No.(ナンバーズ)/Number

 Vジャンプ(2012年6月号) 付属カードカテゴリ化された「No.」と名のついたモンスター群。
 属するモンスターは全てエクシーズモンスターで統一されている。

  • その規模に相応しく、カードの輩出期間においても非常に息の長いカテゴリであり、初登場した2011年以降は毎年新規「No.」が登場している。
    実に10年以上も継続しており、この記録は同じく大規模カテゴリであるHEROをも上回る連続記録である。
    • さらに枚数に関しても、2023年10月時点での総数はあちら(144枚)をも上回る154体でトップの数を誇る。
  • 日本語では「ナンバーズ」と複数形だが、英語名は「Number」と単数形になっている。
    ちなみに、略号の「No.」には英語の綴りには含まれていない「o」が使われているが、これはラテン語の「numero(数えると)」が由来となっているためである。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメ・漫画ZEXALにおいて、物語の鍵を握る特別なモンスター群。
    100枚のカードとなって世界中に散っていったアストラルの記憶そのものである。
    形状や能力は様々だが、身体の何処かに自身の持つ番号と同じ数字が刻まれているという外見的共通点がある。
    物語中盤からは、「CNo.(カオスナンバーズ)」と呼ばれる進化形態が登場した。
  • 自我を持っていたり所有者に特殊な恩恵を与えたりするなど、特殊な力が宿っているカードである。
    その力は、「スフィア・フィールド砲」が四十数枚の「No.」を吸収した時点でアストラル世界を滅ぼしうる性能を得たほど。
    一個人ではその力を制御しきれないのか、所持者の多くは「No.」に憑依され、欲望や野望といった心の闇を増幅されたり、多大な負担をかけられたりする。
    劇中における味方側の「No.」使いは、遊馬の皇の鍵、トロン一家の紋章などの、何らかの制御装置を使う事でこの力を制御している。
  • 回収された「No.」は普段は「皇の鍵」の中にある異空間の飛行船の中に収納されている。
    アストラルがデュエルに参加できる状態でデュエルが始まると、遊馬のエクストラデッキの中に投入されている模様。
    しかし、アストラルが参加できない、もしくはアストラルが消滅していた場合も、自身の意思で「No.」をエクストラデッキに残すことは可能のようだ。
    ただし、超自然的な能力を秘めた危険なカードであるからか、「No.」を持たない一般人とのデュエルにおいてはアストラルが傍に居る場合であっても使用を控える事がある。
  • 前述の通り、「No.」にはそれぞれ特定のカテゴリに属するものも存在する。
    基本的に使用者の使うカテゴリに属しているが、OCGオリジナルの「No.」には「No.」を使用していないデュエリストの使用するカテゴリも存在する。
    なお、OCGオリジナルの「No.」もその全てが、カテゴリ無しまたはZEXAL主要キャラのカテゴリであり、ZEXAL出身以外のカテゴリのものは存在しない。
  • ZEXALII(セカンド)の冒頭では「50枚集まった」とアストラルが発言しているが、この時点でもアニメ・漫画・OCGのいずれにも登場していない「No.」が存在していた。
  • なお、アニメ・漫画のストーリーには差異があるため、厳密にはそれぞれの物語で「No.」は異なるはずであり、OCGオリジナルの「No.」もアニメ・漫画内におけるその番号がそのカードであったのかは不明である。
    例えば《No.24 竜血鬼ドラギュラス》はアニメZEXAL放送当時には存在しなかった幻竜族モンスターだが、劇中でも同じカード種族だったのかは不明である。
  • 当初は「全ての『No.』は遊馬とアストラルの接触時に誕生した」と説明されていた。
    しかし、「No.」にまつわる伝承や伝説の「No.」が存在したり、「No.」を持つ事が一種のステータスとして表現されたりと、説明との矛盾が度々見られた。
    その後、ドン・サウザンドと対峙した際に、古のアストラルとドン・サウザンドの戦いの際にすでに50枚の「No.」が誕生していた事が発覚した。
    大別して、古の戦いで飛び散ったアストラルの力が伝承の存在やアイテムなどと結びつき変化した「力のNo.」と、第1話で遊馬と邂逅した際に飛び散った記憶が変化した「記憶のNo.」に分けられる。
  • 漫画版では「No.」は所有者の欲望によりそのイメージと能力が決まり「開眼」することで力を得るカードとされ、欲望を持たない人間が所持しても白紙のままとなる。
    八雲興司は白紙のカードを8枚所持しており、デュエル中に「白紙のカードから、その状況に対応した『No.』を創造し戦う」という戦術を披露している。
    因みに白紙の「No.」を他者に渡した場合、受け取った人物がデュエル中に創造できるようである。
    また、独自の「No.」の進化形態として「SNo.(シャイニングナンバーズ)」が登場している。
  • 「遊馬&凌牙&カイトvs八雲」戦ではデュエル途中に「e・ラー」が登場した後に、八雲は自身が持っていた「No.」3枚を再び白紙に戻した上で遊馬らに与え、それらが別の「No.」へと書き換わっている。
  • 当初から存在が明らかになっていた1〜100までのNo.に加え、オーバーハンドレッドナンバーズCNo.などの亜種や強化版を含む多数のNo.がアニメ・漫画に登場した。
    それらの内、上記の「偽りのNo.」としてカード画像のみが表示された《No.10 黒輝士イルミネーター》以外は全てOCG化された。
    あちらは既存の《No.10 白輝士イルミネーター》とほぼ同一の存在なので、実質的にはアニメ・漫画に登場した全てのNo.がOCG化されたと言ってよいだろう。
    また、アニメ・漫画では数多くの「No.」のサポートカードが登場したが、それらに関しては未OCG化が非常に多く、《ラスト・カウンター》などのようにOCG化された際に「No.」に関連しなくなった例も少なくない。
  • 海外公式ブログでのDragons of Legend -Unleashed-の紹介記事では、「オリジナルのZEXALの世界からまだ見ぬNo.がデュエル世界に解き放たれる(Unleash)」といった紹介がされている。
    それからすると、一部のNo.は何らかの理由でデュエル世界に飛ばされてしまった存在、という事だろうか?
  • 漫画版ARC-Vでは遊矢によるとNo.は「融合幻魔」・「時械神」と並ぶ「デュエルモンスターズで伝説級のモンスター」と称される存在らしい。
  • アニメZEXALII(セカンド)でエリファスが命名法則の類似した「NO(ニューオーダーズ)」というモンスター群を使用している。
    No. とはエクシーズ召喚時にカルトゥーシュ状の数字が最初に表示される演出も類似しており、エリファスとアストラルはアストラル世界の存在という点でも共通だったが、設定上の繋がりは描写されなかった。
  • アニメ5D'sに表記は同じだが読みが異なる《クロック・ナイト No.3(ナンバースリー)》・《クロック・ナイト No.12(ナンバートゥエルブ)》が登場している。
  • コナミのゲーム作品において―
    • DUEL TERMINALでは、遊馬・アストラル・凌牙・鉄男・カイトが相手またはパートナーの際にNo.が特殊召喚された場合、専用台詞を喋る。
    • デュエルリンクスではNo.をエクシーズ召喚する際に、その演出の最後に そのNo.の数字が浮かび上がる演出が追加されている。
      なお、この数字演出は《No.34 電算機獣テラ・バイト》の「3」は他のNo.の「3」と同一、「4」は共通で漫画版の字体が採用されている。
      また、No.の戦闘破壊耐性を再現するスキル「ナンバーズ・ルール」がある。
      その他にも、ZEXAL関連のレイドイベントにおいてエクシーズモンスターは戦闘ダメージに補正がかかり多くなるのだが、No.の場合はより高い補正がかかる等の差別化がなされている。
      • 主要キャラが使用したものだけでなく、全てのNo.が演出やダメージボーナスの対象となっている。
        故に「シグナーの竜」のような他シリーズの類似する特殊な扱いのものと比べてその数は破格である。

関連リンク

―「No.」と名のついたエクシーズモンスター

―「No.」と名のついたエクシーズモンスター以外のモンスター

―「No.」を素材に指定するカード

―「No.」以外を素材に指定するカード

―「No.」に関する効果を持つカード

―「No.」を対象外とする効果を持つカード

―その他のリンク

FAQ

Q:CNo.は、「No.」として扱いますか?
A:はい、「No.」として扱います。(12/04/21)

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