《アルティマヤ・ツィオルキン/Ultimaya Tzolkin》 †
シンクロ・効果モンスター
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、攻撃対象及び、効果の対象にならない。
Vジャンプ(2015年2月号) 付属カードで登場した闇属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
レベル12として扱う効果外テキスト、特殊な召喚条件、魔法・罠カードをセットした時に特定のシンクロモンスターを特殊召喚する誘発効果、シンクロモンスターが存在する時攻撃対象および効果の対象にならない耐性を持つ。
エクシーズ召喚と似た召喚条件を持っているが、上級モンスターのチューナーが必須であるため、特殊召喚の難度は通常のシンクロ召喚より若干高めになる。
しかし、「特殊召喚」であって「シンクロ召喚」ではないので、《クイック・シンクロン》・《スクラップ・ソルジャー》等のシンクロ召喚に制約のあるチューナーなどでも使用できる。
チューナー以外のモンスターも《ガガガマジシャン》・《セイクリッド・カウスト》など本来シンクロ素材にできないモンスターからでも同じく特殊召喚可能である。
反面、墓地へ送るコストなのでトークン・ペンデュラムモンスター・フィールドを離れる時除外されるモンスターは素材に使用できず、《マクロコスモス》適用中の特殊召喚もできない。
チューナーには《クイック・シンクロン》や《アクセル・シンクロン》等の高レベルシンクロチューナーといった特殊召喚しやすいものを併用したい。
シンクロチューナーの中では《ヴィサス=アムリターラ》と《源竜星−ボウテンコウ》が魔法・罠カードをサーチでき(1)に繋げやすく、また後者はレベル調整効果を持つため相性がいい。
《簡易融合》や《簡素融合》で《テセウスの魔棲物》を特殊召喚するのも手。
モンスターをチューナーに変える《トルクチューン・ギア》を使ってもいいだろう。
前述したようにエクシーズ召喚と条件が近いため、聖刻+《ラブラドライドラゴン》や《サルベージ・ウォリアー》+レベル5チューナーといったギミックを流用できる。
《サイキック・リフレクター》も《バスター・モード》のサーチと、レベル5〜8にした《バスター・ビースト》の特殊召喚が可能なので、ほかにレベル4〜7のモンスターがいればこのカードに繋がる。
シンクロモンスターとエクシーズモンスターを組み合わせるデッキなら、《武力の軍奏》で高レベルのシンクロモンスターをチューナー化してもよい。
《コピー・プラント》・《タンホイザーゲート》・《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》・《インフェルノイド・デカトロン》等によるレベル変更を使うのも一つの手。
また、《BF−弔風のデス》・《A BF−五月雨のソハヤ》等、このモンスターの特殊召喚に適したカードを数多く有するカテゴリである【BF】を使用するのも良い。
《星杯の神子イヴ》は、レベル5のシンクロチューナーなので出しやすく、《星遺物の守護竜》などの魔法・罠カードをサーチできる点で相性がよい。
他にレベル5を出しておけばこのカードを特殊召喚でき、魔法・罠カードをセットすることで効果を使える。
《ジャンク・スピーダー》で《クイック・シンクロン》をリクルートし、その2体で特殊召喚するのも手で、あちらでリクルートした他のチューナーとこのカードで出したシンクロモンスターでさらなるシンクロ召喚も狙える。
もしくは《ゲール・ドグラ》などでエクストラデッキから直接墓地へ送り、《ファントム・オブ・カオス》などで効果をコピーして使用するのも手である。
以下の方法は一例であり、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》にも流用できる。
レベル変更はチューナー側を変化させることが多いが、カードプールの増加で高レベルチューナーを用意して非チューナーのレベルを変化させることも容易になってきている。
- 《アクセル・シンクロン》の効果でレベル3以上のシンクロンを墓地へ送ればレベル8以上になるので、適当な最上級モンスターとで特殊召喚可能。
墓地に《シンクロ・フュージョニスト》、手札に《ジャンク・シンクロン》、デッキ内に必要ないくつかのカードがあれば、手札消費1枚で出せる。
- 《ジャンク・シンクロン》と蘇生した《シンクロ・フュージョニスト》で《アクセル・シンクロン》をシンクロ召喚し《ブリリアント・フュージョン》をサーチ。(《アルティマヤ・ツィオルキン》ならば《簡易融合》でも可能)
- レベル8以上のジェムナイト融合モンスターを融合召喚し、それと同レベルになる様に《アクセル・シンクロン》のレベルを上げれば召喚条件が整う。
- 条件を満たす非チューナーと任意のチューナーをフィールドに揃えて《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》・《星に願いを》・《レベル・マイスター》等を発動する。
- 《デブリ・ドラゴン》等で同じ種族の非チューナーを蘇生させ、《タンホイザーゲート》を使いレベルを上げる。
- 《輝神鳥ヴェーヌ》の効果でチューナーを対象にレベル8モンスターを公開する。
- 《螺旋竜バルジ》で任意のチューナーのレベルを8にする。
- 《熱血獣王ベアーマン》で獣戦士族チューナーのレベルを8にする。
- ベアルクティのレベル8チューナーの特殊召喚のリリースに《機巧蛇−叢雲遠呂智》を使った後、《機巧蛇−叢雲遠呂智》を自己再生する。
- 聖刻上級モンスターを出した後、リリースして別の聖刻モンスターや《真魔獣 ガーゼット》を召喚し、聖刻モンスターの効果で同じレベルのドラゴン族チューナーをリクルートする。
- 《No−P.U.N.K.セアミン》で《No−P.U.N.K.フォクシー・チューン》をサーチし、《No−P.U.N.K.フォクシー・チューン》の効果で《No−P.U.N.K.ディア・ノート》をリクルート後、レベル8シンクロチューナーを出しつつ《No−P.U.N.K.フォクシー・チューン》を蘇生する。
- 《爆竜剣士イグニスターP》で《竜剣士イグニスP》をリクルートして破壊し、《イグナイト・スティンガー》をチューナー扱いで特殊召喚する。
- 《ヴィサス=アムリターラ》で《世壊挽歌》を経由して《ヴェーダ=カーランタ》をサーチし、《ヴィサス=アムリターラ》の効果等を用いてフィールドのカードを破壊、それをトリガーに《ヴェーダ=カーランタ》を特殊召喚する。
- 《ヴィサス=サンサーラ》から《スケアクロー・ライトハート》を出し、《肆世壊=ライフォビア》から《スケアクロー・ライヒハート》をサーチ、特殊召喚しサーチした《肆世壊の新星》で《ヴィサス=サンサーラ》を蘇生しレベル8シンクロチューナーを出した後、《ヴィシャス=アストラウド》を出す。
(1)の効果で特殊召喚できるレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスターについてはこちらを参照。
シンクロ召喚扱いではないために《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《ライフ・ストリーム・ドラゴン》のシンクロ召喚成功時の効果が使えず、蘇生制限を満たさないため《スターダスト・ドラゴン》も自己再生できない。
効率良く効果を活かすなら、場持ちが良い《魔王龍 ベエルゼ》や《閃こう竜 スターダスト》、除去効果を持つ《ライトロード・アーク ミカエル》や《月華竜 ブラック・ローズ》、モンスター効果の発動をけん制できる《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》辺りが有力。
さらにチューナーを用意できるなら《スカーレッド・デーモン》を出して(2)による除去を狙うのも良く、上記の《ジャンク・スピーダー》を用いた展開ではやりやすい。
セットするための魔法カードをサーチできる《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》や《パワー・ツール・ドラゴン》を軸にしてみるのも面白い。
パワー・ツールでは《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》が狙い目であり、最大3枚のカード・アドバンテージを得つつ、相手ターンには一定の制圧力も得られる。
ただし、より多くのアドバンテージを得ようとすると種類の異なる装備魔法を採用する必要があるので手札事故のリスクは高まる。
その分、装備魔法が手札に来やすいため、トリガーを引きやすくなるとも言える。
発動条件は魔法・罠カードのセットであるため、《アーティファクト・ムーブメント》や《砂塵の大竜巻》等で相手ターン中に魔法・罠カードをセットすれば相手ターン中にこの効果を使うことができる。
《トラップトリック》なら相手ターンに通常罠をセットし即座に発動できるため、2回分のトリガーにしつつ下記の防御手段となる通常罠を用意できる。
《くず鉄のかかし》ならば相手の攻撃を防ぎつつ《月華竜 ブラック・ローズ》を呼び出して除去に繋げることも可能。
なおこの効果は時の任意効果であるため、チェーン2以降で発動したカードの効果や、《破械童子サラマ》のようにセット後他の処理が挟まるカードの効果によるセットではタイミングを逃す。
《くず鉄のシグナル》であれば、発動条件となるシンクロモンスターをシンクロ素材とするシンクロモンスターを《くず鉄のシグナル》のセットで用意でき、チェーン2で発動するのであれば、チェーン1の発動を無効にする為タイミングを逃さず誘発させられる。
自身の攻撃力は0だが、(1)の効果でシンクロモンスターを特殊召喚すれば、(2)の耐性効果が発揮され続けるので場持ちは良い。
- カード名の「ツィオルキン(Tzolk'in)」とはマヤ文明において使われていた暦で、260日を一周期とし、神聖暦あるいは儀式暦などと呼ばれる。
「アルティマヤ」は造語であるが、漫画の描写を見るに「アルティメット」+「マヤ文明」の意味か。
- シンクロ召喚時の口上は「混沌の次元より沸き出でし力の源!!原点にして全ての頂点!!この現世でその無限の渇望を暫し潤すがよい!!神降せよ!!《究極神 アルティマヤ・ツィオルキン》!!」
- 漫画ではカード名が《究極神 アルティマヤ・ツィオルキン》だった。
このままだと直接関連のない極神に含まれるためか、OCGでは「究極神」の名が削られている。
雑誌掲載時、初めてカードが登場した場面では《究極神 アルティマヤ・ツォルキン》と表記されていたが、単行本収録時には修正されている。
また、テキストは原作の《ラーの翼神竜》と同様に古代言語で記されていたが、ゴドウィンはこれを解読でき効果も説明していた。
- なお、封入されていた袋には「毎ターン決闘竜を召喚する古の究極神!!」とあり、ここでは名前から削除された究極神の語が使われている。
- イラストはアニメ5D'sに登場した「赤き竜」(ケツァルコアトル)の姿に酷似している。
作者からのコメントによれば、アニメ本編では味方だった赤き竜を敵として登場させるという案が採用された結果との事。
関連カード †
−パワー・ツール
−レベル7のドラゴン族
−レベル8のドラゴン族
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:ダメージステップに(1)の効果を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(14/12/20)
Q:正しい手順で特殊召喚された後に破壊されエクストラデッキで表側表示となっている《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》を(1)の効果で特殊召喚できますか?
A:はい、特殊召喚できます。(17/10/25)
なおこの時特殊召喚された《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》が改めて破壊されエクストラデッキへ行き表側表示になっている場合、《ペンデュラム・リボーン》などで特殊召喚する事が可能な状態となっています。(17/10/26)
Q:裏側表示の《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》が《アルティマヤ・ツィオルキン》の(1)の効果で特殊召喚されました。
この(正しい手順で特殊召喚されていない)《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》が破壊されエクストラデッキへ行き表側表示になっている場合、《アルティマヤ・ツィオルキン》の(1)の効果で特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚できません。(17/10/26)
Q:このカードの「ルール上、レベル12として扱う」は、元々のレベルとして扱いますか?
A:はい、元々のレベルとして扱います。
《レベル・スティーラー》などでレベルを下げたり上げたりする効果を受けた場合でも、レベル12として扱うわけではありません。(14/12/21)
Q:《トラゴエディア》でこのカードのレベルをコピーすると、レベルはどうなりますか?
A:レベル12になります。(15/06/14)
Tag: 《アルティマヤ・ツィオルキン》 シンクロモンスター 効果モンスター モンスター 星12 闇属性 ドラゴン族 攻0 守0 正規の方法以外での特殊召喚不可