マッチ/Match

 公式大会やイベントでは、デュエルを3回行って勝者を決める方法が採用される場合があります。
 この3回勝負をマッチと呼びます。
 なお、マッチでは、2デュエル目以降の先攻・後攻の選択権は前のデュエルの敗者にあります。
 マッチでは先に2勝したプレイヤーが勝者です。
 1勝2分けの場合は1勝した方が勝者です。
 また、1勝1敗1分け、3分けの場合、そのマッチは引き分けとなります。

 (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)


  • 1マッチ(3デュエル)の制限時間は、サイドチェンジ等の準備時間を含めて40分と制定されている。
    この間に勝負が着かなかった場合、デュエル中ならエキストラターンデュエル前ならエキストラデュエルに移行する。
    なお、OCG・遊戯王TCG内の規定ではエキストラターンエキストラデュエルへの移行については、それぞれ以下のようになっている。
    詳細はこちら
    • OCG版(外部サイト)
    • 遊戯王TCG版(外部サイト)

      勝利判定の処理開催形式OCG(2005年10月19日まで)OCG(2005年10月20日〜2011年3月18日まで)OCG(2011年3月19日以降)遊戯王TCG(2018年5月31日まで)遊戯王TCG(2018年6月1日以降)
      エキストラターンの実施・移行勝ち抜きトーナメントの場合実施しない(※1)実施・移行する実施・移行する実施・移行する実施・移行する
      スイスドロー形式の場合実施しない(※1)実施・移行する実施・移行する実施・移行する廃止し、新ルールを適用する
      エキストラデュエルの実施・移行勝ち抜きトーナメントの場合実施しない(※1)実施・移行する実施・移行する実施・移行する実施・移行する
      スイスドロー形式の場合実施しない(※1)実施・移行する実施しない(※2)実施・移行する廃止し、新ルールを適用する

    • ※1:以下の条件で現行マッチ戦の制限時間を超過した場合、以下の勝利判定を行う。
      • 第1セット中にマッチの制限時間を超過した場合、その段階でライフが多いほうをそのマッチの勝者とする。
      • 第2セット中にマッチの制限時間を超過した場合、第1セットの勝者をそのマッチの勝者とする。
  • ※2:制限時間終了時点のデュエルの勝敗数を参照して、そのマッチ戦の勝敗判定を行う(詳細はこちら)。
    • 1勝0敗⇒ 1勝したプレイヤーの勝利
    • 引き分け⇒ 引き分け
  • 1勝0敗の状態かつ、次のデュエルが始まる前に制限時間40分を超えるとそのままマッチに勝ててしまう。
    いわゆる「ルールの穴」だが、それを利用して意図的に勝敗が決まっている状態で遅延行為を行いマッチキルが行われる問題がある。
    もちろん、そのような行為はマナー違反であるためご法度である。
  • 遊戯王TCGでは、2018年6月1日よりスイスラウンド形式の大会の場合、マッチ1戦目終了後の勝敗決定の後、マッチ2戦目・3戦目のデュエル中に制限時間(40分)を過ぎた場合、現行フェイズ及びそのマッチ戦を強制終了することが発表された。
    詳細はこちら(外部サイト)
  • 原作・アニメにおいて―
    漫画及びアニメでは、これまでのところ1度もマッチ戦が行われた描写は無い。
    少なくとも2回、展開上の盛り上がりも考えると3回のデュエルを連続で同じ対戦カードで行うという図式は、マンネリ化を招きストーリーとして描くには不向きであるため、今後も行われる可能性は低いと言える。
    ルールや環境OCGと同一のOCGストラクチャーズですら公式大会がシングル戦で行われており、やはり時間がかかるのは作劇上都合が悪いのだろう。
    一方、アニメDM・アニメGXでマッチキル効果を持つ《ヴィクトリー・ドラゴン》が登場したり、アニメARC-VでのLDSのカリキュラムにおいてサイドデッキ構築研究があるところを見ると、マッチ戦の概念は存在している様である。

関連リンク

FAQ

Q:公認大会でマッチの内容が引き分けになった場合、どんな対応をとりますか?
A:4ターンのエキストラデュエルを行います。(08/08/17)

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