機皇帝(きこうてい)/Meklord Emperor

 ザ・ヴァリュアブル・ブック13 付属カードカテゴリ化された「機皇帝」と名のついたモンスター群。
 全てのモンスターレベル1・機械族特殊召喚モンスターであり、《機皇帝ワイゼル∞−S・アブソープション》以外は以下の共通する召喚条件誘発効果起動効果永続効果を持つ。
 ((3)の効果の書き方はカードによって微妙に異なる。)

このカードは通常召喚できず、自身の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドの表側表示モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
手札のこのカードを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。
その相手Sモンスターをこのカードに装備する。
(3):この攻撃力は自身の効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。

 また《機皇帝スキエル∞》《機皇帝ワイゼル∞》は以下の共通する永続効果を持つ。

他の自分のモンスターは攻撃宣言できない。
  • スキエル、グランエル、ワイゼルという3枚の「機皇帝」のカード名は、それぞれ天・地・人を表しているようだ。
    なお天地人は「三才」とも呼ばれ、天と地と人の3つを合わせて宇宙の万物であるということを意味する言葉である。
  • 語尾の「エル」はヘブライ語で「神・創造主」を意味する「el」。
    神話で有名な四大天使のウリエルラファエルの「エル」もここから来ている。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメ5D'sにおいて、「イリアステルの三皇帝」と呼ばれるプラシド、ルチアーノ、ホセの3人が使用するモンスター群
    後に上記の3人の真の姿でもあるアポリアも「アポリアvsZ-ONE」戦において3種類全てを使用している。
    アニメではOCGとは大きく異なり、本体である「機皇帝○○(インフィニティ)」とそれに合体する4つのパーツの計5体で構成されるモンスターであり、本体は以下のような共通効果を持っていた。
    1ターンに1度、相手フィールド上に存在するシンクロモンスター1体を
    装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
    この効果で相手モンスターを装備している場合、
    このカードの攻撃力は装備したシンクロモンスターの元々の攻撃力分アップする。
    このカードが破壊された時、自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
  • パーツはステータスの上昇や本体をサポートする役割をもっており、機皇帝と同じ名前を冠した「(トップ)」「(アタック)」「(ガード)」「(キャリア)」の4種が存在する。
    さらに後ろにレベルを示す数字が付く上位種のパーツも存在し、これらは他の機皇帝のパーツにも対応する。
    これらのパーツは「∞」と名の付く本体が存在しないと自壊する共通デメリットがあり、上位種のパーツは本体に貫通直接攻撃などのメリットを付与するものも存在した。
    • パーツのカード名の由来はDNAの塩基を構成するチミン(T)・アデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)と呼ばれる4種類の成分と思われる。
  • OCGサポートカードとして、通常罠《インフィニティ・ウォール》・《(アタック)キャノン》が登場している。
    また、「∞」モンスターサポートカードとして、各パーツ以外には通常罠《インフィニティ・フォース》と《無限狂宴》が登場している。
    ちなみに、上述の《Aキャノン》は機皇帝のパーツの1つである「(アタック)」もカテゴリ化している。
  • 本来は作中の未来世界で突如出現した兵器であった。
    人の意思を動力源とするエネルギー「モーメント」が、欲望などの負の感情に満ちた人類を滅ぼす手段として生み出されたらしく、群れを成して都市の人々や当時のアポリアを襲っていた。
    最終的にはZ-ONEの奮闘により、人々に正しい心であるクリア・マインドが伝わったことで人類への攻撃を停止したものの、モーメントを制御するネットワークが限界を迎えて暴走を起こし、引きずられる形で起きた大災害により人類は絶滅している。
    その後、アポリアの遺言により、三つの絶望を写して作られた3体のアンドロイド「イリアステルの三皇帝」の専用カードとして石板の形で封印され、過去の時代に跳躍した3人の元にそれぞれ送られている。
  • コナミのゲーム作品において―
    TAG FORCE 5では、それぞれが5体のパーツからなり、「○○コア」によって特殊召喚されるアニメ仕様の機皇帝が収録された。
    攻撃宣言の制約の解除、耐性の追加、レベル3パーツの条件による特殊召喚効果の追加等の変更があり、アニメ版より強化されている。
    また通常罠《インフィニティ・フォース》・《ゴースト・コンバート》・《バトル・リターン》の3枚が「∞」をサポートするカードとして収録された。
  • 《ゴースト・コンバート》と《バトル・リターン》は、いずれもアニメで登場したアニメオリジナルの罠カードである。
    これら2枚はアニメではこのカード群とは直接関係はなかったが、ゲーム収録の際に「∞」をサポートする効果に変更された。
  • デュエルリンクスではプラシドの高レベルデッキに《ゴースト・コンバート》と《ツイン・ボルテックス》が投入されている。
    本ゲームではOCG化されていないカードがTAG FORCEシリーズと同じ仕様で実装されることがあるが、NPC専用カードとしては現状この事例のみである。

関連リンク

―「機皇帝」と名のついたモンスター

―「機皇帝」に関する効果を持つカード

―その他のリンク

FAQ

基本

Q:効果分類は何ですか?
A:自身を特殊召喚する効果誘発効果チェーンブロックを作る効果)で、発動には自分相手ターンを問いません。
  また装備カードにする効果起動効果です。(10/08/09)

(1)の効果

Q:自身の効果特殊召喚蘇生制限を満たした場合、《リビングデッドの呼び声》等で墓地から特殊召喚できますか?
A:いいえ、正規の手順で特殊召喚した場合でも、墓地からの蘇生はできません。(→特殊召喚モンスター)(10/08/09)

Q:《神の宣告》によって、召喚無効にされ破壊された場合には特殊召喚できますか?
A:フィールド破壊されてない扱いのため、できません。(10/08/09)

Q:自分モンスターチェーン2以降で破壊されたり、《ソウルテイカー》破壊された場合には特殊召喚できますか?
A:いいえ、その場合はタイミングを逃すため特殊召喚できません。(「〜時」の任意効果)(10/08/09)

Q:コントロール奪取した相手モンスター破壊され、相手墓地へ送られた場合でも特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/09)

Q:《リミッター解除》自壊するなど、チェーンブロックを作らない破壊に対しても特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/09)

Q:モンスターが自身の効果破壊された場合には特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/09)

Q:チェーン1の《サイクロン》効果フィールド魔法破壊され、その結果Sin地縛神破壊されますが、この時機皇帝は特殊召喚できますか?
A:いずれの場合もできます。(11/02/21)

Q:維持コストが払えずモンスター自壊した場合には特殊召喚できますか?
A:いいえ、カードの効果による自壊破壊)ではないのでできません。(10/08/09)

Q:複数の表側表示モンスターが同時に破壊され墓地へ送られた場合も特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/09)

Q:ダメージステップ中にモンスター効果破壊され墓地へ送られた時に特殊召喚できますか?
A:いいえ、できません。(10/08/09)

Q:装備カード状態のモンスター破壊された場合も特殊召喚できますか?
A:いいえ、装備カードモンスターカード扱いではないためできません。(10/08/09)

Q:罠モンスターが、「モンスター破壊する」もしくは「罠カード破壊する」カード効果によって破壊された場合特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚する事はできません。(13/05/23)

Q:《マジカルシルクハット》効果モンスター扱いとなった魔法・罠カード表側表示《マジカルシルクハット》もしくは他のカード効果破壊された場合特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚する事はできません。(13/05/23)

Q:六武衆身代わり効果により、他の六武衆破壊された場合、特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/11)

Q:同名カードの機皇帝が2体手札にある時にモンスター破壊された場合、それぞれ特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚できるのは1体だけになります。(10/08/21)

Q:異なる機皇帝が2体以上手札にある時にモンスター破壊された場合、それぞれ1体ずつ特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚できるのはどちらか1体だけになります。(10/08/28)

Q:墓地《Sin トゥルース・ドラゴン》手札に機皇帝がいます。
  この状況でSinモンスター破壊された時、それぞれ1体ずつを特殊召喚できますか?
A:いいえ、できません。(11/02/21)

Q:機皇帝が手札にあるときに《ユベル》または《ユベル−Das Abscheulich Ritter》破壊されました。
  この場合、機皇帝と《ユベル》の進化体の両方を特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/10/28)

Q:自分フィールド獣族モンスター破壊されました。
  この場合、手札から機皇帝と《森の番人グリーン・バブーン》チェーンを組む形で、それぞれ1体ずつ特殊召喚できますか?
A:いいえ、どちらか1体のみを特殊召喚できます。(10/09/11)

Q:《スクラップ・ゴブリン》効果によって破壊され効果発動した場合、それにチェーンして機皇帝を特殊召喚できますか?
A:《スクラップ・ゴブリン》効果チェーンして特殊召喚する事ができます。(10/08/11)

Q:《スクラップ・ツイン・ドラゴン》スクラップ蘇生させる強制効果で、効果によって破壊された場合に特殊召喚は行えるのでしょうか?
A:《スクラップ・ツイン・ドラゴン》効果破壊され墓地へ送られているのであれば、その強制効果チェーンして特殊召喚する事ができます。(10/08/11)

Q:相手《地砕き》によって自分モンスター破壊された処理終了後、相手優先権手札からクイックエフェクトである《サイクロン》発動しました。
  その《サイクロン》発動チェーンして自分手札のこのカード特殊召喚する効果発動できますか?
A:はい、発動できます。(14/03/22)

Q:自分手札に機皇帝が存在しない時に《光帝クライス》効果自分モンスター破壊し、同時にドローしました。
  この時、《光帝クライス》効果で機皇帝をドローした場合、機皇帝は自身の効果特殊召喚できますか?
A:すでに手札にあった機皇帝を特殊召喚することはできます、またドローしたのが機皇帝の場合でもその機皇帝を特殊召喚できます。(11/06/02)

Q:自分相手が両方とも機皇帝が手札に存在しており、その状態で自分《スクラップ・ドラゴン》自分相手モンスターをそれぞれ破壊しました。
  この場合、両者とも機皇帝の特殊召喚の条件を満たすことになりますが、こちらが特殊召喚する場合、相手特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(10/08/16)

Q:自分ターンにて、自分フィールド《クリッター》効果破壊され墓地へ送られました。
  この時、自分手札の機皇帝の効果発動したいと考えています。
  一方、相手《クリッター》効果発動チェーンして《天罰》発動したいと考えています。
  どのように処理するのでしょうか?
A:《クリッター》効果発動したことで相手優先権が移ります。
  相手《天罰》発動した場合、自分はスペルスピードの劣る機皇帝の効果チェーンして発動できません。
  《天罰》発動しなかった場合であれば、《クリッター》効果チェーンして機皇帝の効果発動できます。(15/01/14)

(2)の効果

Q:このカードの効果で、2体以上のシンクロモンスター装備することができますか?
A:はい、複数装備できます。(10/08/09)

Q:攻撃力が上がる効果は、シンクロモンスターのどの場所でのステータスを参照しますか?
A:装備するシンクロモンスター元々の攻撃力墓地でのステータス)を参照します。(10/08/09)

Q:装備カードにする効果効果処理時にこのカードフィールド上に表側表示で存在しない場合、選択されたシンクロモンスターはどうなりますか?
A:発動時に選択された相手シンクロモンスターは、装備対象を失って装備カードにできず、墓地へ送られます。(10/08/09)

Q:相手シンクロモンスター裏側表示の場合、効果発動できますか?
A:発動できません。(10/08/09)

Q:機皇帝の効果チェーンしてシンクロモンスター裏側表示になった場合、そのシンクロモンスター装備カードにする効果適用されますか?
A:効果処理時裏側表示になった場合も適用されません。(10/08/09)

Q:効果によってシンクロモンスター装備した後に、《スキルドレイン》発動されました。
  この場合、装備カードになったモンスターはどうなりますか?
A:装備カードとなったシンクロモンスターは、このカード起動効果無効になると墓地へ送られます。(10/08/09)

広告