英語名 †
英語版 YU-GI-OH! TRADING CARD GAME におけるカード名。
英語名に限らず、表記言語の異なるカードは全て同一のカードとして扱う。
例えば、1つのデッキに《青眼の白龍》と《Blue-Eyes White Dragon》は合わせて3枚までしか入れる事ができない。
日本で発売されていたカードが、英語圏のTCG版として登場する際に訳されたものが主であるが、海外で先行発売され日本語名を持たないカードも2007年頃から増えている。(→日本未発売カード)
解説 †
- 四字熟語やダジャレといった日本語の特色、各言語圏における宗教や文化の違いなど、直訳の難しいものもある。
しかし初期のカードを中心に単なるローマ字・奇妙な日本語・日本語への再翻訳・スペルミスの疑いなど、珍訳や迷訳も存在している。
また後述する通り、英訳に伴う改名が混乱を招くようなものもある。
- 一方で、《ナチュル・パルキオン/Naturia Barkion》のように日本語の方に誤字の疑惑があり、英語名では正しい単語に直されているケースも存在する。
- 日本語名には見られない命名として、初期に登場した色違いのモンスター達について、名前は同じで番号を付けて区別する、というものがある(《Nekogal #1/キャッツ・フェアリー》・《Nekogal #2/キャット・レディ》など)。
ただし、《Flying Kamakiri #1/ドラゴンフライ》・《Flying Kamakiri #2/フライングマンティス》のように何の関係もないカード同士がこの命名法だったり、#1ではなく無表記だったり、先に発売されたものが#2になっていたこともある。
- 海外版(特に英語版)のカード名では、宗教的・暴力的な単語の使用が避けられている。
英語圏では娯楽品であっても審査が厳しく、対象年齢6歳以上と低めに設定されていることもあって使用できない言葉が多い。
しかし長年の展開に伴って、暗示的な言い回し、表現規制が緩和されていると思わしき事例も見られるようになっている。
- かつては「Black/ブラック」でさえ「黒色人種(黒人、特に差別的な蔑称として)」を思わせるものとして改名されていた。
《Dark Magician/ブラック・マジシャン》はまだしも、天文用語が由来の《Dark Hole/ブラック・ホール》まで改名したり、《Red-Eyes B. Dragon/真紅眼の黒竜》というあだ名のようなカード名にされてしまったものがある。- なお、完全に禁止されていたわけでもなく、対応はまちまちである。
《Ogre of the Black Shadow/黒い影の鬼王》・《Witch of the Black Forest/黒き森のウィッチ》のようにそのままのもの、《Black Illusion Ritual/イリュージョンの儀式》のように新たに追加されたものも存在する。
- なお、完全に禁止されていたわけでもなく、対応はまちまちである。
- この中では後年に《Red-Eyes Black Dragon/真紅眼の黒竜》がエラッタされている。
- 「神・天使・悪魔」は、宗教による概念や信仰、異教への姿勢など、国家によって文化の違いが如実である。
種族も含めて改名されるものは非常に多く、意味の近い別の単語を割り当てる(例:Fairy/天使族・Fiend/悪魔族・Archfiend/デーモン)、単語そのものを削り取ってしまう(例:《Zoa/デビルゾア》)などの処置がとられている。
- 「神・ゴッド(God)」は、神道における「神」とキリスト教における「God(唯一神)」とで言葉の概念・指し示される存在が全く異なる。
よって、日本語名の「神」に当たる部分は「Immortal(不死の存在、超越者)」・「Divine(神聖な)」・「Deity(神格、聖なる存在)」といった単語が用いられている。
また「女神」を意味する「Goddess(ゴッデス)」はこれに当てはまらないため、普通に使用されている。
2002年9月というTCG版販売開始から約半年後の時点で《Goddess with the Third Eye/心眼の女神》がTournament Pack 1に収録されている。
- 第11期の《Egyptian God Slime/神・スライム》と《Sun God Unification/太陽神合一》で初めて「GoddessではないGod」のカード名が解禁された。
どちらも「God」の前に肩書きを付けて「唯一神」と異なる存在であることを明示しているが(Egyptian God/エジプト文明の神=三幻神、Sun God/太陽神)、これ以前には頑なに使用されてこなかったため、幾分か柔軟な対応と言える。
- 第12期には海外先行カードにして「God」をカード名に含む《Crystal God Tistina/結晶神ティスティナ》が登場しており、かつてに比べかなり規制が緩んだものと思われる。
- イスラム教への誤解・配慮によるものか「アサシン(Assassin)」の語句も嫌忌されている節が見られる(《アサシン》を参照)。
- 「Psycho/サイコ」「Mental/メンタル」が「精神疾患やそれに等しい状態として揶揄する言葉」として扱われる(日本語の「気狂い、気違い」に相当)。
このため、人造人間(《Jinzo/人造人間-サイコ・ショッカー》)やサイキック族の関連カードは大多数が改名されている。- 「Mental」はわずかながら英語名にそのまま使われているカードがある(《Mental Seeker/メンタルシーカー》、《Mental Tuner/メンタル・チューナー》)のに対し、「Psycho」は他の単語の一部になっている《Psychokinesis/最古式念導》と《Doombearer Psychopompos/死眼の伝霊-プシュコポンポス》以外の用例がないことから「Psycho」の方が規制が厳しいようである。
- なお、揶揄として扱われるのは俗的なスラングとしての用法であり、文字ではわずかな違いだが「サイキック(Psychic)」なら「超能力者、超常的な~」という一般的で問題のない名詞・形容詞として扱われる。
- 「Mental」はわずかながら英語名にそのまま使われているカードがある(《Mental Seeker/メンタルシーカー》、《Mental Tuner/メンタル・チューナー》)のに対し、「Psycho」は他の単語の一部になっている《Psychokinesis/最古式念導》と《Doombearer Psychopompos/死眼の伝霊-プシュコポンポス》以外の用例がないことから「Psycho」の方が規制が厳しいようである。
- 宗教や文化の他にも、日本語としての語感を優先させた命名が、原語ではおかしな文法である場合、おおむね英語名で改名されている。
またYU-GI-OH! TRADING CARD GAMEの英語以外の言語版(フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・ポルトガル)は、英語版からの再翻訳が中心となっている。
国によって規制の度合いが異なるため、英語版では許されない単語でも、他の言語では普通に使われるもの、またはその逆もある。
- 例えば悪魔族の英語名は「Fiend(日本語の「鬼」相当)」であるところ、フランス語では「Demon」で「悪魔」を明確に指している一方、ドイツ語では「Unterweltler」で「地下世界(地獄)の住人」と遠回しな表現を用いている、といった差異が見られる。
- BK(Burning Knuckler)→Battlin' Boxer、《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》(日)→《Yubel - The Ultimate Nightmare》(英)→《Yubel - Der ultimative Albtraum》(ドイツ語)といった変化の例が挙げられる。
- 海外版で変更されたカード名は、日本語版と比べて非常に紛らわしいものも生まれてしまっている。
- 《Destiny HERO - Doom Lord/D-HERO デビルガイ》と《Destiny HERO - Fear Monger/D-HERO ドゥームガイ》:「ドゥーム/Doom」と付くものが日英で混在する。
- 《Svartalf of the Nordic Alfar/極星霊デックアールヴ》と《Mara of the Nordic Alfar/極星霊スヴァルトアールヴ》:「スヴァルトアールヴ/Svartalf」が日英で別のカードを指している。
- 《Reptilianne Lamia/レプティレス・ヒュドラ》と《Reptilianne Hydra/レプティレス・ラミア》:「ラミア/Lamia」と「ヒュドラ/Hydra」が日英で正反対に別のカードを指している。
- 《Copycat/ものマネ幻想師》と《Mimicat/コピーキャット》:「コピーキャット/Copycat」が日英で別のカードを指している。
- 《Doppelganger/ドッペル・ゲイナー》と《Greenkappa/ドッペルゲンガー》:「ドッペルゲンガー/Doppelganger」が日英で別のカードを指している。
- そのうえ、海外の漫画やアニメでは《Mimicat/コピーキャット》が「Doppelganger」の名称で登場しており非常にややこしいことになっていた。
- そのうえ、海外の漫画やアニメでは《Mimicat/コピーキャット》が「Doppelganger」の名称で登場しており非常にややこしいことになっていた。
- 《Destiny HERO - Doom Lord/D-HERO デビルガイ》と《Destiny HERO - Fear Monger/D-HERO ドゥームガイ》:「ドゥーム/Doom」と付くものが日英で混在する。
- また、OCGとTCGでカテゴリの範囲が異なるというルール上の問題が出て来る場合も度々見られ、かつてはサポートカードのテキストで対応するカードを延々と列記したり、「《○○》を含む(含まない)」などの注釈をつける事が多かった。
しかし、ガーディアンやデーモンのようなあまりに違いが大きすぎるものは紙幅の問題が生じるため、現在では主に再録の際または公式データベース内において下記のいずれかの方法で対応されている(デーモンは後に専用の対応表が作られた)。
- 『「○○」カードとして扱う(扱わない)』という効果外テキストを追加する(カード名は問題ないが関連カードとしてカテゴリに含めるためにこのテキストが書かれたカードもある)。
- カード名を変更する。
- カテゴリ名を変更する(以前に登場した関連カードも全てエラッタされる)。
- 実物のカードの名前部分は全て大文字だが、単語の頭文字以外はサイズが小さくなっている。
この文字は「スモールキャピタル(スモールキャップス)」と言い、全て大文字にした時の冗長感や圧迫感を解消するために使われるものである。
ただし、カード名そのものはスモールキャピタルの部分は小文字で、本当に全て大文字の文字列とは区別される。
例えば、全て大文字の「HERO(EROがHと同じ大きさ)」には、小文字混じりの「Hero(EROがスモールキャピタル)」は含まれない。
- 各言語版によって同じカード名を訳していても情報量が異なる。
日本語名は読みがなと漢字を表記でき、当て字等を用いることもできるため情報量が多くなりやすい(例:《異界の棘紫竜/Interplanetarypurplythorny Dragon》)。
逆に英語名等では綴りから、日本語のカタカナ表記からは読み取れない部分が表記される場合がある。
ドイツ語名等には性別の格変化が存在するため、表記から性別が読み取れることがある。
- 原作・アニメにおいて―
混乱を避けるためか、外国人が使うカードもすべて日本語である。
ただし、海馬が世界中のコレクターから集めたという《青眼の白龍》には英語版が存在する他、三幻神や三邪神のような特殊なカードも他言語である。
三幻神や三邪神に関しては、英語や古代神官文字のカードを使用している場合でもカード名は日本語で宣言されている。
- コナミのゲーム作品において―
家庭用ゲームでは海外未発売カードに独自の英語名を割り当て、実物の登場時には変更されていることもあった。
関連カード †
※以降における「変更された」は発売後に行われたエラッタの一種を指す。
カード名が日英で直訳されていないだけのカードは膨大に存在するためここでは解説しない。
英語名が変更されたカード †
| 日本語名 | 変更後(現在)の英語名 | 変更前の英語名 |
|---|---|---|
| 《アマゾネスの射手》 | Amazoness Archer | Amazon Archer |
| 《アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER》 | Arcana Force EX - The Light Ruler | Arcana Force Ex - the Light Ruler |
| 《ヴァンパイア・ベビー》 | Vampire Baby | Red-Moon Baby |
| 《エメラルド・ドラゴン》 | Luster Dragon #2 | Luster Dragon |
| 《エレキッズ》 | Wattkid | Oscillo Hero #2 |
| 《落とし大穴》 | Darkfall | Dark Trap Hole |
| 《オプション》 | Gradius' Option | Gradius's Option |
| 《カウンター・ジェム》 | Counter Gem | Crystal Counter |
| 《カエルスライム》 | Slime Toad | Frog the Jam |
| 《隠された魔導書》 | Hidden Spellbook | Hidden Book of Spell |
| 《究極時械神セフィロン》 | Sephylon, the Ultimate Timelord | Sephylon, the Ultimate Time Lord |
| 《吸血コアラ》 | Vampiric Koala | Vampire Koala |
| 《巨大戦艦 ビッグ・コア》 | B.E.S. Big Core | Big Core |
| 《黒蠍-罠はずしのクリフ》 | Dark Scorpion - Cliff the Trap Remover | Cliff the Trap Remover |
| 《黒竜の雛》 | Black Dragon's Chick | Red-Eyes B. Chick |
| 《コモンメンタルワールド》 | Synch Realm | Synchronized Realm |
| 《混沌幻魔アーミタイル》 | Armityle the Chaos Phantasm | Armityle the Chaos Phantom |
| 《サイファー・スカウター》 | Cipher Soldier | Kinetic Soldier |
| 《ジェノサイド・ウォー》 | After the Struggle | After Genocide |
| 《地獄の裁判》 | Trial of Nightmare | Trial of Hell |
| 《死者への手向け》 | Tribute to the Doomed | Tribute to The Doomed |
| 《地縛神の復活》 | Earthbound Immortal Revival | Earthbound Revival |
| 《地縛神の咆哮》 | Roar of the Earthbound Immortal | Roar of the Earthbound |
| 《Sin 真紅眼の黒竜》 | Malefic Red-Eyes Black Dragon | Malefic Red-Eyes B. Dragon |
| 《超能力治療》 | Supernatural Regeneration | Metaphysical Regeneration |
| 《精神同調波》 | Synch Blast Wave | Synchro Blast Wave |
| 《セメタリー・ボム》 | Cemetary Bomb | Cemetery Bomb |
| 《堕天使ナース-レフィキュル》 | Darklord Nurse Reficule | Nurse Reficule the Fallen One |
| 《堕天使マリー》 | Darklord Marie | Marie the Fallen One |
| 《時の魔人 ネクロランサ》 | Necrolancer the Time-lord | Necrolancer the Timelord |
| 《バードマン》 | Sky Scout | Harpie's Brother |
| 《白兵戦型お手伝いロボ》 | Helping Robo for Combat | Helping Robo For Combat |
| 《HERO’S ボンド》 | HERO's Bond | Hero's Bond |
| 《ヒーローフラッシュ!!》 | Hero Flash!! | HERO Flash!! |
| 《ビッグ・シールド・ガードナー》 | Big Shield Gardna | Big Shield Guardna |
| 《妖精の伝姫》 | Fairy Tail Tales | Fairy Tale Tails |
| 《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》 | Black Skull Dragon | B. Skull Dragon |
| 《ブラッド・オーキス》 | Vampiric Orchis | Vampire Orchis |
| 《墓地封印》 | Silent Graveyard | Forbidden Graveyard |
| 《ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム》 | Mystical Elf - White Lightning | Mystical Elf White Lightning |
| 《魔導書整理》 | Spellbook Organization | Pigeonholing Books of Spell |
| 《無効》 | Muko | Null and Void |
| 《メテオ・ブラック・ドラゴン》 | Meteor Black Dragon | Meteor B. Dragon |
| 《闇の暗殺者》 | Dark Assailant | Dark Assassin |
| 《真紅眼の黒竜》 | Red-Eyes Black Dragon | Red-Eyes B. Dragon |
| 《レベルアップ!》 | Level Up! | Level up! |
| 《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》 | Hundred Eyes Dragon | Hundred-Eyes Dragon |
| 《リビングデッドの呼び声》 | Call of the Haunted | Call Of The Haunted |
英語名が変更されたカテゴリ・シリーズカード †
―カテゴリ
| 日本語名 | 変更後(現在)の英語名 | 変更前の英語名 |
|---|---|---|
| 究極宝玉神 | Ultimate Crystal | "Rainbow Dragon" or "Rainbow Dark Dragon" |
| HERO | HERO | Hero ("Elemental Hero", "Destiny Hero" or "Evil Hero") |
| 日本語名 | 変更後(現在)の英語名 | 変更前の英語名 |
|---|---|---|
| 異次元 | D.D. | D. D. (1回目と2回目の間にスペース) |
英語名で番号付けされたカード †
※は海外未発売カード(ゲーム作品でのみ確認可能)