【エクゾディア】 †
デッキの概要 †
《封印されしエクゾディア》の効果による特殊勝利を狙うデッキ。
相手にライフポイントを削り切られる前にエクゾディアパーツ全種類を手札に揃え、《封印されしエクゾディア》を成立させるのが目的になる。
「モンスターで攻撃を行い相手のライフポイントを0にする」という遊戯王OCGのセオリーを放棄するデッキであり、他の多くのデッキとはデッキ構成やプレイングが大きく異なる。
他のデッキとは全く異なるプレイングが要求されるが、通常のデッキならば採用不可能なカードを扱えるのが特徴でもある。
《封印されしエクゾディア/Exodia the Forbidden One》 効果モンスター(制限カード) 星3/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1000 このカードと「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」 「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」 が手札に全て揃った時、自分はデュエルに勝利する。
デッキ構築に際して †
エクゾディアパーツを揃えて特殊勝利することが最終目的だが、様々なデッキタイプが存在するその手段は様々なものが考えられる。
いずれのデッキタイプであっても、デッキの回転力を高めるのは必須であり、タイプ問わず採用しやすいカードを以下に記載する。
エクストラデッキについて †
- 《転生炎獣アルミラージ》・《聖魔の乙女アルテミス》・《副話術士クララ&ルーシカ》
効果は無視して通常召喚した《クリッター》・《黒き森のウィッチ》を墓地へ送るのに利用する。
- 《セキュア・ガードナー》
《転生炎獣アルミラージ》からリンク召喚できる。
《ワンチャン!?》のデメリットによる効果ダメージを無効にしたり、一度きりの壁としても使える。
- 《神聖魔皇后セレーネ》
リンク召喚の際に《青竜の召喚士》・《黒き森のウィッチ》等をリンク素材にすることでトリガーになるとともに、蘇生させることで再発動を狙える。
同名カードの発動制限がないため、モンスターを確保できれば同名カードをリンク召喚して再発動も可能。
戦術 †
このデッキは知名度が高く、弱点も多いことから対策もされやすいため、デュエル序盤は【エクゾディア】であることを可能な限り悟らせないようにプレイすると良い。
ただし、デッキ内容を知られないようにプレイするとパーツ集めがどうしても低速になり、パーツを集め終える前に敗北することも多い。
高速で集めるならば、相手を気にせずとにかく素早く行動したい。
このジレンマをどのように対処するかがプレイヤーの腕の見せ所となる。
エクゾディアパーツの四肢は闇属性・通常モンスターという特徴があるため、使用できるサポートカードは幅広く、これらを活用してゆくことになる。
エクゾディアパーツを集める手段としては、ドローや手札交換で引く、サーチ効果で直接手札に呼び込む、一度墓地に落としてサルベージする等の手段がある。
ただし、一度墓地に落としてサルベージする場合、《D.D.クロウ》等で除外されるリスクがある点に注意が必要である。
デッキの種類(先攻1ターンキル型) †
ソリティア性の強いコンボにより、先攻でデッキを回してエクゾディアパーツを揃えることに特化した1ターンキル構築。
コンボ特化のデッキだけに妨害には弱いが、先攻で回し切ることで手札誘発以外の妨害を考慮せずに勝利を狙う。
《王立魔法図書館》軸(【図書館エクゾ】) †
《強欲で謙虚な壺》や《闇の誘惑》、《手札断殺》等の手札交換の魔法カードを続々と使用し《王立魔法図書館》に魔力カウンターを乗せ、大量ドローを狙う。
《召喚僧サモンプリースト》は闇属性であり使いやすく、すぐに《王立魔法図書館》を出すためにも入れておきたい。
《陰の光》によって《召喚僧サモンプリースト》から《王立魔法図書館》をリクルートしつつ、召喚権を増やすことができる。
《二重召喚》・《三賢者の書》・《歌氷麗月》等を採用することで手札に来た場合もケアできる。
《リロード》や《打ち出の小槌》等の手札交換カードも、手詰まりを防ぐために入れておくといいだろう。
《王立魔法図書館》が破壊されてしまえば負けたも同然なので、それを防ぐために相手にターンを渡さない、1ターンキルが求められる。
いかにして手札を減らさず魔力カウンターを稼ぐか、いかにして素早く《王立魔法図書館》をフィールドに出すかが勝利の鍵である。
《ARG☆S-HomeStadium》×2のループコンボでドローを狙っても良い。
そのままで3000LPで1枚ドローでき、《魔法吸収》×2も揃えばノーコストになる。
D-HERO軸 †
D-HEROの手札交換サポートカードを使用して、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
《E・HERO エアーマン》や《増援》でD-HEROをサーチしつつ、《トレード・イン》・《デステニー・ドロー》・《闇の誘惑》を使用してデッキ圧縮できる。
D-HEROとは闇属性サポートカードを共有できるが、癖のある高レベルモンスターを抱えることから手札事故を起こしやすい点に注意が必要である。
おジャマ軸 †
《おジャマジック》で手札を増強し、《凡人の施し》等で手札交換しつつエクゾディアパーツを集めるタイプ。
手札枚数を豊富に確保できることから、《手札断殺》等の1:2交換のディスアドバンテージとなる手札交換カードも苦にならない。
通常モンスターサポートカードを共有できるが、《おジャマジック》は単体では使用できずおジャマも弱小モンスターであるため、手札コスト以外に活用しにくい。
《メタモルポット》軸 †
《月の書》や《皆既日蝕の書》と《浅すぎた墓穴》で《メタモルポット》を何度も使いまわすことで、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
相手は《浅すぎた墓穴》で強力モンスターが大量に場に揃うので、とにかくスピードを重視し手札交換、デッキ圧縮カードはフル投入する。
《メタモルポット》をサーチ・サルベージするため、エクゾディアパーツにも使える《おろかな埋葬》や《死者転生》は必須。
また、《魔法石の採掘》等の手札コストがあるカードも、《メタモルポット》のおかげで気にせず使える。
《青眼の白龍》軸 †
《青眼の白龍》のサポートカードを使用してデッキ圧縮しつつ、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
《召喚師のスキル》や《伝説の白石》+《調和の宝札》で《青眼の白龍》をサーチして、《トレード・イン》で手札交換しつつ《超再生能力》でドローできる。
パーツを集めつつビートダウンできるが、高レベルモンスターや単体で使用できないカードが多く、手札事故を起こしやすい点に注意が必要である。
《トレジャー・パンダー》+《撤収命令》軸 †
《トレジャー・パンダー》の効果を複数回使い、エクゾディアパーツをリクルートするタイプ。
ドロー効果を持つ魔法カードを使用し、デッキ圧縮後に《トレジャー・パンダー》のコストに利用する。
最終的には《撤収命令》でバウンスするかリンク素材などに使用してサルベージを狙う。
リンク素材にする場合は《鎖龍蛇-スカルデット》なら手札交換、《トロイメア・グリフォン》なら《補充要員》などをセットすることが可能。
【推理ゲート】のような構築にし、墓地に魔法カードを落としつつ《ブーギートラップ》で《撤収命令》をセットするのも良い。
また、《レベル・レジストウォール》からエクゾディアパーツをリクルートして、《撤収命令》のバウンス対象を揃える方法もある。
《トレジャー・パンダー》展開軸 †
《トレジャー・パンダー》の効果を複数回使い、通常モンスターをリクルート&デッキ圧縮を行うタイプ。
通常モンスターは各種素材や《馬の骨の対価》・《ワンダー・ワンド》・《ドールハンマー》等のコストにしてドロー加速を行う。
通常モンスターチューナーを採用し、《フォーミュラ・シンクロン》・《TG ハイパー・ライブラリアン》・《スターダスト・チャージ・ウォリアー》・《花札衛-月花見-》等をシンクロ召喚してドローする。
《古の秘儀》はドローもリクルートにも利用できるため特に相性が良い。
通常モンスターをデッキに戻す必要があるので《貪欲な壺》・《打ち出の小槌》等も採用する。
フォーチュンレディ軸 †
《フォーチュンレディ・ウォーテリー》の効果を使ってドローを行う。
フィールドの《フォーチュンレディ・ウォーテリー》は《ワンダー・ワンド》・シンクロ召喚・リンク召喚等に繋げて墓地へ送り、《シンクロキャンセル》・《神聖魔皇后セレーネ》での蘇生等で何度も特殊召喚を行う。
《フォーチュンレディ・パスティー》をシンクロ素材に《花札衛-月花見-》・《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をシンクロ召喚しドローできる。
《フォーチュンレディ・パスティー》・《闇の誘惑》等で除外して《フォーチュンフューチャー》でドローできる。
【ヌメロン】軸 †
《ヌメロン・ネットワーク》で《ヌメロン・ダイレクト》からゲート・オブ・ヌメロン4体を特殊召喚し、《希望の記憶》でドローする。
さらに、ゲート・オブ・ヌメロンをリンク素材にし《鎖龍蛇-スカルデット》をリンク召喚する。
このコンボにより2枚の手札から8枚ドローし、3枚デッキに戻すことができる。
ただし、《ヌメロン・ダイレクト》の発動条件・誓約効果から召喚・特殊召喚するモンスターは減らす構築になる。
状況によってはゲート・オブ・ヌメロンの攻撃による1ターンキルを勝ち筋に選ぶこともできる。
暗黒界軸 †
《暗黒界の導師 セルリ》・《暗黒界の狩人 ブラウ》・《暗黒界の門》・《暗黒界の取引》・《暗黒回廊》等を採用しデッキ圧縮に利用する。
《シャドール・ビースト》・《未界域のモスマン》・《毘龍之謙》・《虎菱之玄》など手札交換カードを採用しても良い。
《青竜の召喚士》軸 †
カード名を指定した1ターンに1度がないため、繰り返しサーチしてパーツを集めきる構築。
同様に回数制限の無い《神聖魔皇后セレーネ》を絡めるパターンもある。
ランダム性のあるドローや墓地肥やしに依存しないのが【エクゾディア】としては特徴的と言える。
《青竜の召喚士》でサーチできない《封印されしエクゾディア》は《黒き森のウィッチ》を経たり、墓地に送ってからサルベージするなどが一般的。
展開パターンによっては《神聖魔皇后セレーネ》で《召喚僧サモンプリースト》を蘇生させてリクルートで次なる展開に繋ぐこともある。
例として墓地に魔法カードが2枚以上あり《青竜の召喚士》含むレベル4を3体用意できる場合以下のような展開が可能。
- 《青竜の召喚士》以外の2体で《マジェスペクター・ドラコ》をエクシーズ召喚。
- 《青竜の召喚士》1体で《青き眼の精霊》をリンク召喚し、《光の霊堂》とパーツ1枚目をサーチ。
- 《光の霊堂》を発動して《青眼の白龍》を墓地へ送り、《青き眼の精霊》で蘇生してリリースをトリガーに《マジェスペクター・ドラコ》で2体目の《青竜の召喚士》をリクルート。
- 3体で《神聖魔皇后セレーネ》をリンク召喚してパーツ2枚目をサーチし、《神聖魔皇后セレーネ》で《青竜の召喚士》を蘇生。
- 2体で《四花繚乱の霊使い》をリンク召喚してパーツ3枚目をサーチし、《神聖魔皇后セレーネ》と《青竜の召喚士》を蘇生。
- 《神聖魔皇后セレーネ》と《青竜の召喚士》を墓地へ送り、《憑依覚醒-ラセンリュウ》を特殊召喚してパーツ4枚目をサーチ。
- 最初のレベル4のうち1体が《黒き森のウィッチ》であれば、《四花繚乱の霊使い》で《神聖魔皇后セレーネ》の代わりに蘇生することで全てのパーツを揃えることが可能。
このルートを目指す場合、《鎖龍蛇-スカルデット》(+《世海龍ジーランティス》)と《召喚僧サモンプリースト》、コストとして魔法カード2枚が用意できれば再現できる。
デッキを回転させる軸と、最終的な到達点こそ同じだが、初動と経路には複数の型が確立されている。
初動は《召喚僧サモンプリースト》+魔法カード・《捕食植物オフリス・スコーピオ》+モンスターカードの2枚や、《フォーマッド・スキッパー》・《昇華騎士-エクスパラディン》・《ヒーローアライブ》(およびそれらのサーチ・リクルートカード)などの1枚があり、初動次第で構築も大きく変わる。
いずれにせよ1ターンキルまでのルートは中々に複雑になり、覚えきるのも一苦労する。
それでも初動が1~2枚で良いという安定感に加えて、妨害を受けなければ確実に成功させられる魅力も大きいデッキと言える。
【宝札エクゾディア】 †
《暗黒のマンティコア》と《生還の宝札》の無限ループを利用して集めるタイプ。
詳しくは当該ページを参照。
09/09/01に《生還の宝札》が禁止カードとなったため、構築が不可能になっている。
《光神テテュス》軸 †
デッキの大半を天使族で統一し、《光神テテュス》のドロー効果を連続使用することで、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
《享楽の堕天使》・《幸魂》・《時械巫女》・《独法師》などドローを止めずアドバンス召喚のリリースとなる(召喚権を消費しない)特殊召喚可能な天使族を多めに採用する。
《創造の代行者 ヴィーナス》効果3回使用後でリンクモンスターを経由して《鎖龍蛇-スカルデット》で「3体以上」や《天空神騎士ロードパーシアス》の(2)で手札の《光神テテュス》を特殊召喚もできる。
《トロイメア・ゴブリン》で召喚権を追加しても良い。
《失楽の堕天使》で《堕天使イシュタム》サーチしドロー、《盛悴のリザルドーズ》で同名カードを除外しドローすることもできる。
手札が増えた後《打ち出の小槌》・《リロード》でエクゾディアパーツをドローする。
ドローカードの中でも《成金ゴブリン》・《闇の誘惑》などのドロー後に処理があると《光神テテュス》はタイミングを逃すので優先度が下がる。
【閃刀姫】軸 †
2枚のデッキ圧縮となる《閃刀起動-エンゲージ》を中心とした閃刀カードを採用した構築。
《閃刀機-ホーネットビット》から《閃刀姫-カガリ》でサルベージして再発動する、《闇の誘惑》・《トレード・イン》に対応する《閃術兵器-H.A.M.P.》をサーチして手札コストにする等の利用法がある。
他構築と異なる点としてはデッキのモンスターと異なる属性の閃刀姫リンクモンスターのみが墓地に存在する状況が起こりやすいため《ドローパン》と相性が良い。
メインモンスターゾーンを使用する構築とはアンチシナジーだが、【竹光】等の魔法カード中心の構築と共存しやすい。
レベル10軸 †
《十種神鏡陣》・《アドバンスドロー》を利用したデッキ圧縮を行う。
レベル10としては《時械神ザフィオン》とそのサポートをする《時械巫女》・《シャッフル・リボーン》が相性が良い。
他には《堕天使イシュタム》・《堕天使の追放》、《イビリチュア・ジールギガス》・リチュアサポートカード、《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》などが候補となる。
デッキの種類(持久型) †
先攻1ターンキルに特化せず、防御・妨害系のカードで数ターンを凌ぎながらエクゾディアパーツを集める構築。
または罠カードなど採用するカードの関係上、どうしてもターンを跨ぐことになる構築。
中には初手やドロー次第で極端にデッキが回転すれば先攻1ターンキルができるものもあるが、現実的でないものはこちらに含める。
ロック軸 †
強力な永続魔法、永続罠等でロックをかけ、相手の攻撃や展開を抑止している間にエクゾディアパーツを集めるタイプ。
採用するロックカードは環境や相手を読む必要があるが、《スキルドレイン》・《群雄割拠》・《御前試合》・《センサー万別》・《超古代生物の墓場》などが有効だろう。
ライトロード軸 †
ライトロードの効果でエクゾディアパーツをデッキから直接墓地に落とし、サルベージすることで揃えるタイプ。
墓地に落ちたエクゾディアパーツを《貪欲な壺》・《ダーク・バースト》・《闇の量産工場》等で回収して集める。
ライトロードのビートダウンでも勝利できるが、ライトロードとエクゾディアパーツはサポートカードを共有できず、墓地に落ちるカードはランダムであり、うまく回らないと何もできずに敗北する点に注意が必要である。
宝玉獣軸 †
《虹の古代都市-レインボー・ルイン》や《レア・ヴァリュー》でドローし、《宝玉獣 サファイア・ペガサス》や《宝玉の導き》でデッキ圧縮することで、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
《虹の古代都市-レインボー・ルイン》は戦闘ダメージ半減効果や魔法・罠カード無効効果を持つため防御力も高く、《宝玉の氾濫》でビートダウンも可能である。
ただし、宝玉獣とエクゾディアパーツはサポートカードを共有できないため、手札事故には注意が必要である。
《未来融合-フューチャー・フュージョン》軸 †
《未来融合-フューチャー・フュージョン》でデッキ圧縮することで、エクゾディアパーツをドローする確率を高めて集めるタイプ。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》・《ワーム・ゼロ》・《暗黒界の混沌王 カラレス》・《インフェルノイド・ティエラ》・《深淵竜アルバ・レナトゥス》等の融合素材を複数体選べる融合モンスターを採用し、融合素材に応じてデッキ構成は大きく変化する。
融合素材によってはそれだけでビートダウンを行うことも可能。
また、《クインテット・マジシャン》・《幻の召喚神エクゾディア》を指定してエクゾディアパーツを墓地へ送ってサルベージするというのも考えられる。
こちらの場合、同じくサルベージすることを想定しており、魔法使い族を含むライトロード軸と混ぜてもいいだろう。
《サイバーデーモン》軸(【ハンドレスエクゾ】) †
《ハンドレス・フェイク》と《インフェルニティ・ガーディアン》と《サイバーデーモン》を投入し毎ターン《ハンドレス・フェイク》で手札を0枚にし《サイバーデーモン》の効果でドローしてエクゾディアパーツを揃えるデッキ。
《ハンドレス・フェイク》の効果で手札が0枚になるため、《サイバーデーモン》はエンドフェイズ時に自壊せず、またドローフェイズ開始時に手札0枚という状況を作り出せるため《サイバーデーモン》の効果の発動条件を満たせる。
また、手札にエクゾディアパーツが何枚かあっても《ハンドレス・フェイク》で除外してしまえば捨てずに済むため《無の煉獄》や《メタモルポット》等を躊躇することなく使用できる。
守りについては《ハンドレス・フェイク》の効果の発動条件にもなり手札が0枚である限り破壊されない《インフェルニティ・ガーディアン》や、《サイバーデーモン》を召喚してすぐ表側守備表示にできる《レベル制限B地区》・《つまずき》などといったロックカードが役に立つ。
【エクゾディア】の弱点である手札破壊を、《ハンドレス・フェイク》の効果で手札を全て除外してしまうことで防ぐ事ができる。
【調理師エクゾ】 †
《悪魔の調理師》をコントロール転移し、リクルーターの自爆特攻で大量ドローとデッキ圧縮を行いパーツを揃えるデッキ。
詳しくは当該ページを参照。
【凡骨エクゾディア】 †
大量の通常モンスターと《凡骨の意地》で大量ドローするデッキ。
相手にこちらの狙いがバレてしまうのが欠点だが、ペンデュラム効果を持つペンデュラムモンスターを採用すればパーツ集めと並行してビートダウンが出来る。
詳しくは【イグナイトエクゾ】を参照。
【便乗ターボ】 †
相手にドローさせるカードを《便乗》とのコンボで利用し、高速で手札を増強するデッキ。
相手にドローさせる欠点から速攻が求められる。
採用すべきカードは《便乗》のページを参照。
【調理師エクゾ】と並び、なかなか歴史の古いデッキである。
【チェーンエクゾ】(【活路エクゾ】) †
《強欲な瓶》・《八汰烏の骸》・《天地返し》でチェーンを組みながら、《積み上げる幸福》でのドローを狙う。
簡単に言えば【チェーンバーン】のバーンカードを無くし、エクゾディアパーツを加えたもの。
【やりくりターボ】に《無謀な欲張り》や《光帝クライス》、《地母神アイリス》でさらに上乗せし、一気に決着をつける。
チェーン数稼ぎを兼ねるドローソースとして《活路への希望》と《ギフトカード》を搭載するのも面白く、より《活路への希望》を重視した構築になると【活路エクゾ】の名で呼ばれることもある。
《絢嵐たる見神》・《蟲惑の誘い》も無理なく採用できる。
《成金ゴブリン》が更なるターボパーツになり、《光の護封壁》や《ソウルテイカー》といった防御カードでチェーン構築までの時間稼ぎも狙える。
【レイズ・ムーン】軸 †
ドローを多用するレイズ・ムーンカードを駆使し、エクゾディアパーツを集めるタイプ。
《封印されしエクゾディア》による特殊勝利が困難だと判断した場合は、レイズ・ムーンによるビートダウンに切り替える事ができる柔軟性の高さが特徴。
レイズ・ムーンカードの共通制約により《クリッター》等のサーチカードが使いにくくなるため、《チキンレース》等のドロー加速カードを中心に採用する。
ただし、ドローカードの中でも《成金ゴブリン》・《闇の誘惑》などのドロー後に処理があるとレイズ・ムーンモンスターはタイミングを逃すので優先度が下がる。
また、通常の【レイズ・ムーン】では採用圏内の《強欲で貪欲な壺》も、エクゾディアパーツが1枚でも除外されてしまうと勝利が絶望的になるため、採用は控えた方が良い。
極端な話、【レイズ・ムーン】にエクゾディアパーツを投入するだけでもとりあえず形にはなるため、構築に無理は生じにくい。
マッチ戦であればサイドデッキとの入れ替えで通常の【レイズ・ムーン】にスイッチさせるのも面白いだろう。
デッキの派生 †
エクゾディアパーツを採用しながらも、手札に揃えての特殊勝利以外の方法を主な勝ち筋として据えるデッキを取り上げる。
【ビートエクゾ】 †
専用サポートカードである大型モンスターの特殊召喚を狙うデッキ。
- 《究極封印神エクゾディオス》軸
エクゾディアパーツをサルベージしての特殊勝利と、《究極封印神エクゾディオス》の効果での特殊勝利を並行して狙うデッキ。
ただし、《究極封印神エクゾディオス》の効果だけで勝利するのは難しい。
狙うのであれば、《我が身を盾に》や《神の宣告》等で除去から徹底的に守りたい。
《おジャマトリオ》と《拡散する波動》、《異次元への案内人》のコンボで連続攻撃を行い、一気に特殊勝利を狙う手もある。
- 《ブラック・ガーデン》
ローズ・トークンを複数体生成して連続攻撃の的を用意できる。
なお《究極封印神エクゾディオス》が弱体化を受けると以降は自己強化が行われなくなるため、あちらの特殊召喚後に発動するか、あちらの特殊召喚前に除去しておく必要がある。
上述の送りつけによって自分フィールドに生成されたローズ・トークンだけでも、《リンク・スパイダー》→《セキュア・ガードナー》で2体稼げる。
以下手順により、攻撃対象を5体用意しつつ《ブラック・ガーデン》を除去して《究極封印神エクゾディオス》での全体攻撃に繋げられる。- 《ブラック・ガーデン》が適用されている状態で、《毘龍之謙》か《虎菱之玄》を召喚。
- 召喚した一方の(1)を発動し、もう一方を送りつける。
- 送りつけによって自分フィールドに生成されたローズ・トークンで《リンク・スパイダー》をリンク召喚。
- 弱体化した《毘龍之謙》または《虎菱之玄》で《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚。
- 《リンク・スパイダー》と《転生炎獣アルミラージ》で《Gゴーレム・クリスタルハート》をリンク召喚。
- 《Gゴーレム・クリスタルハート》で《リンク・スパイダー》を蘇生。
- 《Gゴーレム・クリスタルハート》と《リンク・スパイダー》で《S:Pリトルナイト》をリンク召喚し、《ブラック・ガーデン》を除外。
- 《ブラック・ガーデン》が適用されている状態で、《毘龍之謙》か《虎菱之玄》を召喚。
- 《召喚神エクゾディア》軸
《召喚神エクゾディア》の自己強化と高い耐性を活かしたビートダウン、またはエクゾディアパーツをサルベージしての特殊勝利を行うデッキ。
ビートダウン型では《魔神火炎砲》等による墓地肥やしやエクゾディアパーツを特殊召喚するカードを採用し、サルベージ型ではサーチ、サルベージカードを採用する。
どちらの軸でもエクゾディアパーツを墓地に置いて戦うことになるため、墓地除外に弱い点に注意が必要である。
- 《光の霊堂》
継続的にエクゾディアパーツを墓地へ送ることができ、《召喚神エクゾディア》の攻撃力強化やサルベージでの特殊勝利をサポート可能。
このカード自体も、エクゾディアパーツでリンク召喚できる《青き眼の精霊》によってサーチできる。
- 《発禁令》
《召喚神エクゾディア》を宣言しての適用に成功すればそれ以降、《召喚神エクゾディア》の(3)を発動させず、攻撃力を維持したまま運用できる。
(4)も発動できなくなるため、《召喚神エクゾディア》をフィニッシャーにする構築での採用となる。
- 《エクゾディア・ネクロス》軸
《エクゾディア・ネクロス》でビートダウンする異色のタイプ。
エクゾディアパーツが墓地に落ちることで特殊勝利を警戒させつつ、その隙に《エクゾディア・ネクロス》展開の準備ができる。
ただし、特殊召喚の手間がかかる割に弱点が多く、《強制脱出装置》等1枚で除去されるので、構築難度は高い。
- 《エルフェンノーツ~廻郷のパラレリズム~》・《ディメンション・ガーディアン》
《エクゾディア・ネクロス》に破壊耐性を付与でき、自壊や(1)の穴であるモンスター効果での破壊を防ぐことが可能。
- 《キウイ・マジシャン・ガール》
自身を含む魔法使い族に対象耐性と破壊耐性を付与でき、上記では防げない《強制脱出装置》なども防げる。
対象をとらない永続効果のため、《エクゾディアとの契約》に《D.D.クロウ》をチェーンされた場合でも、更にチェーンしてフィールドに出すことで自壊を防げる。
- 《D-HERO ダイヤモンドガイ》
発動条件を無視して《エクゾディアとの契約》を発動することが狙える。
そのままでは《エクゾディア・ネクロス》は即座に破壊されてしまうが、《エルフェンノーツ~廻郷のパラレリズム~》や《キウイ・マジシャン・ガール》などが存在すれば維持可能。
極論、封印されしの採用が不要になり、空いたスペースにコンボパーツを入れられる。
- 《三位一体》
エクゾディアパーツを3体並べる必要があるものの、(2)で《エクゾディアとの契約》をセットできる。
《エクゾディアとの契約》の発動のためにエクゾディアパーツの墓地肥やしを行うため、(1)の発動から(2)へ繋げることも狙える。
【幻の召喚神エクゾディア】 †
上記の【ビートエクゾ】の1種であり、融合モンスターの《幻の召喚神エクゾディア》を主軸にした構築。
従来に比べて手札事故リスクが多少軽減しているのが利点。
《千年の十字》の(1)による疑似融合召喚を狙うため、特殊召喚成功まではエクゾディアパーツを墓地に落とさないようにする立ち回りが求められる。
幸い、《千年の十字》のサポートカードである千年モンスターはフル投入しても腐りにくい。
詳細は当該ページを参照。
このデッキの弱点 †
手札にカードを揃えることで特殊勝利を狙うので、手札破壊を弱点とする。
一度エクゾディアパーツが除外されるとカードを回収するのが難しく、《氷結界の龍 トリシューラ》等には特に脆い。
除外対策には《異次元からの埋葬》・《王宮の鉄壁》などがあるので、サイドデッキに投入しておくといい。
《抹殺の使徒》でデッキや手札を確認されたり、ウイルスでのピーピング等にも注意したい。
こちらの戦術が判明した瞬間、上記のような攻めを徹底的に行われる可能性があるためである。
カード・アドバンテージを無視した手札交換を頻繁に行うと、自らこうした事態を引き起こす事もあるだろう。
また、エクゾディアパーツが早いターンに複数枚来た場合も手札事故のような状態になる。
パーツを揃えるためのカードを使用できず、回転が悪くなる。
弱点が多く対策されやすいデッキであるため、マッチ戦の1戦目を勝利できても、手の内が知られた2戦目は苦しい戦いになる。
サイドデッキを活用して弱点を補うか、【自爆スイッチ】等の他のデッキに変更することも考えられる。
《絶滅の定め》や《閃光弾》、《ラーの翼神竜-球体形》を始め、相手への干渉と防御を兼ねられるカードも微量ながら存在するので、これらも利用できる。
歴史 †
- 禁止・制限カード制定前
デッキ内容は各エクゾディアパーツ、エラッタ前の《黒き森のウィッチ》と《クリッター》、通常魔法の《強欲な壺》、《天使の施し》、《ブラック・ホール》、《陽気な葬儀屋》が3枚積みされたデッキであり、異常な高確率で先攻1ターンキルが成立していた。
ハンデスも存在しない当時のカードプールでは対策のできるカードは存在せず、先攻で成功せずともフィールドの《黒き森のウィッチ》、《クリッター》を破壊した瞬間に即敗北するという理不尽なデッキであり、この頃のOCGはジャンケンゲームとまで評された。
また、当時のエクゾディアパーツの入手難易度は高く、書籍付属カード、ウルトラレア、東京ドーム限定カードを3枚用意するという資金面で構築難易度が高すぎるデッキであった。(更に問題になった仔細は《封印されしエクゾディア》及びPREMIUM PACKにて。)
高確率の先攻1ターンキルが問題視され、このデッキの登場から半年足らずで制限カード制度が導入され、エクゾディアパーツは全て制限カードにされた。
さらに《黒き森のウィッチ》、《クリッター》にはエラッタが出され、エクゾディアパーツ自体もシークレットレアで一般パックに再録されることになった。
つまり上記の「ジャンケンゲーム」の揶揄が当たった時期も実質半年足らずで、その後のOCG史から見れば短期間、それも実践できた層は僅かの割合に過ぎなかったのだが、それでも強く印象付けられたことは逆に遊戯王ブームが爆発した当時を窺い知れる材料とも言える。
実状、導入間もない禁止・制限カードのルール自体がデュエルの現場で当初から肯定的に受け入れられ実効を発揮したとは言い難く、数少ない原作ファンデッキとしても大人気だったが故に「エクゾディア3枚積み」で遊び続ける層は暫く残った。唐突に導入された規制のルールなどより、カード入手に対するデュエルでのリターンを望むのも当然のプレイヤー心理であったろう。
KONAMIに遊戯王カードの主体が移って間もない当時の背景や、それから20年以上連綿すると想像した層はろくにいなかった黎明期という時代抜きには語れない。
- 第2期
《生還の宝札》が登場し、《早すぎた埋葬》等の蘇生を軸とした【宝札エクゾディア】が流行する。
高い1ターンキル率を誇ったが、より安定性の高い【現世と冥界の逆転】が登場したことにより徐々に存在感は薄らいでいき、《早すぎた埋葬》の制限によって第3期環境に入る頃には大幅な弱体化を余儀なくされた。
- 第8期
2012年度世界大会では一般の部入賞者(1位~4位)が甲虫装機で埋まる中、《活路への希望》と《ギフトカード》を採用した【チェーンエクゾ】がベスト8に進出した。
甲虫装機側は、《活路への希望》により安易にライフポイントを減らせない、フィールドにカードがないため自分のカードを破壊するなど翻弄される姿が見られた。
- 第12期
INFINITE FORBIDDENで千年・ミレニアム・エグゾードが登場。
【ビートエクゾ】に融合モンスターの《幻の召喚神エクゾディア》をエースとした軸が確立する。