*ハンド・アドバンテージ/Hand Advantage [#top]
 [[手札]]として持っている[[カード]]についての[[アドバンテージ]](優位性)。~
 「[[手札]]を多く持っている[[プレイヤー]]が有利」とする考えに基づくTCG用語。~

-「これから出すことのできる[[カード]]」を多く所有している点で優位と言える。~
[[カード]]の多さはこれから撃てる手数の多さに比例するため、多い方が有利である。~
[[手札]]が少なければ、[[フィールド]]に戦力を供給することができず不利となるだろう。~

-[[ボード・アドバンテージ]]と合わせて[[カード・アドバンテージ]]として考えることが多い。~
[[手札]]だけでなく[[フィールドのカード]]も[[プレイヤー]]の[[コントロール]]下にある[[カード]]だからである。~

-どれだけ[[手札]]を持っていても、実際に使えないのでは意味がない。~
[[手札事故]]が起きたり、[[カード]]が[[腐って>腐る]]しまった場合、実際は不利である。~
ただし、[[ブラフ]]として機能することもあるため、[[手札]]は多いに越したことはない。~

-かつては[[《強欲な壺》]]で簡単に得ることができた。~
第1期から存在する遊戯王[[OCG]]の代表的な[[カード]]だったため使用不可となるのに賛否両論あったが、現在では[[禁止カード]]として落ち着いている。~
ほぼ無条件で1枚分の[[アドバンテージ]]に繋がることは「引いたもの勝ち」を起こしやすく、[[デュエル]][[環境]]の健全化に繋がった。~
第9期に入ると[[《汎神の帝王》]]や[[《クリフォート・アセンブラ》]]等、特定の[[デッキ]]限定ながら容易にこのアドバンテージを得られる[[カード]]が多数登場。~
それらは[[サーチ]]と意味合いこそ異なるが[[手札事故]]防止や[[デッキパワー]]の底上げに役立っており、その[[カテゴリ]]の[[キーカード]]になることが多い。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsボマー」戦の[[《ジャイアント・ボマー・エアレイド》]]、「遊星vs鬼柳」(1戦目)の[[《デプス・アミュレット》]]など[[手札]]を使用する[[カード]]において、[[手札]]を使うか否かのハンド・アドバンテージを意識する旨の発言がある。~
アニメDMでも「[[手札]]の数だけ可能性がある」と闇遊戯が発言している。~

--アニメ5D'sのロットンは1vs2の変則[[デュエル]]を受ける見返りとして初期[[手札]]を2人分の10枚要求している。~
アニメ・漫画における1対多数のハンデでは[[ライフ]]を要求することが多く、ハンド・アドバンテージを意識したこの要求は非常に珍しい。~

--アニメARC-V以降はカードパワーの全体的な上昇に伴ってか[[サーチ]][[効果]]の登場頻度が高まり、自ずとハンド・アドバンテージを稼ぐデュエリストも多数登場している。~

**関連リンク [#link]
-[[カード・アドバンテージ]]
-[[ボード・アドバンテージ]]
-[[ライフ・アドバンテージ]]

-[[アドバンテージ]]

-[[手札]]
-[[ドロー]]
-[[ハンデス]]

-[[用語集]]