強欲(ごうよく)(つぼ)/Pot of Greed》

通常魔法(禁止カード)
(1):自分はデッキから2枚ドローする。

 Vol.3で登場した通常魔法
 デッキから2枚ドローする効果を持つ。

 発動条件コストもなく、手札を1枚増やすことができる。
 どれほど強力なカードでも、デッキの中に眠ったままでは意味がないため、それらを手札に引き込める可能性を増やすこのカードは、単純ながらトップクラスの性能を誇る魔法カードだと言える。

  • KONAMIは、基本的にドローカードの制限に厳しい姿勢で臨む傾向があるが、このような「似た効果カードの入れ替え」は度々起こっているので、復帰の可能性も0ではないと思われていた。
    しかし、その後07/03/01《天使の施し》が再び禁止カードに戻ったにもかかわらず、《強欲な壺》は制限復帰しなかった。
    以降15年以上が経過した現在でも、この状況に変化はない。
  • 初期テキストは以下の通り。
    自分のデッキからカードを2枚ひく。
    ひいた後で強欲な壺を破壊する。
    知る人ぞ知る、破壊効果である。
    このテキストが、後にマスターガイド2における記述やアニメでの演出に影響してゆく。
  • 2019年7月25日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第1期投票では第10位にランクインした。
  • 「ドーマ編」では、このカードを模した本物の壺が登場。
    ペガサスは自身のコレクションルームに置かれたこの壺の中に遊戯達に託すカードを隠していた。
    この時登場した壺は持ち上げた本田の身長の半分ほどの大きさであり、後に商品化された壺よりもかなり大きなサイズであった。
  • 原作ではOCG初期のテキストが採用されたため、ドロー後に《強欲な壺》が破壊される事になっていた。
    アニメでは新テキストのためか、この演出は「遊戯vsラフェール」(1戦目)で遊戯が使用した時以外されなかった。
    またこのカードの壺が実体化したのは「舞vs闇マリク」戦で、闇マリクが使用した時のみで、その時には壺の中から手が出てくるという演出がなされた。
  • アニメGXの「エドvsDD」戦で、エドが使用した通常罠《強欲協定》のイラストに描かれている。
  • アニメZEXALII(セカンド)の「IV(フォー)vsナッシュ」戦においてIVが使用した通常罠《パニック・シャッフル》のイラストに描かれている。
  • アニメ5D'sでは、このカードのライディングデュエル版と言える、《Sp(スピードスペル)−アクセル・ドロー》と《Sp(スピードスペル)−シフト・ダウン》が登場している。
    前者は自分のスピードカウンターだけが12個という発動条件を持ち、後者はスピードカウンターを6個取り除くという条件のため気軽に使えないように調整されている。
  • アニメARC-Vの「遊矢vs九庵堂」戦でフィールド魔法《クイズ・フロンティア−エクストラ・ステージ》にて、「イラストに描かれた歯は何本?」というクイズが出題された。
    正解は20本で、九庵堂は見事に正解していた。
  • アニメVRAINS第32話で島直樹が見ていたネットのハンドルネームの1つに「強欲な壺ニラ」という名前が確認できる。
    他のハンドルネームが放送時の禁止カードの捩りであることを踏まえると、このカード名を捩ったものだろう。
    また、第47話においてはPlaymakerが出現したことを知らせるバーチャル画面が表示された際、「強欲なニュース24」と表示されており、アイコンがこのカードイラストの壺になっている。
    またAiの使用した通常魔法Ai(アイ)マイン》のイラストで鉱夫姿のAi(イグニス体)が発掘している様子が描かれている。
  • TAG FORCEでは、主人公の初期デッキと同じデッキを使う「初心守」というキャラ以外の全キャラがこのカードデッキに入れており、その上全キャラが専用ボイスまで喋る。
  • DUEL TERMINALのアクションデュエルXにおいては、特殊コマンドとして登場した。
    2回行動ができるようになる。
  • WCS2009では、上記の《Sp(スピードスペル)−アクセル・ドロー》と《Sp(スピードスペル)−シフト・ダウン》がオリジナルカードとして登場した。
  • 2019年11月29日に、実物の陶芸品としてプレミアムバンダイから商品化された。
    美濃の職人が丁寧に1つ1つ手塗りしており、税込1万1550円という高価な品だったのだが、なんと予約受付開始から僅か数時間で完売。
    後に行われた二次予約に至っては予約受付開始からたった1分前後で完売してしまった。
    なおSNS上に掲載されたこの商品の予約受付開始の広告は誤字があり、「強欲な壺(つぼ)」ではなく「強欲な壼(しきみ)」になっていた。
    キーボードからの誤入力が起きるとは考え辛く、関連資料からのOCRの読み誤りであると考えられる。
  • 2021年2月に、《貪欲な壺》の湯呑とセットで、マグカップとしてプレミアムバンダイから商品化された。

関連カード

サポートカード

メタカード

カード名関連

―《強欲な壺》の姿が見られるカード

ノーコストで2枚ドローする効果手札交換を除く)

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《強欲な壺》 魔法 通常魔法

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