*デッキ圧縮 [#top]
 [[デッキ]]内の不要[[カード]]を減らして[[キーカード]]を引き易くする事。~
 [[カード]]を[[ドロー]]、[[サーチ]]・[[リクルート]]したり、[[デッキ]]内の他の[[カード]]を[[墓地へ送る]]・[[除外]]するのが主な手段。

 [[デッキ]]枚数を可能な限り最小枚数の40枚にする理由はこのためである。~
 逆に、[[【ガジェット】]]などで特定の[[カード]]を引きたくない場合、故意に[[デッキ]]枚数を多めにする場合もある。

 強力な[[制限カード]]をはじめとする[[キーカード]]を呼び込むために、どんな[[デッキ]]でも重要な要素。~
 [[1ターンキル]][[デッキ]]や[[コンボ]][[デッキ]]、特に[[【エクゾディア】]]では、[[キーカード]]を少しでも早く揃えるため大量に圧縮要素が導入される。~

 ただし、特定の[[カード]]を引ける[[確率]]を高くするには、[[デッキ]]の総数を減らすより、その[[カード]](または代替[[カード]])の投入枚数を増やす方が良い。~
 特別な[[デッキ]]でない限り、無理に枠を取ってまでデッキ圧縮を狙うと、かえって[[デッキ]]のパワーや対応力を下げることになりかねないので過信は禁物。~
 とはいえ[[確率]]のページを参照してもらえばわかるが、[[サーチ]][[カード]]を増やすとそれが[[手札]]にだぶついて[[腐る]]危険があるのも確かなので、適正枚数を[[手札]]に確保する為に[[デッキ]]枚数は慎重に検討したい。~
 またプレイングの一つとしてもデッキ圧縮は頭に入れておこう。~
 終盤の[[《おろかな埋葬》]]等で「絶対に[[手札]]に来て欲しくない[[カード]]」を[[墓地へ送る]]戦術がそれにあたる。

 同時に[[デッキ切れ]]を起こす危険性を大きくするため、状況を鑑みない圧縮は禁物。~
 [[相手]]が[[デッキ破壊]]を駆使する[[デッキ]]であれば、自らの首を絞めることになる。~

-「1枚[[ドロー]]する」のと「不要な[[カード]]を[[デッキ]]から1枚減らす」のでは、[[確率]]的影響は「1枚[[ドロー]]する」方が断然上である。
--例:[[デッキ]]:34枚、[[デッキ]]内の目的の[[カード]]:1〜8枚~
--[[《成金ゴブリン》]]を使用した場合:[[ドロー]]できる[[確率]]=3〜6%~
--[[《おろかな埋葬》]]で[[《成金ゴブリン》]]と同様の効率を得るには、3〜17回[[発動]]+次の[[ドロー]]を待つ必要がある。~
---[[デッキ]]総数を10〜50%程度(=3〜17枚)減らすことで同程度の効率を得られる。

-[[ランダム]]に[[デッキ]]から[[カード]]を[[墓地へ送る]]場合、引きたい[[カード]]が[[墓地]]へ送られてしまう可能性を考慮すると、送っても送らなくても特定の[[カード]]を[[ドロー]]できる期待値は変わらない。~
これはくじ引きで当たりを引く確率が引く順番に依らないのと同じである。~
(例 [[デッキ]]が10枚で引きたい[[カード]]が1枚のとき このままなら確率は1/10で[[デッキ]]から5枚[[墓地へ送る]]と引きたい[[カード]]が[[デッキ]]に残る確率は1/2で残った場合に引ける確率は1/5であるから結局1/10となる)~
これを踏まえると、特定の[[カード]]を引くために[[ライトロード]]や[[《カードガンナー》]]などを採用することは直接的には無意味ということになる。~
ただし、ランダムに[[墓地へ送る]][[カード]]と任意に[[墓地へ送る]][[カード]]を連続して[[使用]]した場合はランダムに[[墓地へ送る]][[カード]]を先に使ったほうが僅かに有利である。~
(例 同様に[[デッキ]]が10枚で引きたい[[カード]]が1枚のとき このままなら確率は1/10であり、そのまま任意に[[カード]]を1枚[[墓地へ送る]]と確率は1/9となり、この後[[デッキ]]から5枚[[墓地]]へと送っても上の話より1/9だが、順番が逆だと1/2×1/4=1/8となり僅かに有利である)~
//上記の理由から 各種[[ライトロード]][[《カードガンナー》]]をデッキ圧縮を行うカードの例から一時的に削除

// 実際のカードを使って説明を書き直してみました。不備があったら失礼。
//
// ただし、[[確率]]にもあるように特定のカードを引ける[[確率]]に与える影響は[[デッキ]]の総数よりも投入枚数が変化した場合の方が遥かに大きく、上記のような特化[[デッキ]]以外では[[デッキ]]総数を無理に減らす意味は薄い。プレイングとしては留意すべきであるが、構築の段階から無理に枠を取ってまで狙うのはかえって[[デッキ]]のパワーや対応力を下げることになりかねないので過信は禁物。~
//
// 言うまでもなく無作為に1枚[[ドロー]]するのと不要なカードを[[デッキ]]から1枚減らすのでは[[確率]]的影響は前者の方が断然上である。例として34枚の[[デッキ]]に残る目的のカード(1〜8枚だと想定すると)を[[ドロー]]できる[[確率]]は、前者では+3〜6%だが後者で同程度の補正効果を得ようとすると[[デッキ]]総数を10〜50%程度(3〜17枚)減らし、更に次の[[ドロー]]機会を待つ必要がある。~

-公式サイトのワンポイントレッスンTurn149「[[ドロー]]で得るもの」においても、その概念と重要性が紹介されている。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦では、海馬が[[《最終突撃命令》]](原作[[効果]])で[[《青眼の究極竜》]][[召喚]]の[[キーカード]]・[[《死者蘇生》]]を引くために行った。~
しかし同時に遊戯の[[デッキ]]からも[[《バスター・ブレイダー》]]が[[墓地]]へ送られ、[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]が[[融合召喚]]された。~

--アニメ5D'sでは、「アポリアvsZ-ONE」戦においてアポリアが行った。~
[[発動]]後、[[デッキ]]に戻し次の[[自分]]の[[通常のドロー]]で[[ドロー]]した時に4000[[ダメージ]]を与える[[《アフター・グロー》]]を確実に決めるため、自身の[[デッキ]]から[[機皇帝]](アニメ[[効果]])を連続で[[特殊召喚]]し、さらに[[通常魔法]]《未来破壊》によって[[デッキの一番上]]から12枚の[[カード]]を[[墓地へ送った]]後、[[《アフター・グロー》]]を[[発動]]。~
その結果、アポリアの[[デッキ]]は[[《アフター・グロー》]]1枚となり、「[[デッキ]]を残り1枚にすることで特定の1枚を確実に[[ドロー]]する」ことを狙った。~
一種のデッキ圧縮の究極の形と言えるだろう。~

--アニメARC-VのLDSカリキュラム講座において、[[融合召喚]]コース内に「デッキ圧縮研究」という項目が存在する。~

**関連リンク [#link]
-[[サーチ]]
-[[ドロー]]
-[[手札交換]]

-[[サーチャー]]
-[[リクルーター]]

//―代表的なデッキ圧縮カード

//-[[同名カード]]を[[サーチ]]
//--[[《サンダー・ドラゴン》]]
//--[[《サンダー・シーホース》]]
//--[[《トゥーンのもくじ》]]
//--[[《精神統一》]]
//--[[ガジェット]]
//-[[手札交換]]
//--[[《闇の誘惑》]]
//--[[《トレード・イン》]]
//--[[《デステニー・ドロー》]]
//--[[《調和の宝札》]]
//--[[《手札抹殺》]]
//--[[《手札断殺》]]
//--[[《暗黒界の取引》]]
//--[[《凡人の施し》]]

//-[[ドロー]]
//--[[《成金ゴブリン》]]
//--[[《強欲な瓶》]]
//--[[《八汰烏の骸》]]
//--[[《無謀な欲張り》]]
//--[[《活路への希望》]]

//-[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]
//--[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]
//--[[《おろかな副葬》]]
//--[[《おろかな埋葬》]]
//--[[《魔導雑貨商人》]]
//---各種[[ライトロード]]
//---[[《カードガンナー》]]
//--[[《イレカエル》]]
//--[[《終末の騎士》]]
//--[[《E・HERO プリズマー》]]
//--[[《マスマティシャン》]]

//-[[デッキ]]から[[除外]]する
//--[[《封印の黄金櫃》]]

//-各種[[リクルーター]]や[[サーチ]]カード

―その他のリンク
-[[確率]]
-[[墓地を肥やす]]

-[[用語集]]