封印 されし/Forbidden One †
週刊少年ジャンプ(2007年35号) 付属カードでカテゴリ化された「封印されし」と名のついたモンスター群。
「本体」にあたる《封印されしエクゾディア》、及び「四肢」(両腕両足)にあたる「封印されし者の○○」と名のついたモンスター4種の計5種で構成される。
属するモンスターは全て闇属性・魔法使い族で統一されており、後者の「四肢」モンスターはレベル1・攻撃力200・守備力300の通常モンスターで統一されている。
属するモンスター全5種類を全て手札に揃えると、《封印されしエクゾディア》の効果外テキストにより特殊勝利が成立する。
通称は「エクゾディアパーツ」で、この呼称は原作漫画でも使われている。
- レベル1の魔法使い族通常モンスターの中では長らく最高守備力の座を保っていたが、《スペース・オマジナイ・ウサギ》に抜かれた。
- 属するモンスター自体は、Vol.3において《封印されし者の左足》が登場していた。
また、これらのカード群を指定するカードは《エクゾディア・ネクロス》と《エクゾディアとの契約》が先に登場していた。
しかし、それらは各カードを名指しで指定するだけであり、正式なカテゴリとなったのは《究極封印神エクゾディオス》が登場した上記シリーズからである。
- 初出時は各パーツが異なるブースターや書籍にてバラバラに収録されており、原作並みのレアリティにするつもりだったようである。
幻の召喚神-PHANTOM GOD-以降は同じパックに再録されることが多くなる。
また、《封印されしエクゾディア》のみGOLD SERIESにも収録され、全てのパーツのレアリティをノーマルで揃えることも可能になった。
- 四肢パーツの入手しやすい再録はMILLENNIUM BOX GOLD EDITIONが最後となり、以降現在までの再録はプリズマティックシークレットレアのみのWORLD PREMIERE PACK 2022及び、下記の「遊戯王カードゲーム25周年記念特別収録」という特殊な形態のみとなっている。
2026年現在では10年以上も入手しやすい再録がないことに加え、その間に【幻の召喚神エクゾディア】という新たな需要も生まれた結果かじわじわと中古価格の高騰・在庫切れ店舗の増加を見せ、ノーマルでも1枚400円以上を値を付ける店が増えてきている。
一方、《封印されしエクゾディア》だけは文字通りエクゾディアの顔として商品に加えやすいのか再録機会が多く、レアリティに拘らなければ入手容易な状態が続いている。
- 上記エピソードに因んでか、2023年度には「遊戯王カードゲーム25周年記念特別収録」として、コンセプトパック1商品につき1つずつ、第1期デザインの復刻仕様で収録された。
各パーツの収録パックは、左足:デュエリストパック-爆炎のデュエリスト編-、右腕:ANIMATION CHRONICLE 2023、右足:WORLD PREMIERE PACK 2023、左腕:TERMINAL WORLDである。
最後の本体はPREMIUM PACK 決闘者伝説 QUARTER CENTURY EDITION 復刻版での収録だが、他のカードよりも封入率が低く設定されており、市場価格が非常に高騰している。
- 特殊勝利条件の開祖である。
ただし、ドロー・サーチカードが増えた現在はもちろん、登場当初の環境でも容易に揃えられたためか、00/04/01以降制限カードから動いたことは無い。
なお、15/04/01に通常ペンデュラムモンスターの《クリフォート・ツール》が準制限カードに指定されたが、純粋な通常モンスターとして規制を受けたのはこれらのみである。
- 5種類のみが存在し全て制限カードであることから、全5枚しか投入できないことが常態となっている非常に特殊なカテゴリである。
設定上でも「5つで1つのモンスター」であることを踏まえ、5枚全て手札に集めると特殊勝利できる《封印されしエクゾディア》のテキスト以外にも、関連カードには5枚セットで扱う設計が複数見受けられる。- 《真エクゾディア》のみ、例外的に本体の《封印されしエクゾディア》を除いた通常モンスターの「封印されし」4種類を指すテキストが見られる。
こちらは《真エクゾディア》自身を《封印されしエクゾディア》の代わりと見立てたためにこうなっているのだろう。
- 《真エクゾディア》のみ、例外的に本体の《封印されしエクゾディア》を除いた通常モンスターの「封印されし」4種類を指すテキストが見られる。
- INFINITE FORBIDDEN登場の《幻の召喚神エクゾディア》・《魔神火焔砲》・《千年の十字》は「5体」という指定になっており、コントロール奪取・《エクスチェンジ》等で相手のカードを利用した場合は同名カードも使用できるようになっている。
- 遊☆戯☆王の日のコンセプトデュエルでは、リミットレギュレーションに加えて《封印されしエクゾディア》・《封印されし者の左足》・《封印されし者の右腕》が禁止カードとなっている。
これは、下記の原作において羽蛾にパーツを捨てられた際、城之内が回収できなかったカードに由来すると思われる。
そのため、《究極封印神エクゾディオス》の特殊勝利条件や《エクゾディアとの契約》は使用できなくなっている。
- なお、INFINITE FORBIDDEN登場の新規カードにより、(キャラクターとしては双六・シモンのファンデッキとして)コンセプトの追加が期待されていたが、コンセプトデュエル自体の開催が2023年秋期より無くなってしまっている。
- 原作・アニメにおいて―
詳しくは、《封印されしエクゾディア》を参照。
武藤遊戯が祖父・双六から受け継いだデッキに投入されており、DEATH-T編(アニメでは第1話)の「遊戯vs海馬」戦で揃えることに成功する。
しかし、その後「決闘者王国」へ向かう船上にてインセクター羽蛾によって海に投げ捨てられてしまい、城之内が飛び込んで2枚は回収されたが、他は海の藻屑となった(どのパーツを回収・紛失したのかは原作・アニメDM共に明らかにされていない)。
この他には、グールズのレアハンターが偽造したエクゾディアパーツを3枚積みしたデッキを、アニメオリジナル「乃亜編」では海馬剛三郎が《エクゾディア・ネクロス》を軸としたデッキを使用している。
なお、アニメではレアハンターが使用した偽造カードは闇遊戯によって破り捨てられた。
- 原作・東映版では四肢はレベル2だった。
- アニメGXにおいては、ユベルに憑依された加納マルタンが「vsアモン」戦において使用。
5種類を手札に揃えることに実質成功しているが、5枚目をサーチする《ブレイク・ザ・シール》の処理前にマルタンがデュエルを中断したことで特殊勝利自体は発生していない。
後にアモンが《究極封印神エクゾディオス》を仲介して手に入れ、デッキに組み込んでいる。
また、OCG化されていないサポートカードとして通常魔法《究極封印解放儀式術》が登場している。
その他、モンスターではない通常魔法として《封印されし者の憤怒》も登場している。
- 遊戯王シリーズ以外において―
『週刊少年ジャンプ』の漫画『守れ!しゅごまる』第10話で守護丸がデュエルディスクに置いて使用した。
しかし、藤井のマジックにより《封印されし者の頭頂部》《封印されし者の右二の腕》などと体のパーツをさらに細かく分けられてしまった。
- コナミのゲーム作品において―
殆どのゲーム作品において特殊勝利の際に、特別な演出としてカットインが入る。
初期のDMシリーズでは1枚絵に加えて「いかりのごうか エクゾード・フレイム」という字幕が、それ以外の作品では基本的に、封印からエクゾディアが解放されて魔神火炎砲を放つムービーが流れる。
なお、これらムービー中の魔神火炎砲のモーションは作品によって幅が大きい。
アニメDM同様に胸の前でエネルギーを球形に溜めた後に片手で放出する場合が多いが、両手を前に出して放出したり、両手で別々にエネルギーを溜めた後で放出する場合もある。
- DMシリーズでは、カードの効果でドローして5枚が揃ってもその時点では勝利にならず、次の自分のターン開始時に勝利となる。
これらのゲームでは、エクゾディアパーツが5枚揃ったかどうかの判定がターン開始時にしかされないようである。
- 初期のゲーム作品では簡単に倒せるキャラを演出するため、エクゾディアの四肢のみを投入しているキャラが度々見られる。
例えば、DM3では本田、DM4ではシモン・ムーラン、DM6ではモクバが該当する。
- 『モンスターカプセルGB』では、パーツが《ふういんされしからだ》《ふういんされしみぎうで》《ふういんされしひだりうで》《ふういんされしあし》に分かれており、両足が統合されている。
全パーツを編成して戦闘を開始すると開始直後に特殊勝利できるのだが、その後パーツ1つがランダムに消滅するという、入手難度に対して多大な代償を伴う。
- 『カプセルモンスターコロシアム』では、5体のエクゾディアパーツが合体することで《召喚神エクゾディア》になる。
本作においては特殊勝利効果こそ無いが、移動・攻撃範囲が広く、ステータスも体力・攻撃力を中心に非常に高いため、《青眼の究極竜》と並び最強クラスのモンスターである。
- 『デュエルリンクス』では限定レギュレーション戦内で特殊スキル「じいちゃんのカード」でデュエル開始時に使用デッキに混ざるという形式で登場。
このイベントの特徴は以下の通り。
- その後この特殊スキル「じいちゃんのカード」は武藤遊戯専用のスキルとなった為か、上記のイベントは行われなくなった。
- 一方、カード単体では存在していない為か、デュエルラボのカード一覧表示に載っておらず、リミットレギュレーションにも指定されていない。
- また、武藤双六には各種関連カードと共に専用台詞が設けられているが、上記の通りカード単体として収録されていないので、使用する為には専用スキル「封印されし力」か「封印されし古の魔神」を用いる必要がある。
なお前者はライフポイントが1000減少するごとに1回ずつ使用でき、対応するカードを墓地に出現させるものであり、後者はドローフェイズ開始時に対応するカードをデッキの一番下に追加するものとなっている。
- また、同作のストーリーでは前述の羽蛾が投げ捨て、城之内が拾い損ねた当カテゴリのカードを梶木が拾ったとの台詞が見られる。
- リニューアル後のDMワールドでは、デュエルラボエリアにおいて埠頭のコンテナをタップすると、停泊している船から5枚全てばら撒かれる演出が見られる。
王国編において羽蛾が投げ捨てたシーンの再現であろう。
- 『マスターデュエル』では生涯ミッションの1つとして「対人戦で《封印されしエクゾディア》の勝利条件によってデュエルに勝利する」というものがあり、10回成功すると「封印されし者」の称号を入手できるようになっている。
また、2025年にはエイプリルフールのネタにも使われ、このカテゴリで構成されたレンタルデッキのみを使うミニイベント「レンタルコンペディション~封印されし力~」が同年4月1日~4月4日まで開催。
禁止カードもふんだんに採用されており、これは海外での禁止カード(Forbidden)とカテゴリ名(Forbidden One)を掛けたものと思われる。
デッキ構成は以下の通り(特記事項がないものは全て3積み)。- 各エクゾディアパーツ
- 《古尖兵ケルベク》
- 《古衛兵アギド》
- 《強欲な壺》
- 《天使の施し》
- 《苦渋の選択》
- 《ソウル・チャージ》
- 《第六感》
- 《召喚神エクゾディア》(1枚)
- 《現世と冥界の逆転》(1枚)
- 《撤収命令》(1枚)
- 《トランザクション・ロールバック》(1枚)
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
バンダイ版でも登場しているが、(原作・東映版の作中とは異なり)四肢はレベル1となっている。
フレイバー・テキストは四肢が「5体を復活させし者、あらゆる敵を一瞬に葬り去る。」となっている。
また他のモンスターと異なり、種族が書かれていない。
- 森永製菓から発売された「遊戯王デュエルモンスターズ ウェファーチョコ」付属シールでは光属性になっていた。
関連リンク †
―「封印されし」と名のついたモンスター
―「封印されし」を素材に指定するモンスター
―その他のリンク