《闇 の護封剣 /Swords of Concealing Light》 †
永続魔法 このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。 ①:このカードの発動時の効果処理として、 相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、 そのモンスターを全て裏側守備表示にする。 ②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。
FLAMING ETERNITYで登場した永続魔法。
相手モンスター全てを裏側守備表示にする効果、相手モンスターの表示形式変更を封印する効果を持つ。
《光の護封剣》と比較すると発動後に召喚されたモンスターの攻撃は防げない。
しかし、裏側守備表示にし、表示形式の変更を封じられるため、効果モンスターの永続効果や誘発即時効果を遮断でき、対象を取らないため耐性を持つモンスターが少ないというメリットがある。
加えて裏側守備表示になったモンスターはエクシーズ素材・シンクロ素材・リンク素材にできないため、相手の行動を制限できる可能性が高い。
また、《フォトン・ワイバーン》ならばモンスターを複数破壊可能になり、《抹殺の使徒》も発動しやすくなる。
同じ用途であれば相手ターンにも使える《皆既日蝕の書》が存在し、こちらのように《サイクロン》で妨害されることもない。
自分のターンの発動に限り、相手モンスターを一掃できる目途が付いていればドローされるデメリットも帳消しにできる。
ただし、あちらは採用率の高い《灰流うらら》で無効にされるという見逃せない弱点も存在する。
こちらの方が相性が良いデッキもあるため、使用デッキによってどちらを採用するかはよく考えたい。
例えば【ゴーストリック】ならエンドフェイズに表側表示にしてしまうデメリットを抱えるあちらは使いにくく、こちらの方が優先度は高い。
永続魔法である点を活かし、リリースとして使用できる【真竜】、《雷天気ターメル》のコストにできる【天気】などにも投入が検討できる。
【セルフ・バウンス】で効果を何度も使い回すのも悪くないだろう。
- 二度の裁定変更が行われたカードである。
これは旧テキストの「このカードの発動時に、相手フィールド上の全てのモンスターを裏側守備表示にする。」という文章の解釈とTCGのテキストが原因である。
元々このカードは後述する慣例に従って「カードの発動にチェーンされて特殊召喚されたモンスターも効果を受ける」という処理が一般的に行われていた。
これに対して、TCGのテキストでは「このカードの発動時に相手フィールドに存在している全てのモンスター」と明文化されており、日米で裁定の異なるカードであった。
解釈を統一するためか、2016年の夏にOCGでも「このカードの発動時に存在していないモンスターは効果を受けない」という裁定が下された。
しかし半年後にストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-に再録された際、エラッタにより裁定変更前の裁定であることが明記され、結局、最初に出ていた裁定に戻ることとなった。
これによって、TCGとは効果処理が再び食い違うことになった。
- その約2ヶ月後にTCGで発売されたDinosmasher's Fury Structure Deckに再録された際にOCGと同様の効果にエラッタされた。
- このカード以外の第9期以前の永続カードの「このカードの発動時に、◯◯する。」というテキストは、「カードの発動時の効果処理」を指している。
例えば、《オレイカルコスの結界》の「このカードの発動時に、自分フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。」効果は、このカードの発動にチェーンして特殊召喚されたモンスターも破壊する。
公式DBには明文化されていなかったものの、この裁定が出る以前では、この慣例に従い、発動時にいなくても効果処理時に存在しているモンスターも裏側守備表示にすることが一般的であった。
一時的に、このカードが他のカードの慣例とは異なる処理になっていたのは、やはりTCGのテキストが原因だったのだろうか。
- 一度目の裁定変更は世界大会2016でこのカードが注目される中で判明した。
世界大会はTCGのルールで行われるのが通例であるが、この中で上記のようにTCGではこのカードの裁定がOCGでの慣例と違っていたことが原因で話題となり、OCGでの裁定への関心が高まる中、この裁定変更が判明した。
- 同大会の1回戦では、フランス代表の選手がこのカードの裁定をジャッジに確認するシーンも見られた。
世界大会はTCGのルールで行われており、TCG側の裁定変更はなかったにもかかわらず、国代表レベルのTCGプレイヤーすら裁定を把握しきれなかったこのシーンは、このカードへの裁定にまつわる混乱を象徴するものといえるだろう。
- ちなみにこの時、直前まで、遊戯王OCG事務局の電話やチャットでは「効果処理時に存在しているモンスターも裏側守備表示にする」という昔からの裁定が回答されていた。
誤回答以外で、一日の間で電話やチャットでの裁定への回答が変わるという非常に珍しい事態となった。
- 《光の護封剣》は発動時に相手モンスターを表側守備表示にするが、こちらは裏側守備表示と対になっている。
光に関するカードはモンスターを表側表示にする効果が多く(《闇をかき消す光》等)、逆に闇に関するカードはモンスターを裏側表示にする効果が多い(《闇の訪れ》等)。
- 《皆既日蝕の書》と共に、破壊や対象をとる効果では対処できないモンスターへの対抗策として注目されているカード。
制圧効果を持つ多くの相手モンスターに対応できる点も評価されている。
こちらは前者と比べ、相手にドローさせるデメリットがない点で勝るが、相手ターンで使えず、《サイクロン》などで妨害される点は劣る。
フィールドに残るため、バウンスを利用するデッキとは相性が良く、【テラナイト】では《星輝士 トライヴェール》の存在からこちらの方が優先されやすい。
- 登場当初は、後出しのモンスターに対応できない点や、《光の護封剣》より短い持続期間のため評価は低かった。
しかし、第9期では上述のように耐性を無視できることから、サイドデッキにメタカードとして搭載されることが多い。
一方、かつて制限カードに指定されるほどの評価を受けていた《光の護封剣》は、対処のしやすさから採用率がかなり低下している。
環境の変化によって類似カードとの立場が逆転した例である。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
- FLAMING ETERNITY FET-JP042 Rare
- ストラクチャーデッキ-戦士の伝説- SD5-JP031
- EXPERT EDITION Volume.3 EE3-JP162 Rare
- アドバンスド・トーナメントパック2013 Vol.4 AT04-JP003 N-Parallel
- ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動- SR04-JP026
- ストラクチャーデッキ-混沌の三幻魔- SD38-JP032
- デュエルロワイヤル デッキセットEX ROUND2 DR02-JPA24
FAQ †
Q:《ソロモンの律法書》の効果で2回目の自分のスタンバイフェイズ時をスキップした場合、このカードは破壊されますか?
A:いいえ、破壊されず次のスタンバイフェイズ以後もフィールド上に残り続けます。
ただし、このカードの効果は適用されなくなります。(10/05/08)
Q:自分フィールド上に《闇の護封剣》が発動している場合、《太陽の書》を相手フィールド上のモンスターを対象に発動できますか?
A:はい、できます。(10/07/15)
Q:相手フィールド上にモンスタートークンだけ、あるいはモンスターが一体もいないときに発動できますか?
A:モンスタートークンだけの場合でも発動でき、モンスタートークンの表示形式は変更されずにそのままになります。(15/08/28)
相手フィールド上にモンスターがいない場合も発動できます。(12/02/27)
Q:《闇の護封剣》の表示形式の変更をできなくする効果はこのカードを発動した後に出された相手フィールド上のモンスターにも適用されますか?
A:《闇の護封剣》を発動した後に召喚・特殊召喚されたモンスターも、プレイヤーの意思による表示形式の変更を行う事はできません。(13/08/28)
Q:相手フィールドに《青眼の白龍》が表側表示で存在している状況で、自分は《闇の護封剣》を発動しました。
このカードの発動にチェーンして相手が《リビングデッドの呼び声》を発動し、墓地から《白き霊龍》を特殊召喚した場合、どのモンスターが裏側守備表示になりますか?
A:《闇の護封剣》の(1)の効果は、《闇の護封剣》のカードの発動時の効果処理時に、相手のモンスターゾーンに表側表示で存在しているモンスターに適用される効果です。
従って、質問の状況の場合、《青眼の白龍》と《白き霊龍》はどちらも裏側守備表示になります。(17/02/25)