることで中からモンスターが出現する仕組みとなっている。~
御伽はサイコロの扱いに長けており、自身のイヤリングもダイス型である他、アニメでは[[デュエル]]でもサイコロを用いた[[カード]]を多用した。~

--闇遊戯とバクラはサイコロの振り方を工夫することで自らの望む目を出していたが、これは10面サイコロが2個あるからこそで、[[OCG]]の6面体サイコロでやってもあまり意味はない。~

--アニメDMではマスク・ザ・ロック(武藤双六)が、サイコロを振る[[カード]]全体への[[メタカード]]である[[永続罠]]《伝説のギャンブラー》を使用している。~
この[[カード]]自体もサイコロを振る[[効果]]であり、[[相手]]の出目を上回れば[[効果]]を[[無効]]にするものだった。~

--アニメの[[デュエル]]でサイコロが使用される場合、ソリッドビジョン上で処理されるか、デュエリスト自身がサイコロを振るかはまちまちである。~
変わった所では、アニメGXにおいてタイタンが[[チェスデーモン]]の[[効果]]を使用した際、サイコロと同じ6目のルーレットを使用した他、アニメ5D'sでは[[《D・モバホン》]]の[[効果]]でサイコロを振る際、代わりにこの[[モンスター]]のソリッドビジョンにおいて1〜6のダイヤルからランダムに1つ選択されるという演出になっていた。~
//これらの描写から考えるとアニメのルールでは「1〜6の数字からランダムに1つを選択する装置」であれば形式に関係なくサイコロとみなされるようである。~
アニメ5D'sにおいてサイコロに関する[[効果]]を持つ[[魔法カード]]《&ruby(スピードスペル){Sp};−チューンナップ&ruby(ワンツースリー){123};》が使用された時は、D・ホイールの画面上にサイコロが現れ処理を行った。~
この時、D・ホイールの画面に「DAICE」と表示されていたが、「ダイス」の綴りは上記の通りDiceであり、明らかなスペルミスである。~

--アニメZEXALに登場したチャーリー・マッコイは、サイコロを振る[[効果]]を持つ[[カード]]を中心にした[[デッキ]]を使用している。~
特に出た目が「6」の時([[メリット]][[効果]])とそれ以外の時([[デメリット]][[効果]])で[[効果]]が分かれるものが多い。~
チャーリーは[[《No.7 ラッキー・ストライプ》]]を手にして圧倒的な幸運を得ており、6を12回連続で出して[[デュエル]]を有利に進めた。~
ちなみに、その確率は6分の1の12乗、つまり21億7678万2336分の1である。~

--アニメARC-Vではユーゴがサイコロをモチーフにした「ダイス」[[モンスター]]とその[[サポートカード]]を使用している。

--アニメVRAINSでは、ボーマンがサイコロを振る[[カード]]を複数使用しており、中でも[[永続罠]]《サイコロジック》は他のサイコロを振る[[カード]]と関連性を持たせた[[効果]]であった。~
//《アローザル・ハイドライブ・モナーク》・《パラドクス・ハイドライブ・アトラース》
自身の使用する「ハイドライブ」が[[属性]]に関する[[効果]]を持つことに合わせてか、彼が使用するサイコロはそれぞれの[[属性]]を模したマークが目になっている。~
また、初めてサイコロを使用した「vs 遊作/Playmaker」戦では[[属性]]を模したマークしかなかったが、「vs 尊/Soulburner戦」ではそれと一緒に数字の目も掘り刻まれている。~
---AIであるボーマンが運に左右される戦術を取る事に対し、Aiからは「運任せの戦術なんてAIらしくない」と述べられている。~
これに対しボーマン自身は「運任せの戦術こそが進化の多様性である」とし、ストーリー的に重要なファクターとなっている。~
不霊夢からは「AIは人間の様に何かを閃く事はできないが、(計算で結果を推測する事のできない)サイコロの[[ランダム]]性によってそれを疑似的に行っているのではないか」と推測している。~
なお、完全に運任せということはなく、「vs 尊/Soulburner戦」ではサイコロの出目を別の数字に変更する[[カード]]も併用しており、狙い以外の目が出た時のフォローも行っている。~

--[[ラッシュデュエル]]を題材としたアニメゴーラッシュ!!では、エポックがサイコロを振る[[カード]]を多数使用している。~
こちらでは過去作のようなソリッドビジョンとは異なり、彼女自身がサイコロを模した巨大なダンボール箱の中に入り込み転がる事で[[効果]]の処理を行っている。~
これを利用して堂々と不正を行い、過去作品とは一風変わった方法で[[ギャンブル]]を[[自分]]有利に進めている(詳細は[[RUSH:サイコロ]]を参照)。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスでは、御伽龍児がサイコロを使う[[カード]]を複数使用し、その多くに専用ボイスが設けられている。~
特にCPUのレベル60の御伽は、[[OCG]]では[[禁止カード]]である[[《第六感》]]までも使用してくる。~

**関連カード [#card]
―サイコロを振る[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[チェスデーモン]]
--[[《インフェルノクインデーモン》]]
--[[《ジェノサイドキングデーモン》]]
--[[《シャドウナイトデーモン》]]
--[[《ダークビショップデーモン》]]
--[[《デスルークデーモン》]]
--[[《ヘルポーンデーモン》]]

-[[《アギド》]]
-[[《キューブン》]]
-[[《サイコ・ローヴァー》]]
-[[《サイコロプス》]]
-[[《スナイプストーカー》]]
-[[《ダイス・ポット》]]
-[[《犀子の王様》]]
-[[《D・スマホン》]]
-[[《D・テレホン》]]
-[[《D・モバホン》]]
-[[《鉄球魔神ゴロゴーン》]]
-[[《禰須三破鳴比》]]
-[[《ハロハロ》]]
-[[《マイルド・ターキー》]]
-[[《ルーレットボマー》]]

-[[《アストラグールズ》]]
-[[《ヴァリアンツM−マーキス》]]
-[[《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]]
-[[《マキシマム・シックス》]]

-[[《ゴースト・ビーフ》]]
-[[《ゴッドオーガス》]]

-[[《闇の支配者−ゾーク》]]

-[[《タイムマジック・ハンマー》]]

-[[《HSR/CWライダー》]]

-[[《席取−六双丸》]]
-[[《No.7 ラッキー・ストライプ》]]
-[[《No.67 パラダイスマッシャー》]]
-[[《No.85 クレイジー・ボックス》]]

-[[《パーペチュアルキングデーモン》]]

-[[《サイコロン》]]
-[[《賽挑戦》]]
-[[《サモン・ダイス》]]
-[[《SRルーレット》]]
-[[《ダイス・ダンジョン》]]
-[[《天使のサイコロ》]]
-[[《デンジャラスマシン TYPE−6》]]
-[[《ルーレット・スパイダー》]]

-[[《悪魔のサイコロ》]]
-[[《再転》]]
-[[《ダイスエット》]]
-[[《第六感》]]
-[[《出目出し》]]
-[[《ニードル・ウォール》]]
-[[《ファイアーダーツ》]]
-[[《F.A.デッド・ヒート》]]
-[[《無差別破壊》]]
-[[《無差別崩壊》]]
-[[《リサイコロ》]]
-[[《レベル変換実験室》]]

―サイコロを振り直す[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《リバースダイス》]]

―サイコロの目を更新する[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《No.67 パラダイスマッシャー》]]

-[[《出たら目》]]

―サイコロを振る[[効果]]に対する[[メタカード]]~
-[[《ダイスインパクト》]]

―上記以外のサイコロに関連する[[カード]]~
-[[《エンタメデュエル》]]
-[[《ディメンジョン・ダイス》]]

**関連リンク [#link]
-[[ギャンブル]]
--[[ジャンケン]]
--[[コイントス]]
//-[[サイコロ]]

-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:https://www.yugioh-card.com/japan/howto/#rule_book]]

**FAQ [#faq]
//Q:[[ショップデュエル]]において、[[デュエリストデバイス>計算機]]のサイコロ機能、ゲーム内のサイコロ機能、携帯アプリ「遊戯王5D'sモバイル」のサイコロ機能を用いてサイコロ判定を行うことはできますか?~
//A:「[[デュエリストデバイス>計算機]]」を用いてサイコロの判定を行うことは可能ですが、それ以外の電子機器を使用する事はできません。(14/05/06)~
//現在は遊戯王ニューロンの使用も認められているためCO。

Q:サイコロを使用する場合、予め[[相手]][[プレイヤー]]にサイコロを使用することを伝えなくてはなりませんか?~
A:はい、サイコロや[[コイン]]等を使用する場合、[[デュエル]]を開始する際に[[デュエルフィールド]]の外に用意して置く必要があります。(09/09/02)~

Q:何らかの理由で[[コイントス]]ができない場合、サイコロで代用したり審判や第三者に投げてもらったりする事は可能ですか?~
A:審判の方の判断に従ってください。(13/01/25)~

Q:[[デュエル]]開始時に用意していたサイコロが[[デュエル]]の途中で破損ないし紛失した場合、新たなサイコロを用意して[[効果]]の判定に使用することはできますか?~
A:[[プレイヤー]]同士で話し合って処置を決めるか、審判の判断に従って下さい。(14/09/03)~