永続 カード/Continuous Card †
説明 †
発動後、フィールドに表側表示で存在し続ける魔法・罠カードの総称(非公式用語)。
具体的には、永続魔法・装備魔法・フィールド魔法・永続罠・ペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスター・モンスターに装備されたカード・一定期間フィールドに残る通常魔法が該当する。
永続カードが持つ効果には
の3種類が存在する。
カードの発動の効果処理時のみ適用する効果 †
テキストでは「このカードの発動時の効果処理として~」「このカードは~して発動する事もできる。その場合~」などと表記される。
なお、便宜上「カードの発動の効果処理時」と言っているが、厳密には「『カードの発動』に伴う『効果の発動』の効果処理時」である(カードの発動自体に効果処理は存在しない)。
- カードの発動にチェーンされた効果によってカードがフィールドを離れた場合、この効果は不発となる。
例えば、《炎舞-「天璣」》がチェーンされた《サイクロン》で破壊された場合、下級獣戦士族をサーチする効果は不発となる。
ただし、通常魔法の場合は不発にならない。
例えば、《光の護封剣》がチェーンされた《サイクロン》で破壊された場合、攻撃を封じる効果は適用されないが表示形式を変更する効果は適用される。
- 効果処理時以降も継続する効果の場合、効果処理時より後にカードがフィールドを離れても適用され続ける。
例えば、《炎舞-「天璇」》が攻撃力を700アップさせる効果を適用した後に破壊された場合でも、攻撃力は上がったままとなる。
カードの発動の効果処理時からチェーンブロックを作らず適用され続ける効果 †
テキストでは「このカードが○○ゾーンに存在する限り~」「~する場合、代わりに~する」などと表記される。
- そのカードの発動の効果処理時から適用され始め、そのカードがフィールドを離れた瞬間から適用されなくなる。
例えば、《暗黒の扉》の適用中にバトルフェイズに入り、そのバトルフェイズ中に《暗黒の扉》を破壊すれば、その直後から複数のモンスターで攻撃可能となる。
また、効果処理時までは適用されないため、カードの発動にチェーンした効果はこの効果の影響を受けない。
例えば、《王宮のお触れ》がチェーンされた《サンダー・ブレイク》で対象にされた場合、《サンダー・ブレイク》の効果処理時には《王宮のお触れ》が適用されていないため破壊される。
- チェーンブロックを作らないので、他のカードの処理途中でも割り込んで適用される。
例えば、《高等紋章術》は「紋章獣2体を蘇生し、その2体でエクシーズ召喚」という効果だが、《デビリアン・ソング》が適用されていると、紋章獣2体を蘇生した瞬間にレベルが下がり、その組み合わせでエクシーズ召喚できるモンスターがいなければエクシーズ召喚できなくなる。
また、特定のフェイズなどに適用される場合は、それになった瞬間に適用され始めるので、発動する効果より必ず前になる。
- 魔法&罠ゾーンに存在する場合にしか適用されないのにもかかわらず、古いテキストで「このカードがフィールドに存在する限り」と書かれているものがあるので注意。
こういったカードは再録時にエラッタされているが、当時から魔法&罠ゾーンでしか適用されない裁定である。
例えば、《聖なる輝き》の適用中に《マジカルシルクハット》でそれらのカードを特殊召喚するとモンスターゾーンで表側表示になるが、効果は適用されない。
カードの発動後、プレイヤーが任意で起動、または特定の条件を満たすとチェーンブロックを作って発動する効果 †
テキストでは「○○フェイズに、~して発動できる」「~した場合、~して発動できる」などと表記される。
- 基本的に自分のみが効果を使用できる。
例えば、自分がカードの発動をした《醒めない悪夢》の効果を相手が使うことはできない。
当然《王宮の弾圧》や《エクトプラズマー》のように、使用できるプレイヤーが明記されていれば相手も使用できる。
- 永続罠は、カードの発動と同時に(1種類目の効果と同じタイミングで)この効果を使用できる。
例えば、《醒めない悪夢》をセット状態から表向きにしてカードの発動を行った場合、その発動時にライフコストを払って魔法・罠カード1枚を対象にとり、処理時にそれを破壊することができる。
逆に永続魔法・フィールド魔法は、カードの発動時には使用できない。
また、永続罠でも「このカードが魔法&罠ゾーンに存在する状態で」と記された効果はカードの発動と同時に使用することができない。
《ウィジャ盤》の(1)も、そのような記述はないがカードの発動と同時に使用することができない裁定が出ている。(23/04/03)
- カードの発動と同時に効果の発動を行わない場合、その永続カードの効果の発動はカードの発動の効果処理が完了するまで行えない。
また、カードの発動の効果処理が完了する前に発動条件に該当する状況になったとしても、チェーン処理後にその効果の発動は行えない。
例えば、《クシャトリラ・プリペア》のカードの発動のみを行った場合、それにチェーンして(1)の効果を発動することはできない。
また、カードの発動にチェーンして相手が罠カードを発動した場合、《クシャトリラ・プリペア》の(2)を一連のチェーン処理後に発動できない。
- 効果処理時にカードがフィールドに存在していない場合、基本的に処理は不発となる。
例えば、《醒めない悪夢》がチェーンされた《サイクロン》によって破壊された場合、魔法・罠カードを破壊する処理は不発となる。
ただし、自身を含めた複数のカードのうちいずれかをフィールドから離すコスト・効果の場合、自身を選んでも不発にならない。
例えば、《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》ともう1体のペンデュラムモンスターがペンデュラムゾーンにある状況で、《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》のペンデュラム効果を発動した場合、もう1体のペンデュラムモンスターではなく自身を破壊しても、エクストラデッキからペンデュラムモンスターを出せる。
なお、必ず自身が含まれるコスト・効果の場合は当然不発にならない。
- 罠モンスターがモンスターゾーンで発動する効果の場合、効果処理時に表側表示で存在せずとも効果が適用されるものがある(罠カードとしても扱うかどうかは問わない)。
例えば、《苦紋様の土像》が(3)の効果の発動にチェーンされた《サイクロン》で破壊された場合でも、対象にしたカードを破壊できる。
- 効果処理時以降も継続する効果の場合、効果処理時より後にカードがフィールドを離れても適用され続ける。
例えば、《機殻の再星》で既に効果が無効になっているモンスターは、その後《機殻の再星》が除去されたとしてもそのターン中は効果が無効になったままとなる。
補足 †
- 上記3種の効果を全て兼ね備えているカードとして《肆世壊=ライフォビア》が存在するため、これを使って全体の流れを解説する。
まず、手札にある《肆世壊=ライフォビア》を発動する。
その効果処理時になった瞬間に(2)の効果が適用され、相手モンスターの攻守が下がる。
そして、それと同時に(1)の効果が適用され、スケアクローか《ヴィサス=スタフロスト》をサーチする。
これでカードの発動時の処理は終了となる。
その後、(3)の効果の発動条件を満たしている状況なら好きなタイミングで発動でき、効果処理時に相手カードを破壊する。
- 1種類目の効果を持たないカードでも、ルールとしてカードの発動時には効果の発動が同時に行われる。
これは全く意味がないわけではなく、前述の通り2種類目の効果が適用され始めるタイミングや、効果の発動を封じる効果と関わっている。
例えば、《アモルファージ・ルクス》は魔法カードの効果の発動を封じるが、ペンデュラムモンスターを魔法カードとして発動すること(カードの発動)もできなくする。
- 3種類目の効果は公式データベース等では「チェーンブロックの発生する効果」と一括されているが、その発動の仕方から、モンスター効果の分類を転用して「起動効果」「誘発効果」と呼ばれることがある。
また、2種類目の効果も「永続効果」と呼ばれることがある。
これらはあくまで非公式用語であり、公式用語としての起動効果・誘発効果・永続効果はモンスター効果に対してのみ用いられることに注意。
- カードの発動時にその永続カードが持つ効果が書き換えられた場合、効果処理後にその永続カードは墓地へ送られる。
あくまでもカードの発動と同じチェーンブロックで生じた場合に限り、既に表側表示で存在する永続カードの効果が変更された場合は通常通りフィールドに残り続ける。
関連カード †
一定期間フィールドに残る通常魔法 †
関連リンク †
FAQ †
Q:相手フィールドに《剣闘獣の戦車》がセットしてあり、剣闘獣モンスターが1体のみ存在しています。
自分フィールドには効果モンスター状態の《エヴォルテクター シュバリエ》がおり、相手フィールドの剣闘獣モンスターに自分の《ビッグバン・シュート》を装備してあります。
《ビッグバン・シュート》をコストに《エヴォルテクター シュバリエ》の効果を発動する場合、相手モンスターはどのタイミングで除外されますか?
又、この状況で相手は《剣闘獣の戦車》を発動できますか?
A:コストを払った時点で、剣闘獣モンスターは除外されます。
よって、《剣闘獣の戦車》を発動するタイミングでは剣闘獣モンスターはフィールドから既に存在しなくなっているので、《剣闘獣の戦車》は発動ができません。(09/07/09)
Q:《リビングデッドの呼び声》と、それにより特殊召喚されたモンスターがいます。
そのモンスターが破壊された時、直後に《リビングデッドの呼び声》が破壊されますが、この処理により「モンスターが破壊された時」のタイミングを逃すことになりますか?
A:いいえ、この状況でもタイミングを逃すことはなく「モンスターが破壊された時」が発動条件のカードを発動することができます。(09/11/14)
Q:《リミット・リバース》で特殊召喚された相手モンスターに《ビッグバン・シュート》を装備しました。
《大嵐》を発動した場合、そのモンスターは除外されますか?
破壊されますか?
A:この場合、ターンプレイヤーのカードが持つ効果から先に処理をします。(10/07/09)
Q:《リミット・リバース》で特殊召喚された自分モンスターに《ビッグバン・シュート》を装備しました。
《大嵐》を発動した場合、そのモンスターは除外されますか?
破壊されますか?
A:この場合、自分が破壊か除外かを選び処理することができます。(10/07/09)
Q:《DNA改造手術》で戦士族が指定されている状態で、《アンデットワールド》が発動されました。
そして《人造人間-サイコ・ショッカー》が特殊召喚された後、戦闘破壊されました。
フィールドのモンスターは戦士族になりますか?
A:この場合、フィールドのモンスターはアンデット族になります。(16/03/12)
Q:相手のフィールドには《影の王 レイヴァーテイン》があり、自分のフィールドには《時空のペンデュラムグラフ》、《紫毒の魔術師》(ペンデュラムゾーン)があります。
チェーン1で《時空のペンデュラムグラフ》の(2)の効果を発動し、その対象は《紫毒の魔術師》と《影の王 レイヴァーテイン》です。
それにチェーンして《影の王 レイヴァーテイン》の(3)の効果を発動し、その効果処理で《永の王 オルムガンド》を特殊召喚し、その後、自分の《時空のペンデュラムグラフ》と《紫毒の魔術師》を素材にしました。
《時空のペンデュラムグラフ》の処理はしますか?
A:ご質問の場合、チェーン1で発動した《時空のペンデュラムグラフ》の(2)の効果処理は何も行いません。(23/02/12)