*&ruby(はかい){破壊};/Destroy [#top] [[モンスター]]の[[戦闘]]や[[カード]]を破壊する[[効果]]によって、[[カード]]が[[墓地に送られる>墓地へ送られた]]ことを指します。~ [[フィールド]]から[[手札]]や[[デッキ]]に[[戻った>戻す]]り、[[コスト]]として[[カード]]を[[墓地に送る>墓地へ送る]]行為は「破壊」には当てはまりません。 (公式ルールブック バージョン 1.0 より引用) ---- -大きく、「[[戦闘破壊]]」と「[[効果破壊]]」に分けられる。~ これ以外に「[[効果外テキスト]]による破壊」と「ルールによる破壊」と「その他の破壊」が存在する。~ -これ以外に「[[効果外テキスト]]による破壊」と「ルールによる破壊」が存在する。~ いずれも[[効果破壊]]ではないため、「[[効果]]によって[[破壊された]]場合」の[[効果]]等は使用できない。~ [[効果破壊]][[されない>破壊されない]][[耐性]]で防ぐことができず、[[効果破壊]][[された>破壊された]][[トリガー]]にもならない。 -「[[効果外テキスト]]による破壊」は[[コアキメイル]]などの[[維持コスト]]を支払わなかった場合が該当する。~ [[効果破壊]]ではないため、「[[効果]]によって[[破壊された]]場合」の[[効果]]等は使用できない。~ -「[[効果外テキスト]]による破壊」は、[[カード]]の処理について記述した[[テキスト]]のうち、[[効果]]として扱われない記述による破壊である。 -[[効果]]に記載されるが[[効果破壊]]と扱われない「その他の破壊」がある。~ 以下は[[効果破壊]][[されない>破壊されない]][[耐性]]で防ぐことができず、[[効果破壊]][[された>破壊された]][[トリガー]]にならない。 --[[コアキメイル]]等の[[維持コスト]]を支払わなかった場合の[[自壊]]([[効果外テキスト]]) --「[[1枚しか存在できない]]」[[カード]]が複数枚存在する場合に[[破壊]]する処理([[分類されない効果]]・[[効果外テキスト]]) --[[《7》]]の[[同名カード]]を破壊する処理 --[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]の[[メタルデビル・トークン]]の[[維持コスト]]を支払わなかった場合に破壊する処理 --[[ヴァリアンツ]]の[[置く]]先にある[[カード]]を破壊する処理 ---[[《ヴァリアンツの聚−幻中》]] ---[[《VV−百識公国》]] ---[[《VV−マスターフェイズ》]] -「ルールによる破壊」は以下のような状況が存在する。~ --[[装備カード]]は[[装備モンスター]]が[[裏側表示]]になるか、[[フィールド]]に存在しなくなった時、ルールによって破壊される。 --[[コントロールを奪われた>コントロール奪取]][[自分]]の[[モンスター]]の[[コントロール]]を[[《洗脳解除》]]などで取り戻す場合、[[自分]]の[[モンスターゾーン]]が全て埋まってしまうと、[[戻し>戻す]]きれない[[モンスター]]はルールによって破壊される。~ --[[マスタールール2]]以前は[[フィールド魔法]]は張替え時にルールによって破壊された。([[マスタールール3]]以降は[[墓地へ送る]])~ //--既に[[フィールド魔法]]が[[表側表示]]で[[フィールド]]に存在する場合、新しい[[フィールド魔法]]を[[発動]]すると、古い方の[[フィールド魔法]]は破壊される。~ //これは新しい[[フィールド魔法]]の[[効果]]によって破壊されているのではなく、ルールによる破壊である。~ -[[破壊された]][[カード]]は、基本的に[[墓地]]に表向きで[[送られる>墓地へ送る]]。~ そのため、例えば[[《クリッター》]]が[[裏側表示]]のまま破壊され[[墓地へ送られた]]としても、[[墓地]]では表向きであるため[[効果]]はちゃんと[[発動]]する。~ --[[モンスタートークン]]・[[ペンデュラムモンスター]]・「[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]・[[離れる]]時に処理を行う」[[効果]]の[[カード]]等は破壊後それぞれの手順に従う。~ --[[《奈落の落とし穴》]]など「破壊して[[除外]]」する[[効果]]は[[墓地へ送ら>墓地へ送る]]れず、直接[[除外]]される。~ ---「破壊して[[除外]]」する[[効果]]は破壊できなかった場合[[除外]]されない。~ また、[[《王宮の鉄壁》]]を[[チェーン]]された場合は破壊して[[除外]]せず[[墓地へ送る]]。~ すでに[[《王宮の鉄壁》]]が存在する場合は[[発動]]不可。 -''[[相手]]の[[発動]]した[[通常魔法]]や[[通常罠]]、[[速攻魔法]]や[[儀式魔法]]を破壊しても[[効果]]は[[無効]]にできない''。~ 破壊と[[無効]]は異なるのである。~ これは遊戯王[[OCG]]の基本的なルールである。~ --[[永続魔法]]・[[永続罠]]・[[フィールド魔法]]・[[装備魔法]]など、「[[フィールド]]に存在している時に[[効果]]を発揮する[[カード]]」は、破壊すれば[[効果]]を潰すことができる。~ しかしこれは「[[フィールド]]から[[離れた>離れる]]ために[[効果]]を失った」のであり「破壊されて[[効果]]を[[無効]]化された」のではない。~ --[[発動]]済みの[[通常魔法]]などを破壊しても[[効果]]を[[無効]]にできない理屈は、よく「拳銃とその弾丸」に例えられる。~ この比喩では、「拳銃=[[カード]]」「弾丸=[[効果]]」とされる。~ つまり、「既に拳銃が銃弾を発射してしまった場合、その拳銃を破壊しても銃弾を止めることはできない」という事である。~ その記述はマスターガイドの[[《サンダー・ブレイク》]]の活用のアドバイスのところでも記されている。~ 銃弾に対応するには、発射自体を無かったことにする([[発動]]の[[無効]])か銃弾を無意味にする([[効果]]の[[無効]])必要がある。~ --なお、[[通常魔法]]や[[通常罠]]などに対しても、極一部の[[カード]]は例外的に[[チェーン]]して[[破壊]]([[除去]])する事で[[不発]]にできるものもある(あくまでも[[不発]]であって[[無効]]ではない)。~ [[効果処理時]]に[[フィールド]]の自身を[[除外]]する[[カード]]に含める[[《青き眼の激臨》]]や、[[効果処理時]]に[[魔法&罠ゾーン]]から[[モンスターゾーン]]に[[特殊召喚]]される([[通常罠]]の)[[罠モンスター]]等が該当する。~ --[[効果モンスター]]の[[モンスター効果の発動]]に関しても基本的にはこれと同様に考えてよい。~ ただし、「[[フィールド]]に存在する場合」等の条件が付いている場合などでは[[不発]]にできることもある。~ 例:[[《ゾンビ・マスター》]] -[[手札]]の[[カード]]は破壊は可能。~ 破壊され[[墓地へ送られた]]時に、[[捨てる]]とは異なるため「[[捨てられた>捨てる]]場合」の[[効果]]は[[発動]]できないが、「[[手札]]から[[墓地へ送られた]]場合」の[[効果]]は[[発動]]できる。~ 例:[[《黄金の天道虫》]]が[[手札]]で[[発動]]した[[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、破壊され[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~ -[[メインデッキ]]の[[カード]]は「[[メインデッキ]]の[[カード]]を破壊する」[[効果]]を持たない場合は破壊できない。~ [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]、[[《連鎖破壊》]]のような[[デッキ]]の[[カード]]を破壊する[[効果]]でのみ破壊できる。~ 例:[[《ナーガ》]]の[[メインデッキ]]で[[発動]]した[[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、破壊されず[[メインデッキ]]に留まる。~ -[[墓地]]・[[除外]]・[[裏側表示]]の[[エクストラデッキ]]の[[カード]]は決して破壊できない。~ 例:[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[自己再生]][[効果]]に[[《天罰》]]を使っても「破壊した」とはみなされず、次の[[ターン]]以降も[[墓地]]に留まる。~ [[《ドリル・ウォリアー》]]の自己[[帰還]][[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、その[[《ドリル・ウォリアー》]]は[[除外]]されたままになる。~ [[《E・HERO マグマ・ネオス》]]が[[エクストラデッキ]]に[[戻って>戻す]][[発動]]した[[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、破壊されず[[エクストラデッキ]]に留まる。~ -[[表側表示]]の[[エクストラデッキ]]の[[カード]]は破壊は可能。~ 例:[[《クリフォート・アーカイブ》]]が[[リリース]]されて[[エクストラデッキ]]で[[発動]]した[[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、破壊され[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~ -「[[無効]]にして破壊」する場合、以下のようなルールが存在する(詳細は[[無効]]を参照)。~ --[[モンスターの召喚]]を[[無効]]にして破壊する場合、[[フィールド]]で[[破壊された]]扱いにも[[召喚]]前に存在した場所([[手札]]など)で[[破壊された]]扱いにもならない。~ --[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]を[[無効]]にして破壊する場合、[[フィールド]]で[[破壊された]]扱いにも[[発動]]前に存在した場所([[手札]]など)で[[破壊された]]扱いにもならない。~ --[[モンスター効果の発動]]を[[無効]]にして破壊する時に、[[モンスター]]が[[発動]]した場所と存在する場所が異なる場合、破壊できない。~ -俗称として[[手札破壊]]・[[デッキ破壊]]のように破壊を伴わなくとも[[カード]]を失わせる行為を破壊と呼ぶ場合がある。~ //-「破壊され[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]」ことが[[発動条件]]の場合は[[除外]]されると[[効果を発動>効果の発動]]しない。~ -コナミのゲーム作品において―~ 「デュエルリンクス」のライディング・デュエルではスピードカウンターを消費してEXスキルを使用できるのだが、その中に「消費10:[[相手]][[フィールド上のカード>フィールドのカード]]を1枚破壊する。」というものがある。(2020/10/14時点では消費が12に改変された)~ この破壊は[[対象]]を取らず、[[戦闘破壊]]でも[[効果破壊]]でもないので[[効果]]では[[破壊されない]][[カード]]も破壊でき、そもそも[[効果]]ですらないスキルによるものなので「[[チェーンブロック]]を作らない」「[[破壊された]]・[[墓地へ送られた]]を[[トリガー]]とする[[効果]]を[[発動]]できない」と凶悪な性能となっている。~ エスパー絽場の「トラップサーチ能力」、十六夜アキの「ブラック・ローズ・ガイル」、赤馬零児の「世界の終末」等でも同じようにスキルでの破壊が可能となっている。~ //**関連カード [#card] **関連リンク [#link] -[[戦闘破壊]] -[[効果破壊]] -[[除去]] --[[魔法・罠除去]] --[[伏せ除去]] --[[モンスター除去]] --[[全体除去]] -[[破壊した]] -[[破壊された]] -[[破壊される]] -[[破壊されない]] -[[墓地へ送る]] -[[墓地へ送られた]] -[[身代わり]] -[[手札破壊]] -[[デッキ破壊]] -[[公式用語集]] -[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]