《2つに1つ/Fifty Fifty?》

通常魔法
(1):モンスター1体と罠カード2枚をデッキから相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
自分は残りのカードを確認し、その内の罠カード1枚を除外する。
その後、相手は以下から1つを選び、自分はその効果を適用する。
●相手が選んだカードをお互いに確認し、モンスターだった場合、手札に加えるか特殊召喚する。
違った場合、除外する。
残りをデッキに戻す。
●相手が選ばなかったカードの内、除外しなかったカードをお互いに確認し、
モンスターだった場合、手札に加える。
違った場合、除外する。
残りをデッキに戻す。

 BLAZING DOMINIONで登場した通常魔法
 デッキモンスター1体と罠カード2枚を選んで見せ相手はその3枚の中からランダムに1枚選び、残り2枚の中から罠カード1枚を選んで除外し、その後以下の2つから相手が選んだ処理を適用する効果を持つ。

 複雑な効果処理だが端的に言えば、罠カードモンスターカードを合計3枚使い、モンスターカードが当たるかのギャンブルを行う効果である。

 具体的な手順としては、まず自分デッキから任意のモンスター1体と罠カード2枚(仮にAとBとする、AとBは同名カードでもよい)を選び、相手見せる
 その後、その3枚から相手ランダムに1枚を選んだ後、それ以外の2枚から罠カード1枚を自分が任意に選んで除外する。
 (ランダムに選ばれたのがモンスターである場合自分罠カードAとBから除外するカードを選べるが、仮に罠カードAが選ばれた場合、自分は強制的に罠カードBを除外することになる)
 「相手ランダムに選んだ1枚」と「相手ランダム選択でも、自分除外するカードとしても選ばれなかった1枚」の2枚が残ることになるので、そこから下記のギャンブルを行う。

 ギャンブルの内容は下記の2つからいずれか1つを相手が選ぶ。
 1つ目の選択肢は、相手が選んだカード確認し、それがモンスターならば成功、違ったら(罠カードだった場合)除外
 2つ目の選択肢は、相手が選ばなかったカードのうち、最後まで残ったカードの方を確認し、それがモンスターならば成功、違ったら(罠カードだった場合)除外
 つまり、前半の効果処理でモンスターを選んで(確率1/3)いれば1つ目の選択肢を、罠カードを選んで(確率2/3)いれば2つ目の選択肢を選択した場合にモンスターサーチリクルートが行われる形となる。

 なお、1つ目の選択肢は成功すればサーチリクルートを選べるが、2つ目の選択肢は当たってもサーチしか選べない。
 つまり、モンスターを「当たり」とする場合、自分が得る報酬は2つ目の方がやや小さいが、代わりに成功確率も異なるので、相手はそれを天秤にかける形となる。

 ギャンブルカードの宿命だが、運に左右される時点で安定性に欠けることは否めない。
 また、特殊召喚も可能な1つ目の選択肢の選択権は相手にあるため、特殊召喚手段がない大型モンスターなどをリクルートする手段としては採用しづらい。
 実のところ、最も安定した運用は手順の途中で自分デッキから選んだ罠カードを最低でも1枚除外できる点にある。
 相手ランダム選択で選ばれた1枚は除外できない可能性があるものの、最初に同名罠カード2枚を選べば、少なくともその片方は必ず除外できる。
 メタファイズ相剣カテゴリ内の罠カード除外時に発動可能な効果を持ち、ギャンブルはオマケとして、そちらの用途で採用を検討できる。
 その他、《異次元ポスト》とも非常にシナジーが強く、あちらをすぐに置くことができる他、除外した罠カードデッキに戻すことができるため、2枚目以降のこのカードが腐りにくくなる。

  • モチーフは「モンティ・ホール問題」だろう。
    「モンティ・ホール問題」とは3つの扉(アタリ1つ、ハズレ2つ)から1つを選んだ後、司会者が残りのハズレの扉を1つ開け、「選び直しますか?」と問われた際に選び直した方が当たる確率が2倍になるという確率論の問題。
    「司会者は必ずハズレの扉を開ける」という情報が加わることで、最初に選んだドアの確率(1/3)は変わらず、残りのドアに集約された確率(2/3)を選ぶ方が有利になる。
  • アメリカのテレビ番組『Let's Make a Deal』の中で行われたゲームがモデルとなっており、題名にもなっている「モンティ・ホール」はこの番組の初代司会者の名である。
  • この問題自体は1975年に提唱されたものだが、その時はさほど話題になることはなかった。
    この問題が有名となったのは、1990年にニュース雑誌『Parade』のコラムにて紹介されたのがきっかけとされる。
    その答えが直感に反しているものだったため、読者の問い合わせが殺到しただけでなく、世界中の数学者もそのコラムの解説について論戦を繰り広げたことで大きな話題となった。
  • このゲームは、当然ながら挑戦者はアタリの扉(番組では選ぶと賞品が貰える)を選ぼうとすることが前提となっている。
    対してこのカードは、元ネタでの挑戦者にあたる相手がアタリにあたるモンスターを選んでしまうと敵である自分モンスターサーチ特殊召喚されるので、むしろ相手は避けて選択しなければならない。
    自分罠カード除外を主眼として発動した場合はこの限りではないが、この点で元ネタとは異なるので注意。
  • 余談だが、このカードの情報公開日は1/3(1月3日)であり、確率1/3に因んだものと思われる。

関連カード

イラスト関連

収録パック等


Tag: 《2つに1つ》 魔法 通常魔法

広告