魔妖 -遊戯王カードWiki

魔妖(まやかし)/Mayakashi †

　デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズでカテゴリ化された「魔妖」と名のついたカード群。
　属するモンスターは全てアンデット族で統一されており、チューナーのレベルは２、それ以外のレベルを持つモンスターのレベルは奇数となっている。

• チューナーは以下の共通するテキストを持つ。
  

  (1)：「（同名カード）」は自分フィールドに１体しか表側表示で存在できない。
  (2)：このカードが墓地に存在し、（特定の発動条件）に発動できる。
  このカードを特殊召喚する。
  この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。

  
  

  カード名	属性	発動条件
  《麗の魔妖−妲姫》	炎	魔妖モンスターがＥＸデッキから自分フィールドに特殊召喚された時
  《毒の魔妖−束脛》	地	同名カード以外の自分の魔妖モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合

  
  

• チューナー以外のメインデッキのモンスターは以下の共通するテキストを持つ。
  

  このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
  (1)：（固有効果）
  (2)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
  自分は「魔妖」モンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。

  
  

  カード名	レベル	属性	(1)の効果
  《翼の魔妖−波旬》	１	風	召喚・特殊召喚に成功した場合に同名カード以外の魔妖モンスター１体をリクルート
  《氷の魔妖−雪娘》		水	魔妖カードが存在する場合に自身を手札・墓地から特殊召喚 デッキからアンデット族１体を墓地へ送る
  《轍の魔妖−俥夫》	３	地	召喚・特殊召喚に成功した場合に同名カード以外の魔妖モンスター１体を効果を無効にして守備表示で蘇生
  《骸の魔妖−夜叉》	５	闇	手札から魔妖モンスター１体を捨てて自身を手札から特殊召喚

  
  

• シンクロモンスターは以下の共通するテキストを持つ。
  なお、レベル11の《骸の魔妖−餓者髑髏》のみ特定レベルのシンクロモンスターの代わりにリンクモンスターを要求している。
  

  チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
  このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
  (1)：「（同名カード）」は自分フィールドに１体しか表側表示で存在できない。
  (2)：このカードが墓地に存在し、
  元々のレベルが（自身のレベル＋２）の自分のＳモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
  自分の墓地から他のアンデット族モンスター１体を除外し、このカードを特殊召喚する。
  (3)：このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
  （固有効果）

  
  

  カード名	レベル	属性	(3)の固有効果
  《轍の魔妖−朧車》	３	地	自分のモンスター全てに戦闘破壊耐性を付与
  《毒の魔妖−土蜘蛛》	５	地	お互いのデッキトップを３枚墓地へ送る
  《翼の魔妖−天狗》	７	風	相手の魔法・罠カード１枚を破壊
  《麗の魔妖−妖狐》	９	炎	相手モンスター１体を破壊
  《骸の魔妖−餓者髑髏》	11	闇	自身に効果を受けない耐性を付与

  
  

• シンクロモンスターはいずれもシンクロ召喚しただけでは発揮できる効果がなく、シンクロ召喚後に墓地へ送る必要がある。
  シンクロ召喚時に《麗の魔妖−妲姫》を自己再生させ、レベルが２つ高いシンクロモンスターのシンクロ素材として墓地へ送ることが前提のデザインとなっている。
  《骸の魔妖−餓者髑髏》の場合はリンク素材として墓地へ送ることになる。
  自身を素材として出したモンスターが破壊された場合に自己再生し、自身が破壊されても墓地の魔妖が自己再生し、戦線を維持できる。
  もっとも、破壊以外の方法で除去されると自己再生できず、墓地の魔妖を除外されるなどしても戦線が途切れることになるなど弱点も多い。
  

• 蘇生時に発動する効果は、自身の蘇生効果でなくとも良いため、リンク素材などにして墓地に置いてから蘇生し効果を使う要員として他のアンデット族に組み込むことも可能。
  アンデット族は《馬頭鬼》など蘇生手段が特に多く、チューナーがあれば組み込める。
  

• ルビが異なる《魔妖仙獣(まようせんじゅう) 大刃禍是(ダイバカゼ)》と《魔妖仙獣(まようせんじゅう) 独眼群主(ヒトツメノムラジ)》は当カテゴリには含まれない。
  

• カテゴリ名は「まやかし」と「妖(あやかし)」をかけているのだろう。
  まやかしとは、人を騙し惑わせ欺くことそのものや、そのための手段などのことであり、漫画などの創作物では幻などを見せる妖しい術を指すことが多い。
  

• 《魔妖変生》のイラストから、人に化けていた妖怪が正体を現すというコンセプトである事が見て取れる。
  「〜の魔妖」の部分に入る漢字は対となっており、同じ漢字を持つものは妖怪とそれが人間に化けた姿として共通するモチーフとなっている。
  

• 《魔妖廻天》のイラストに描かれている社が《不知火流 輪廻の陣》のイラストに描かれている社とよく似ている、《逢魔ノ刻》・《逢華妖麗譚−不知火語》に不知火モンスターと共に描かれている等、不知火との関連を匂わせている。
  デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズのポスターでは、《麗の魔妖−妖狐》と共に、「嗚呼、忌わしや。我ら幽世(かくりよ)の焔が小賢しき灯火(ともしび)を滅する時ぞ・・・。」という、炎にまつわる何かとの因縁を仄めかす文章が記載されている。
  《魔妖廻天》のイラストを考慮すると、「小賢しき灯火」とは不知火を指すものと思われる。
  

• マスターガイド６によると、恐るべき妖力を持つが、その力は夜にしか発揮できず、昼間は人の姿でいる。
  日の光を消し去ろうとしていたが、不知火との戦いで妖力を大幅に削られ、長い間本格的な活動ができなかったとされている。
  

• デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズの商品ページでは「シンクロモンスターが百鬼夜行のごとく連なる展開を支援。」とこのデッキの連続シンクロ召喚と自己再生効果を妖怪になぞらえて紹介している。
  

• コナミのゲーム作品において―
  
  • デュエルリンクスにおいて魔妖テーマをサポートするアーカイブスキルのひとつに「胎動する魔妖」が存在する。
    
    • このスキルはデュエル開始時エクストラデッキに《轍の魔妖−朧車》、《翼の魔妖−天狗》、《骸の魔妖−餓者髑髏》を１枚ずつ追加する効果と、自分フィールドに「魔妖」シンクロモンスターか「魔妖」リンクモンスターが存在する場合にエクストラデッキからレベルの異なる「魔妖」シンクロモンスターを５体まで選んで墓地へ送る効果を持つ。
      

関連リンク †

―「魔妖」と名のついたモンスター
　※は「魔妖」に関する効果を持つモンスター

• 効果モンスター
  • ※《麗の魔妖−妲姫》
  • ※《翼の魔妖−波旬》
  • ※《氷の魔妖−雪娘》
  • ※《毒の魔妖−束脛》
  • ※《轍の魔妖−俥夫》

• ※《骸の魔妖−夜叉》

• シンクロモンスター
  • 《麗の魔妖−妖狐》
  • 《翼の魔妖−天狗》
  • 《毒の魔妖−土蜘蛛》
  • 《骸の魔妖−餓者髑髏》
  • 《轍の魔妖−朧車》

• リンクモンスター
  • リンク２
    • 《氷の魔妖−雪女》
  • リンク３
    • 《垂氷の魔妖−雪女》
  • リンク４
    • 《零氷の魔妖−雪女》

―「魔妖」と名のついた魔法・罠カード
　※は「魔妖」に関する効果を持つ魔法・罠カード

• 通常魔法
  • ※《魔妖廻天》

• 永続魔法
  • ※《魔妖壊劫》

• 速攻魔法
  • 《逢華妖麗譚−魔妖語》

• 通常罠
  • ※《逢華妖麗譚−魔妖不知火語》
  • ※《魔妖変生》

• 永続罠
  • ※《魔妖遊行》

―その他のリンク

• 【魔妖】

• 不知火

• 《逢魔ノ刻》
• 《奇異界開》

• カテゴリ

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