*&ruby(こわくま){蟲惑魔};/Traptrix [#top]
 [[JUDGMENT OF THE LIGHT]]で[[カテゴリ]]化した「蟲惑魔」と名のついた[[モンスター]]群。~
 属する[[モンスター]]は全て[[地属性]]の[[植物族]]または[[昆虫族]]であり、[[リンクモンスター]]以外の[[レベル]]・[[ランク]]は4で統一されている。~

-[[効果モンスター]]は[[ホール]]・[[落とし穴]][[通常罠]]の、[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]は[[罠カード]]全般の[[効果を受けない]][[永続効果]]を持つ。~
(ただし[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]はそれぞれ「[[エクシーズ素材]]を持った」「[[リンク召喚]]された」という条件付きである。)~
これにより[[相手]]の[[《奈落の落とし穴》]]や、[[自分]]の[[《狡猾な落とし穴》]]や[[《大落とし穴》]]で[[破壊されない]]。~
[[永続効果]]によって[[《ホワイト・ホール》]]の恩恵を受けられない[[デメリット]]はあるが、あちらはまず採用されない[[カード]]なので事実上[[デメリット]]とは呼べないだろう。~
//罠モンスターの大半は通常モンスター

--[[罠カード]]ではない[[《ブラック・ホール》]]の他、[[下級モンスター]]は[[カウンター罠]]である[[《セイバー・ホール》]]の[[効果]]は受けてしまう。~

-属する多くの[[モンスター]]は、上記の共通[[効果]]とは別に、[[ホール]]または[[落とし穴]]に関する固有の[[モンスター効果]]を持っている。~
また、それらの[[効果]]も全て共通[[効果]]と同様に[[通常罠]]のみを指定しており、[[永続罠]]と[[カウンター罠]]には対応していない。~

-[[守備力]]を持つ[[モンスター]]は全て[[攻撃力]]と[[守備力]]の合計値が2800となっている。~
[[守備力]]を持たない[[リンクモンスター]]は[[攻撃力]]の下三桁が800で統一されている。~

-属する[[エクシーズモンスター]]の[[イラスト]]には、他の蟲惑魔が複数確認できる。~
[[モンスターカード]]の[[イラスト]]で他の[[モンスター]]が確認できる事例は少数見られるが、[[カテゴリ]]単位でその共通点を持つのは珍しい。~

-属する[[モンスター]]は、多くが何らかの罠を用いて昆虫などを捕食する実在の動植物がモチーフになっている。~
そのため[[種族]]も[[昆虫族]]か[[植物族]]になっており、[[カード名]]にはモデルとなった動植物に関連する名前が使用されている。~

--それぞれの[[イラスト]]には、およそ[[昆虫族]]や[[植物族]]の[[モンスター]]には見えない少女が描かれている。~
[[《蟲惑の落とし穴》]]の[[イラスト]]から察するに、この少女は[[落とし穴]]に誘導するための「擬似餌」と推測される。~

--[[英語名]]は各[[モンスター]]のモチーフとなった動植物の属名から取られている。~

-[[ストラクチャーデッキ−蟲惑魔の森−]]に同梱されているプレイングガイドには、蟲惑魔の設定や、それぞれの蟲惑魔の捕食方法が解説されている。~
それによると、独特の捕食形態に魅入られる研究者が後を絶たず、犠牲を甘んじて受ける事でその研究が進み、新種も続々と発見されているとのこと。~
--登場当初はわずか3体と少数でしかなかった[[カテゴリ]]だが、次第にその数が増えていき、遂には[[ストラクチャーデッキ]]が出る程の数になった[[OCG]]事情と絶妙にマッチした設定と言える。~

-ネーミングの由来は、「&ruby(こわく){蠱惑};」と「小悪魔」に「&ruby(むし){蟲};」を掛けたものだろう。~
「蠱惑」とは「人の心をひきつけ惑わせる」という意味であり、妖艶な女性を表現する際に「蠱惑的」の形でよく用いられる。~
「小悪魔」も同様に「色気や態度で男をひきつけて翻弄する娘」の比喩であり、凝ったネーミングといえる。~
--ちなみに、「''蠱''惑」の「&ruby(こ){蠱};」は「蟲」とは違う文字であり、そもそも「蟲」は「こ」とは読まない。~
[[宣言]]の際は問題ないが、検索等をする場合は注意が必要である。

--[[英語名]]では「Traptrix」という造語となっている。~
各[[モンスター]]の[[イラスト]]や[[効果]]から、「Trap([[罠>罠カード]])」と「-trix(女性の行為者を表す接尾辞)」、更には「Trick(策略)」をかけた名称と推測される。~
語感は「Tractrix(牽引線)」と似ており、日本語名に負けず劣らずの凝ったネーミングといえる。~

---ちなみに、[[TCG]]では[[《蟲惑の落とし穴/Traptrix Trap Hole Nightmare》>《蟲惑の落とし穴》]]に「Traptrix」が使われているが、現状では[[モンスター]]のみを指定する[[カテゴリ]]なので支障はない。~
[[《マジカルシルクハット》]]で[[《蟲惑の落とし穴》]]を[[モンスター]]として扱う場合でも[[カテゴリ]]以外の[[ステータス]]を得られないため[[《セラの蟲惑魔》]]の[[リンク素材]]になる程度の用途しかない。~
//レベル・属性・種族を持たないためセラ以外の素材にはできない

-原作・アニメにおいて―~
漫画OCGストラクチャーズにおいて遊佐アゲハが使用。~
小学生時代には日本代表にも選出されており、「蟲惑魔アゲハ」という異名を取ったらしい。~
設定上の本来の姿は虫や植物の部分なのだが、作中では「疑似餌」の少女のみがソリッドビジョン化されている。~

--「vs護武倫太郎」戦で蟲惑魔5体と[[ホール]]・[[落とし穴]]5枚を並べた布陣は、作中では「&ruby(チャーム・ホール){魅惑奸楽園};」と称されている。~

-コナミのゲーム作品において―~
クロスデュエルにおいてはその仕様上、最初は通常モンスターとして扱われるためオリジナルのフレーバーテキストが存在する。~
少女の部分に関してはいずれも「少女のようなモノ」という表現で統一されており、その存在が何であるかはぼかした形となっている。~

**関連リンク [#link]
―「蟲惑魔」と名のついた[[モンスター]]~
 ※は「蟲惑魔」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]
-[[効果モンスター]]
--[[昆虫族]]
---[[《アトラの蟲惑魔》]]
---※[[《キノの蟲惑魔》]]
---[[《トリオンの蟲惑魔》]]
---※[[《ランカの蟲惑魔》]]
--[[植物族]]
---※[[《カズーラの蟲惑魔》]]
---[[《ジーナの蟲惑魔》]]
---※[[《ティオの蟲惑魔》]]
---[[《プティカの蟲惑魔》]]
---[[《リセの蟲惑魔》]]

-[[エクシーズモンスター]]
--[[昆虫族]]
---[[《アロメルスの蟲惑魔》]]
--[[植物族]]
---※[[《シトリスの蟲惑魔》]]
---※[[《フレシアの蟲惑魔》]]

-[[リンクモンスター]]
--[[昆虫族]]
---※[[《アティプスの蟲惑魔》]]([[リンク]]3)
--[[植物族]]
---※[[《クラリアの蟲惑魔》]]([[リンク]]2)
---※[[《セラの蟲惑魔》]]([[リンク]]1)

-[[罠モンスター]]
--[[植物族]]
---※[[《ホールティアの蟲惑魔》]]

―「蟲惑魔」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《蟲惑の園》]]

―その他のリンク
-[[《蟲惑の誘い》]]

-[[《狂惑の落とし穴》]]
-[[《蟲惑の落とし穴》]]
-[[《トラップトラック》]]
-[[《トラップトリック》]]

-[[落とし穴]]
-[[ホール]]

-[[【蟲惑魔】]]

-[[ストラクチャーデッキ−蟲惑魔の森−]]

-[[カテゴリ]]

**FAQ [#faq]
Q:[[《硫酸のたまった落とし穴》]]の[[効果]]で[[守備力]]2000以下の[[裏側守備表示]]の蟲惑魔を[[表側守備表示]]にした場合、[[耐性]][[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、その場合[[適用]]されず、その[[モンスター]]は[[破壊]]されます。(13/05/09)

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