強制効果/Mandatory effect

 テキストに「〜する。」(一部を除いて)と表記されている効果の俗語。(非公式用語)
 発動条件を満たした場合、プレイヤーの意思に関わらず必ず発動(適用)されてしまう効果のことを指す。
 公式データベースでは「必ず発動する効果」と表記されている。

 昔からある例としては《人喰い虫》破壊効果が挙げられる。
 リバースしてしまうと、モンスターの存在する限りどれか1体を破壊しなければならない。
 つまり、相手モンスターが存在しない場合は自分モンスター破壊しなければならない状況が生まれるのである。
 任意効果であるならば、やりたくないなら発動をしないことを選択でき、またできないならば発動すらできない。

 一方で、必ず発動するという点を逆用し、強制効果を持つモンスター送りつけコンボを狙うこともできる。
 任意効果では相手発動しないことを選択できるので、コンボにならない。

 強制効果は任意効果と異なり、「時」と「場合」いずれの表記でもタイミングを逃すことがない。
 しかし、9期以降タイミングを逃しやすい任意効果は、タイミングを逃さない「場合」の表記であることが多く、この点は強制効果のメリットとは言い難くなってきている。
 この他、全ての強制効果がダメージステップでも発動可能である点は強制効果のメリットといえる。
 任意効果は一部の効果しかダメージステップ発動できない。

 誘発効果複数同時発動する場合、強制効果の方が任意効果よりも先にチェーンに積むことも重要。

不発にはなるが、チェーンカードの数稼ぎや《死霊騎士デスカリバー・ナイト》などの処理に関係する。

発動させない」類の永続効果や制約がある場合は、発動自体が起きない。

  • このルールを明文化するために、テキストが整備された9期以降、強制発動誘発効果は全て「場合に発動する。」と記載されている。
    以前は「時〜する。」「場合〜する。」が混在していたが、再録の際に全て「場合〜する。」に書き直されている。
  • フェイズに依存する強制効果について
    「◯◯フェイズに発動する」効果は、必ず発動する効果だからといって、他の効果より優先して発動しなければならないということはない。
    優先権に従う限りであれば、そのフェイズの好きなタイミングで発動可能である。
    他に発動したい効果があるなら、それを先に発動することも可能であるし、優先権を放棄して、相手の動きを見てから発動することもできる。
    適用する効果についても同じである。
    ただし、当然、強制効果を解決せずにフェイズの移行を行うことはできない。
  • 古くは「絶対発動」と呼ばれていた。
  • コナミのゲーム作品において―
    マスターデュエルにおいて強制効果のカードチェーンを積む場合に表示される用語として使われている。

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