裁定変更

 カードの効果の解釈(裁定)が変更されること。
 微調整レベルのものから、カードの効果・使い勝手に大きな変動が起こることすらある。

 テキスト自体が変更され、効果が異なるカードになる事はエラッタと呼ばれ、区別される。


裁定変更のあった主なカード

  • 概ね裁定変更が実施された順に並んでいるが、公式に発表されなかったものについては「遊戯王カードゲーム事務局への質問等でプレイヤーに認知された日」であり、実際にはそれ以前から裁定変更されていた可能性がある。

第1期〜第5期

《ゴブリン突撃部隊》

 旧裁定
 攻撃した次の相手ターンコントロール奪取された場合、制約はリセットされ、そのターン表示形式を変更できる。

 現在の裁定
 攻撃した次の相手ターンコントロール奪取されても、攻撃したプレイヤーターンで考えるため、そのターン表示形式は変更できない。

《浅すぎた墓穴》

 旧裁定
 相手墓地モンスターが存在せずとも発動できる。

 現在の裁定
 相手墓地モンスターが存在しないと発動できない。

 旧裁定
 相手特殊召喚できない場合も発動でき、自分だけが特殊召喚できる。

 現在の裁定
 自分相手の両方が特殊召喚可能な状況でなければ発動自体ができない。

《ホーリー・エルフの祝福》

 旧裁定
 フィールド上のモンスターの数だけ回復効果が発生する。

 現在の裁定
 モンスターの数に関係なく一回だけ回復する。

《王家の呪い》

 旧裁定
 《大嵐》《弱肉一色》等の魔法・罠カードを複数枚破壊できる魔法・罠カードに対しても発動できる。

 旧裁定
 《大嵐》《弱肉一色》等の魔法・罠カードを複数枚破壊できる魔法・罠カードに対しては発動できない。
 破壊される枚数が1枚であれば、対象をとらないカードの発動に対しても発動できる。

  • 2005年10月頃の裁定変更。
    この裁定変更により、汎用性が下がった。

 現在の裁定
 魔法・罠カード1枚を対象にとるカードの発動に対してのみ発動できる。

《見習い魔術師》

 旧裁定
 コントロールが変更された状態で戦闘破壊された場合、リクルート効果はその時点のコントローラー効果として発動する。

 現在の裁定
 コントロールが変更された状態で戦闘破壊されても、リクルート効果は元々の持ち主効果として発動する。

《精霊術師 ドリアード》

 旧裁定
 効果の分類は「分類されない効果

 現在の裁定
 効果の分類は「永続効果

《モウヤンのカレー》

 旧裁定
 自分ライフポイント回復する。

 現在の裁定
 自分または相手ライフポイント回復する。

《道連れ》

 旧裁定
 ダメージステップでの発動は不可能。

 旧裁定
 ダメージステップでの発動は可能。(戦闘によって墓地へ送った場合のみ)

 現在の裁定(17/01/26)
 ダメージステップカードの効果モンスター自分墓地へ送られた場合でも発動できる。

《異次元の偵察機》

 旧裁定
 1ターンに何度でも帰還効果発動する。

 現在の裁定
 1ターンに1度しか帰還効果発動しない。

《異次元の生還者》

 旧裁定
 1ターンに何度でも帰還効果発動する。
 「コントロールを奪われ除外」されると相手フィールド上に帰還する。

 現在の裁定
 1ターンに1度しか帰還効果発動しない。
 「コントロールを奪われ除外」されると帰還しない。

《D−HERO ダイヤモンドガイ》

 旧裁定
 墓地へ送った通常魔法発動条件および発動コストを満たす必要がある。

 現在の裁定
 墓地へ送った通常魔法発動条件および発動コストを満たさなくてもよい。

《クロス・ソウル》

 旧裁定
 「バトルフェイズを行う事はできない」というのはこのカードの「効果」として扱う。

 現在の裁定
 「バトルフェイズを行う事はできない」というのはこのカードの発動に伴う制限として扱う。(効果としては扱わない)

《迷える仔羊》

 旧裁定
 「このターン内は召喚反転召喚特殊召喚できない」とは、このカードの効果

 現在の裁定
 「このターン内は召喚反転召喚特殊召喚できない」とは、カードの発動に伴う制約である。

デッキの任意のカードサーチリクルート墓地送りする効果空撃ちについて

 旧裁定
 デッキの内容は不明なので、発動する事は可能。
 発動後、サーチ等できるカードが本当に存在しない事を証明するためにデッキ相手公開し、効果不発となる。

 現在の裁定
 自分デッキの内容を把握しているので、デッキサーチ等ができるカードが存在しない場合、発動そのものができない。
 もし把握できておらずカードが足りない状態で発動した場合は、発動直前までデュエル巻き戻す

《未来融合−フューチャー・フュージョン》

 旧裁定
 《沼地の魔神王》などの融合素材代用モンスター使用できる。

 現在の裁定
 《沼地の魔神王》などの融合素材代用モンスター使用できない。

《マジックブラスト》

 旧裁定
 自分デッキが0枚の場合でも、ドローの代わりに手札加えることができ、敗北を免れる。

 現在の裁定
 自分デッキが0枚の場合はドローができないため手札加える効果発動できず、結果デッキ切れにより敗北する。

《光と闇の竜》

 旧裁定
 《あまのじゃくの呪い》効果の適用中に複数回効果無効にすることで、いくらでも攻撃力の上昇が可能。
 チェーンブロックを作る効果であり、同一チェーンで何回でも効果発動する。
 効果分類は不明。

 現在の裁定
 《あまのじゃくの呪い》効果の適用中はそのターン中1回しか効果無効にできない。
 チェーンブロックを作る効果であり、同一チェーンでは1回だけ発動する。
 効果分類は誘発即時効果

《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《光と闇の竜》他強制チェーンされる効果

 例:《死霊騎士デスカリバー・ナイト》自分フィールド上に2体存在、それらを仮にA・Bとした上で、《ならず者傭兵部隊》起動効果発動

 旧裁定
 《ならず者傭兵部隊》発動に、自分がA・Bどちらを先に発動するか選択してチェーン
 (ここではAを先に発動する、とする)
 さらにBが、Aの発動に対してチェーンされる。
 逆順処理

  1. チェーン3:B―Aの発動効果無効にする。
  2. チェーン2:A―無効にされ処理終了。
  3. チェーン1:《ならず者傭兵部隊》無効化されることなく正常に処理。

 現在の裁定
 《ならず者傭兵部隊》発動に、自分がA・Bどちらを先に発動するか選択してチェーン
 (ここではAを先に発動する、とする)
 さらにBが、《ならず者傭兵部隊》発動に対してチェーンされる。
 逆順処理

  1. チェーン3:B―《ならず者傭兵部隊》直接チェーンされていないので不発
  2. チェーン2:A―《ならず者傭兵部隊》発動効果無効にする。
  3. チェーン1:《ならず者傭兵部隊》無効にされ処理終了。

《カードトレーダー》

 旧裁定
 手札デッキに戻すのは効果

 現在の裁定
 手札デッキに戻すのはコスト

《死霊騎士デスカリバー・ナイト》

 旧裁定
 《ナーガ》効果無効にできず、無駄に自身を生け贄とする。

 現在の裁定
 《ナーガ》効果無効にできるが、破壊はできない。

  • 無効にできる」「できない」で裁定が揺れ続けたが、2007年初頭に調整中となり、2007年4月上旬以降無効にできる裁定で落ち着いた。

 旧裁定
 《クリッター》リリース《氷帝メビウス》アドバンス召喚した場合、《クリッター》にこのカードが反応し強制的にチェーンを積むため、《氷帝メビウス》効果を使えない。

 現在の裁定
 《クリッター》リリース《氷帝メビウス》アドバンス召喚した場合、《氷帝メビウス》効果を使う・使わないの確認をし、使う場合は《氷帝メビウス》の、使わない場合は《クリッター》効果に反応する。

《非常食》

 旧裁定
 適用中の《マクロコスモス》をこのカード墓地へ送れる。

 現在の裁定
 適用中の《マクロコスモス》をこのカード墓地へ送れない。

《メガロック・ドラゴン》などの元々の攻守変動効果

 旧裁定
 《偉大魔獣 ガーゼット》などの生け贄(現在のリリース)、融合素材使用する場合、フィールドでの攻撃力の数値を加算する。

 現在の裁定
 《偉大魔獣 ガーゼット》などのリリース融合素材使用する場合、墓地(または除外)での攻撃力の数値を加算する。

《マクロコスモス》等の適用中に、除外されているカードを「墓地に戻す効果を使えるか

 旧裁定
 墓地へ送られるカードはゲームから除外される=効果墓地へ送れない。
 そのためこれらの効果発動できない。

 現在の裁定
 「墓地に戻す」は墓地へ送るとは違うので、《マクロコスモス》等に影響されずに墓地に戻すことができる。

《おろかな埋葬》

 旧裁定
 「デッキシャッフルする。」のはカードの効果であり、タイミングを逃す要因になる。

 現在の裁定
 「デッキシャッフルする。」はリクルーターなどと同様、ルールを述べたものであり、タイミングを逃す要因にはならない。

《黒曜岩竜》

 旧裁定
 闇属性モンスター1体を対象とする魔法・罠カード効果処理後、このカード永続効果適用される。
 また、発動後に墓地送りが確定している魔法・罠カード無効破壊することはない。
 つまり、発動フィールドに残る魔法・罠カード永続罠装備魔法など)しか無効にできない。

 現在の裁定
 闇属性モンスター1体を対象とする魔法・罠カード効果処理時に、それを無効にし破壊する。
 速攻魔法通常罠といった、「対象をとるがフィールドに残り続けないカード」も無効にできる。

第6期

《成功確率0%》

 旧裁定1
 相手融合デッキ確認することはできない。

 旧裁定2(2008年3月)
 相手エクストラデッキ確認し、融合モンスターだけを抜き出してからその内ランダムに2枚墓地へ送る

 現在の裁定(2016年6月)
 相手エクストラデッキ確認することはできない。

《アマゾネスペット虎》などの「2体以上存在できない」効果

 旧裁定
 《スキルドレイン》中に2体目を召喚できるか調整中

 現在の裁定
 手札などに存在する2体目の「2体以上存在できない効果」は無効にならないので、《スキルドレイン》中であっても2体目は召喚できない。
 →分類されない効果

剣闘獣融合モンスター

 旧裁定
 裏側表示剣闘獣融合素材には使用できない。

 現在の裁定
 裏側表示剣闘獣融合素材使用できる(当然、相手に見せてからデッキに戻す)。

《大寒波》

 旧裁定
 《魂吸収》《死霊ゾーマ》等の、すでに表側表示で存在し、効果が必ず誘発する一部の永続罠永続魔法効果発動《大寒波》中でも適用される。

 現在の裁定
 《魂吸収》《死霊ゾーマ》等の、すでに表側表示で存在し、効果が必ず誘発する一部の永続罠永続魔法効果発動《大寒波》中は適用されない。

  • 2008年5月下旬頃の裁定変更。
    拘束能力が向上し、戦略が大きく変わることとなった。

《異星の最終戦士》

 旧裁定
 このモンスターリリースしてのアドバンス召喚は可能。

 現在の裁定
 このモンスターリリースしてのアドバンス召喚は不可能。

《クイズ》

 旧裁定
 このカードの発動宣言後、チェーン確認を行う際に相手墓地カードをルールによって確認することができる。
 《D.D.クロウ》など墓地カード対象にしたカード効果チェーンすれば、墓地カード確認できる。

 旧裁定
 このカードの発動宣言直後から(つまりチェーン確認を行う際も)、墓地確認ができない。
 墓地カード対象にしたカード効果チェーンする場合、対象をどうやって選択するかは調整中。(10/11/14)

 現在の裁定
 このカードの発動宣言直後から(つまりチェーン確認を行う際も)、墓地確認ができない。
 墓地カード対象にしたカード効果チェーンする場合、墓地を確認せずに口頭で対象宣言する。(16/02/01)

  • 2008年6月14日の裁定変更。
    一時は上記が逆転し、カードの使い道自体が殺されかけたこともあった。
    同時期にチェーンに関する裁定も変更されている。
    08/12/17の電話回答にて、それまで明確だったはずの裁定調整中に戻り、わずか5日後の08/12/22には直前の裁定に戻っている。
    裁定が揺れていたのだろうか。
  • 2016/02/01には調整中だった項目に裁定が下った。
    《D.D.クロウ》等をチェーンする場合には「墓地を確認せず口頭で宣言する」と言う類を見ない処理を行う。

《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》

 旧裁定
 1ターンに1度相手モンスター除外する起動効果を必ず発動しなければならない。

 現在の裁定
 起動効果発動は任意で、発動しなくても良い。

《王宮の弾圧》

 旧裁定
 《六武衆の師範》サルベージ効果《BF−疾風のゲイル》の攻守半減効果など、特殊召喚する効果を持つカード特殊召喚以外の効果無効にできない。

 旧裁定
 《六武衆の師範》サルベージ効果《BF−疾風のゲイル》の攻守半減効果など、特殊召喚する効果を持つカード特殊召喚以外の効果無効にできるか調整中

 現在の裁定
 《六武衆の師範》サルベージ効果《BF−疾風のゲイル》の攻守半減効果など、特殊召喚する効果を持つカード特殊召喚以外の効果無効にできない。

  • 2008年8月末から8ヶ月ほどの間、数百枚のカードが一斉に調整中となり、大きな混乱が発生した。
    結局2009年4月にほぼ全てにおいて「できない」と明言され、元通りの裁定となった。

《霞の谷の雷鳥》

 旧裁定
 自身の効果特殊召喚されたターン《スキルドレイン》が存在する場合は「攻撃できない」効果無効になり攻撃できる。(→永続効果

 現在の裁定
 「攻撃できない」効果《スキルドレイン》でも無効にされない。(→特殊召喚効果の一部)

 旧裁定
 魔法&罠ゾーン表側表示になっている状態でバウンスされた場合は効果発動しない。

 現在の裁定
 魔法&罠ゾーン表側表示になっている状態でバウンスされても効果発動する。

《生還の宝札》

 旧裁定
 ダメージステップにこのカードの効果発動可能。

 現在の裁定
 ダメージステップにこのカードの効果発動不可能。

  • 2008年9月の裁定変更
    この変更によりいくつかのコンボが不可能になった。

《グレイ・ウイング》

 旧裁定
 《強制接収》発動条件を満たす。

 現在の裁定
 《強制接収》発動条件を満たさない。

《緊急テレポート》

 旧裁定
 特殊召喚されたモンスターは、《月の書》等で裏側表示になっていてもエンドフェイズ除外される。

 現在の裁定
 特殊召喚したモンスター《月の書》等で裏側表示にした場合、エンドフェイズ時に除外されない。

  • 2008年10月6日の裁定変更。
    裁定では似た効果《光神化》等と挙動が異なるため統一したという事だろう。

《イタクァの暴風》

 旧裁定
 《断頭台の惨劇》発動条件を満たさない。

 現在の裁定
 《断頭台の惨劇》発動条件を満たす。

全体攻撃モンスター

 旧裁定
 攻撃無効にされた場合、同一のモンスターにもう一度攻撃できる。

 現在の裁定
 攻撃無効にされた場合、同一のモンスター攻撃することはできない。

  • 2008年12月の裁定変更。

冥府の使者カイエントークン

 旧裁定
 特殊召喚時の攻撃力守備力元々の数値として扱う。

 現在の裁定
 特殊召喚時の攻撃力守備力元々の数値として扱わない。
 元々の数値は『?』すなわち0とする。

《フォッシル・ダイナ パキケファロ》《虚無魔人》《大天使クリスティア》等、特殊召喚できなくする効果

 旧裁定
 《名推理》等、特殊召喚が不確定な任意効果発動できる(もちろん、その結果特殊召喚を行うことはできない)。

 現在の裁定
 《名推理》等、特殊召喚が不確定な任意効果発動できない。
 (強制効果の場合は発動して不発になる)

《ドル・ドラ》

 旧裁定
 「この効果デュエル中一度しか使用できない。」とはこのカード自身のみに対してである。

 現在の裁定
 「この効果デュエル中一度しか使用できない。」とは自分同名カードを含んで一度である。

《森の番人グリーン・バブーン》

 旧裁定
 このカードの効果ダメージステップにも発動でき、同じタイミングで複数の《森の番人グリーン・バブーン》効果発動することができる。

 現在の裁定
 ダメージステップでは効果を使えず、同じタイミングで複数の《森の番人グリーン・バブーン》効果発動させることはできない。

  • 制限改訂に伴うものであるため、本件と《ドル・ドラ》の裁定変更はVジャンプの誌上およびOCG公式サイトで告知が行われた。
    当時としては非常に珍しい事例であったが、この後徐々に裁定変更が告知・公表される事例が増加していく。

《ブラック・ガーデン》

 旧裁定
 カードの発動《王宮の弾圧》無効にできる。

 現在の裁定
 カードの発動《王宮の弾圧》では無効にできない。

《ファントム・オブ・カオス》

 旧裁定
 自身の効果で得た攻撃力元々の数値としては扱わない。

 現在の裁定
 自身の効果で得た攻撃力元々の数値として扱う。

  • 2009年6月1日の裁定変更。
    同年1月の回答では上記が逆だったはずなのだが、いつの間にか再び特殊裁定となった。

《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》フォーチュンレディ等の、永続効果攻撃力が決定するモンスター

 旧裁定
 《巨大化》適用されても、すぐに自身の永続効果によって上書きされる。(実質その効果を受け付けない)

 現在の裁定
 《巨大化》適用されている間は攻撃力が0になる。
 適用されなくなってから永続効果を再計算する。

 旧裁定
 《収縮》適用されている間は攻撃力が0になる。
 適用されなくなってから永続効果を再計算する。

 現在の裁定
 《収縮》適用されても、すぐに自身の永続効果によって上書きされる。(実質その効果を受け付けない)

《連鎖爆撃》

 旧裁定
 チェーン1でこのカードの発動は可能。
 発動した場合はダメージは0となる。

 現在の裁定
 チェーン1でこのカードの発動は不可能。

  • 2009年8月18日の裁定変更。
    裁定空撃ちを容認しているようなものだったので、妥当な変更だったと言える。

おジャマトークン

 旧裁定
 ダメージ効果ダメージとしては扱わない特殊なもの。

 現在の裁定
 ダメージ効果ダメージ

第7期

罠モンスター

 旧裁定
 効果を持つ罠モンスター効果は、《スキルドレイン》無効にできない。

 現在の裁定
 効果を持つ罠モンスター効果は、フィールド上に表側表示で存在する限り《スキルドレイン》無効にできる。

《闇の訪れ》裏側攻撃表示について)

 旧裁定
 裏側攻撃表示モンスターカードの効果によって表示形式を変更する場合、そのモンスター表側攻撃表示になる。

 旧裁定
 裏側攻撃表示モンスターカードの効果によって表示形式を変更する場合、そのモンスター裏側守備表示になる。
 (ただし、「表側表示にする」と明確に指示されている場合は表側表示になる)

 現在の裁定
 裏側攻撃表示は廃止となった。

《ドラグニティ−アキュリス》

 旧裁定
 装備モンスターが先にフィールドから離れたことで《ドラグニティ−アキュリス》墓地へ送られた場合でも、除去効果発動する。

 現在の裁定
 装備モンスターが先にフィールドから離れた場合、《ドラグニティ−アキュリス》効果発動できない。

《テュアラティン》

 旧裁定
 手札に複数枚存在する時に、発動条件を満たした場合、複数枚特殊召喚することができる。
 また、バトルフェイズの途中で手札に加えられた場合でも、発動条件を満たせば、特殊召喚することができる。

 旧裁定
 手札に複数枚存在する時に、発動条件を満たした場合も、1枚しか特殊召喚することができない。
 また、バトルフェイズの途中で手札に加えられた場合は、発動条件を満たしたとしても、特殊召喚することができない。

 現在の裁定
 手札に複数枚存在する時に、発動条件を満たした場合も、1枚しか特殊召喚することができない。
 また、バトルフェイズの途中で手札に加えられた場合でも、発動条件を満たせば、特殊召喚することができる。

《デコイドラゴン》《立ちはだかる強敵》

 《立ちはだかる強敵》効果《デコイドラゴン》攻撃対象を変更した場合、

 旧裁定
 「墓地ドラゴン族モンスター特殊召喚攻撃対象特殊召喚したモンスターに変更→《デコイドラゴン》攻撃対象を変更」を繰り返し、モンスターカードゾーンが埋まった場合、または墓地蘇生可能なモンスターが存在しなくなった場合、《デコイドラゴン》ダメージ計算を行う。

 現在の裁定
 《デコイドラゴン》効果墓地ドラゴン族モンスター特殊召喚し、そのまま特殊召喚したモンスターダメージ計算を行う。

《鎖付き爆弾》

 旧裁定
 ダメージステップ破壊された場合、破壊効果発動しない。

 現在の裁定
 ダメージステップ破壊されても破壊効果発動する。

《進化の繭》

 旧裁定
 効果の分類は「分類されない効果」。
 装備するのに召喚権を使用するが、召喚扱いではないので《激流葬》などのトリガーにはならない。

 旧裁定2
 効果の分類は「分類されない効果」。
 発動を伴わず、チェーンブロックを作らずに装備する。

 現在の裁定
 効果の分類は「起動効果」。
 効果の発動を行い、チェーンブロックを作って装備する。

  • 2011年6月2日に最初の裁定変更。
    2014年3月21日に再度変更され、甲虫装機ZWと同様の裁定になった。

《収縮》

 旧裁定
 《突進》《オネスト》などの「エンドフェイズ時まで」適用される効果は、《収縮》によって上書きされるため再加算されない。
 例:《突進》効果を受けた《クリッター》攻撃力1700)に《収縮》発動すると攻撃力は500(1000/2)となる。

 現在の裁定
 《突進》《オネスト》などの「エンドフェイズ時まで」適用される効果も、《収縮》元々の攻撃力の半分になった後に再加算される。
 例:《突進》効果を受けた《クリッター》攻撃力1700)に《収縮》発動すると攻撃力は1200(1000/2+700)となる。

 旧裁定
 半分になった数値は元々の攻撃力(守備力)としては扱わない。

 現在の裁定
 半分になった数値は元々の攻撃力(守備力)として扱う。

2014年4月3日の公式データベース更新にて発覚。

儀式召喚について

 旧裁定
 手札儀式モンスターレベルが変化していても、儀式召喚に必要なリリースは変化する前のレベルで数える。

 現在の裁定
 手札儀式モンスターレベルが変化していた場合、儀式召喚に必要なリリースは変化した後のレベルで数える。

  • 2012年2月頭頃に確認された。

第8期

手札誘発について

 旧裁定
 他の誘発効果と同時に条件を満たした場合、同時に複数のカードが発動した場合に則ってチェーンを組んで発動する。
 この時、相手優先権は移らず、手札誘発に割り込んでカード発動する事ができない。

 現在の裁定
 他の誘発効果と同時に条件を満たした場合、手札誘発以外の誘発効果と同時に発動する場合は、まず手札誘発以外の誘発効果チェーンを組む。
 その後、相手優先権を渡したのちに、手札誘発効果チェーンして発動する。
 相手優先権を渡した際にカウンター罠発動された場合、手札誘発発動する事ができない。

墓地で誘発する誘発効果と非公開情報領域について

 旧裁定
 発動条件を満たしていれば、発動するタイミングより前にそのカードデッキ手札に移動していても効果発動する。

 現在の裁定
 発動条件を満たしていても、発動するタイミングより前にそのカードデッキ手札に移動してしまうと効果発動しない。

《鬼ガエル》

 旧裁定
 「ガエル」1体を追加で召喚できる効果は、自身をコストとしてバウンス特殊召喚すれば何度でも発動できる。
 ただし何度発動しても召喚権を増やせるのは1度だけである。

 現在の裁定
 自身をコストとしてバウンスし再度特殊召喚したとしても、この効果発動できない。

裏側表示で除外されたカードの確認について

 旧裁定
 裏側表示で除外されたカード持ち主確認できない。

 現在の裁定
 裏側表示で除外されたカード持ち主のみ確認できる。

《ビッグ・シールド・ガードナー》《ミドル・シールド・ガードナー》

 旧裁定
 分類されない効果であり、チェーンブロックを作らない。
 例:裏側守備表示の《ビッグ・シールド・ガードナー》に《抹殺の使徒》発動
 《抹殺の使徒》効果処理時表側守備表示にすることで無効化。

 現在の裁定
 誘発即時効果であり、チェーンブロックを作る。
 例:裏側守備表示の《ビッグ・シールド・ガードナー》に《抹殺の使徒》発動
 《抹殺の使徒》チェーンブロックチェーンする形で効果発動表側守備表示にし効果処理時無効化。

  • 2013年8月頃に判明。
    どちらの場合であったとしても、類例のない処理方法である。

《引きガエル》《大樹海》等「表側表示で存在するカード墓地へ送られた」事を発動条件とするカード

 旧裁定
 裏側守備表示モンスター攻撃され戦闘破壊された場合、「表側表示で存在する」という条件を満たさず発動できない。

 現在の裁定
 裏側守備表示モンスター攻撃され戦闘破壊された場合も発動できる。

第9期

《オネスト》等の「ダメージステップ発動」とテキストに記されたカード

 旧裁定
 ダメージ計算時発動できる。

 現在の裁定
 ダメージ計算時発動できない。

《青眼の光龍》《フォトン・ストリーク・バウンサー》《武神器−ヘツカ》等などの「効果」を無効にする誘発即時効果

 旧裁定
 ダメージステップ中に発動できる。

 現在の裁定
 ダメージステップ中に発動できない。

《黄泉ガエル》など、自分メインフェイズ以外のフェイズ発動する起動効果

 旧裁定
 効果の分類は「起動効果」。
 テキスト1ターンに1度と記載がなければ、1度のフェイズ中に何度でも発動できる。

 現在の裁定
 効果の分類は「誘発効果」。
 1度のフェイズ中に1度しか発動できない。

《ジュラック・グアイバ》などの「相手モンスター戦闘破壊した場合」に発動できる効果

 旧裁定
 相打ちの場合でも発動できる。

 現在の裁定
 相打ちの場合では発動できない。

《ホルスの黒炎竜 LV4》などのLVモンスター

 旧裁定
 レベルアップ効果起動効果である。

 現在の裁定
 レベルアップ効果誘発効果である。

《E・HERO エアーマン》魔法・罠カード破壊する効果

 旧裁定
 効果処理時破壊しない(0枚破壊する)事を選べる。

 現在の裁定
 効果処理時破壊しない事を選べない。

《財宝への隠し通路》

 旧裁定
 攻撃時に何らかの効果攻撃力が1000を超えた場合は直接攻撃ができなくなる。

 現在の裁定
 攻撃時に何らかの効果攻撃力が1000を超えても直接攻撃ができる。

  • 2014年8月23日の事務局回答。
    長い間、攻撃力1000以下という条件は発動時・効果処理時のみならず、効果適用された後にも満たし続けねばならないという変わった裁定が出されていた。
    他の一般的な効果と合わせた裁定に変更された事になる。

《禁止令》

 旧裁定
 禁止化されたモンスターを他のカードの効果によって特殊召喚できる。
 また、《亜空間物質転送装置》等の効果戻す処理でフィールドに出す事ができる。

 現在の裁定
 禁止化されたモンスターは他のカードの効果であっても特殊召喚できない。
 また、《亜空間物質転送装置》等の効果戻す処理でフィールドに出す事もできない。

《ガーディアン・デスサイス》

 旧裁定
 (1)の効果による特殊召喚が行われていないこのカード《甲虫装機 エクサビートル》装備カードとした場合、墓地へ送られれば(4)の効果自己再生できる。

 旧裁定
 (1)の効果による特殊召喚が行われていないこのカード《甲虫装機 エクサビートル》装備カードとした場合、墓地へ送られても(4)の効果発動自体が行われず特殊召喚できない。

 現在の裁定
 (1)の効果による特殊召喚が行われていないこのカード《甲虫装機 エクサビートル》装備カードとした場合、墓地へ送られれば(4)の効果発動して手札墓地へ送る処理までは行われるが特殊召喚はできない。

  • また、旧裁定2は強制効果であるはずの(4)の効果が条件次第で発動しないという不可解な面を抱える裁定でもあった。
    この点を解消するためか、2020年1月に2度目の裁定変更が行われ、強制効果なので発動は行い可能な限りの処理は行うが、自己再生はできないという具合に変更になった。

《E・HERO ランパートガンナー》

 旧裁定
 相手モンスターが存在する場合では守備表示攻撃宣言できない。

 現在の裁定
 相手モンスターが存在する場合でも守備表示直接攻撃ができる。

  • 登場から暫くは国によって裁定が異なっていたため世界大会での使用が禁じられていた時期もあるなど、混乱の元になっていたカードの1つでもあった。

《氷結界の虎王 ドゥローレン》

 旧裁定
 自身を手札戻す効果対象にすることはできる。

 現在の裁定
 自身を手札戻す効果対象にすることはできない。

トゥーンモンスター

 旧裁定
 蘇生制限を満たしていても、自分フィールド《トゥーン・ワールド》が存在しなければ特殊召喚できない。

 現在の裁定
 蘇生制限を満たしていれば、自分フィールド《トゥーン・ワールド》が存在しない場合でも特殊召喚できる。

 旧裁定
 レベルが変化した場合、それに応じて必要なリリースの数も変化する。

 現在の裁定
 レベルが変化しても、必要なリリースの数は変わらない。

《カース・オブ・ヴァンパイア》

 旧裁定
 戦闘破壊され墓地へ送られた時に誘発効果発動できる。

 現在の裁定
 戦闘破壊され墓地へ送られた次のスタンバイフェイズ誘発効果発動できる。

攻撃対象を変更するカード

 旧裁定
 《アストラルバリア》モンスター効果を与えている訳ではないので、《毒蛇神ヴェノミナーガ》攻撃直接攻撃に変更できる。

 現在の裁定
 《アストラルバリア》モンスター効果を与えているので、《毒蛇神ヴェノミナーガ》攻撃直接攻撃に変更できない。

《宮廷のしきたり》

 旧裁定
 このカード以外の永続罠のみを破壊する効果発動できない。

 現在の裁定
 このカード以外の永続罠のみを破壊する効果発動することができる。

  • 2015年12月18日に裁定変更が判明。
    破壊できない」というテキスト故に「破壊されない効果とは異なる扱いをされていたが、あちらと同様の処理をするようになった。

非公開情報について

 旧裁定
 手札デッキエクストラデッキ等の、自分非公開情報効果処理に影響する場合、相手が要求したならば自分非公開情報相手公開しなければならない。

 現在の裁定
 テキストに「公開する」などと明記されていない限り、公開を行う義務はない。
 非公開情報効果処理に影響する場合、どのように非公開情報を扱うかについて公的なルールは設けない。
 どう処理するかについてはプレイヤー間で話し合って決め、問題が生じた場合は審判の判断を仰ぐこと。

  • ルール上の処理は決まっていないが、トラブル回避のため、大会以外なら何らかの方法で確認を取り、大会なら審判に判断を仰ぐべきである。

《検閲》《リサイクル》

 旧裁定
 1回のスタンバイフェイズ中に何度でも効果発動できる。

 現在の裁定
 1回のスタンバイフェイズ中に1回しか効果発動できない。

《女邪神ヌヴィア》《ボアソルジャー》

 旧裁定
 自壊効果モンスター効果の扱いではない効果外テキストであり、チェーンブロックは作られない。

 現在の裁定
 自壊効果誘発効果チェーンブロックは作られる。

《虚無を呼ぶ呪文》

 旧裁定
 既に表側表示永続罠など、「魔法・罠カード効果の発動」も無効にし破壊できる。

 現在の裁定
 既に表側表示永続罠など、「魔法・罠カード効果の発動」は無効にし破壊できない。

《サイバー・ブレイダー》

 旧裁定
 相手フィールドモンスターが3体存在する場合、フィールド以外の場所で発動した効果無効にできない。

 現在の裁定
 同様の状況でも、フィールド以外の場所で発動した効果無効にできる。

《王家の眠る谷−ネクロバレー》

 旧裁定
 《王家の眠る谷−ネクロバレー》が存在する時、《暗黒界の龍神 グラファ》《暗黒界の軍神 シルバ》といった「墓地発動適用する、墓地の自身以外に干渉しない効果」は有効。

 現在の裁定
 《王家の眠る谷−ネクロバレー》が存在する時、《暗黒界の龍神 グラファ》《暗黒界の軍神 シルバ》といった「墓地発動適用する、墓地の自身以外に干渉しない効果」も無効になる。

 旧裁定
 「この効果無効化されない」という影響下で墓地へ影響を及ぼす効果を使用した場合、墓地に干渉する効果処理及びそれ以外の処理を行う一連の効果はどちらも適用される。
 (例:《オルターガイスト・プロトコル》適用されている場合、《オルターガイスト・マリオネッター》効果墓地送り蘇生の一連の処理はどちらも適用される。)

 現在の裁定
 「この効果無効化されない」という影響下で墓地へ影響を及ぼす効果を使用した場合、墓地に干渉する効果処理のみ適用されず、それ以外の処理は適用される。
 (例:《オルターガイスト・プロトコル》適用されている場合、《オルターガイスト・マリオネッター》効果墓地送りは可能だが、蘇生処理は適用されない。)

 旧裁定
 《王家の眠る谷−ネクロバレー》適用下では、《アンデットワールド》の(1)の効果墓地フィールドモンスター種族を変更する効果)は「墓地のカードへ及ぶ効果」として無効にされる。
 結果フィールド墓地モンスター種族は変更されない。

 現在の裁定
 《アンデットワールド》《王家の眠る谷−ネクロバレー》が同時に存在する場合、《アンデットワールド》の(1)の効果フィールドモンスターには適用されるが、墓地モンスターには適用されない。

  • 2022年9月の公式データベースのQ&Aにて確認された。

《闇の護封剣》

 旧裁定1(日時不明)
 カードの発動効果処理時フィールドに存在するモンスターは全て裏側守備表示になる。

 旧裁定2(2016/08)
 カードの発動効果発動時にフィールドに存在していたモンスターのみが裏側守備表示になる。
 チェーンされ特殊召喚されたモンスター裏側守備表示にはならない。

 現在の裁定(17/02/25)
 カードの発動効果処理時フィールドに存在するモンスターは全て裏側守備表示になる。

第10期

《ライトロード・ハンター ライコウ》

 旧裁定
 発動時には破壊するかどうかは決まっていないため、《我が身を盾に》《スターダスト・ドラゴン》などはチェーンできない。

 旧裁定
 《暗黒界の武神 ゴルド》と同じく、発動時に破壊するかどうかを選択、破壊する場合は「必ず破壊する効果」として発動する。
 よって《我が身を盾に》《スターダスト・ドラゴン》などをチェーンできる。

  • 2009年4月頃の裁定変更。
    対象を取る効果であるにもかかわらず、発動時に不確定であるのは不自然である、と判断した上での変更と推測される。
  • 下記の通り、現在はエラッタによりこの裁定は実質的に消滅している。

 旧裁定
 破壊墓地へ送る処理は同時ではない。

 現在の裁定
 破壊墓地へ送る処理は同時である。

《トゥーン・キングダム》

 旧裁定
 (2)及び(3)の効果はこのカード発動時からただちに適用される。

 現在の裁定
 (2)及び(3)の効果はこのカード発動した時点では適用されず、効果処理時から適用される。

霊神

 旧裁定
 《スキルドレイン》が存在する時にこのカードフィールドを離れた場合、(2)の効果適用されない。

 現在の裁定
 《スキルドレイン》が存在する時にこのカードフィールドを離れた場合、(2)の効果適用される。

  • 2017年12月28日付けの公式FAQの裁定では下の裁定となっている。

《ファイバーポッド》

 旧裁定
 相手モンスター攻撃リバースした場合、戦闘破壊が確定した自身もデッキに戻る。

 現在の裁定
 相手モンスター攻撃リバースした場合、戦闘破壊が確定した自身はデッキに戻らず墓地へ送られる

《BF−天狗風のヒレン》

 旧裁定
 効果の発動強制効果である。

 旧裁定
 効果の発動任意効果である。

 現在の裁定
 効果の発動強制効果である。

《クイーンマドルチェ・ティアラミス》

 旧裁定
 墓地マドルチェデッキに戻す行為と相手フィールドのカードバウンスする行為は同時ではない。

 現在の裁定
 墓地マドルチェデッキに戻す行為と相手フィールドのカードバウンスする行為は同時である。

《我が身を盾に》

 旧裁定
 ダメージステップ発動はできない。

 現在の裁定
 ダメージステップ発動は可能。

発動できない」と「効果を受けない」の関係について

 旧裁定
 カードによって裁定が異なる。

 現在の裁定
 「発動できない」はプレイヤーにかかる効果であり、効果を受けない耐性があったとしてもその制限を受ける。

《合神竜ティマイオス》

 旧裁定
 (3)の効果蘇生制限を満たしていない伝説の騎士特殊召喚できる。

 現在の裁定
 (3)の効果蘇生制限を満たしていない伝説の騎士特殊召喚できない。

戦闘ダメージを「倍にする効果」と「半分にする効果」が重なった場合

 旧裁定
 カードによって裁定が異なる。

 現在の裁定
 「倍にする効果」と「半分にする効果」はそれぞれ最大1回まで適用される。
 そのため「倍にする効果」と「半分にする効果」が重なった場合は、それぞれが適用され、結果的に通常通りの戦闘ダメージとなる。

  • 2019年6月下旬から、事務局への問い合わせに対して現裁定通りの回答が返ってくる場合があったが、公式データベースにある2件の関連Q&Aに変更はなかった。
    2019年7月中旬に関連Q&Aの内の1件が削除され、もう1件が2019年07月29日付けで更新されたことにより、公式データベース上でも裁定変更が確認された。
  • 裁定の頃はカードによって裁定が異なっており、後から適用されたものが優先されることが多かったが、一部ターンプレイヤーのものが優先されたり、倍にする効果が優先されたりするものもあった。
    カードによって異なる裁定を裁定変更によって統一させたものと思われる。

誘発効果発動するべきタイミングでそのモンスターが非公開の状態となっている場合

 旧裁定
 「リバースした場合に発動する誘発効果」は、発動するべきタイミングでそのモンスター裏側守備表示になっていても発動する。

 現在の裁定
 「リバースした場合に発動する誘発効果」であっても、発動するべきタイミングでそのモンスター裏側守備表示となっている場合発動しない。

《セフェルの魔導書》

 旧裁定
 《魔導書庫クレッセン》《魔導書庫ソレイン》の、カードの発動に伴う制約は無視できる(発動ターン魔導書以外の魔法カード発動も可能)。

 旧裁定
 《魔導書庫クレッセン》《魔導書庫ソレイン》の、カードの発動に伴う制約は無視できない(発動ターン魔導書以外の魔法カード発動は不可)。

 現在の裁定
 《魔導書庫クレッセン》《魔導書庫ソレイン》の、カードの発動に伴う制約は無視できる(発動ターン魔導書以外の魔法カード発動も可能)。

  • 2019年11月ごろに1度目の裁定変更となったが、公式データベースに明記されたのは2020年1月になってからである。
    ゲーム「デュエルリンクス」でも2020年1月になってからOCGの新裁定に合わせる形で仕様が変更になった。
  • そして23/02/16の公式データベースにおいて2度目の裁定変更となり、再び無視できる仕様に変更された。

《ミラクル・コンタクト》

 旧裁定
 デッキに戻す行為と特殊召喚は同時扱い。

 現在の裁定
 デッキに戻す行為と特殊召喚は同時扱いではない。

《異次元の哨戒機》《Ai−コンタクト》《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》

 旧裁定
 読点の前後の処理は同時ではない。

 現在の裁定
 読点の前後の処理は同時である。

第11期

エクストラデッキ裏側表示バウンスされた場合

 旧裁定
 エクストラデッキ裏側表示バウンスされた場合、原則として「離れる」をトリガーとしたモンスター効果発動する。

 現在の裁定
 エクストラデッキ裏側表示バウンスされた場合、「離れる」をトリガーとしたモンスター効果発動しない。

効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなったカードの効果について

 旧裁定
 効果の発動前に発動する場所に存在せずとも、一連のチェーン処理の後に効果発動する。

 現在の裁定
 効果の発動前に発動する場所に存在しない場合、その効果発動しない。

モンスター召喚特殊召喚無効になったターンにおける、「この効果を発動するターン、自分は◯◯できない」制限との関係について

 旧裁定
 モンスター召喚特殊召喚無効になった場合でも、召喚特殊召喚を行おうとした事実があるため制限に引っ掛かる。

 現在の裁定
 モンスター召喚特殊召喚無効になった場合、実際に召喚特殊召喚されなかったため制限に引っ掛からない。

永続罠罠モンスター特殊召喚した後のセットしていた魔法&罠ゾーンの扱いについて

 旧裁定
 特殊召喚する前にセットされていた魔法&罠ゾーンは、その罠モンスター特殊召喚されている間は使用不可能となる。

 現在の裁定
 特殊召喚する前にセットされていた魔法&罠ゾーンは、その罠モンスター特殊召喚された後は関係性が途切れ、使用可能となる。

《ナーガ》《スフィンクス・アンドロジュネス》デッキ発動するモンスター効果発動効果無効にするカードについて

 旧裁定
 《死霊騎士デスカリバー・ナイト》等の強制効果発動するが、《神の警告》等の発動が任意のものでは発動できない。

 現在の裁定
 強制効果任意効果に関わらず発動できる。

エクストラデッキにて裏側表示の状態で発動したモンスター効果に対して《天罰》発動した場合

 旧裁定
 エクストラデッキ発動した《E・HERO マグマ・ネオス》などの効果の発動に対して《天罰》発動した場合、その発動無効になり、エクストラデッキのそのモンスター破壊される。

 現在の裁定
 エクストラデッキ発動した《E・HERO マグマ・ネオス》などの効果の発動に対して《天罰》発動した場合、その発動無効になるが、エクストラデッキのそのモンスター破壊されず残ったままになる。

《レアメタル・ドラゴン》

 旧裁定
 カードの効果ではない特殊召喚ペンデュラム召喚は可能。

 現在の裁定
 カードの効果でのみ特殊召喚できるのでペンデュラム召喚は不可。

《アクセル・シンクロン》

 旧裁定
 自身のレベル以上のモンスター墓地へ送った場合でもレベルを下げる効果を選択できる(その場合はレベル1になる)。

 現在の裁定
 自身のレベル以上のモンスター墓地へ送った場合はレベルを下げる効果は選択できない。

《メタルフォーゼ・オリハルク》

 旧裁定
 「倍の数値だけ相手戦闘ダメージを与える効果なので、《ディメンション・ウォール》などで自分戦闘ダメージを受けることになった場合、倍加しない。

 現在の裁定
 《ディメンション・ウォール》などで自分戦闘ダメージを受けることになった場合でも倍加する。

《ポールポジション》

 旧裁定
 攻撃力を変化させる効果を持つ魔法カードによって無限ループが発生するようなカードプレイはできない。

 現在の裁定
 何らかのカードプレイによって無限ループが発生する場合、ジャッジの判断を仰ぐこと。

コストリリースしたモンスター攻撃力を参照して効果ダメージを与えるあるいは回復する効果

 旧裁定
 攻撃力0や?のモンスターリリースし、効果ダメージを与えないあるいは回復しないという処理が可能。

 現在の裁定
 効果ダメージを与えない、あるいは回復しないようなコストの支払い方はできない。

《D−HERO ドレッドガイ》

 旧裁定
 特殊召喚に成功したターンD−HERO以外のモンスター戦闘ダメージも0になる。

 現在の裁定
 特殊召喚に成功したターンD−HEROモンスター戦闘ダメージのみ0になる。

  • 2021年7月末に裁定変更が判明。

《王宮の重税》

 旧裁定
 確認したカード召喚発動される度にダメージを受ける。

 現在の裁定
 確認したカード召喚発動されたら1度だけダメージを受ける。

  • 2021年10月末に裁定変更が判明。
    公式データベース上では2016年8月に1度だけとの記述が見られる。

《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》

 旧裁定
 (1)でモンスターを1体も破壊できなかった場合やダメージを与えられなかった場合は3回攻撃はできない。

 現在の裁定
 (1)でモンスターを1体も破壊できなかった場合やダメージを与えられなかった場合にも3回攻撃はできる。

  • 2022年2月末に公式データベースで裁定変更が判明。

《サイキック・ブロッカー》

 旧裁定
 プレイが不可能になるのは宣言したカード名のみのため、そのカードカード名を変更すればプレイは可能になる。

 現在の裁定
 プレイが不可能になるのは宣言したカード名の元々のカード名を同じとするカードのみのため、そのカードカード名を変更してもプレイは不可能。

《巨神竜フェルグラント》

 旧裁定
 リンクモンスター対象にして(1)は発動できない。

 現在の裁定
 リンクモンスター対象にして(1)を発動でき、その場合除外までの処理を行う。

  • 2022/03/26に変更が判明。
    上記と同じく、マスターデュエルでは裁定変更前から除外できる仕様であり、あちらに合わせた可能性がある。

召喚・特殊召喚に成功した場合の誘発効果発動可能なタイミング前にコントロールが移った場合のその効果発動するプレイヤーについて

 旧裁定
 効果の発動時点でコントロールしているプレイヤー発動する(できる)。

 旧裁定
 召喚特殊召喚された時点でコントロールしていたプレイヤー発動する(できる)。

 現在の裁定
 効果の発動時点でコントロールしているプレイヤー発動する(できる)。(旧裁定1と同じ)

  • 元々現在の裁定と同じだったものが《Couple of Aces》の発売と同時にあちらの公式データベースのQ&Aで裁定変更が発覚。
    同様の事例が生じる他のカードでも同様の裁定が下されている。
    その後(23/10/18)に改めて裁定変更が行われ結局最初の裁定に戻った。

発動した効果無効にして○○する」の効果無効化されなかった場合の処理

 ※ここでは一例として《スターライト・ロード》での例も表記する。

 旧裁定
 カードの効果が既に無効になっている場合は「○○する」の処理も行われない。
 (例:フィールドのカード2枚以上を破壊するモンスター効果発動に対して《スターライト・ロード》発動し、それにチェーンされた《禁じられた聖杯》でそのモンスター効果無効にされた場合、破壊する処理は行われず、《スターダスト・ドラゴン》特殊召喚することはできない。)

 現在の裁定
 カードの効果が既に無効になっている場合でも「○○する」の処理を行う(行える)。
 (例:フィールドのカード2枚以上を破壊するモンスター効果発動に対して《スターライト・ロード》発動し、それにチェーンされた《禁じられた聖杯》でそのモンスター効果無効にされた場合でも、破壊する処理は行われ、《スターダスト・ドラゴン》特殊召喚することもできる。)

《虹の古代都市−レインボー・ルイン》

 旧裁定
 チェーンブロックを作る『●3枚以上』『●4枚以上』『●5枚』の効果処理時に、魔法&罠ゾーン宝玉獣カードの数がその条件以下の枚数になっている場合は、その効果処理は不発になる。

 現在の裁定
 チェーンブロックを作る『●3枚以上』『●4枚以上』『●5枚』の効果処理時に、魔法&罠ゾーン宝玉獣カードの数がその条件以下の枚数になっている場合でも、その効果処理は適用される。

  • 2023年2月25日の公式データベースのQ&Aで裁定変更が発覚。

フィールド離れた」をトリガーとするモンスター効果

 旧裁定
 裏側表示の状態でフィールド離れた場合、テキストに関わらず原則としてモンスター効果発動適用されない。

 現在の裁定
 裏側表示の状態でフィールド離れた場合、「表側表示のこのカード」という指定が無い限りは原則としてモンスター効果発動適用される。

第12期

《ドン・サウザンドの契約》

 旧裁定
 お互いライフポイントが1000以上なければ発動できない。

 現在の裁定
 お互いライフポイントの数値に関わらず(=片方ないし両方がライフポイント1000未満でも)発動できる。

  • 2023年4月10日の公式データベースのQ&Aで裁定変更が発覚。
  • なお、お互いデッキに1枚以上のカードが必要な点は変わっていない。

反転召喚デュアル再度召喚無効にした際の処理

 旧裁定
 無効にされたモンスター手札でもフィールドでもない場所で破壊される。
 特殊召喚モンスター蘇生制限は満たしていない状態にリセットされる。

 現在の裁定
 無効にされたモンスターフィールド破壊される。
 特殊召喚モンスター蘇生制限リセットされず、それ以前に特殊召喚された際の状態を引き継ぐ。

一定期間だけ除外した場合の「召喚した特殊召喚したターン」の効果の処理

 旧裁定
 召喚した特殊召喚したターン中であれば一定期間だけ除外した場合も「召喚した特殊召喚したターン(の特定のフェイズ)に発動する」効果発動できる。
 「いつ召喚した特殊召喚した)か」の情報はリセットされない。

 現在の裁定
 召喚した特殊召喚したターン中であっても一定期間だけ除外した場合は「召喚した特殊召喚したターン(の特定のフェイズ)に発動する」効果発動できない。
 「いつ召喚した特殊召喚した)か」の情報はリセットされる。

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