闇属性(やみぞくせい)

デッキの概要

 闇属性モンスターを主力とするデッキ

 闇属性に統一されたカテゴリは数多く、闇属性のみを指定したサポートも多いため、その形は多種多様である。
 《ダーク・アームド・ドラゴン》をはじめとしたダークモンスター《闇の誘惑》、各種ウイルス等をデッキ構築のキーカードとすることが多い。

《ダーク・アームド・ドラゴン/Dark Armed Dragon》
特殊召喚・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外し、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《闇の誘惑/Allure of Darkness》
通常魔法
(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

デッキ構築に際して

 闇属性に統一することで得られるメリットは以下のようなものが挙げられる。

  1. 《ダークゾーン》《見習い魔女》による全体強化
  2. 《ダーク・アサシン》《ダーク・クルセイダー》《ダーク・パーシアス》《闇王プロメティス》自己強化
  3. 《シャドウ・ダイバー》《終焉の精霊》《速攻の黒い忍者》《ダーク・ジェネラル フリード》《堕天使ゼラート》《闇黒の魔王ディアボロス》効果を活用できる。
  4. 《A・ジェネクス・クラッシャー》《A・ジェネクス・パワーコール》効果を活用しやすい。
  5. 《ダーク・アームド・ドラゴン》《ダーク・クリエイター》《ダーク・ネフティス》《ダーク・ボルテニス》《憑依装着−ダルク》《闇霊神オブルミラージュ》特殊召喚でき、効果を活用できる。
  6. 《ダブルコストン》《終焉の焔》によるアドバンス召喚の補助。
  7. 《A・O・J リーサル・ウェポン》《ダーク・ホルス・ドラゴン》《闇次元の解放》特殊召喚
  8. 《終末の騎士》《ダーク・グレファー》墓地肥やし
  9. 《キラー・トマト》リクルート
  10. 《忍び寄る闇》《悪王アフリマ》サーチ
  11. 《悪夢再び》《ダーク・バースト》《トランス・デーモン》《影王デュークシェード》サルベージ
  12. 《終わりの始まり》《漆黒のトバリ》《闇霊術−「欲」》《闇の誘惑》ドロー
  13. 《魔のデッキ破壊ウイルス》《闇のデッキ破壊ウイルス》《影のデッキ破壊ウイルス》ピーピングハンデス
  14. 《ダーク・ジェノサイド・カッター》によるモンスター除去
  15. 《黒曜岩竜》《闇の幻影》耐性付与。
  16. 《プリーステス・オーム》バーン
  17. 《A・O・J カタストル》《深淵の結界像》《ダークネスソウル》効果対象外となる。
  18. 《インフェルニティ・デス・ドラゴン》《ダークエンド・ドラゴン》《レアル・ジェネクス・クロキシアン》《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》シンクロ素材となる。
  19. 《No.22 不乱健》《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》《ヴェルズ・タナトス》《ヴェルズ・ナイトメア》《No.65 裁断魔人ジャッジ・バスター》エクシーズ素材となる。
  20. 《見習い魔嬢》《暗影の闇霊使いダルク》リンク素材となる。

 また、前述の通り闇属性には多様なモンスターが多数揃っている。
 ここではその一例を挙げてみる。

 このようにさまざまなカードがそろっている。
 このあたりから自分の好みで選ぶといいだろう。

デッキの種類

闇属性アドバンス召喚

 《終末の騎士》《ダーク・グレファー》《D−HERO ディアボリックガイ》《D−HERO ダッシュガイ》などを墓地へ送ることができる点も利用する。
 《ダーク・グレファー》自身も特殊召喚ができるため、アドバンス召喚に繋げやすい。
 全て闇属性である三邪神とは好相性。

闇属性儀式召喚

 《終末の騎士》《ダーク・グレファー》を用いて儀式魔人墓地へ送ることで素早くリリースを揃えられる。
 これと相性の良い《異次元からの埋葬》《ネクロ・ガードナー》などと共有できることもある。
 さらに、闇属性儀式モンスターはいずれも《奈落との契約》で出せる。
 手札腐った儀式モンスター《闇の誘惑》で処理できる。
 《高等儀式術》闇属性通常モンスターを大量に墓地へ送りダークモンスター特殊召喚を狙うのも手。

闇属性カウンタービート

 《ダーク・ボルテニス》《冥王竜ヴァンダルギオン》が、この属性に属しており、《闇の幻影》の存在から【カウンタービート】のギミックを用いることができる。
 《クレボンス》《魂を削る死霊》戦闘に強いモンスターも存在するため、除去を防ぐことで戦線を維持しやすくなる。
 また、《A・O・J カタストル》《ギガンテック・ファイター》等のシンクロモンスターとも相性は抜群である。

闇属性戦士族

 全てのモンスター闇属性戦士族で構成される【D−HERO】【黒蠍】・【幻蝶の刺客】が代表的。
 特に前者は墓地肥やしも得意とするため【ダークモンスター】ともシナジーする。
 《不死武士》《ジャンク・シンクロン》を活用する【不死武士】もこれに近い。
 《終末の騎士》《ダーク・グレファー》《一族の結束》強化できるのも魅力で、それぞれ《魔のデッキ破壊ウイルス》《闇のデッキ破壊ウイルス》に対応できるようになる。

闇属性悪魔族

 悪魔族闇属性モンスターが多く、属性に加えて種族縛るには格好の素材になる。
 墓地利用のカードが多いため、《終末の騎士》《ダーク・グレファー》にも活躍の場が多々ある。
 《ジャイアント・オーク》《パワー・インベーダー》などの存在から《魔のデッキ破壊ウイルス》を撃つのも容易。
 テーマデッキには【インヴェルズ】【デーモン】【暗黒界】【仮面魔獣デス・ガーディウス】が挙げられる。

闇属性魔法使い族

 魔法使い族下級モンスターの多くが闇属性に属し、特に《霊滅術師 カイクウ》攻撃力も高く、除外メタとなる。
 シャドールメインデッキに入る物が多く、リバースした時の効果でサポートが容易。
 《黒魔族復活の棺》《ダーク・ホライズン》など、この属性種族を指定した特殊召喚手段も多く、最上級モンスターの展開が狙いやすい。
 テーマデッキの中でも【ブラック・マジシャン】【墓守】はほぼ闇属性で統一される。

闇属性アンデット族

 墓地を利用する種族の典型で、《終末の騎士》《ダーク・グレファー》によって《ゾンビキャリア》上級アンデット族モンスター墓地へ送ることで自己再生蘇生に繋げられる。
 【ワイト】においても《ワイト》《ワイトキング》《ワイト夫人》墓地へ送るのに重宝する。
 《馬頭鬼》がこれに対応しないのは惜しいが、《異次元からの埋葬》《ネクロ・ガードナー》などと共有できるメリットもある。
 《プリーステス・オーム》砲弾も用意しやすく、その点を活かしたのが【アンデットオーム】である。

闇属性ドラゴン族

 闇属性ドラゴン族を主軸とすることで、それらのサポートカードを共有できるようになったデッキ
 【真紅眼の黒竜】等の主軸とするモンスター闇属性ドラゴン族であるデッキもこれに該当する。
 その他は【闇ドラゴン】参照。

闇属性機械族

 闇属性機械族を主軸とすることで、それらのサポートカードを共有できるようになったデッキ
 闇属性機械族で統一されたカテゴリには【A・O・J】【ギミック・パペット】【オルフェゴール】などが存在し、これらも該当する。
 闇属性かつ機械族モンスター指定のサポートカードはそれなりに種類が多いため、闇属性機械族デッキを統一する意義は大きい。
 最もこの特色を活かせる代表的なカードは専用蘇生カードチューナーである《ブラック・ボンバー》や、エースカードとなり得る《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》だろう。
 これらの他にも《BM−4ボムスパイダー》《鋼鉄の襲撃者》などを絡める事で、纏まりのあるデッキが構築できる。
 【闇属性】よりもやや【機械族】としての側面が強くなるため、そちらのページも参照のこと。

【ダークモンスター】

 墓地闇属性モンスターを利用する効果を持つダークモンスターを中心にしたデッキ
 《終末の騎士》《ダーク・グレファー》などで闇属性モンスター墓地へ送り、ダークモンスター特殊召喚及びモンスター効果の発動に繋げるのが基本パターンとなる。
 墓地アドバンテージをフル活用するのが特徴で、《ネクロ・ガードナー》など墓地発動する効果も活かしやすい。
 墓地利用を軸とする【闇属性】の代表的なデッキであり、構築の幅は非常に広い。
 詳しくは該当ページ参照。

【シンクロダーク】

 《終末の騎士》《闇の誘惑》などを駆使してデッキを回し、積極的にシンクロ召喚を狙っていくデッキ
 墓地から自己再生できる《ゾンビキャリア》墓地の低レベルモンスター蘇生する《ジャンク・シンクロン》を最大限活用できる。
 シンクロ召喚を行っていくことで墓地も肥えやすいので、ダークモンスター特殊召喚にも繋げやすい。
 《ゾンビキャリア》《D−HERO ディアボリックガイ》墓地へ送り、それぞれの効果フィールドモンスターを揃えてレベル8のシンクロモンスターシンクロ召喚するギミックは多くのデッキで活用される。

【ダムドビート】

 《ダーク・アームド・ドラゴン》攻撃力効果アドバンテージを稼ぐビートダウンデッキ
 《ダーク・アームド・ドラゴン》特殊召喚するために、ただ墓地を肥やすだけでなく、墓地モンスターを減らすギミックも必要となる。
 詳しくは該当ページ参照。

【次元ダーク】

 除外したモンスター《D・D・R》《闇次元の解放》帰還させるビートダウンデッキ
 《闇の誘惑》ダークモンスターによって除外されたモンスターも活用できるようになる。
 詳しくは該当ページ参照。

【カオス】

 カオスモンスターを主力とした闇属性光属性の混合デッキ

【ダーク・シムルグ】

 《ダーク・シムルグ》を主力とした闇属性風属性の混合デッキ

【闇黒世界−シャドウ・ディストピア−】

 闇属性への属性変更効果を持つ《闇黒世界−シャドウ・ディストピア−》を中心としたデッキ
 リリースコスト相手に肩代わりさせるなど、リリースに関連するカードによるコンボを中心とした戦術をとる。
 属性変更により闇属性指定のリリースコストも扱いやすくなり、同時に相手属性指定素材や効果に対するメタも可能。

デッキの派生

 闇属性モンスターで統一された、あるいは闇属性モンスターを中心とするテーマデッキ
 各デッキの詳細は該当ページ参照。

【A・O・J】

 闇属性機械族で統一されているA・O・Jを中心としたデッキ
 その多くが光属性またはリバースモンスターメタとなる効果を持っている。
 その一方で肝心の効果カード間のシナジーがきわめて弱く、【光属性】相手でもまともに機能させるのは至難の業となっている。

【暗黒界】

 闇属性悪魔族で統一されている暗黒界を中心としたデッキ
 手札から墓地へ捨てられた時に効果発動するモンスターが多いのが特徴であり、その特徴からハンデスには強い。

【インヴェルズ】

 《インヴェルズ・オリジン》以外闇属性悪魔族で統一されているインヴェルズを中心としたデッキ
 アドバンス召喚をテーマとしており、下級インヴェルズアドバンス召喚サポートとなる効果上級インヴェルズアドバンス召喚に成功した時に発動する効果を持っている。

【甲虫装機】

 闇属性昆虫族で統一されている甲虫装機を中心としたデッキ
 全てのモンスターが、自身に手札または墓地甲虫装機装備する効果、または自身が装備カードとなった時に装備モンスターに影響を与える効果を併せ持っている。

【インフェルニティ】

 「手札0枚」という状況下で効果を発揮するインフェルニティを中心にしたデッキ
 メインの展開手段は蘇生であり、爆発的な展開力を持つ。

【ヴェルズ】

 ヴェルズで構成されるデッキ
 エクシーズモンスター《ヴェルズ・バハムート》《ヴェルズ・オピオン》が切り札となる。

【エクゾディア】

 特殊勝利を狙うデッキの開祖。
 特殊勝利を狙う以上、当然他のデッキとは違う構築が求められる。

【オルフェゴール】

 闇属性機械族で統一されたオルフェゴールを主軸にしたデッキ
 《オルフェゴール・バベル》により自分相手ターン問わずに展開と妨害が可能となる。

【花札衛】

 花札衛で構成されるデッキ
 ターボギャンブルを軸とした【ビートバーン】デッキという個性の強い動きが特徴。

【黒蠍】

 闇属性戦士族で統一されている黒蠍を中心としたデッキ
 属するモンスターハンデス除去バウンスリクルートデッキ破壊といった様々な効果を持っているのが特徴。

【ゴーストリック】

 サイクル・リバースを基本戦術とするゴーストリックを中心としたデッキ
 《ゴーストリック・ハウス》を用い、長期戦に持ち込むことを前提にしている。

【サイバー・ダーク】

 闇属性機械族ドラゴン族で構成されるサイバー・ダークを中心にしたデッキ
 各モンスター墓地ドラゴン族装備して攻撃力を上げる効果を持っており、ドラゴン族との混合デッキになる。

【シザースバンカー】

 闇属性機械族である《ニードルバンカー》《KA−2 デス・シザース》をメインに据えた【ビートバーン】
 【ビートバーン】とは言っても、戦闘ダメージは重要視されないため、「戦闘を必要とするバーンデッキ」である。

【地縛神】

 直接攻撃効果を持つ最上級モンスターである地縛神を中心にしたデッキ
 フィールド魔法最上級モンスターという事故の起こりやすいデッキではあるが、上手く回れば高速で相手ライフを削り切ることができる。

【呪眼】

 装備魔法《セレンの呪眼》キーカードとする呪眼を中心にしたデッキ
 下級モンスター効果により相手制圧をするが、同時にデメリットを回避する手段も重要となる。

【Sin】

 容易な召喚条件と全カテゴリ中トップクラスの攻撃力を併せ持つSinモンスターを軸としたハイビートデッキ
 同じくフィールド魔法を維持に必要とする【地縛神】と同様、事故の起こりやすいデッキではあるが、ビートダウンデッキ相手には圧倒的な力を誇る。

【速攻の黒い忍者】

 非常にトリッキーな誘発即時効果を持つ《速攻の黒い忍者》を軸に戦うデッキ
 《速攻の黒い忍者》によって《異次元の偵察機》除外することでボード・アドバンテージを確保したり、【次元ダーク】と同様のギミックで除外したモンスター帰還させる。

【堕天使】

 多くが闇属性天使族である堕天使を中心としたデッキ
 堕天使をサポートする魔法カード堕天使コスト相手を妨害する罠カード墓地のそれらを自分効果として使えるモンスターで展開と妨害を並行して行えるのが特徴。

【ティンダングル】

 闇属性悪魔族で統一されたティンダングルを中心とした、リンク召喚ビートダウンデッキ
 リバースモンスターを主軸とし、墓地を肥やしながら大型モンスターを展開する。

【D−HERO】

 闇属性戦士族で統一されているD−HEROを中心としたデッキ
 サポートカードを駆使して《D−HERO Bloo−D》等のエースモンスター召喚を狙う。
 《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドー・ミスト》等のHEROサポートを受けられ、闇属性M・HERO関連カードも無理なく採用出来る。
 闇属性戦士族であることも合わせ、サポートカードは豊富。

【トマハン】

 闇属性リクルーターである《キラー・トマト》からリクルートできるモンスターによってカード・アドバンテージを稼ぐデッキ
 《首領・ザルーグ》《魂を削る死霊》ハンデス効果を活かす形となる。

【墓守】

 ほぼ闇属性で構成される魔法使い族統一カテゴリ墓守と、《王家の眠る谷−ネクロバレー》を中心としたデッキ
 《王家の眠る谷−ネクロバレー》墓地封じは、多くのデッキへのメタとして機能する。

【幻影騎士団】

 闇属性戦士族で構成される幻影騎士団を中心としたデッキ
 詳細は該当ページを参照の事。

【BF】

 闇属性鳥獣族を主力としたBFを中心としたデッキ
 特殊召喚効果を持つモンスターが非常に多く、シンクロモンスターを切り札とする。

【ブラック・マジシャン】

 《ブラック・マジシャン》を中心としたデッキ
 《ブラック・マジシャン》には豊富なサポートカードが存在し、魔法使い族通常モンスターサポートカードも利用できる。

【魔界劇団】

 闇属性悪魔族で統一された魔界劇団を中心としたペンデュラム召喚デッキ
 専用サポートカード魔界台本を駆使して戦う。

【機械龍】

 コイントス成功時の破壊効果を持つ闇属性機械族群である機械龍を主軸としたデッキ
 効果の性質上、【ギャンブル】の要素も含まれる。

【未界域】

 自発的なハンデスを逆利用して手札を減らさずに連続展開を得意とするデッキ
 相性の良いカードカテゴリが多く出張性能も高い。

【RR】

 闇属性鳥獣族で統一されたRRを中心としたデッキ
 エクシーズ召喚の要素が強く、多数の専用RUMも擁する。

【真紅眼の黒竜】

 《真紅眼の黒竜》を中心としたデッキ
 《真紅眼の黒竜》関連のカードによって、バーン融合召喚等の多彩な戦術を繰り広げることができる。

【レプティレス】

 闇属性爬虫類族でほぼ統一されたレプティレスを活用するデッキ
 攻撃力0に関する効果を持つカードが多いのが特徴。

【ワイト】

 《ワイト》及びその関連モンスターを中心としたデッキ
 《ワイト》《ワイト夫人》《ワイトメア》墓地に落とし、《ワイトキング》に高攻撃力を与えることを目指す。

このデッキの弱点

闇属性に対するメタカードとしては以下のものが代表的である。
【闇属性】関連のデッキ環境トップにある時はサイドデッキに高確率で投入されている。

代表的なカード

関連リンク

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