《F.A.オーバー・ヒート/F.A. Overheat》 †
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。
手札から「F.A.」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのレベルはターン終了時まで3つ上がる。
(2):自分のフィールドゾーンにカードが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「F.A.」フィールド魔法カード1枚を選んで発動する。
EXTRA PACK 2018で登場した通常罠。
F.A.を手札から特殊召喚する効果、自身を墓地コストにF.A.フィールド魔法を発動する効果を持つ。
(1)は手札からF.A.を特殊召喚する効果。
F.A.は手札からの展開手段が少ないため、特殊召喚効果自体は有用。
さらに一時的だがレベルも上昇するため、各々の追加効果の適用も狙える。
しかし、その発動条件が問題であり、このカードが罠カードであることも相まって中々発動する機会がない。
基本的には、こちらの効果は無理に狙わない方がよい。
(2)は墓地から自身を除外することで手札・墓地のF.A.フィールド魔法を発動できる効果。
基本的には墓地へ送られたF.A.フィールド魔法を再利用する為に使用することになるだろう。
しかし、「F.A.魔法・罠カードの効果の発動」はF.A.デッキにとって重要な要素であり、場合によってはF.A.フィールド魔法を手札から発動させるプレイングも必要になる。
F.A.のレベルを安定して上げることのできるF.A.フィールド魔法はF.A.デッキにとって重要なカードであり、そのフィールド魔法を使い回せる(2)の効果は有用なものである。
ただ、墓地で発動する効果なのが厄介で、このカードは(1)の発動条件の厳しさ故に「発動して墓地へ送る」という方法を安定してとることが難しい。
そのため、このカードを活用したい場合は、手札やデッキからこのカードを直接墓地へ送る手段も別途用意しておくとよい。
比較的簡単な方法としては、トロイメアや《ジェット・シンクロン》などを採用しそれらの手札コストに利用する、《おろかな副葬》を採用するなどが考えられるか。
- 「オーバーヒート」は、許容量以上の熱が発生した状態のこと。
例えばエンジンはオーバーヒート状態となると潤滑油の変質・部品の破損などのトラブルの原因となる。
- カーレースを題材とした創作では、オーバースピードが原因で発生する事が多い。
特殊召喚したモンスターのレベルを一時的に上昇させる効果は、そうしたイメージから来ていると思われる。
- イラストでは《F.A.ライトニングマスター》のエンジンが火を吹きながらもゴールしており、何らかの無理をしたためにオーバーヒートを起こしながらも勝利する事ができたという状況だろうか。
無理をしたためにゴール前後でマシントラブルを起こしながらも勝利する、というのもカーレースを題材とした創作で見られる演出である。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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