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《氷結界(ひょうけっかい)の虎将(こしょう) ライホウ/General Raiho of the Ice Barrier》 †

効果モンスター
星６/水属性/戦士族/攻2100/守2300
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手がフィールドで発動したモンスターの効果の処理時に、
相手は手札を１枚捨てる事ができる。
捨てなかった場合、その効果は無効化される。

　相手にハンデスか無効の２択を強いる、風変わりなメタ効果を持つ。
　相手がハンデスを嫌ってくれれば効果を制限でき、構わず効果を発動してきたならハンデスできる、というようにどちらに転んでも相手の戦略を狂わせられる。
　ハンデスを繰り返して手札が尽きれば、捨てることができないので確実に無効にできる。

　ただし、捨てる手札は相手が選ぶので、捨てられた場合の効果や墓地で発動する効果などに繋げられてしまう可能性には注意したい。
　【暗黒界】のような捨てることがメリットになるデッキ以外でも、このカードを除去するまでに多少手札を捨てても問題ないと判断されてしまうと、抑止力としては働かなくなってしまう。
　また、このカードはフィールドで発動したものにしか対応しないので、上記の墓地で発動する効果や手札で発動する効果は無効にできない。
　攻守共に上級モンスターとしては心許ないため、「条件による特殊召喚を行う効果」などで効果を発動せずにこのカードを戦闘破壊できるモンスターを展開される恐れもある。

　このカードを維持して無効化を活かしたいなら、他の氷結界と並べるなどで耐性を付与したり他のロックを重ねるなどしておきたい。
　《氷結界の剣士ゲオルギアス》であれば墓地のモンスター効果を封じられ、相性がいいが、あちらの効果で封じられないモンスター効果も存在するため過信は禁物。
　また、僅かな差といえど守備力の方が高いので、《氷結界の伝道師》や《氷結界の随身》・《氷霊山の龍祖ランセア》などによる守備表示での特殊召喚を心掛けたい。
　水属性は《氷霊神ムーラングレイス》や《水霊術－「葵」》などハンデス手段を複数持つので、それらであらかじめ手札を削っておくのもよい。
　いっそのこと維持を考えず、除去の囮になりつつハンデスできるカードとして利用するというのも手である。

　逆に送りつけて暗黒界や《ネコマネキング》のトリガーにするのも手である。
　相手の効果によって墓地へ捨てられた場合の条件を満たすことが可能となる。

旧テキストでは「効果処理時」という単語が出てくる珍しいカードであった（現在は「効果の処理時」となっている）。
- 相手に手札コストを課すようなイメージの効果だが、テキスト通り効果処理時に適用される永続効果である。
  相手の効果の発動にチェーンして特殊召喚しても、問題なく効果を適用できる。
  また、相手は自身の手札が０枚の状態でもモンスター効果の発動自体は行うことができる。

原作・アニメにおいて―
アニメVRAINS第25話に登場したSNSの画面上に、「芝刈り推理ライホウ」というハンドルネームの人物が確認できる。
同シーンではSOLテクノロジー社の北村セキュリティ部長が多数のネットユーザーに散々叩かれているが、「芝刈り推理ライホウ」は北村の批判をしておらず、女性型AIデュエリスト部隊の開発を要求している。