貫通 /Piercing †
説明 †
(X):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
このようなテキストで表される永続効果の通称。(非公式用語)
~効果、能力、攻撃、モンスター、ダメージと使用される。
Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-で登場した《猛進する剣角獣》及び《メテオ・ストライク》を開祖として着々と種類を増やしている。
非公式用語だが、アニメやゲーム作品でも使用されており、半公式用語といえるだろう。(下記参照)
- 別の用法として「貫通札」があり、そちらが意味するのは「初動カードから連なる展開を無効・破壊などで妨害された後に、さらに展開を継続するために追加で用いるカード」である。
根本的に用法が異なるので、貫通札のページを参照。
ルールについて †
- 1体のモンスターが貫通効果を重複して得ることは基本的には無い。
《激昂のミノタウルス》と《逆ギレパンダ》を並べて攻撃による貫通ダメージを2倍にしたり、《メテオ・ストライク》を複数枚装備して増やすようなことはできない。
また、元々貫通効果を持っているモンスターに《メテオ・ストライク》等を装備しても、ダメージは2倍にならない。
ただし、それぞれのコントローラーが違う場合には両方適用される。(下記参照)
《メテオ・ストライク》や《ビッグバン・シュート》のページも参照のこと。
- 貫通効果を付与されたモンスターは常に、貫通効果の記されたカードのコントローラーから見て相手に戦闘ダメージを与える。
通常はどちらも自分なので問題ないが、モンスターがコントロール奪取された場合や、攻撃対象を移し替えられた場合に直感的ではなくなるので注意。
備考 †
- かつては貫通効果を示すテキストに「相手に戦闘ダメージを与える」と書かれているか、単に「戦闘ダメージを与える」と書かれているかで処理が違うとされていた。
「相手に」と付いていないものは、上記の《マジック・ランプ》のような、攻撃モンスターと同じコントローラーのモンスターに攻撃を跳ね返す効果を使われると、自分がダメージを受けるという裁定であった。
似たような効果でも処理が異なってしまう上、同じカードでも「相手に」の有無が時期によって異なるので最新テキストの確認が必要という厄介な裁定であり、2020年の裁定変更で上記の形に統一された。
テキストの方も第12期からは「相手に」が付く形で統一された。
- なお、上記の解説では永続カードを例に挙げているが、発動する効果で貫通を付与した場合にどうなるかは不明である。
2024年12月現在、発動で貫通を付与するのは「『このカードは貫通効果を持つ』という効果を与える」ものか「発動ターンのみ貫通効果を与える」ものか「効果を与えるのではなくその戦闘時だけダメージを貫通させる」ものしかなく、1つ目は処理の関係上永続カードの場合と同じになり、2つ目は相手ターンや相手モンスターに付与するのは攻撃機会がないので空撃ちになり、3つ目は自分モンスターの攻撃時に発動する効果しかないので、自分の効果で相手モンスターが貫通を得ているという状況が作れないためである。
- トークンや《マシュマロン》・《魂を削る死霊》等の戦闘破壊耐性を持つモンスター、各種リクルーターによる防御に対して特に有効。
壁モンスター越しにダメージを与える能力はダメージレースにおいて効果が高く、場合によってはそのままフィニッシャーとなることもある。
ただし、この効果はボード・アドバンテージに一切寄与しない点には注意。
- 《スケープ・ゴート》の羊トークンが壁役として多くのデッキで利用された頃は羊トークン越しにダメージを与える手段として需要が高く、《イグザリオン・ユニバース》《スピア・ドラゴン》《天空騎士パーシアス》などが環境で活躍した。
だが、除去カードの性能が高まるにつれて守備表示モンスターを貫通するよりも除去して直接攻撃した方が有効となってしまった。
そのため、今日では「貫通はカード1枚を使用して得る価値のある効果とは言えない」というのが大方の評価である。
- ただし、貫通効果に更に付加価値があれば話は別であり、例えば貫通効果と戦闘ダメージをトリガーとする効果を併せ持つ《H・C 強襲のハルベルト》の評価は高い。
また、エクストラデッキのモンスターの貫通効果は「常に必要な効果ではないが、必要に応じて呼び出せれば便利」という点から評価が高まる傾向が見られる。
- 貫通能力を持つモンスターには、槍や角といった刺突型の武器を持ったイラストで描かれている物が多い。
攻撃を完全に防御しきれずに武器が"貫通"し、プレイヤーにダメージが行き届いてしまうというイメージなのだろう。
また、その能力を付与する魔法・罠カードは《メテオ・ストライク》が開祖であるためか、隕石のイメージを持ったカードも多い。
- 英語版では2011年7月以降、「piercing Battle Damage(貫通戦闘ダメージ)」という言葉が公式用語となった。
なお、これ以前にも《サイバー・ダーク・ホーン》にのみこの用語が使われていた。
- 原作・アニメにおいて―
原作・Rのルールではモンスターが戦闘破壊されなければダメージも発生しないが、Rにはこの効果が登場している。
一方アニメDMではOCG通りの仕様となっているため何度か登場しており、メインキャラクターも《メテオ・レイン》や《竜の逆鱗》などを使用している。
シリーズ2作品目のGX以降は《古代の機械巨人》や《E-HERO インフェルノ・ウィング》など使用頻度が高くなっている。
特にアニメ5D'sのメインキャラクターでありモンスターでのパワーファイトを好むジャックは《マッド・デーモン》や《ツイン・ブレイカー》等、この能力を持つモンスターを多用していた。
漫画ARC-Vのライバルキャラである赤馬零児もこの能力を持つモンスター及びこの能力を付与するカードを多用しており、それに伴い相手の表示形式を変更するカードも複数採用している。
- アニメZEXALでは闇川が貫通を「切れ味」と称していた。
- アニメARC-Vの「遊矢vs権現坂」(2戦目)では、遊矢が《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》に、権現坂が《超重荒神スサノ-O》にそれぞれ貫通能力を付与させている。
その結果、貫通効果持ちのモンスター同士の戦闘という珍しい状況が生じている。
- アニメGXの「クロノスvsナポレオンvsペガサス」戦では、《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》に対する《古代の機械巨人》の攻撃で発生した戦闘ダメージをペガサスが「貫通ダメージ」と発言している。
しかし、《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》は攻撃表示であるため発生したのは普通の戦闘ダメージである。
また、アニメDMの「闇遊戯&海馬vsダーツ」戦では、《メテオ・レイン》の貫通ダメージを闇遊戯は「ダイレクトダメージ」と直接攻撃のような呼び方をしている。
- コナミのゲーム作品において―
データベースを検索するときに、「貫通」でカードを抽出することができる。
ゲーム作品内でも使われているので、半公式用語ともとれる。
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
遊戯王ラッシュデュエルでは「貫通」が公式用語となっており、「このモンスターの攻撃は貫通する」のようにテキストに記載されている。
テキスト欄に余裕があるカードに限り(守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える)との注釈がある。
そのものずばりRUSH:《貫通!》という魔法カードもある。
なお上述のダメージを受けるプレイヤーについての裁定に関してはOCGと真逆であり、貫通を付与されたモンスターから見て相手がダメージを受ける。
関連カード †
貫通効果を持つモンスター †
- 《オーシャンズ・オーパー》
- 《カンツウツボ》
- 《逆ギレパンダ》
- 《幻獣ワイルドホーン》
- 《サイバー・ダーク・ホーン》
- 《転生炎獣Jジャガー》
- 《スピア・シャーク》
- 《スピア・ドラゴン》
- 《穿孔重機ドリルジャンボ》
- 《ソード・マスター》
- 《ツイン・ブレイカー》
- 《D-HERO ドリルガイ》
- 《墓守の長槍兵》
- 《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》
- 《H・C 強襲のハルベルト》
- 《フライファング》
- 《BF-黒槍のブラスト》
- 《マッド・デーモン》
- 《未知ガエル》
- 《猛進する剣角獣》
- 《ランサー・ドラゴニュート》
- 《ランス・リンドブルム》
- 《天空騎士パーシアス》
- 《劫火の槍術士 ゴースト・ランサー》
- 《ストロング・ウィンド・ドラゴン》
- 《セイバー・ビートル》
- 《暗黒ドリケラトプス》
- 《バイトロン》
- 《地獄将軍・メフィスト》
- 《マジオシャレオン》
- 《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》
- 《古代の機械巨人》
- 《古代の機械巨人-アルティメット・パウンド》
- 《E-HERO マリシャス・エッジ》
- 《U.A.ドレッドノートダンカー》
- 《E・HERO エッジマン》
- 《天空聖騎士アークパーシアス》
- 《天空勇士ネオパーシアス》
- 《コアキメイル・ヴァラファール》
- 《真魔獣 ガーゼット》
- 《ダークネス・デストロイヤー》
- 《黄昏の忍者-ジョウゲン》
- 《DDD運命王ゼロ・ラプラス》
- 《DDD超視王ゼロ・マクスウェル》
- 《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》
- 《炎神機-紫龍》
- 《ブンボーグ007》
- 《光神機-轟龍》
- 《創世の神 デウテロノミオン》
- 《アルティメットサイキッカー》
- 《古代の機械究極巨人》
- 《古代の機械混沌巨人》
- 《E-HERO インフェルノ・ウィング》
- 《E・HERO ダーク・ブライトマン》
- 《E・HERO プラズマヴァイスマン》
- 《古生代化石騎士 スカルキング》
- 《古生代化石竜 スカルギオス》
- 《サイバー・エンド・ドラゴン》
- 《ジェムナイト・ルビーズ》
- 《終撃竜-サイバー・エンド・ドラゴン》
- 《召喚獣プルガトリオ》
- 《新生代化石竜 スカルガー》
- 《スーパービークロイド-ジャンボドリル》
- 《スーパービークロイド-ステルス・ユニオン》
- 《ダイナレスラー・キメラ・Tレッスル》
- 《中生代化石騎士 スカルナイト》
- 《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》
- 《覇雷星ライジン》
- 《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》
- 《A BF-叢雲のクサナギ》
- 《スターダスト・アサルト・ウォリアー》
- 《TG パワー・グラディエイター》
- 《HSR魔剣ダーマ》
- 《ハイパーサイコガンナー》
- 《B・F-決戦のビッグ・バリスタ》
- 《F.A.ライトニングマスター》
- 《BF-アームズ・ウィング》
- 《フレムベル・ウルキサス》
- 《神聖騎士パーシアス》
- 《白闘気白鯨》
特定の条件で貫通効果を得るモンスター †
モンスターに貫通効果を持たせる効果を持つカード †
※( )は対象となるモンスター。
―単体に付与
- 《いたずら風のフィードラン》
- 《Emファイヤー・ダンサー》
- 《EMスパイク・イーグル》
- 《EMラクダウン》
- 《機皇兵ワイゼル・アイン》(自身以外の機皇)
- 《コイツ》(《アイツ》)
- 《漆黒の闘龍》(《闇魔界の戦士 ダークソード》)
- 《十二獣サラブレード》(自身をエクシーズ素材とした元々の種族が獣戦士族のエクシーズモンスター)
- 《超重武者装留イワトオシ》(装備モンスター)
- 《ニードル・ガンナー》(自身をシンクロ素材としたシンクロモンスター)
- 《バチバチバチ》(自身をエクシーズ素材としたエクシーズモンスター)
- 《百獣のパラディオン》(パラディオンリンクモンスター)
- 《武神器-オハバリ》(武神)
- 《暴風竜の防人》(装備モンスター)
- 《ヤマタコオロチ》(自身をシンクロ素材としたレベル9以上のシンクロモンスター)
- 《ランサー・デーモン》
- 《アブソリュート・パワーフォース》(《レッド・デーモンズ・ドラゴン》)
- 《ヴァイロン・コンポーネント》(ヴァイロン)
- 《H-ヒートハート》
- 《魔神火焔砲》(元々のレベルが10以上のエクゾディア)
- 《機関連結》(機械族・地属性)
- 《草薙剣》(スピリット)
- 《幻煌龍の螺旋突》(通常モンスター)
- 《剛鬼フィニッシュホールド》(剛鬼リンクモンスター)
- 《Kozmo-レイブレード》(Kozmo・サイキック族)
- 《サイクロンレーザー》(《超時空戦闘機ビック・バイパー》)
- 《転生炎獣の烈爪》(サラマングレイト)
- 《スクラップ・フィスト》(《ジャンク・ウォリアー》)
- 《憎悪の棘》(《ブラック・ローズ・ドラゴン》・植物族)
- 《大融合》
- 《ビッグバン・シュート》
- 《フォトン・トライデント》(フォトン)
- 《メテオ・ストライク》
- 《メメント・ボーン・パーティー》(メメント)
―複数に付与
- 《インフェルニティ・ドワーフ》
- 《ウミノタウルス》(魚族・海竜族・水族)
- 《EMオッドアイズ・ミノタウロス》(EM・オッドアイズ)
- 《先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ》(先史遺産)
- 《クロスソード・ハンター》(昆虫族)
- 《激昂のミノタウルス》(獣族・獣戦士族・鳥獣族)
- 《サイバース・ウィザード》(サイバース族)
- 《スケアクロー・ベロネア》(エクストラモンスターゾーンのスケアクロー)
- 《ドリル・シンクロン》(戦士族)
- 《ライオ・アリゲーター》(爬虫類族)
- 《アマゾネス女帝》(アマゾネス)
- 《道化の一座 ディアボロ》(アドバンス召喚したモンスター・ダメージ2倍)
- 《DDD剋竜王ベオウルフ》(DD)
- 《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》
- 《メタルフォーゼ・オリハルク》(メタルフォーゼ・ダメージ2倍)
- 《竜魔導騎士ブラック・マジシャン》
- 《H・E・R・O フラッシュ!》(E・HERO)
- 《エルフェンノーツ~再邂のテルチェット~》(シンクロモンスター)
- 《螺旋槍殺》(《暗黒騎士ガイア》・《疾風の暗黒騎士ガイア》・《竜騎士ガイア》)
- 《ワイト・マスター》(《ワイトキング》)
関連リンク †
FAQ †
Q:貫通効果を、《メテオ・ストライク》などで付与した際の戦闘ダメージは、その《メテオ・ストライク》などによるダメージと考えるのですか?
A:いいえ、貫通効果を付与されたモンスターによる戦闘ダメージと考えます。
したがって「このモンスターが戦闘ダメージを与えた時」などの条件を満たすことができます。(10/09/19)
Q:《サブマリンロイド》が直接攻撃し守備表示になった後に、《HSR魔剣ダーマ》の直接攻撃を宣言しました。
この時、相手に《コンフュージョン・チャフ》を発動され、《サブマリンロイド》の守備力を《HSR魔剣ダーマ》の攻撃力が上回った場合、戦闘ダメージは自分と相手どちらに与えられますか?
A:ご質問の状況にて、自分フィールドで表側守備表示の《サブマリンロイド》と《HSR魔剣ダーマ》が戦闘を行った場合、その戦闘によるダメージは相手が受けます。(20/03/12)