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空牙団(くうがだん)/Fur Hire †

　デッキビルドパックダーク・セイヴァーズでカテゴリ化された「空牙団」と名のついたカード群。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分メインフェイズに発動できる。
手札から（同名カード）以外の「空牙団」モンスター１体を特殊召喚する。
(2)：このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合（～を対象として）発動できる。
（固有効果）

上級・最上級モンスターは特殊召喚に成功した場合に、自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類数を参照する(1)の効果を持つ。
（《空牙団の豪傑ダイナ》以外は同名カードを種類に含めないようになっている。）
また、(2)の効果はレベル５と６、レベル７と８がそれぞれ対比した効果になっている。

カード名	レベル	属性	種族	(1)の効果	(2)の効果
《空牙団の孤高サジータ》	５	風属性	鳥獣族	種類の数×500のバーン	他の「空牙団」モンスターを効果の対象にできない
《空牙団の豪傑ダイナ》	６	地属性	獣戦士族	種類の数まで相手の墓地のカードを除外	他の「空牙団」モンスターを攻撃対象にできない
《空牙団の叡智ウィズ》	７	水属性	魔法使い族	種類の数×500の回復	「空牙団」カードを手札コストに魔法・罠カードの効果の発動を無効
《空牙団の英雄ラファール》	８	光属性	ドラゴン族	種類の数だけデッキの上からカードをめくり任意の１枚を手札に加える	「空牙団」カードを手札コストにモンスター効果の発動を無効

魔法・罠カードは「空牙団」モンスターを特殊召喚する効果を持つ。
レベルを持つ、或いは守備表示に限定されるため、どちらにも該当しないリンクモンスターは特殊召喚できない。

イラスト上での特徴として、構成員は獣人や竜人といったように「動物の要素を持つ人型」となっている。
この特徴について、海外公式サイトでは「demihumans（デミ・ヒューマンズ：亜人たち）」と表現している。
- 英語名は、英語で「毛皮」を意味する「Fur」と、同じく英語で「雇用」を意味する「Hire」を合わせたものになっている。
  毛皮を持つ獣人たちの雇われ兵団といった意味だろう。
  また、「～ for hire」で「雇われの～」といった意味合いになり、これを意識してかカード名は全て「○○ Fur Hire」となっている。
  この洒落はテキストにまで徹底されており、通常であれば「"Fur Hire" card」や「"Fur Hire" Monster」となるべき所が「card "Fur Hire"」や「Monster "Fur Hire"」となっている。

公式ホームページには、以下のように記載されている。
後続の仲間たちを特殊召喚し、それをトリガーに効果を使い戦うのがコンセプトのようだ。
- 「次々と手札の仲間を呼び寄せ、強烈なコンボにつなげる展開が魅力の新シリーズ」
- 「先陣を切った(フィールドに展開した)仲間の合図で、飛竜艇の仲間を招き呼ぶように手札から特殊召喚！　降り立った仲間がさらに仲間を呼ぶように次々と展開──」

また、海外の公式サイトでは「（団員は）トラブルがあった時、まずバックアップを要求するサインを出すよう訓練されている。」と説明されている。

「YU-GI-OH! CARD GAME ART WORKS」では過去に団長がいたことがほのめかされており、現在は《空牙団の英雄ラファール》がリーダーとしてその意志を継いでいるようである。

コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスではOCGでの登場から僅か４か月で実装された。
突如として第10期のカテゴリがまとまった水準で登場したため、瞬く間に環境トップのデッキとなり、世界大会2018年度のリンクス部門でも大いに活躍した。
結果、18/08/29の制限規制により《空牙団の豪傑ダイナ》がLIMIT1、《空牙団の撃手ドンパ》がLIMIT2の指定を受けている。
規制された後も環境トップを維持し続け、続く18/10/22の制限改訂では《空牙団の叡智ウィズ》がLIMIT2に指定された。
その後、環境のインフレに応じて規制緩和されていき、21/07/09の《空牙団の豪傑ダイナ》規制解除をもってカテゴリ内のカードは全て無制限カードとなった。

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