スピリット/Spirit

説明

 Mythological Age −蘇りし魂−で登場した能力名
 カードテキストに【○○族/スピリット/効果】(マスタールール2以前は【○○族・スピリット】)と表記されたモンスターが持つ効果の事である。
 この表記を持つモンスターは「スピリットモンスター」と呼ばれる。

 以下の共通するテキストを持つ。
 いずれもフィールドに出たターンエンドフェイズに手札に戻るという点では共通している。

(X):このカードが(特定の召喚・リバース)したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。

 自身の効果手札に戻るのは「召喚・リバースしたターンエンドフェイズ」のみであり、そのタイミングが過ぎるとその効果適用されない。
 よって、《伊弉凪》等の効果フィールドに留まったスピリットモンスターは、その後自身の効果手札に戻る事はない。
 また、手札に戻る効果発動するのは、当然ながらフィールド表側表示で存在する場合に限られる。
 墓地除外からは発動せず、手札に戻るべきタイミングで裏側表示になっている場合は手札には戻らない。
 加えて、手札に戻るのは誘発効果であるため、《サンダー・ブレイク》等のモンスター除去チェーンされると手札に戻る行為を阻害される。

通常召喚モンスターのスピリットモンスター

 《天照大神》以外の共通効果発動条件召喚リバース
 ペンデュラムモンスター以外は特殊召喚できない召喚条件を持つ点で共通する。

 《天照大神》のみ共通効果発動条件リバース
 召喚条件召喚特殊召喚できないとなっている。

スピリットモンスターレベル固有効果備考
召喚・リバースした時に発動する
《金華猫》レベルモンスター蘇生・自身が離れた場合に除外デメリット
《竜宮之姫》相手表側表示モンスター1体を表示形式変更
《荒魂》同名カード以外のスピリットモンスター1体サーチ
《伊弉波》手札コスト1枚でスピリットモンスター1体サルベージ
《河伯》表側表示モンスター1体をスピリットモンスター扱い
エンドフェイズバウンス
《月読命》表側表示モンスター1体を裏側守備表示
《和魂》スピリットモンスターの召喚召喚権追加(分類されない効果他の効果
《磨破羅魏》次の自分ドローフェイズ前にデッキトップ操作
《夜叉》相手魔法・罠カード1枚バウンス
《羅刹》手札のスピリットモンスターを公開相手表側攻撃表示モンスター1体バウンス
発動ターン自分特殊召喚できない誓約効果
《リチュア・エミリア》リチュアが存在する場合に発動ターンフィールド罠カード無効リチュア
《リチュア・ナタリア》墓地リチュアモンスター1体をデッキトップ戻すリチュア
《砂塵の悪霊》自身以外の表側表示モンスター全体除去
《鳳凰》相手セットされた魔法・罠カード全体除去
《刀皇−都牟羽沓薙》11相手墓地へ送ったフィールドのカードの枚数分だけお互いドロー
エンドフェイズお互いフィールド墓地除外カードデッキに戻す
他の効果外テキスト
リバースした時に発動する
《天照大神》自身以外のフィールドのカード除外他の効果
戦闘ダメージを与えた時に発動する
《八汰烏》相手ドローフェイズスキップ
《不死之炎鳥》戦闘ダメージの数値分ライフ回復
《偉大天狗》相手バトルフェイズスキップ
《八俣大蛇》手札5枚になるようにドロー
《火之迦具土》ドローフェイズ前に手札破壊

ペンデュラムモンスターのスピリットモンスター

 レベル5・風属性戦士族攻撃力2400・守備力1000で共通している。
 通常召喚モンスターのスピリットモンスターの中で召喚条件がない。
 以下の共通のペンデュラム効果を持つ。

(1):フィールドにモンスターがP召喚された場合に発動する。
Pゾーンのこのカードを持ち主の手札に戻す。

特殊召喚モンスターのスピリットモンスター

 共通効果発動条件特殊召喚
 スピリットモンスターに関する召喚条件を持つ点では共通している。

儀式モンスターのスピリットモンスター

 いずれも霊魂に属すため、詳細はリンク先を参照。

備考

  • スピリットモンスターは、主に『古事記』などの日本神話に描かれている神々がモデルになっており、それらの英語名は基本的に日本語名をアルファベット表記にしただけである。
    だが、《砂塵の悪霊》を皮切りに、日本神話と関係のない遊戯王のバックストーリーなどを反映してスピリットモンスターになっているモンスターも登場している。
  • 単語としての「スピリット/Spirit」には、霊的な心、霊体、魂、精神、気分などの様々な意味がある。
    上記のモチーフを踏まえると、ここでは「霊体」などを意味しているのだろう。
    多くの意味で使われる単語であるためか、「スピリット」の名を持つがスピリットモンスターとは無関係のカードも多数存在する。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメオリジナル「乃亜編」では、遊戯が海馬から引き継いだデュエルで乃亜が使用している。
    あちらの世界では、スピリットモンスターはペガサスが東洋の神秘を見て思いついた幻のシリーズであるらしい。
  • コナミのゲーム作品において―
    DUEL TERMINALのストーリーを再現するため、氷結界リチュアにはスピリットモンスターになったカードが登場している。

関連カード

―スピリットモンスター
 ※はスピリットモンスターに関する効果を持つモンスター

―スピリットモンスターに関する効果を持つカード

関連リンク

FAQ

Q:「このカード特殊召喚できない」という一文の効果分類は何ですか?
A:モンスター効果としては扱いません。(12/08/27)

Q:エンドフェイズ《光と闇の竜》が存在する場合、どう処理しますか?
A:効果が一度発動無効化され、同じターンに二度目の発動はしません。(15/01/15)

Q:エンドフェイズ《スキルドレイン》が存在する場合、どう処理しますか?
A:効果が一度発動無効化され、二度目の発動はしません。(13/04/26)

Q:エンドフェイズ《光と闇の竜》《スキルドレイン》が存在する場合、どう処理しますか?
A:効果が一度発動無効化され、二度目の発動はしません。(11/06/08)

Q:エンドフェイズ手札に戻る効果チェーンをして《亜空間物質転送装置》効果でそのスピリットモンスターを除外して、そのエンドフェイズ中にスピリットモンスターがフィールド戻った場合、もう一度効果発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(21/09/27)

Q:エンドフェイズ《光と闇の竜》《能力吸収石》が存在する場合、どう処理しますか?
A:スピリットモンスターの「召喚・リバースしたターンエンドフェイズ時に持ち主手札に戻る」効果発動無効になった場合、同一エンドフェイズ中に再び効果発動する事はありません。
  したがって、《能力吸収石》魔石カウンターが置かれ、スピリットモンスターはフィールドに残り続けます。(14/04/20)

Q:召喚・リバースした時に効果発動するスピリットモンスターを召喚した時、《エンペラー・オーダー》効果使用できますか(召喚に成功した時として扱いますか)?
A:発動できます。(13/11/10)

広告