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《天威(てんい)の鬼神(きじん)/Berserker of the Tenyi》 †

リンクモンスター
リンク３/闇属性/幻竜族/攻3000
【リンクマーカー：上/右上/右下】
リンクモンスターを含むモンスター２体以上

　RISING RAMPAGEで登場した闇属性・幻竜族のリンクモンスター。

　リンク素材にはリンクモンスターを含むモンスター２体以上が指定されている。
　おおよそは《アークロード・パラディオン》と同じだが、こちらは効果モンスター以外のモンスターもリンク素材にできるためあちらより出しやすい。
　特殊召喚効果を持つリンク２を経由すれば楽に出せる。
　トークンもリンク素材にできるので《スケープ・ゴート》から《リンクリボー》等を経由するだけでもよい。

　同リンク・同種族で同じリンク素材の縛りの《天威の龍拳聖》は有用な効果も持つ。
　こちらは攻撃力の高さと効果モンスター以外のモンスターである点を活かすと良い。
　【天威】は基本的に効果モンスター以外のモンスターを立てておく必要があるため、その確保と戦力を両立したい時に有効な存在である。

　効果モンスター以外のモンスターであるリンク３には《電影の騎士ガイアセイバー》・《トラフィックゴースト》も存在する。
　比較すると最も攻撃力が高いかわりに、リンクマーカーが相手フィールドに向いてしまう恐れがある。
　種族・属性・リンク素材の指定もそれぞれ異なるため、自分の戦略に適したカードを選ぶとよいだろう。

「鬼神」は「きしん」「おにがみ」とも読み、荒れ狂った神・化け物・万物の霊魂・超人的な能力者を意味する。

Vジャンプ(2019年５月号)やマスターデュエルで詳しい設定が書かれているが、その中身は異なる。

Vジャンプでは洞窟に籠って修行していた“天威流”の当代継承者が《天威龍－ヴィシュダ》の気に囚われ、密かに抱いていた野心が暴走。
闇の気と肉体が同化し、現在の姿になったと書かれている。

マスターデュエルでは過去に天威流を極めたが、自然との調和でなく己の力のために一方的な利用を目的とした「天威無双」の道を歩んだ事で破門された人物となっている。
破門後は音沙汰が無かったが、人の寿命を超えるほどの長い時を経て復活した。

前者では師を救うため、後者では被害を防ぐために《天威の拳僧》・《天威の龍仙女》と戦っている。

原作・アニメにおいて―
漫画OCGストラクチャーズで尚磨が【天威】で使用。
「vsストロング十九」では《天威の拳僧》と《天威の龍仙女》をリンク素材にリンク召喚された。
返しのターンに《ダークネス・シムルグ》に戦闘破壊されたが《天威龍－シュターナ》の効果で蘇生された。
「vsダーク黒田」でも展開は省略されたが後攻１ターン目にリンク召喚されている。
《炎斬機ファイナルシグマ》に攻撃し相打ちになったが、同じく《天威龍－シュターナ》で蘇生された。
次のターンに《幽麗なる幻滝》のコストで墓地へ送られた後、更に次のターンに《天威の龍仙女》で蘇生され、《天威の龍鬼神》の攻撃でフィールドが空になったところを直接攻撃しフィニッシャーとなった。
- 構築宇宙にも登場し、尚磨が初めて会った時には設定の通り《天威の拳僧》と対立し実際に戦っていたが、デッキ構築の相談を尚磨から受けた際には２人揃ってフランクに対応した。
  《天威龍－ヴィシュダ》は３枚入れておきたいと勧めるも《天威龍－ヴィシュダ》が１枚しか手元にないと聞かされて驚愕したり、その状態でどうしたものかと悩んだがいい案を出せず《天威の龍仙女》に一喝されて冷や汗かいたりとややコミカルなキャラクターとなっている。