ノーコスト †
「コストやそれに類するアドバンテージの損失なく使用できるカードや効果」を指す通称。
OCGのルール用語としての「コスト」は、カードやその効果を発動する際に手札やライフポイント等を払うものである。
一方「ノーコスト」と言う場合、「発動時にはコストを払う必要はないが、効果処理時にはアドバンテージの損失が生じる」ものも、コストに類するものと見なす事が多い。
例えば《融合》や《ソウル・チャージ》は発動時にはコストを必要としないカードである。
しかし効果処理時に、前者は自分のカードを墓地へ送る、後者はライフポイントを失う処理が行われるので、カード・アドバンテージ・ライフ・アドバンテージの損失が発生する。
こうしたカードは「ノーコスト」とは呼ばれない。
おおむね、カード・アドバンテージ、墓地アドバンテージ、ライフ・アドバンテージのいずれにも損失を与えなければ、「ノーコスト」と呼ばれる。
デッキアドバンテージについては、《強欲で貪欲な壺》のような大量かつ墓地アドバンテージを稼げない形でなければ、ノーコストとして扱われる事が多い。
- 逆に、ルール上はコストがあっても、事実上ノーコストと見なされる事もある。
自分の手札を公開する、または見せる事をコストとするカードは、ほとんどの場合ノーコストとして扱われる。
また、自身を手札から捨てる事をコストに発動するモンスター効果は、ノーコストの通常魔法を発動する場合とカード・アドバンテージが変わらない事から、ノーコスト扱いされる事が多い。
- 条件による特殊召喚の手順についても、ルール上はコストではないが「ノーコスト」という言葉で表現される事が多い。
特殊召喚できる条件を満たしていれば、特にカード・アドバンテージや墓地アドバンテージの損失なく特殊召喚できるモンスター、例えば《ダーク・アームド・ドラゴン》や《フォトン・スラッシャー》は「ノーコストで特殊召喚できる」と表現される。
- ノーコストではあるが、発動条件や発動に伴う制約によって使用可能な状況を制限するカードもある。
例えば《強欲で謙虚な壺》は、発動時に払うコストも、効果処理時にカードやライフポイントを損耗する効果もないが、発動ターンは特殊召喚が行えないというデメリットを課すカードである。
- 一般論として、コストのある効果よりノーコストの効果の方が取り回しがよく、使いやすい。
当然ながら、ノーコストのカードはカード・アドバンテージやライフ・アドバンテージ等を失うデメリットがない。
また、コストが払えないために発動できないリスクもない。
加えて発動にコストが必要なカードは、発動や効果を無効にされるとコストの払い損になってしまうが、その危険性もない。
- その分、コストのあるカードの効果はノーコストのカードの効果よりも強力に設定されている場合が多い。
デッキを構築する際には、「コストがあるが効果が強力なカード」と「コストはないが効果が控えめなカード」のどちらを投入するかを考慮する必要がある。
- カードが墓地へ送られることを利用できるデッキでは、手札コストやリリース系のコストを持つカードを積極的に採用する傾向にある。
例えば墓地で発動するモンスター効果を多用する【彼岸】では、《サイクロン》より《ツインツイスター》が優先される。
- 古いカードの中には、コストと効果の釣り合いが取れていないカードも多々ある。
コストに対して効果が強すぎるものの例としては、ノーコストで2枚のドローが可能な《強欲な壺》などが挙げられる。
逆にコストに対して効果が弱すぎるものの例としては、手札コスト2枚を払って表示形式を変えるだけの《闇の訪れ》などが挙げられる。
ノーコストにできるカード †
- 《解放のアリアドネ》(カウンター罠を発動する為の手札コスト・ライフコスト)
- 《終焉の覇王デミス》(自身の効果を発動する為のライフコスト)
- 《ヌメロン・ネットワーク》(ヌメロンエクシーズモンスターの効果を発動する為のエクシーズ素材消費コスト)
- 《念動増幅装置》(サイキック族専用装備/装備モンスターの効果を発動する為のライフコスト)
- 《脳開発研究所》(サイキック族の効果を発動する為のライフコスト)
- 《万魔殿-悪魔の巣窟-》(デーモンの維持ライフコスト)
- 《魔力倹約術》(魔法カードを発動する為のライフコスト)