*自爆特攻 [#top]
 [[相手]]の[[攻撃表示]][[モンスター]]よりも[[攻撃力]]が下回っている[[モンスター]]で、その[[モンスター]]を[[攻撃]]すること。~
 「自殺特攻」とも言う。~

 主に[[リクルーター]]や[[《ニュードリュア》]]、[[《異次元の女戦士》]]等の[[戦闘]]で破壊されることで[[発動]]する[[誘発効果]]を能動的に使うために行われる。~
 特に[[《ピラミッド・タートル》]]は[[上級モンスター]]を[[リクルート]]出来るため、[[【アンデット族】]]ではほぼ必須となるテクニックである。~
 [[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に押し付ける[[カード]]との[[コンボ]]や、大量の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を目的に行われる場合もある。~
 自爆特攻に特化した[[デッキ]]が[[【リクル特攻】]]やその亜種であり、1度の[[デュエル]]で10回以上の自爆特攻を行う事も起こりうる。~
 [[カテゴリ]]単位では[[御巫]]が得意としており、[[戦闘破壊]]を防ぎつつ低[[ステータス]]を逆利用した[[戦闘ダメージ]]の押し付けを軸に据える。~
 「[[反射ダメージ]]」も参照のこと。~

 自身が不利な時に行い、自ら[[ライフポイント]]を0にする目的でも使われる。~
 恐らく「[[相手]]に倒されるくらいなら」という一種のプライドの表れなのだろう。~
 ただし、人によっては[[サレンダー]]と同義として受け止められる可能性もあるため、潔く[[相手]]に倒された方が良い事もある。~
 なお、大会や[[マッチ]]戦などでは感情的な理由ではなく、自らの手の内を見せたくない場合や制限時間の関係で行う場合もある。~

-[[《N・グラン・モール》]]や[[時械神]]等の[[ダメージ計算]]を行わずに[[発動]]する[[効果]]の場合、自爆特攻と言われることは少ない。~
また、上記の[[御巫]]の様に[[戦闘破壊]]されない[[モンスター]]は厳密には「自爆」はしていないのだが、こちらのケースにはこの言葉が使われやすい。~
この辺りの基準は各プレイヤーの個人差が現れる。~

-遊戯王以外のカードゲームではあまり見られる戦術ではなく、このゲームならではの戦術と言える。~
これは、[[戦闘破壊]]された[[モンスター]]の再利用が他のゲームより容易、[[破壊]]([[戦闘破壊]])を[[トリガー]]とする[[効果]]が多い、原則として[[攻撃]]に固有の[[コスト]]や条件が必要ない、等が理由として考えられる。~

-原作・アニメにおいて―~
[[モンスター効果]]が把握されていないことが多いため、これを行うと大抵は対戦[[相手]]や観客に驚かれるか笑われる。~
「勝負を捨てたか!」や「血迷ったか!」とまで言われることもあり、もはや一種の恒例行事のようなものになっている。~
ただし一部のキャラクターは「何かある」と感じ取り警戒する様を見せることもあり、そのデュエリストの強さを視聴者に示す役割を担うこともある。~
//特に[[時械神]]のような極端に[[攻撃力]]が低い[[モンスター]]で仕掛ける場合にこの描写が多い。~
//時械神の初登場時に誰かが警戒する描写は特に無いから例としては不適当。因みにゾーンが最初に使ったモンスターは時械天使だがその時もお決まりの反応しかなくやはり警戒する描写が無い
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsアストラル」戦ではこの心理を逆利用した[[ブラフ]]を遊馬が行っている。~

--原作では、「決闘者の王国編」の城之内や、「闇遊戯vs人形」戦の闇遊戯が特に意味も無くこれを良くやっている。~
城之内は「[[デッキ]]に(見た目が)強そうな[[カード]]をぶち込んだ」と言ってるので、[[攻撃力]]を大して考えずに[[攻撃]]していた可能性がある。~
また、初期の設定では[[カード]]を真正面からみないと、[[ステータス]]を確認できない仕様であったのも影響していたと思われる。~
//また、今のアニメでもそうだが[[効果]]など知らないことがあっても[[確認]]はできないので、言うなれば[[カード]]の知識がものをいうゲームであった。
//上に書かれていることと内容が重複故にCO
「バトルシティ編」での準決勝での組み合わせを決める「バトルロイヤル」ではマリクが[[《ニュードリュア》]]を自爆特攻させているが、この時は[[モンスター効果]]を使う為の戦略上の行為である。~
「バトルシティ編」での準決勝での組み合わせを決める「バトルロイヤル」ではマリクが[[《ニュードリュア》]]を自爆特攻させているが、これは[[《ニュードリュア》]]の[[効果]]を使い、かつ[[《痛魂の呪術》]](原作仕様)で[[戦闘ダメージ]]を押し付けるための戦略上の行為である。~

--アニメDMでは、「闇遊戯&海馬vsダーツ」戦でダーツが《オレイカルコス・ギガース》を[[《究極竜騎士》]]に自爆特攻させている。~
発生する[[戦闘ダメージ]]は《オレイカルコス・キュトラー》の[[効果]]で防げたので、本田はこの行為を《オレイカルコス・ギガース》の[[攻撃力]]を上げる為と推察したが、ダーツの[[真の狙いは別にあった>《オレイカルコス・シュノロス》]]。~

--アニメオリジナルのKCグランプリでの「海馬vsジーク・ロイド」戦では海馬が[[《エメラルド・ドラゴン》]]をジークの[[《ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》]]に自爆特攻させている。~
この時発生した[[戦闘ダメージ]]で海馬の残り[[ライフ]]は50になってしまい、ジークに「血迷ったか!? 海馬!」とまで言われるが、この行為で[[《ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》]]の[[攻撃力]]が下がり、後続の[[《青眼の白龍》]]3体による[[連続攻撃]]に繋げている。~

--アニメGXでは、「ヨハン([[ユベル>《ユベル》]])vsアモン」戦においてヨハン([[ユベル>《ユベル》]])が[[《グレイブ・スクワーマー》]]で行っている。~
この時の「死人に口ありさ」という発言はこの自爆特攻という行為をよく言い表せているかもしれない。~
また、「十代vsミスターT」(2戦目)でミスターTが行った時、十代は「普通自滅覚悟で[[効果]][[発動]]させるか?」と言っている。~
これに対しミスターTは「常識に囚われないのが私の[[デュエル]]」と返答していることからも、あちらの世界では一般的な戦略ではないことが窺える。~
初期[[ライフポイント]]が4000であるあちらの世界では、8000であるこちらの世界より抵抗が強いのだろう。~
ただし、自爆特攻を行うデュエリストは皆無では無く、十代自身、過去に[[《ヘリオス・デュオ・メギストス》]]を使うアムナエルや[[【もけもけ】]]使いの茂木もけ夫等、自爆特攻を効果的に行う[[相手]]と[[デュエル]]をしていたのだが。~

--漫画GXの「十代vs三沢」(1戦目)では、三沢が[[《きつね火》]]で十代の[[《E・HERO クノスペ》]]に自爆特攻している。~
[[《魂のさまよう墓場》]]との[[コンボ]]が目的だったが、[[《ブルーメンブラット》]]によって[[《E・HERO クノスペ》]]が[[《E・HERO ブルーメ》]]になったため、予想を上回る大[[ダメージ]]を受けてしまった。

--アニメ5D'sの「チーム・5D's vsチーム・ユニコーン」戦では「自爆攻撃」という単語が使われた。~
また、ゴースト軍団は自らの[[ライフポイント]]の概念がほぼ無く、加えて「バトル・ロイヤル・モード」と言う特殊な[[デュエル]]形態の都合上、[[《A・ボム》]]での自爆特攻で[[フィールド]]をこじあけ、後続の[[直接攻撃]]に繋げる戦術を頻繁に行っている。~
また、主人公の遊星も[[《ターボ・シンクロン》]]の[[効果]]を使うために自爆特攻を何度か行っている。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsベクター」(1戦目)では、ベクターが[[《No.39 希望皇ホープ》]]に対し[[アンブラル・ミラージュ・トークン]]による自爆特攻を行っている。~
アニメの[[No.]]は「[[No.]]以外には[[戦闘破壊]]されない」という[[永続効果]]があり、これを突破すべく[[速攻魔法]]《アンブラル・デス・ブラッド》の[[発動条件]]を満たすために行ったものである。~
これに対し、アストラルは遊馬に[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[効果]]を使用させているが、防がなかった場合残りの[[トークン]]と[[《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》]]の[[攻撃]]を受けて敗北するところであった。~
「&ruby(フォー){IV};vsナッシュ」戦では、ナッシュが[[《CNo.101 S・H・Dark Knight》]]による自爆特攻後の[[自己再生]]で[[ライフポイント]]を4400まで[[回復]]している。~
既に[[《CNo.101 S・H・Dark Knight》]]の[[効果]]を把握していたこともあってか、自爆特攻にしては珍しく対戦[[相手]]であるIVからは「やるじゃねぇか」と称賛を受けている。~
なお、IVのこの称賛は、[[《CNo.88 ギミック・パペット−ディザスター・レオ》]]による[[効果ダメージ]]4000を耐えきれる[[ライフゲイン]]と、[[永続罠]]《オーバーレイ・アワード》との併用で[[特殊勝利]]を妨害できるようにした事に対してのものである。~
それに対し、ナッシュの真の狙いは[[自己再生]]によって[[速攻魔法]]《パワー・ストリーム》の[[発動条件]]を満たし、[[攻撃力]]を[[強化]]し決着をつけにいくことだっため、両者の認識は微妙なすれ違いが生じている。~
//「やるじゃねぇか」は《パワー・ストリーム》によるORU回復込みだとは思いますが一応。
//IVはライフ回復が目的だと思っての「やるじゃねぇか」発言だけど、ナッシュの方はライフ回復はおまけで《パワー・ストリーム》の方が狙いだから微妙にすれ違ってるね

--アニメARC-Vの「遊矢vs徳松」戦では、遊矢が[[《EMビッグバイトタートル》]]の自爆特攻で[[《花札衛−雨四光−》]]を[[破壊]]している。~
更に、この際の[[戦闘ダメージ]]は[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]の[[ペンデュラム効果]]で防ぎつつ、[[破壊]]を[[トリガー]]として[[《EMオオヤヤドカリ》]]の[[ペンデュラム効果]]を[[発動]]する理想的な[[コンボ]]に繋げている。~

-コナミのゲーム作品において―~
近作では、[[リクルーター]]や[[《異次元の女戦士》]]等の[[効果]]を使用するため、CPUが積極的に自爆特攻を行う傾向にある。~

**関連リンク [#link]
-[[【もけもけ】]]
-[[【ガスタ】]]
-[[【リクル特攻】]]
--[[【調理師エクゾ】]]
--[[【ジャンク天使】]]
-[[【御巫】]]

-[[反射ダメージ]]

-[[用語集]]

//**関連カード [#card]