コンボ/Combo †
「コンビネーション(Combination)」の省略語であり、"組み合わせ"を意味する言葉。
元々はゲーム用語の一つであり、TCGの場合は複数のカードを組み合わせる戦術を意味する。
基本的には、カード同士が相乗効果(シナジー)を起こして個々の力の合計以上の威力を発揮するものを指す。
複数のカードを揃えることで単体のカード以上の力を持たせられるのは、遊戯王OCGに限らずTCGの醍醐味の一つである。
- コンボの一例
- 《つまずき》+《ドリーム・ピエロ》
《つまずき》を相手の攻め手を抑える用途で使いつつ、守備表示になる事で効果を発動する《ドリーム・ピエロ》のトリガーとしても使う。 - 《召喚僧サモンプリースト》+《聖鳥クレイン》
レベル4モンスター2体を並べてランク4の素材を揃えつつ、《聖鳥クレイン》の特殊召喚時にドローする効果でアドバンテージを得る。 - 《速攻の黒い忍者》+《異次元の偵察機》
自身を一定期間だけ除外する《速攻の黒い忍者》の効果で除去を回避しつつ、そのコストで《異次元の偵察機》を除外して自己再生させる。 - 《融合》+《融合解除》+《超融合》
融合モンスター→融合素材→融合モンスターの順に攻撃し、1度のバトルフェイズ中に何度も攻撃を行う。
- 《つまずき》+《ドリーム・ピエロ》
- シナジーとは近い概念だが使われ方が若干異なる。
シナジーはカード同士の「相性が良い関係」を指し、コンボはシナジーのあるカード同士を使った「戦術」を指す。
「AとBはシナジーがある」とは言うが「コンボがある」とは言わないし、「AとBのコンボで攻撃する」とは言うが「シナジーで攻撃する」とは言わない。
- コンボによって得られるリターンによってゲームを優位に進めるまたは、勝負を決めるデッキを「コンボデッキ」という。
手札事故を起こしやすくなるというリスクはあるが、高い爆発力を秘めていることが魅力である。
これをデッキ全体で行えるようにしたのが、カテゴリや種族・属性などを1種類または数種類程度に固めたデザイナーズデッキである。
- 召喚手順の都合上融合召喚・儀式召喚・シンクロ召喚・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚・リンク召喚は、コンボの性質を持った召喚方法である。
アドバンス召喚もリリースを必要とすることから、積極的に狙う場合はコンボ気味になることが多い。
- 《コンボファイター》や《コンボマスター》といったモンスターは、名前通りコンボ(チェーン)が発生するとコンボ攻撃ができるカードである。
- テレビ東京のアニメZEXAL公式サイトでは「コンボ」について、鉄男が「1枚では使い方がよくわからない、使いづらいカードがあるとしよう。そんなカードも、別のカードと一緒に使うとスゴイ威力を発揮することがある。そういう組み合わせを「コンボ」っていうんだ。」と小鳥に説明している。
- 偶然か意図的かにかかわらず、相手のカードとの組み合わせで利益を得ることを(皮肉を込めて)「友情コンボ」と呼ぶことがある。
- 例:自分が《D.D.ダイナマイト》を伏せている時に、相手が《強欲で貪欲な壺》を発動した
- 原作・アニメにおいて―
原作初期は、複数のカードを連携させた場合、使用したカードの間に「コンボ!」と記されていた。
当時の「コンボ」は単にモンスターに装備魔法をつけて強化するなど、現代の基準ではあまりコンボとは呼び難いものも多い。
「決闘者の王国編」の「遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦に至っては、普通に融合召喚しただけのことを(融合素材2枚と《融合》の)三連コンボと呼んでいた。
「バトルシティ編」の「遊戯vs人形(マリク)」戦でマリクは《オシリスの天空竜》・《リバイバルスライム》・《ディフェンド・スライム》・《生還の宝札》・《無限の手札》を揃えた「究極のコンボ ゴッド・ファイブ」を完成させた。
《リバイバルスライム》の自己再生を《生還の宝札》によるドローにつなげ、手札を増やして《オシリスの天空竜》を強化していくこの陣形は、相互にシナジーを発揮しており文句なしにコンボと言える。
- 原作やアニメでは視聴者を魅せる必要があるため、実現性やコストパフォーマンスに劣るが派手なコンボを披露することも多い。
そのコンボを成立させるために、非常に強かったり使い道が限定されすぎたカードが使用される事も頻繁に起こる。
その影響で、多くのアニメに登場したカードはOCG化の際に効果の変更が行われることが日常茶飯事となっているが、ここで過剰な弱体化を受け、ファンが憤慨する仕様になってしまったカードも少なからず存在する。
また、コンボパーツが非常に多いため、ドロー加速カードが多用される。
特にアニメGXでは、前半は《強欲な壺》が、後半はそれぞれのデッキに合わせた手札交換カードが大量に登場する事になった。
- 主人公である武藤遊戯は「『結束の力』を信条とするのでコンボ攻撃を多用する」と紹介されている。
- アニメ5D'sに登場する鬼柳京介は、手札を0枚にしてインフェルニティの効果を《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》に付与する戦術を、自ら「ハンドレスコンボ」と称していた。
漫画5D'sの鬼柳も「無手札必殺 」と呼ばれる同等の戦術を行っており、漫画版で彼と因縁のあるジャックは《終幕の墓標》によるお互いの手札を0枚にする行為を「これが俺の無手札必殺 だ!!」と言っている。
- アニメZEXALでは、「遊馬vs凌牙」(1戦目)において凌牙が《ビッグ・ジョーズ》を《アクア・ジェット》で強化した時に凌牙の取り巻きが「出た!シャーク(凌牙)さんのマジックコンボだ!」と発言していた。
ただ単体強化しただけの行動に大げさな歓声を上げた取り巻きのこの言動は、ファンの間でよくネタにされている。
そもそも主人公の遊馬も初心者であり、「最序盤の『ZEXAL』世界」のデュエル・タクティクスの平均的な低さを示すため、意図的な演出であったと考えられる。
- アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsボーマン」(4戦目)では、遊作/Playmakerの《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》が(3)の効果によってボーマンの《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》の効果を無効にし続け、両者に置かれているカウンターがなくなるまで連続攻撃を仕掛けるという状況が発生しており、この際にボーマンが「お前は《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》の力を瞬時に把握し、このコンボを完成させたというのか」と発言していた。
相手のカードとの組み合わせを「コンボ」と称しているように取れる珍しい例である。
- 上記の発言は、遊作/Playmakerが《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》をリンク召喚する際の、効果を最大限に発揮するために儀式召喚・エクシーズ召喚を経由した一連のプレイングのことを指しているとも解釈できる。