【アームド・ドラゴン】 -遊戯王カードWiki

【アームド・ドラゴン】 †

デッキの概要 †

　アームド・ドラゴンをメインにしたデッキであり、手札コストを利用して上位種へ展開していく戦略が特徴的。
　如何に効率よく上位種を展開していくか、そしてモンスター除去を行うかがポイントとなる。

• 第４期のSOUL OF THE DUELISTで登場して以降は本格的な強化は中々されなかったのだが、第11期のBLAZING VORTEX以降は新規カードが多数登場。
  その結果、かつては【ＬＶモンスター】の色が強かったのに対し、現在ではカテゴリデッキ及び【ドラゴン族】の色が強くなっている。
  かつての構築についてはバックアップを参照。
  

《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３/Armed Dragon Thunder LV3》
効果モンスター
星３/風属性/ドラゴン族/攻1200/守 900
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン ＬＶ３」として扱う。
(2)：手札からモンスター１体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのこのカードを墓地へ送り、
手札・デッキからレベル５以下の「アームド・ドラゴン」モンスター１体を特殊召喚する。
(3)：このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
自分はデッキから１枚ドローする。

《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５/Armed Dragon Thunder LV5》 
効果モンスター
星５/風属性/ドラゴン族/攻2400/守1700
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン ＬＶ５」として扱う。
(2)：手札からモンスター１体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのこのカードを墓地へ送り、
手札・デッキからレベル７以下の「アームド・ドラゴン」モンスター１体を特殊召喚する。
(3)：このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル５以上のドラゴン族・風属性モンスター１体を手札に加える。

《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７/Armed Dragon Thunder LV7》 
効果モンスター
星７/風属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン ＬＶ７」として扱う。
(2)：手札からモンスター１体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのこのカードを墓地へ送り、
手札・デッキからレベル１０以下の「アームド・ドラゴン」モンスター１体を特殊召喚する。
(3)：このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「アームド・ドラゴン」カード１枚を手札に加える。

《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０/Armed Dragon Thunder LV10》
効果モンスター
星１０/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
(1)：「アームド・ドラゴン」モンスターの効果で特殊召喚したこのカードは、
自身の攻撃力によって以下の効果を得る。
●１以上：カード名を「アームド・ドラゴン ＬＶ１０」として扱う。
●１０以上：このコントロールは変更できない。
●１００以上：戦闘では破壊されない。
●１０００以上：相手ターンに１度、手札を１枚墓地へ送り、
フィールドの他のカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自身の攻撃力を１０００アップする。
●１００００以上：１ターンに１度、発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊する。

デッキ構築に際して †

モンスターカードについて †

―アームド・ドラゴン
　大別すると「通常のＬＶモンスター」とそのリメイク体の「アームド・ドラゴン・サンダー」、「それ以外」の３種が存在する。
　メインの戦力となるのはアームド・ドラゴン・サンダーであり、こちらを軸として紹介していく。
　通常のアームド・ドラゴンは《武装竜の襲雷》等に対応するので、これらを重視するならば検討できる。

• アームド・ドラゴン・サンダー
  • 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》
    ドラゴン族の手札コストとなった場合にドローが行える。
    通常召喚が容易な事や《武装竜の霹靂》に対応することからレベルアップの起点となれるモンスターである。
    ただし、このカードから順当にレベルアップすると消費が激しいので、アームド・ドラゴン・サンダーによるディスアドバンテージの軽減を望みたい。
    

• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》
  ドラゴン族の手札コストとなった場合に風属性・ドラゴン族のサーチが行える。
  このカードからレベルアップするにはこのカードを特殊召喚する必要があり、その場合は大抵《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》も特殊召喚できるのでレベルアップの起点としては中途半端になりやすい。
  普段は手札コストととして使いつつ、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》・《砲撃のカタパルト・タートル》による特殊召喚を狙うといい。
  

• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》
  ドラゴン族の手札コストとなった場合にアームド・ドラゴンカードのサーチが行える。
  レベル７のドラゴン族というだけあって特殊召喚は豊富であり、上手く使えばレベルアップの起点とすることもできる。
  その他《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の特殊召喚にも一役買ってくれる。
  

• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》
  高い攻撃力とフリーチェーン効果を持つ、このデッキの切り札。
  いかにしてこのカードを出すかが課題となり、そのためにこのカードを出せる《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》のアクセス手段も増やす必要がある。
  

• 通常のアームド・ドラゴン
  • 《アームド・ドラゴン ＬＶ３》
    自分スタンバイフェイズに《アームド・ドラゴン ＬＶ５》を特殊召喚できる。
    しかし、表側攻撃表示でその低い攻撃力を晒すのは危険であるため、《武装竜の霹靂》でスタンバイフェイズに特殊召喚するか、《仮面竜》や《ドラゴンフライ》で相手ターンにリクルートするなどをしたい。
    

• 《アームド・ドラゴン ＬＶ５》
  上級モンスターではあるが、《アームド・ドラゴン ＬＶ３》や《レベルアップ！》等から特殊召喚できるため、手札で腐る事は少ない。
  また他のアームド・ドラゴンの除去効果のコストにもなる。
  

• 《アームド・ドラゴン ＬＶ７》
  コストにしたモンスターカードの攻撃力によっては、全体除去も可能になる。
  癖は強いがアームド・ドラゴンの中では貴重な全体除去持ちであることには変わらないため、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》か《武装竜の襲雷》からのリクルートを狙いたい。
  通常召喚できないため、手札に来た場合は他のアームド・ドラゴンの効果のコストに使うといい。
  

• 《アームド・ドラゴン ＬＶ１０》
  《ライトニング・ボルテックス》と同等の除去効果を持つが、特殊召喚が難しい。
  使うのならば、《アームド・ドラゴン ＬＶ７》扱いとなった《Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマー》や《ファントム・オブ・カオス》をリリースして出す方法になるだろう。
  

• その他のアームド・ドラゴン
  
  • 《鎧竜−アームド・ドラゴン−》
    下級アタッカーとして通用する攻撃力と、戦闘破壊時のリクルート効果を持つ。
    《武装竜の万雷》等の戦闘補助を重視する構築ならば効果も通しやすいので採用も検討できる。
    

• 《パイル・アームド・ドラゴン》
  ２つの効果が共にアームド・ドラゴン・サンダーのトリガーとなる。
  単体で3000以上の攻撃力になれるので《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》が苦手な効果破壊・対象耐性を持つ高攻撃力のモンスターに対して優位に出られる。
  《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の全体除去のサポートとしても機能する。
  また、《嵐征竜−テンペスト》を絡めれば幅広い手札からランク７にも繋がるので、先攻１ターン目での《Ｎｏ.４２ スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》を絡めた展開にも有用。
  

• 《アームド・ドラゴン ＬＶ１０−ホワイト》
  《白のヴェール》を装備して魔法・罠カードを除去しつつ、さらに自身の効果で１枚の破壊ができる。
  手札コストにしたアームド・ドラゴンを使用すれば特殊召喚もしやすい。
  光属性なので《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》や《嵐征竜−テンペスト》によるサーチができないのは注意。
  

―相性の良いドラゴン族モンスター

• 風属性
  
  • 《コアキメイル・ドラゴ》
    1900と高い攻撃力と、光属性・闇属性の特殊召喚を封じる効果を持つ。
    風属性・ドラゴン族であるためアームド・ドラゴンとサポートカードを共有できるのも利点。
    ただし、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚できなくなってしまう。
    

• 《嵐征竜−テンペスト》
  風属性・ドラゴン族をコントロールする３つの効果を持っており、デッキの潤滑油として検討できる。
  自己再生を終えた後に《霞の谷の神風》の効果を発動させる事ができ、そこから《アームド・ドラゴン ＬＶ３》を含めた風属性・レベル４以下のリクルートを行なえる。
  このカードもこのカードをリクルートできる《風征竜−ライトニング》もともにアームド・ドラゴン・サンダーのトリガーとなってくれる。
  

• 《ドラグニティアームズ−グラム》
  単体で完結した効果を持っているので《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》でサーチできるアタッカーとなる。
  特殊召喚は墓地からも行えるので手札コストに気兼ねなくできるのも利点。
  同じく墓地リソースを食い合う《嵐征竜−テンペスト》や《アームド・ドラゴン ＬＶ１０−ホワイト》との兼ね合いには注意。
  

• 《風の天翼ミラドーラ》
  エクストラデッキのモンスターに対して拘束力を掛けられるモンスター。
  奇襲性は薄れるがサーチしておくことで防御札としても扱える。
  

• 《華信龍−ノウルーズ・エリーズ》
  アームド・ドラゴン・サンダーの手札コストで自己再生の準備ができ、こちらの手札コストがあちらのトリガーとなる。
  エクシーズ素材とすれば次のターン以降も効果が使えるのも素材としては強みとなる。
  《嵐征竜−テンペスト》でその時欲しい手札コストとしてアームド・ドラゴン・サンダーと適宜サーチできるといいだろう。
  

• それ以外の属性
  
  • 《仮面竜》
    《アームド・ドラゴン ＬＶ３》をリクルートでき、壁やデッキ圧縮として使える。
    《ボマー・ドラゴン》や《ドル・ドラ》も併用しリクルート効果を活かしたい。
    

• 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
  ドラゴン族最上級モンスターである《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》を補佐する。
  【ドラゴン族】寄りの構築にする場合は是非投入したい。
  

• 《輪廻竜サンサーラ》
  墓地のレベル５以上のドラゴン族モンスターをサルベージすることで手札コストを確保できる。
  またＬＶ５やＬＶ７を回収することでそれぞれのサーチ効果に繋げられる。
  状況によっては《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》などの手札から特殊召喚できる モンスターを回収するのも良い。
  

• 《伝説の白石》
  《青眼の白龍》をサーチすることでアームド・ドラゴンの手札コストを確保できる。
  

• 《竜魔導の守護者》
  各種アームド・ドラゴン・サンダーを(1)の効果の手札コストに使用すれば、手札消費を抑えながら融合・フュージョンをサーチできる。
  

• 《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》
  レベル５以上のモンスター１体をリリースしてアドバンス召喚できる。
  そのため、《パイル・アームド・ドラゴン》や、《華信龍−ノウルーズ・エリーズ》、《ドラグニティアームズ−グラム》、《嵐征竜−テンペスト》など、特殊召喚しやすいレベル５以上のモンスターでデッキを固めている場合に相性が良い。
  アドバンス召喚時の効果でバーンダメージを狙える他、このモンスターが戦闘破壊を行った時の効果で手札・墓地のレベル５以上のアームド・ドラゴン・サンダーを特殊召喚し、メインフェイズ２にレベルアップを狙うという動きもできる。
  

• 《万物創世龍》
  《パイル・アームド・ドラゴン》の(2)の効果で適用される「モンスター１体でしか攻撃できない」というデメリットの中でも後攻１ターンキルを狙えるため相性が良い。
  《パイル・アームド・ドラゴン》＋風属性またはレベル７以上のドラゴン族モンスター＋《ドラグニティアームズ−グラム》の手札３枚と、デッキ内の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》(手札でも可)、《嵐征竜−テンペスト》で、《万物創世龍》の召喚条件を満たしつつサーチすることができる。
  手順は以下の通り。
  

  1. 《パイル・アームド・ドラゴン》を(1)の効果で、手札の風属性またはレベル７以上のドラゴン族モンスターをコストに手札から特殊召喚。
  2. フィールドの《パイル・アームド・ドラゴン》の(2)の効果で、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》を墓地へ送り、《パイル・アームド・ドラゴン》の攻撃力を上昇させる。
  3. 墓地へ送られた《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の(3)の効果で《嵐征竜−テンペスト》をサーチ。
  4. 《嵐征竜−テンペスト》の(1)の効果で手札の《ドラグニティアームズ−グラム》をコストに《万物創世龍》をサーチ。
  5. 墓地の《ドラグニティアームズ−グラム》の(1)の効果で、墓地の他のドラゴン族モンスター２体を除外し特殊召喚。
  6. 手順２で使用した効果で攻撃力の上昇している《パイル・アームド・ドラゴン》と、《ドラグニティアームズ−グラム》の２体で攻撃力・守備力の合計が10000を超えるため、この２体をリリースし《万物創世龍》を特殊召喚。

―その他のモンスターカード

• 《砲撃のカタパルト・タートル》
  単体で《アームド・ドラゴン ＬＶ５》をリクルート可能であり、素早く動ける。
  サポートカードを併用できないため、複数枚採用することになる。
  

• 《風霊神ウィンドローズ》
  風属性専用の有能な魔法・罠除去。
  構築を風属性により偏重する必要がある事から、後述の《貪欲な壺》程手軽に採用できるカードではない。
  

• 《ダーク・シムルグ》
  各アームド・ドラゴンと闇属性モンスターを除外し、特殊召喚できる。
  セットを封じるため、上位アームド・ドラゴンのモンスター効果を活かしやすくなる。
  しかし本来【アームド・ドラゴン】に【闇属性】の要素は入らないので、採用する場合はどちらかというとアームド・ドラゴンを加えた【ダーク・シムルグ】となる。
  

• 《ファントム・オブ・カオス》
  破壊効果の使用だけでなく、アームド・ドラゴンをコピーすればその上位種の特殊召喚が狙える。
  

• 《Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマー》
  《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の融合素材である《アームド・ドラゴン ＬＶ７》のカード名をコピーできる。
  《アームド・ドラゴン ＬＶ１０》を使用するならばその特殊召喚補助に利用できる。
  

• 《海亀壊獣ガメシエル》
  《アームド・ドラゴン ＬＶ５》より攻撃力が低いため、送りつけることで即座に戦闘破壊してレベルアップできる。
  苦手な裏側守備表示モンスターや破壊耐性持ちを手軽にかつ安全に除去できるのも利点。
  

エクストラデッキのモンスターについて †

　構築にもよるが、元々メインデッキのみで戦えるため、そこまで強くは依存しない。
　特に相性のいいチューナーもいないため、リンクモンスターとエクシーズモンスターが中心となるか。

―エクシーズモンスター
　アームド・ドラゴンのレベルはバラバラだが、サポートカードや相性の良いカードの都合上、ランク３・５・７は比較的出しやすい。
　特にランク７は下記の通り展開手段が多く、デッキの主戦力にしやすい。
　なお、アームド・ドラゴン・サンダーがドラゴン族エクシーズモンスターのエクシーズ素材として取り除かれた場合は共通効果の(3)を発動できる。

• 《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》＆《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン−オーバーロード》
  前者の上に後者を重ねて３回攻撃が可能であり、ドラゴン族なので《武装竜の襲雷》を使ったターンでも出せる。
  １体でしか攻撃できなくなる《パイル・アームド・ドラゴン》を用いたとしても、十分な火力を出せる点で相性は良い。
  

• 《黒熔龍騎ヴォルニゲシュ》
  相手モンスターを破壊してレベル・ランクに比例した強化が可能。
  自身は攻撃できないが他のモンスターを強化可能なので《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の攻撃力を10000にする補助も狙える。
  

• 《Ｎｏ.４２ スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》
  大量生成したトークンから多彩なリンク召喚に繋げられるため、先攻１ターン目では展開札として機能する。
  

• 《Ｎｏ.６０ 刻不知のデュガレス》
  ３つの優秀な効果を持っているが、中でも《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の攻撃力を倍加させる効果が非常に大きい。
  アームド・ドラゴンではレベルが合わないので《レスキューラビット》等を使いたい。
  

―リンクモンスター

• 《天球の聖刻印》
  フリーチェーンバウンスの妨害札でもあるが、その際にアームド・ドラゴン・サンダーをコストにすれば共通効果のトリガーにもなる。
  単純に自身をコストにしてアームド・ドラゴン・サンダーや《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》をリクルートする手段として用いても良い。
  

• 《聖騎士の追想 イゾルデ》
  戦士族を多めに採用しているなら採用候補となる。
  このデッキではアームド・ドラゴンと相性のいい《脆刃の剣》や《魔界の足枷》等もコストとして挙げられる。
  

―融合モンスター

• 《アームド・ネオス》
  《Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス》と《ネオス・フュージョン》を出張採用して疑似デッキ融合を狙うのが基本となるだろうか。
  あるいは、《Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス》を採用せずに融合素材代用モンスターを利用するのも手だが、いずれにせよ不純物が混じるので手札事故のリスクは抱えることになる。
  その分、高い打点と有用な全体除去と特殊召喚効果を持つのでリターンも大きいが、(2)を利用する為にはエクストラデッキの枠を圧迫する点は注意。
  

魔法・罠カードについて †

―アームド・ドラゴン魔法・罠カード

• 《武装竜の霹靂》
  レベル３アームド・ドラゴンをリクルートする速攻魔法。
  《アームド・ドラゴン ＬＶ３》・《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》のどちらを特殊召喚してもいいように働いてくれる。
  《アームド・ドラゴン ＬＶ３》を自身のドローフェイズ・スタンバイフェイズにリクルートした場合、《アームド・ドラゴン ＬＶ３》の効果でリクルートしたターンに《アームド・ドラゴン ＬＶ５》へレベルアップさせることができる。
  

• 《武装竜の襲雷》
  対象にしたアームド・ドラゴンと同名カードをサーチ・サルベージ・蘇生・リクルートができる通常魔法。
  範囲は広いが、アームド・ドラゴン・サンダーはフィールド・墓地でカード名が変わるため、アームド・ドラゴン・サンダーを対象としてサーチ・リクルートをする場合は、通常のアームド・ドラゴンを投入する必要がある。
  また、ドラゴン族しか特殊召喚できない制約とこの効果で蘇生・リクルートしたアームド・ドラゴンへの直接攻撃制限から、サーチ・サルベージまたは蘇生・リクルートのどちらを使用するかを構築・場面次第で選ぶプレイングも重要となる。
  直接攻撃の制約はサーチ・サルベージした後に、他の手段でそのモンスターを召喚・特殊召喚すれば回避可能。
  

• 《武装竜の震霆》
  アームド・ドラゴンの強化またはサルベージ、および効果破壊の身代わりとなる永続魔法。
  サルベージにより手札コストを賄うのが主な使い方となる。
  《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》は戦闘破壊耐性を持つが、効果破壊には耐性が無いので維持にも役立つ。
  

• 《武装竜の万雷》
  アームド・ドラゴンの強化とアームド・ドラゴン魔法カードのサルベージを行う通常罠。
  上昇値は上手く行けば爆発的な数値となり、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の効果も補佐してくれる。
  発動ターンは戦闘ダメージは与えられないので相手ターン中の発動を狙いたい。
  

―ドラゴン族のサポートカード

• 《復活の福音》
  《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》を蘇生して効果へと繋げる。
  身代わりはレベルに依存しないので《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》も守れる。
  

• 《竜皇神話》
  コストもデメリットも無くドラゴン族の攻撃力を倍加でき、非常に汎用性が高い。
  《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の攻撃力を10000にする方法としても使い易く、追加効果を適用できれば除去も通し易くなる。
  (2)もこのデッキでは自然と狙え、《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》を特殊召喚すれば《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン−オーバーロード》を重ねて３回攻撃を行える。
  

―風属性のサポートカード

• 《デザートストーム》
  風属性モンスターを全体強化するフィールド魔法。
  魔法＆罠ゾーンを圧迫せずに使える。
  

• 《ガルドスの羽根ペン》
  墓地のアームド・ドラゴンやリクルーター等をデッキに戻しつつ、相手の厄介なカードをバウンスできる。
  アームド・ドラゴンだけでは対処できない魔法・罠カードや破壊効果を無効にする《スターダスト・ドラゴン》など有効なカードは多い。
  

―ＬＶモンスターのサポートカード

• 《レベルアップ！》
  《アームド・ドラゴン ＬＶ３》や《アームド・ドラゴン ＬＶ５》を手軽に上位種に替えられる。
  アームド・ドラゴンの除去効果は正規のレベルアップを介さなくても使えるので、心配はない。
  

• 《レベルダウン！？》
  アームド・ドラゴンは比較的レベルアップが楽なので、レベルダウンだけで容易に破壊効果やバウンスから護れるこのカードも使いやすい。
  

―その他の魔法・罠カード

• 《帝王の烈旋》
  裏側守備表示モンスターや戦闘破壊できないモンスターをリリースして《アームド・ドラゴン ＬＶ５》を召喚できる。
  《おジャマッチング》と併用すれば相手ターンでアドバンス召喚も可能。
  

• 《貪欲な壺》
  とても墓地が肥えやすいこのデッキでは、各アームド・ドラゴンの再利用、アームド・ドラゴンの手札コストの確保、リクルーター回収等１枚で何役もこなせる。
  

• 《リビングデッドの呼び声》
  相手のエンドフェイズ等に《アームド・ドラゴン ＬＶ３》を蘇生することでスタンバイフェイズ時のレベルアップにつなげられる。
  墓地が肥えていれば《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》や《アームド・ドラゴン ＬＶ５》を蘇生しても良い。
  

• 《龍の鏡》
  墓地に落ちたドラゴン族を除外して《Ｆ・Ｇ・Ｄ》や《竜魔人 キングドラグーン》等のドラゴン族融合モンスターを融合召喚できる。
  《嵐征竜−テンペスト》や《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》とのシナジーは悪いが、《アームド・ドラゴン ＬＶ７》以上のフィニッシャーを呼べる点はやはり強い。
  デッキと相談して採用を考えるといいだろう。
  

• 《強欲で金満な壺》・《金満で謙虚な壺》
  エクストラデッキに過度な依存はしないのでドローソースとして検討できる。
  ただし、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》のドロー効果を阻害してしまう点には注意。
  

• 《脆刃の剣》
  主に《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》とのコンボに使われる。
  このカードで強化をした後に、《Ｎｏ.６０ 刻不知のデュガレス》や《竜皇神話》の効果で倍加させれば攻撃力を10000にできる。
  その後の全体除去でこのカードが破壊すればデメリットが発生しない。
  

戦術 †

　展開の起点となる《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》をフィールドに出し、連続でレベルアップをしていき、切り札となる《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》を出す。
　手順こそ簡単だが、アームド・ドラゴン・サンダーはモンスターの手札コストが必要であり、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》も同様に手札コストが必要なため非常に息切れしやすい。

　そのため、消費を抑えるためにアームド・ドラゴン・サンダーを始めとした手札コストに適したモンスターでディスアドバンテージを軽減する必要がある。
　場合によっては他のカードから《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》の特殊召喚を狙うことも考えられる。

　どのように動いたとしても《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》の効果は１ターンに１度であり対象耐性や効果破壊耐性にも無力なので過度の依存はできない。
　エクストラデッキのモンスターや罠カードで守りを万全に固めるようにできると相手の突破も困難になるだろう。

ランク７の展開方法 †

　以下のいずれかの手札２枚の組み合わせでランク７のエクシーズ召喚が可能。

• 手順１：手札が《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》or《武装竜の霹靂》＋《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》の場合。
  

  1. 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》をフィールドに出し、手札の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》をコストに《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》に進化させる。
  2. コストとなった《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》の効果で《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をサーチ。
  3. 手札の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をコストにフィールドの《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》を《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》に進化させる。
  4. コストとなった《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の効果で《嵐征竜−テンペスト》をサーチ。
  5. 墓地のアームド・ドラゴン２体を除外して手札から《嵐征竜−テンペスト》を特殊召喚。

• 手順２：手札が《砲撃のカタパルト・タートル》＋《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の場合。
  《砲撃のカタパルト・タートル》を召喚し、効果で《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をデッキからリクルートした後は手順１の3.以降と同様の動きとなる。
  

• 手順３：手札が《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》or《武装竜の霹靂》＋《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の場合。
  

  1. 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》をフィールドに出し、手札の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をコストに《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》に進化させる。
  2. コストとなった《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の効果で《嵐征竜−テンペスト》をサーチ。
  3. 手札の《嵐征竜−テンペスト》をコストにフィールドの《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》を《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》に進化させる。
  4. 墓地のアームド・ドラゴン２体を除外して墓地から《嵐征竜−テンペスト》を自己再生。

• 手順４：手札が《砲撃のカタパルト・タートル》＋《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》の場合。
  この手順では、出せるランク７がドラゴン族に限られる。
  

  1. 《砲撃のカタパルト・タートル》を召喚し、効果で《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をデッキからリクルート。
  2. 手札の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》をコストにフィールドの《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》を《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》に進化させる。
  3. コストとなった《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》の効果で《武装竜の襲雷》をサーチ。
  4. 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》を対象に《武装竜の襲雷》を発動し、墓地の（《アームド・ドラゴン ＬＶ７》扱いの）《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》を蘇生。

• 手順５：手札が《パイル・アームド・ドラゴン》＋風属性またはレベル７以上のドラゴン族の場合。
  この手順では、攻撃可能なモンスターが１体に限られる。
  

  1. 風属性またはレベル７以上のドラゴン族を手札コストにし、《パイル・アームド・ドラゴン》を手札から特殊召喚。
  2. 《パイル・アームド・ドラゴン》の(2)を《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》をコストに発動し、自身を強化する。
  3. コストとなった《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》の効果で《嵐征竜−テンペスト》をサーチ。
  4. 墓地の《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》と手札コストにしたドラゴン族を除外して《嵐征竜−テンペスト》を特殊召喚。

デッキの種類 †

おジャマ併用型 †

　おジャマとの併用を前提としたサポートカードを利用するタイプ。

―アームド・ドラゴン及びおジャマのサポートカード
　おジャマと混合させることによるアームド・ドラゴン側のメリットを中心に記述する。

• 《おジャマッチング》
  手札・フィールドのおジャマをコストにアームド・ドラゴンとおジャマを１枚ずつサーチ・サルベージし、その後、手札に加えたカードを召喚することができる。
  速攻魔法なのでスタンバイフェイズに《アームド・ドラゴン ＬＶ３》を召喚すれば即座に《アームド・ドラゴン ＬＶ５》に進化させることができる。
  手札からしか特殊召喚できない《アームド・ドラゴン ＬＶ１０》のサーチ手段にもなる。
  

• 《おジャマパーティ》
  アームド・ドラゴンが破壊される場合、身代わりにおジャマカード１枚を除外できる。
  《アームド・ドラゴン ＬＶ３》を守ることでレベルアップさせたり、大型アームド・ドラゴンを維持して返しのターンでの除去効果発動に繋げることができる。
  除外したおジャマはこのカードを墓地へ送ることで帰還させることができる。
  

ＶＷＸＹＺ併用型 †

　ＶＷＸＹＺを採用し、《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の特殊召喚を狙うタイプ。
　双方にはシナジーがなく、このモンスターの特殊召喚に特化した専用デッキを構築する必要がある。
　【アームド・ドラゴン】を軸とするならば《アームド・ドラゴン ＬＶ７》の特殊召喚は難しくない。
　《ＶＷＸＹＺ−ドラゴン・カタパルトキャノン》の特殊召喚には《融合識別》を使うのが最も簡単か。
　ＶＷＸＹＺ・アームド・ドラゴンはそれぞれおジャマによってサポートできるので、上記のおジャマ併用型と混合するのも面白い。

【巨神竜】軸 †

　下級モンスターを捨て、《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》のみの特殊召喚に絞ったデッキ。
　《巨神竜フェルグラント》や《復活の福音》等のアクセス手段を増やすことができる。
　事故率こそ上がるが大型モンスターを並べられる爆発力のあるデッキとも言える。

デッキの派生 †

アルティメット・インセクト併用型 †

　属性が共通し、ＬＶモンスターである点でもシナジーするアルティメット・インセクトを併用する。
　アルティメット・インセクトの効果により、アームド・ドラゴンの除去効果の範囲も広がる。
　ただし元々手札事故の原因になりやすいＬＶモンスターをもう一種採用するとなると、その確率はより上がる。
　デッキ構築、プレイングはさらに難しくなるだろう。

このデッキの弱点 †

　通常のアームド・ドラゴン・アームド・ドラゴン・サンダー共通の弱点として墓地へ送るコストを封じる無差別除外カードが挙げられる。
　《次元の裂け目》や《マクロコスモス》は魔法・罠除去等で、《Ｍ・ＨＥＲＯ ダーク・ロウ》等には《月の書》等で対処したい。
　除外は勿論の事、このデッキにとっては特殊召喚封じもとても危険であるため、出されたらすぐに除去出来るよう心がけたい。

　また、アームド・ドラゴン・サンダーのレベルアップは効果で墓地へ送るので効果処理時にフィールドに存在しないと不発となる。
　《強制脱出装置》等のカードをチェーンされると手札コストの払い損となることは気を付けたい。

　アームド・ドラゴン内では制圧の要となるのは《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》だけであり、ここを崩されると一気にピンチになりやすい。
　《コアキメイル・ドラゴ》などを併用し、ある程度メタ性能を高める必要があるだろう。

このデッキの歴史 †

第４期 †

　SOUL OF THE DUELISTでＬＶ３・ＬＶ５・ＬＶ７の元祖アームド・ドラゴンが登場。
　ここから暫くの間はこのモンスターらがこのデッキの主力であり、このデッキも【ＬＶモンスター】の一角という立ち位置であった。
　また、デュエリストパック−万丈目編−で《アームド・ドラゴン ＬＶ１０》が登場したが、その特殊召喚の難易度やＬＶサポートの共有の難しさから扱いにくさは目立った。

第10期 †

　デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編2−で【おジャマ】や【ＶＷＸＹＺ】との関連カードが複数登場。
　構築難易度の高さからファンデッキ寄りの構築に限られたが、アニメにおける万丈目の雰囲気に近づけた構築が可能となった。
　また、《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の登場により《アームド・ドラゴン ＬＶ７》が融合素材サポートに対応するようになり、間接的に純構築も強化された。

第11期 †

　BLAZING VORTEXで元祖アームド・ドラゴンのリメイクに相当するアームド・ドラゴン・サンダーが登場。
　更にアームド・ドラゴン魔法・罠カードも複数登場し、デッキが飛躍的に強化された。
　基本の純構築も【ＬＶモンスター】の要素が薄まりカテゴリ専用サポートカード並びに【ドラゴン族】の要素が強まった。

代表的なカード †

• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ３》
• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ５》
• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ７》
• 《アームド・ドラゴン・サンダー ＬＶ１０》

関連リンク †

• アームド・ドラゴン

• 【ドラゴン族】
• 【風属性】
• 【ＬＶモンスター】

• デッキ集

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