遊戯王カードWiki -

《トリックスター・ブルム/Trickstar Bloom》 †

リンク・効果モンスター
リンク１/光属性/天使族/攻 100
【リンクマーカー：下】
レベル２以下の「トリックスター」モンスター１体
このカード名の(2)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
相手はデッキから１枚ドローする。
(2)：このカードのリンク先の「トリックスター」モンスターが
戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
相手の手札の数×２００ダメージを相手に与える。

　FLAMES OF DESTRUCTIONで登場した光属性・天使族のリンクモンスター。
　リンク召喚に成功した場合に相手にドローさせることができる誘発効果、リンク先のトリックスターが破壊された場合に相手の手札の枚数に応じてダメージを与える誘発効果を持つ。

　(1)は、リンク召喚に成功した場合に相手に１枚ドローさせることができる効果。
　《トリックスター・マンジュシカ》や《トリックスター・リンカーネイション》とのコンボは成立する。
　しかし、相手に１枚のハンド・アドバンテージを献上するリスクは非常に大きく、上記のコンボもそのリスクに見合っているとはいいがたい。
　極端な話、相手に手札誘発をドローされてしまえば大きな被害が発生することになる。
　任意効果なので、《大暴落》の発動条件を満たしたり《便乗》のトリガーにするなどコンボに利用できる時以外は発動しないでおくのが無難である。

　(2)は、リンク先のトリックスターが破壊された場合のバーン効果。
　手札は温存される場合が多く、発動できればまずまずの効果ダメージが期待できる。
　しかし、この攻撃力で耐性もないとあっては、リンク先のモンスターより先にこのカード自身が破壊されてしまう可能性の方が高い。
　使うなら、自爆特攻等で能動的に破壊するしかないだろう。

　モンスター効果が使いづらく、ほぼバニラ運用となると同じリンク１で墓地で効果が使える《トリックスター・コルチカ》が優先される。
　あちらはレベル３以上もリンク素材に使えるため、出しやすさでもこちらを上回る。
　ただし、あちらは１ターンに１度しか展開できない制限を持つので、同一ターンにリンク１を複数出したい場合はこちらも必要となる。

名前や周りに舞う花弁の形と色、頬のマークや緑と黄色を基調としたデザインなどからモチーフは有毒植物の「エニシダ」であると思われる。
エニシダは箒の素材になる事から、英語で単にブルーム(broom)と呼ばれることがある。
全体に毒を持ち、特に枝に強い毒があるが、医療薬剤としても用いられる。

原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSの「葵/ブルーエンジェルvsスペクター」戦でブルーエンジェルが使用。
《トリックスター・ヒヨス》をリンク素材にリンク召喚され、あちらの自己再生に繋げている。
(1)の効果発動後に《トリックスター・ヒヨス》と共に《トリックスター・スイートデビル》のリンク素材となった。

(1)の効果発動時にはスペクターから「随分気前が良いですね」とコメントされているが、ブルーエンジェルは「すぐにわかる」と返している。
恐らくスペクターの手札をわざと増やし、３枚の《トリックスター・リンカーネイション》と２体の《トリックスター・マンジュシカ》のコンボで大ダメージを与える算段だったと思われる。

↑