強制効果 /Mandatory effect †
テキストに「~する。」(一部を除いて)と表記されている効果の俗語。(非公式用語)
発動条件を満たした場合、プレイヤーの意思に関わらず必ず発動(適用)されてしまう効果のことを指す。
公式データベースでは「必ず発動する効果」と表記されている。
昔からある例としては《人喰い虫》の破壊効果が挙げられる。
リバースしてしまうと、モンスターの存在する限りどれか1体を破壊しなければならない。
つまり、相手にモンスターが存在しない場合は自分のモンスターを破壊しなければならない状況が生まれるのである。
任意効果であるならば、やりたくないなら発動をしないことを選択でき、またできないならば発動すらできない。
一方で、必ず発動するという点を逆用し、強制効果を持つモンスターを送りつけてコンボを狙うこともできる。
任意効果では相手が発動しないことを選択できるので、コンボにならない。
強制効果は任意効果と異なり、「時」と「場合」いずれの表記でもタイミングを逃すことがない。
しかし、第9期以降タイミングを逃しやすい任意効果は、タイミングを逃さない「場合」の表記であることが多く、この点は強制効果のメリットとは言い難くなってきている。
この他、全ての強制効果がダメージステップでも発動可能である点は強制効果のメリットといえる。
任意効果は一部の効果しかダメージステップで発動できない。
誘発効果が複数同時発動する場合、強制効果の方が任意効果よりも先にチェーンに積むことも重要。
不発にはなるが、チェーンカードの数稼ぎや《死霊騎士デスカリバー・ナイト》などの処理に関係する。
- 例:《ランドオルスのヒカリゴケ》適用中は、モンスター効果が発動しても相手の《死霊騎士デスカリバー・ナイト》はリリースされない。(10/04/17)
- 覚えておきたいのは、「チェーンを積んでいる途中およびチェーン処理中に発動条件が満たされた場合、すぐに効果を処理するのではなく『一連の処理が終わってから』処理する」ということ。
また、「1つの効果の処理中に複数の処理があるときにその途中で発動条件が満たされた場合も、『その処理を終えてから』発動した強制効果の処理を行う」。
- このルールを明文化するために、テキストが整備された第9期以降、強制発動の誘発効果は全て「場合に発動する。」と記載されている。
以前は「時~する。」「場合~する。」が混在していたが、再録の際に全て「場合~する。」に書き直されている。
- フェイズに依存する強制効果について
「◯◯フェイズに発動する」効果は、必ず発動する効果だからといって、他の効果より優先して発動しなければならないということはない。
優先権に従う限りであれば、そのフェイズの好きなタイミングで発動可能である。
他に発動したい効果があるなら、それを先に発動することも可能であるし、優先権を放棄して、相手の動きを見てから発動することもできる。
適用する効果についても同じである。
ただし、当然、強制効果を解決せずにフェイズの移行を行うことはできない。
- OCGでは長らく、「相手の非公開情報が効果に関わる場合、相手に非公開情報の公開を求められる」という裁定があった。
例えば《伝説の白石》が墓地へ送られたものの、デッキに《青眼の白龍》がなく、なおかつ相手が確認できる領域に《青眼の白龍》が3枚存在しない場合、デッキを公開して《青眼の白龍》がデッキにないことを証明する義務があったのである。
このため強制効果のサーチ・リクルートカードはデッキを相手に晒す大きなリスクを負って運用せねばならなかった。
2016年6月の裁定変更により、「公開する義務はない」こととなり、強制効果にとっては有利な時代になったと言えよう。
- 古くは「絶対発動」と呼ばれていた。
- 原作・アニメにおいて―
原作では、非公開情報でも発動条件を満たすと自動的に発動するカードがいくつか登場している。
例を挙げると、「決闘者王国編」の「闇遊戯vsインセクター羽蛾」戦で羽蛾がセットした名称不明の罠カードは、《クリボー》の攻撃に反応して勝手に発動してしまった。
OCGでは不正が判別できないため、このようなカードは存在しない。
また、テキストには「できる」と書かれているのに、強制効果と思わしきものもある。
例えば「闇遊戯vs人形(マリク)」で人形(マリク)が使用した《生還の宝札》は「カードを3枚引くことができる」というテキストだったが、《リバイバルスライム》が蘇生するたびに人形(マリク)はカードを引き続け、デッキ切れに追い込まれている。
- アニメ5D'sにおける「ジャックvsカーリー」戦では、《セイヴァー・デモン・ドラゴン》の強制効果がデュエルの決め手となった。
公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでは、「カーリーを倒したのはジャックではない(《セイヴァー・デモン・ドラゴン》が勝手にトドメを刺した)」と説明されていた。