巨大戦艦(きょだいせんかん)/B.E.S.

 ELEMENTAL ENERGYカテゴリ化された「巨大戦艦」と名のついたモンスター群。
 全てのモンスター機械族であり、以下のほぼ共通する効果を持つ。

(X):このカードが(召喚のみ・特殊召喚のみ・両方)に成功した場合に発動する。
このカードにカウンターを(3つ・2つ)置く。
(Y):このカードは戦闘では破壊されない。
(Z):このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動する。
このカードのカウンターを1つ取り除く。
取り除けない場合このカードを破壊する。

 召喚時に自身にカウンター置く効果誘発効果で、戦闘によって破壊されない効果永続効果である。
 またダメージステップ終了時カウンターを取り除く、その際カウンターが無い時自壊するのは誘発効果
 ダメージステップ終了時発動し、その時に載っているカウンターの有無によって自壊するか決定する。
 そのため、発動できない場合や発動した効果無効された場合は実質デメリットがないも同じとなる。

  • 英語名の表記「B.E.S.」とは、「Bacterian Empire Ship」を略した「艦船接頭辞(かんせんせっとうじ)」である。
    日本においてはあまり馴染みがないが、艦船接頭辞とは、一般船舶や軍用艦艇の国家別または種別ごとの略称を、艦船名の最前部に表記する「接頭辞」のこと。
    なおこの場合の「Ship」は日本語に訳すると、「船」ではなく「軍艦(戦艦)」の意味で用いられているので、「B.E.S.」で「バクテリアン帝国の軍艦(戦艦)」となるが、これは後述の元ネタのゲームに由来している。
  • 日本では、帝国海軍時代および海上自衛隊艦艇の艦名ともにこのような艦船接頭辞はない。
    現在は必要な場合において、艦船接頭辞にJS(Japan Ship)が用いられている。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメGXにおいて、元シューティングゲームチャンピオンである銀流星が使用したカテゴリ
    フィールドカード名を「巨大戦艦」としても扱う下級モンスター《アサルト・コア》や、巨大戦艦のカウンターを補充する通常魔法《シールドリカバリー》などが登場。
    また「巨大戦艦」と直接関係する効果は持たないが、通常魔法《ステージセレクト》といった元ネタに準拠したカードもいくつか使用している。
  • コナミのゲーム作品において―
    元ネタはKONAMIのシューティングゲーム『グラディウス(GRADIUS)』シリーズのボスキャラクター達。
    惑星グラディウスを侵略するバクテリアン軍の戦力として、毎回様々な形状の戦艦が登場している。
    カウンター置く・取り除く効果自壊する効果は、弱点のコアを守る遮蔽板や、永久パターン防止の自爆を再現しているのだろう。
    次から次へと後続の巨大戦艦が登場する《ボスラッシュ》効果からも、ゲームでの設定にかなり忠実なテーマである。

関連リンク

―「巨大戦艦」と名のついたモンスター
 ※は「巨大戦艦」に関する効果を持つモンスター

―「巨大戦艦」に関する効果を持つカード

―その他のリンク

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